オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

六本木仕様のエステザルグ?  コート・デュ・ローヌ・テル・ド・ミストラル・ブラン カーヴ・デステザルグ(エステザルグ)

うぇるかむ!
先日六本木ワインショップソムリエさんで呑んだことを書きましたが、早速その中からまずは白をと。

20170604070520629.jpg

コート・デュ・ローヌ・テル・ド・ミストラル・ブラン カーヴ・デステザルグ(エステザルグ)2014
ラベルがちょいボロになってるけど、まあレストランだしネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものは非常にシンプルかつ、まぁ安めよりかなって感じ。
実際安いのだけどサ。
201706040705473e7.jpg
裏は実は日本用になってなりします。

造り手のことを何故かワインショップソムリエさんだけ「デステザルグ」とかいうガンダムWとかに出てきそうな名前にしてるんですけど、よーするにエステザルグです。
組合ワインの中のひとつって事ですナ。どんだけラインナップあるんだエステザルグ。犬も歩けばエステザルグ。
10ある組合構成員の中のダレ仕込みかとかの細かいところまではちょっと不明。このブランは品種構成はグルナッシュブラン70%、クレレット10%、ブールブーラン10%、ヴィオニエ10%とのこと。
六本木では多分いちばん飲まれているエステザルグになるんだろうこのワイン、相変わらずなのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(果実要素が好みなら+♥)
さすがはエステザルグ感あり
ほどほどに濃くほどほどに果実感が良いスタイルで、ローヌ白らしい所があると言えるでしょう。
個人的にはなんだか惜しいところでとどまっている感じもしなくはないッス。
201706040706020a5.jpg

色は結構黄色身が強い。年号からすればちょっと驚くカラー。
香りに割と青リンゴなどのタッチが大きく、少しの桃感や香草がある。どこか全体にそうした青さがあるのが個人的に惜しいと思っている部分でして、個人的な好みを言うとひっかかるのです。その耳アクセサリー邪魔!カチューシャ邪魔!みたいなキャラみた時の気分に似てる。
味わいもまずそうした部分が出つつ、糖蜜感がしっかりと。
なんだかソアヴェっぽいどことなく若々しい部分がありそこを複雑と見るかアンバランスと見るか。
果実は青リンゴや桃の缶詰風でかなりしっかりと出ており、バニラ要素などはあまりなく、そのままストレートにフィニッシュしていきます。
パワーがありつつ、しかしあんまり呑み疲れはしないタッチになっているのは良いポイント。
色々混ぜてるのもあってか芯がくっきりしておらず、とらえどころがあんまりない感じもします。
果実要素に好みが出るので、その部分をどう見るかというのはあるでしょうかネ。
要素の強さ的に赤ワインとの飲み合わせでは赤のバランスが狂っちゃう事もありそうなので注意。
ボディはあるけど、なんだか素っ気なさもあるクール巨乳?ちょっと放置プレイかましてくるような。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(味の好み次第では+♥)
グラスでは600円ぐらいだった気がしたんですが、ショップ価格は1600円です。
値段としてはまぁまぁな仕上がりなのが流石エステザルグ。
六本木でもその点は変わらず。
プレゼントにはちょっと地味すぎるラベルもあって、普段使い用です。ケースで買って送ってもらってるんでしょヒルズ族ぅ?

というわけで、テル・ド・ミストラル・ブランでした。
ガンダムに出てきそうな蔵名になってる意外はエステザルグでしたネ。本当にナチュール寄りだけどそうはなりすぎてないギリギリの所を攻めてる感はいいかんじ。
恐るべき協同組合として今後も君臨しててくれると色んな人が楽だろうと思うでス。

サイトの作りが一世紀古い感じは、ちょっとナ・・・・・・


この辺りのキャラに素通りされる感じ。あともうワンクッション欲しいんヨ。



このエントリーをはてなブックマークに追加

| フランス | 10:49 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

死者が蘇るボルドー?自然派ボルドーの老舗の作りや如何に? シャトー・ルネッサンス・ジェラール・デスクランブ2015

うぇるかむ!
朝の予告通り、珍妙なラベルのアイテムで更新でありまス。

20170526212357cc3.jpg
シャトー・ルネッサンス・ジェラール・デスクランブ2015
これ、ボルドーワインなんでス・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
自然派の人はどこ行っても大体クレイジーめなラベルなのであった
いやさ、これ、ボルドーですからネ。フルカ・ボリーですら衝撃的とか書かれちゃうのにコレはちょっと・・・・・・やりますねぇ!
昔話にあるような「死者がよみがえる旨さ」っていうのを知り合いの漫画家に書いてもらったのがコレ。
2017052621241377c.jpg
裏は普通めに見えて、ボルドーという文字に似合わないエコセールやビオ認証。
ということで、ボルドーで1954年からビオロジックをしていたというのがこのワイナリ。
サン・テミリオンの微妙に衛生地区になれてないような辺りにあるらしいんですが、二代目のジェラール・デスクランブ氏は元々は化学肥料の研究者だったというから驚き。
彼の父がビオ認証者で、自分の仕事に疑問を持ちまくって、結局ビオをボルドーでやり続けるという事にしたそうで。
また、この2015ヴィンテージからはジェラール氏の息子が全権を得ているとのこと。
ビオやってた歴で言えば、ポンテ・カネよりもずっと前だと言えるワイナリなんですけど、それって実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
あー、薄旨系になるのね・・・・・・
何となく納得の結論。いろいろなものが削ぎ落とされたボルドーでして、結果的には「割りと薄めの味わい」になっていると。
20170526212432c9f.jpg
よっこいしょ

色は明るめのカラーとなっていて、クリムゾンレッドではありますがそんなには透けないかな。
香りからして結構薄め。赤果実とかの方が紫の果実よりも出ている辺りにどことない自然派感覚が出ています。
味わいはより土臭さとかビオっぽさが付加されてまして、全体に薄造りとは思いますが、シンプルに赤果実やナチュールっぽい要素は見え隠れしているのではないかと。
自然派の他の色々の中でも、果実感覚は薄く、土っぽさとかは強いモノとなっていて、ある意味では潔い味わい。また、ある意味では薄い割に雑味が多いと言えましょう。
そして、果実感覚そのものは品種(メルロ主体)が効いているのか、丸めの口当たりを感じさせることもあります。
または、安めのボルドーワインっぽいなーとも思わなくもない。その中では統一感があり、どこかヒネた感じはない部分はいいかんじ。安いボルドーって私でも「なんかツライ・・・」って呑む気が失せることがしばしばあるので、そうはこれはならない奇妙なフックのなさが良いのです。
ラベルの通り死者が出てくる・・・には程遠くて誇張感が激しいんですけど、スルッと呑めるボルドーとしてその辺りのクソザコナメクジよりはずっと素直でいいでしょう。
どことなく真面目さは感じさせる味。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(自然派好きなら+♥)
2000円前後ではありますが、好みという意味では差が出るかもしれませんネ。
面白ラベルデザインなので、その点を買うかどうかかもしれません。
ボルドー自然派、というのを学術的に知りたい方にもいいかな。どっちかというと、そうした玄人好みのアイテムかな。
プレゼントには・・・ジョークがわかる人で。

というわけで、シャトー・ルネッサンス2015でした。
悪くはないのですが、特筆して凄い!とかポンテ・カネのような味って感じではありません。
そして、ボルドーという土地の本来の感覚ってこんな感じなんだなぁと測るにはいいアイテムでもあるのかな。

置いてるところは多くはありません。


そういえばそんなネタがあったなぁこのキャラ・・・

| フランス | 23:54 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

神の雫安旨ワインの「熟成」ってどうなの? ル・オーメドック・ド・ジスクール1994

うぇるかむ!
突然ですが、ボルドーです。そしてタイトルの通りでありますが、奴です。
20170519231845df6.jpg
ル・オー・メドック・ド・ジスクール1994
お、出ましたって感じかしら?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥?(評論を考えなければもうちょっとあるかも)
この項目で1って、数日前の更新のボーモンみたいな「ラベルの出来栄えがどうしようもない」レベルでもあんまり出さないんですが、今回わざとつけてみました。
というのも、1994年つまり90年台前半と80年台のパーカーたんのジスクールに対する評価って「ゴミカスすぎてやべぇ」でありまして、しかも「1999~2001までがこのワイナリにとっても最上の3部作・・・・・・まぁ、騒ぐほどでもないですけど。4級レベルなんですけど」とスナネコ姉貴かな?と思うぐらいに興味がなさ気。
20170519231851efd.jpg
裏もまぁ普通?

ジスクールに関しては当ブログ、このル・オーメドックだけ取り上げており、最初期に1回とそれを大分後になって試した感じ。何故か2010にばっかり当たってるという。
今回の1994は何故か唐突にENOTECAが大量輸入したもので、何故突然に1994なのか良くわからなかったりします。
正直勘繰ってしまいたくなる所ですが・・・・・・そもそも世間が「エノテカが突然1994のジスクールサードを入れたゾー!」と言ってもなんのこっちゃなので無視します。
そもそものジスクール自体が「神の雫でル・オーメドックという最下層のワインが取り上げられたことで日本と漫画影響を受けたらしい韓国ぐらいでしか価値のないワイナリ」
・・・・・・といいつつ、世間的な評価がカス以下の頃のワイナリのしかもサードって実際呑めるの!?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
古酒として結構呑める!?
いやさ、全然このワイナリには期待できないだろうなと思いつつってのもあるかもなんですけど、ちゃんと古酒の感じがしてまして・・・・・・古酒をガンガン飲んでいる人だと雑魚かもしれないのですが、そんなに飲んだナイ人には十分ありの部類な気がします。
20170519231857407.jpg
色は褐色が結構入っていてかなり枯れ感あり。
香りに既に熟成の干したような空気感で、しっとりとした感覚。
それほど香り立つ感じでなく、地味で沈むような感覚のはこのワイナリらしい要素なのかな。
味わいは梅たっちとキノコ感が別々にありつつ小さくまとめてあります。
果実感も残っており若干の赤果実感、それとキノコなどを含んだ熟成の香味。
ただそれがちょっち果実がわざとらしいかも?
なんかちょっと果実の残り方がチープ寄りでわざとらしかった気がしますが、それはまぁ温度とかもあるのかもしれませんしなんとも・・・・・・
アフターの長さはあんまり長くありませんが、ジスクールの「マルゴー周辺のハズなのに妙に沈む暗い要素の多さ」というのは緩和されてまして、最近のジスクールとは一味違ってます。
umami感はちゃんとあり、意外なほどしっかりしていて今がチャンス?
ただまぁ、どのみち地味さは否めないのですが、古酒ボルドー入門には選択肢に入りうるかも。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(古酒が絶対なら+♥)
ENOTECAでは4200円ちょいとなってまして、ギリギリでハイクラスにはならないぐらいの価格。まぁ、最新ヴィンテージなら3000円いかないのでそこそこ上乗せされてる?と言えなくもありませんが・・・・・・まあ、94年だしネ。エヴァンゲリオンすら放送されてないですから。
蔵元からすれば投げ売りなオールドなんですが、オールドの味はしっかりとしているので、古酒入門であればこの価格は有り。
プレゼントにすら「神の雫に絶賛されてた、しかも古いの!」といえば殆どのボルドーワインより日本国内限定で殺し文句となり得ます。
古酒を何かしら飲みたいという方向けのアイテムかしら。本当の最上位を飲みたい!みたいな人は他のがいいんですけど、古酒を飲みたい!であれば充分に機能してます。

という訳で、ルオーメドックドジスクール1994でした。
古酒として枯れ過ぎてないことに若干の「?」はあります。農薬効果であるかどうかと言われたら、しょーじきな所そういう側面があったのかもしれないと推察もしまス。
ただまぁ、1994年のワインで5000円アンダーでしかも知名度がそこそこあるっていう条件はなかなか揃わないでしょう。
もしも古酒経験0であったら、参考になりワインかもしれませんネ。

ほんと、なんで唐突に1994?


読んだことも何もないんスけど、名前だけはぴったりな感じ・・・・・・
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

地味な未亡人【電子書籍】[ 館淳一 ]
価格:616円 (2017/5/20時点)


| フランス | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ヌフトップ級のデイリーを飲み比べ!その意外な程の違い。 ドメーヌ・デュ・ペゴーよりキュヴェ・マクルーラ2013とセレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012

うぇるかむ!
突然ですが、ローヌでございます。ええ、こんな比較をお家でしましてネ。
20170428241660c.jpg
ドメーヌ・デュ・ペゴーよりキュヴェ・マクルーラ2013とセレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012
あ、画像は思いっきり写真とってるとこ映ったんで諏訪子様に歪めていただきますた。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ペゴーファンなら+♥?)
ドメーヌ・ペゴー、当ブログでは懐かしアイテム気味になってますし、低価格版は初かな。
かなり初期にレゼルヴ版と神の雫にも出たダ・カポ版をやりましたっけなっつかしい。
なので、ペゴーに関して自体は割愛いたします。
今回はそんな超お高いトップ級も作っているペゴーの低価格シリーズ、ローヌ的には主戦力であり非常に大事なラインですが実はペゴーは結構な数低価格版をやっていまして。
(なので正確には今回の2点はシャトー・ペゴー名義でのリリース)

・キュベ・マクルーラ
20170428224404767.jpg
ペゴーの低価格ラインナップの中で「ヴィンテージを名乗れコート・デュ・ローヌ名称が使える一番下のアイテム」がこのキュベ・マクルーラ。
オーセージ・オレンジという果物=マクルーラがヌフの公園などでは植わってて、その名前が使われてます。
日本風に言うと「キュベ・近所のおっちゃん家に生えてる謎のみかん」です。何ともわかりやすく低価格らしい気軽な名前なのでス。
品種構成は年によって違うと思いますがグルナッシュ60%・シラー25%・ムールヴェードル10%・サンソー5% という表記がそこそこ見られ、グルナッシュ主体に南仏系が入っている構成。

・セレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012
20170428224339c33.jpg
マクルーラが「ローヌを名乗れる最安値」なのに対して「ローヌすら名乗れぬヴァン・ド・ターブル」がこのプラン・ベゴー系。
(因みに私は今回ほぼ同じ値段で買ってますし、あんまりターブル格下げだからといって安いかっていうとそーでもない。ギガルとかシャプティエとかのが安いの作ってるぐらい)
な☆の☆で☆す☆が
今回のプラン・ペゴーは「ヴィンテージもの」です。ちょっと説明がいるかしらん。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

プランペゴーNVパーカー5ツ星のローヌ生産者!ドメーヌペゴー
価格:2592円(税込、送料別) (2017/4/28時点)



これが通常のプラン・ペゴーでして。このシリーズは本来
「ペゴー自社畑からかき集め、ヴィンテージ違いをブレンドしたアイテム」
となっており、↑の方に車のメーターみたいなので何年のワインをブレンドしたかがわかるという形になっています。
つまり「ヴィンテージが違うから、ターブルです」という訳。
しかし、今回のセレクション版はロットとして無理くり記載しての通り単一ヴィンテージ・・・つまり2012年ヴィンテージです。
じゃあ、なんでローヌを名乗れないの?というとこのセレクション版は「違う地域の畑が混じっているから、ターブルです」という訳。
エルミタゼと同じですネ、言ってみれば「コシヒカリだけど新潟と長野のが混じっているヨ!だから新潟産コシヒカリどころか等級米としても名乗れません!」的。
このセレクション版はラングドックのコスティエール・ドゥ・ニーム地区の畑のものが半数以上を占めるという形。
品種構成はグルナッシュ60%、シラー20%までは似てるんですが、カベルネ・カリニャン・メルローで残り20%をテキトーブレンド。
ラングドックって意外とカベルネやメルロー作ってるんですが、多分ペゴーのところでもサクッと植わってるんじゃないかと。
一応この2012年が最後ってことになっています。

成り立ちと品種構成が違うことによる差は出るのか?

香り・味わい(最大10PT)
どっちも:♥♥♥♥♥♥(ローヌ系好きなら+♥。おこのみで)
面白いぐらい両方で個性があり、好みがわかれるでしょう
驚くほど違って「おいおい、これ全然別ワインな上にあくまでも同じぐらいの値段だな!?」とびっくりしました。
この時、優劣つけられない感じ。何故なら、グルナッシュ主体ながら全然方向性が違うから。
(個人の好みだけ言えば、セレクション版のがいいかな)

・マクルーラ
20170428224352a32.jpg
少し赤紫がかったラベルデザインカラーになっています。
色はかなり強い紫。どっちかというとシラー寄り?みたいな色をしています。
香りに紫系果実と赤果実が半々、それもかなり重たい内容。
スパイス要素なども少し重ためで、引いてあるブラックペッパーかな?ぐらいの。
味わいも重厚で、「ジゴンダスです」とかソムリエに言われたら思わず「わかるーwww」とか言っちゃいそうな感じ。
紫果実が主体で、大分ムールヴェドルが強く出ている印象。多少オイリーだし、果実部分はとかく重たいのです。
その重たさのまま最後まで重厚さたっぷりに締めてくる内容で、タニックさもあるしどっしりしっかりとした味わい。
ちょっと滋養感もあって、ただただ固いだけでないところは流石。
ガッツリ系のスタイルで、アメリカーンな評論家好みなタイプと言えるでしょうか?
パワーもバランスもしっかりとしたテーブル・ローヌ。


落ち着きすぎなお姉さんって具合。

・キュベ・ローレンス版プランペゴー
2017042822432484c.jpg
こっちはオレンジっぽい雰囲気のカラーリング。
あ、これじみーに「中身のタッチ」に合わせたカラーリングなのかしら?

色は上述のマクルーラと比べると明らかに赤さが多く入っています。
香りからも全く違う造り手かな?と思わせるほどで赤果実とオレンジの香りが主体。こっちのがよっぽどマクルーラなんじゃ?という具合。
ちょっとイソジン寄りな甘味なども含んでいる辺りが値段相応なところですが、グルナッシュ主体の正しいあり方っていうかボノーとかのスタイルにずっと似ています。
味わいも同じくオレンジの雰囲気が全般に出ていて、パッと明るい。
クールな紫果実系のマクルーラに比べて、パッションな赤果実かなって。
大幅に違う空気感。オレンジのジャムに軽くシナモンスパイス、そのまま軽くフィニッシュをしていきます。
残り方などは短いものの、グルナッシュ主体のらしさにあふれた構成になっていて、サッと呑んでほのぼの出来るグルナッシュの本懐がちゃんと感じられるアイテム。


頭カラッポ気味な妹様って具合。

といった具合で、まったくキャラが違いました。びっくりした。
あまりに違うのですが、これはヴィンテージの差よりも使っている畑および品種構成のが出ているのかなーと思います。
っていうか、多分ムールヴェドルとサンソーが堅さを演出してる。またはカリニャンなどの軽さがセレクションに出てる。
いずれにしても方向性は違うとはいえ、低価格ならではの「ちょっと高級品からは足りない部分がある」のは事実であり同時に「低価格で良くまとめてある」という印象。

コストパフォーマンス(最大5PT)
両方共:♥♥♥♥
2000~2500円のアイテムとしてはかなり良く出来ています。
もっと低価格でも似たタイプはあるのは事実、ですがそれらよりもまとめ方は上手。あと、あんまり温度とか日数きにしなくていいところがあるかな。デイリーとして使いやすい部類だと思います。
上述のとおり味わいの傾向が違うので、私の様に並べて呑んでみるのはかなり楽しいと思います。
ローヌ低価格の水準としてきっちり測りになってくれることでしょう。
プレゼントにもギリギリでオレンジの樹の話を引っ掛けたり、今はないラストヴィンテージだったりをひっかければいけなくもないかと(nvのプランペゴーですら、車のメーターみたいな面白アイコンとかでプレゼント出来なくもない辺りド優秀)
痒いところに届かないワインが多い中、どちらのアイテムも使い手があるのはいいよネ。

というわけで、ドメーヌ・ペゴー(シャトー・ペゴー)より2つの低価格アイテムでした。
並べて呑んだ甲斐があったいい例でした。ここまで違うとは驚きでしたネ。
どっちみローヌにおける最重要存在の低価格、是非お試しあれ。

どっちもまだ売ってますが、一応ローレンス版は現行で最後らしいのでお早めに?




姉妹だけど全然違うキャラって二次元では多いのよナ。

| フランス | 23:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ボルドー白最高峰、魔法の銀翼・・・・・・ エール・ダルジャン2014

うぇるかむ!
ここのところ安ボルドー続きだったので、一気に高ボルドーそれも白でいこうかなと思います。

20170425212151d68.jpg
エール・ダルジャン2014
超有名ドコロですが実は当ブログ初登場!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
端的に言っちゃうと「シャトー・ムートン・ロスチャイルドがガチでムートン作ってる自社畑でやっている白ワイン」です。
ボルドーでは白も作れる訳ですが、その中でも一級シャトーがやっているという事で知名度は抜群です。
また、アーティストラベルではないんですけど、それでもカッコイイ名前「銀の翼」とシンボルや文字列の配置の良さ!ここは流石って感じがします。
20170425212203ecf.jpg
裏はわりと普通。

しかしながら、実はデビューは1991年。ついでにあんまり評価誌ではグレートとまではいわれていない所もあります。
ついでにどこも言及してはいませんが、90年初頭のムートンって1990というグレート・ヴィンテージだというのに「ただしムートンてめぇはダメだ」とやたら低い評価だったり(神の雫ですらグレート・ヴィンテージなのにクソだった一級ワインにラインナップされてしまうほど)91年は大寒波の酷いヴィンテージだったり93年のバルテュス騒動があったりと
「ムートンの歴史的に見て、かなり悪い方向にドタバタしてたころ」
なのでス。色々な言われがありますが、重なってる状況として「プライベート用には作ってた白すら売って稼がねばならなかった」のではないかと想像出来ます(真実かはわからん!)
ついた名前も故フィリピーヌ女史がバロン・フィリップから聞いたお伽話から名づけた、とされており、ある意味では物凄く願掛けしたかったんではないかと思うんですヨ。
結果的にはオー・ブリオンやマルゴーの白各位と同様に「一級の作る白」としてのブランド力を持つに至ったワイン。
因みに品種比率はSBとセミニョンで半々ぐらい。
さて、本当に魔法のように美味しいのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
朝呑みたい系の飛びたくなるスタイル!
新モノの白ワインとしてなかなか高揚感があるアイテムでした。
意外なほど新世界――自分用のメモではわかりやすくピーター・マイケルに似てるとした――チックな樽の効き方なども見られる品です。
20170425212258da5.jpg
因みに、抜栓一日後。
色はかなり強めにイエロー。新モノとしては超強いカラーの部類。
香りに朝っぽさが全快!ヨーグルトのような酸、柑橘のフレッシュジュース、隠し味程度にライム。
さわっやっかーなにちよおー♪ってな清々しさ。
味わいは香りをベースに段階を踏むタイプです。
まずヨーグルトの酸、それから柑橘果実、ほのかにすだち、と思いきやコーンフレークの層に入ってくる・・・・・・というパフェみたいな分割さがあるんですネ。
で、最後にはそれらが程よく混じって終わるという構造。軽やかに食べれるパフェ。
アフターがもうちょっと長い方が嬉しいんですが、程よくまとまった酸とミルキーさ具合でかなり飲みやすくも仕上げてあります。
いい具合に玄人好みな酸味が目立つのは、一部の「酸やミネラルがない白許さないマン」には嬉しいポイントのハズ。
もうちょい寝かせたらよりセミニョンの重厚さが出てくるんじゃないかなー、とは思いましたが現段階でも新モノ白として十二分に心がぴょんぴょんするんじゃー。
いや、どっちかというと紳士的な佇まいというかイケメン寄りかも?スタイリッシュで爽やかなポジション。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
大体9000~15000円で推移しており、同じヴィンテージでもお店でちょいちょい違ったり、またはヴィンテージの良し悪しで値段がかわります。
まぁ、1万平均の白としてはハズしてないですし、その上で知名度とかは抜群に良い(知らない相手でも説明すればかっこ良く感じてもらえるハズ)なのは良い点です。
個人的には休日の朝にコレ飲みたいなぁって感じであります。何だかんだ贅沢な雰囲気にさせてくれるので。
料理との合わせも今すぐ呑むなら教本通りの順番とか合わせ方をすると失敗するでしょう。
ゆったりと是非呑んで欲しい。

というわけで、ムートン・ロートシルトよりエールダルジャン2014でした。
なんかもうちょい呑んだことあった覚えがあるんですが、今回初掲載なんで言わせてもらうとなんだかんだムートンって良い出来かつモダンめで、酸を強く仕上げてあるなぁと。
赤もちょっと酸味に独自性があるかなぁなんて思ってるんですけど、白でも同様ですネ。ムートン流儀の白、体感出来ますヨ。

決してレアものって訳でもなくバックヴィンテージも市場では転がってるので、お好きなモノで。


あ、キッド様ぴったりやん?


このエントリーをはてなブックマークに追加

| フランス | 21:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT