オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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全ての記念日をシモネタに変える、色々クレイジーな若手自然派アイテム。 ピエール=オリヴィエ・ボノーム・ヴァンクール2014

うぇるかむ!
えー、皆さんバレンタインですネ。今年はあんまりチョコイベントにも行けずリア充爆発しろ的な気分でありますが!
で、今日は「ある意味ではバレンタインに向いた」ワインの紹介です。
うんうん、わかるよー、そういうのって2月頭にやってバレンタインに呑めるようにするのが筋って感じでしょー・・・

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ピエール=オリヴィエ・ボノーム・ヴァンクール2014
でもこれがちょっち違うんですヨ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
えー、ラベルの右側にはこんな感じの絵が描いてあります。
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うんうん、ハートマークかな?

造り手のピエール=オリヴィエ・ボノームは元々ティエリ・ピュズラという造り手のお弟子さん。ていうか元相棒。


(実はまだ経験した事ない私であった。)
ティエリの収穫にバイトの金目当てで収穫手伝いをしにきたオリヴィエ・ボノーム。
オリヴィエの働きっぷりに「お、ええやん君ぃー!」とノリ気になったティエリはネゴシアン部門の共同経営者としてスカウト!
それからオリヴィエはワインの勉強をし、ティエリ・ボノームというネゴシアンワイナリを作るのでした・・・・・・が!なんと!当の誘ったティエリが2014年に完全にボノームに明け渡して
「実家に帰らせていただきます」
みたいな感じで上のクロ・デュ・テュエ・ブッフに専念しちゃうのでした。
残されたオリヴィエ君は、そのままネゴスの長として改名もして続けていますヨと。

そんなわけで、ネゴスワインのロワール自然派の、しかも毎年品種が違うアイテムとなっています。
今回はピノノワール25%、ガメイ50%、グロロー20%、コー5%という配合。年によってゴッソリ入ってないものが出たりするシェフの気まぐれアイテムです。
それもそのハズ、恐らくこれ日本インポーターである「ヴァンクール社向けのアイテム」のようなんですネ。
だから名前もヴァンクール、ハートマークの意図もわかりますなぁ・・・・・・で!終わればいいんですが!
実はこれダブルミーニングでVincoeurの下にulと書いてある。ヴァンキュ=尻です。
201702130818363ad.jpg
ハートとケツである
うん!こりゃうっかりバレンタイン当日に知らないで使ったら悲惨だネ!カップルが知ってて使ったらなんかもう結婚してるも同然だネ!!
はいはい、じゃーワインそのものいきまーす(投げやり

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
味わいもなんだかカオス?
これ、マセラシオン・カルボニックをかけつつ微妙に違う醸造で各ブドウ作られているようなんですが、そこにはマセカボっぽい要素と地ブドウっぽい要素が混在しています。
これから書く内容が印象的だと思ったら、買ってみてもいいのかもしれない。

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因みに、今しがた私はコレを飲み干した。一人でナ・・・・・・

色はレッド、シンプルな赤さながら底にいくに連れて濁り感も見られますネ。
香りにアセロラ系の赤果実とキャンディがある反面、土臭さや硫黄っぽさがふんだんに入っているんですネ。
この対立主義的構造は味わいにも続きます。
赤果実を主体に僅かに焦がしな印象、それとマセラシオン・カルボニックっぽいキャンディのようなタッチが入る・・・・・・のに、ガブッとブルーベリーなどの黒っぽい果実感やビターな印象、むせるような土の匂いが漂ってきて地ブドウオーラをフルブーストしてきます。
おまえは瀕死の状態で突然覚醒するロボットアニメか?
そんな感じで突然動きが変わる印象のあるアイテムとなっています。
ここ数回、「ガメイとなんかのミックス」で書いてみましたが、コレがもっとも統一感がない。
それを良いとみるべきか悪いとみるべきか・・・・・・
了解!トランザム!!とか突然言われても吹くしかないよネー。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(面白さなら+♥)
2500円アンダーなので、ネタとして買うなら大有りなジャケ買いワインの典型といえるでしょう。
このなんでもシモネタにしてしまいそうなラベルと、カオティックな味わいを使いこなしてこそ若き自然派ユーザー・・・・・・的な感じに自然ラヴァーは思ってそうだよネ。
書いててなんともヒッピーなワインだと思う。なので、一度は試してみるのはいいかもしれません。
ブラインドでこれを全部当てられる人はよっぽどこのワインの(しかもこのヴィンテージを)飲み込んだ人だけなので、ただのhentaiです。
ダメな人は決定的にダメなので、試すならまずは一本でどうぞ。料理とは・・・う、うーむ、微妙に合わせづらいかなぁ。クセが強いから相当練らないと。

というわけで、ピエール=オリヴィエ・ボノームよりヴァン・クール2014でした。
ある意味では典型的な自然派のアイテムで、インポーターネームが入っているだけの事はある気がします。
これがダメだと、結構な量の自然派はダメダメぽんです。
そういう、割り切れるぐらいにそっち系。貴方はどっち系?

ヴィンテージで全く内容が違うから、そこは注意してネ。


最近もっともクレイジーだったシモネタケツアニメとかあるから、アニメも負けてないナ(負けてくれ・・・)

| フランス | 21:06 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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娘がついだローヌ名プロデューサーのデイリーアイテム、コルナスの若木による軽いシラー。 ジャン・リュック・コロンボ・レ・コラン・ド・ロール・シラー2014

うぇるかむ!
昨日はガメイのついでのようにシラーが入っているワインでありましたが、今回はシラーでの更新を久々に。

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ジャン・リュック・コロンボ・レ・コラン・ド・ロール・シラー2014
つい最近古酒の方をやった作り手ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ジャケ的に+♥)
ジャケのフォントフォントした部分と絵のタッチがサラッと決まっててそこそこ格好良く反するモノがミックスされた感じになってると思います。
同じようなタッチで幾つかのアイテムがこのワイナリにはありますが、これが一番キまりがいいと思う。

20170209105151628.jpg
裏はガッツリ書いてある系。

作り手であるジャン・リュック・コロンボに関しては以前の記事でひとまず割愛。
もう娘のロールさんが醸造をやっている状態ですネ。
コルナスの若い木から作ってるデイリー版との事。
女性醸造家となり、ある意味リスタートしている所があるこのワイナリ、若木とはいえコルナスは本拠地なのですが実力や・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
案外とクラシックで、軽快すぎるステップ
なんというか、古臭い印象の重たさと軽さが同時にあって、どっちつかずになっている印象かなーと。
要素は重たいのにアフターが軽い不思議なタッチ。
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色は紫が強めでギリギリ透けない程度。粘性は高くないのです。
香りに紫系の果実要素が多めに入っており、開けたては全体に沈んだ印象。
なんというか固いなぁという感じ。
そのためか、抜栓した次の日の方が印象が良かったのでそちらでここからは書きます。
こなれてくると、スパイス感なども出てきて、ちょっとメルロ的な口当たりを見せる事も。
紫果実のソースにスパイス、という典型的な重たいシラーの印象が途中までしっかりある・・・にも関わらずアフターは常に短め。
絵の女性が如く軽快なステップで去っていきます。ダンサンブル・・・・・・
意外と安定はせず、三日目以降はなんだか中抜けしちゃうので呑むタイミングも難し目。
シラーのらしさを詰め込もうとしすぎてる、悩ましさがあるワインですネ。
コロンボ見るつもりが古畑の3期だった感じ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
まぁ、2000円のシラーかなーという具合です。この価格帯だと他に敵が多いですし・・・ただ、グルナッシュ主体であることが多いローヌのこのぐらいの価格の中では、シラー全振りなのは案外と珍し目かナ?
ローヌのらしさを測る、という意味では教科書的でもありまして、お勉強向けかもしれません。
軽快さを重視するなら、料理と合わせやすそう?うーん、ちょっと呑み頃が測りづらい気もしますが・・・・・・

というわけで、ジャンリュックコロンボよりレコランドロール2014でした。
なんかどっか作りて側(ロールさん)が、迷走してるというか手探りしてる感じもしたアイテム。
こういうのもあるからワインは面白い・・・とはいえ、何となく2010年台においてこのワイナリが影が薄いのはわからんでもない気がしました。

ダンス!


古畑も最後軽かったんだよネ

| フランス | 11:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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デスメタル!?元ibmの社員!?あからさまにホラーすぎる奇っ怪なガメイ+シラー+カリニャン!! ドメーヌ・ラ・ボエム・キュヴェ・ブリュタル!!!2014

うぇるかむ!
えー、最近のシンクさんは自然派に転向したの?と思われかねない最近の更新でありますが、一理あるけどそうではありません(断言)
一理あるというのは、最近おうち用に買ってる赤ワインが自然派系が4000円アンダーで楽しい(健康とか関係なく)というのと南アフリカワインで「すぐに買えるモノ」が案外と少ないからだったりします。本数持ってるとこは持ってるけど、頒布されている店が少ないのよネー。
さておき、自然派狂信者って私ごときのニワカでなくもっとクレイジーで・・・・・・しかも、造り手がクレイジーなんですよネ。

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ドメーヌ・ラ・ボエム・キュヴェ・ブリュタル!!!2014
どーよコレ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ラベルコンセプト的には+♥♥)
サイッコーにクレイジー
so2を殺す気しかネェぜ!!!!!!!!!!!!
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ロックというよりヘビメタとかデスメタだゼ!

造り手であるパトリック・ブージュという方は元々は大企業IBMのプログラマー。
元々ワイン好きだったようなのですが、ピエール・ボージェという自然派の重鎮と知り合いになり、自家製ワインを作ったりして楽しんでおりました・・・・・・
が!
2003年に独立することにし、
「午前中だけ働く平社員でいいから、ブドウ畑やるッス!」
と、IBMに突如申請しワイナリを正式に開始します。2009年には退社している模様。
オーベルニュ方面の新進気鋭自然派として、日本での自然派ブームの中でも地位を築き上げたワイナリとなっています。

今回のアイテムは毎年異なるアッサンブラージュが施されたいわゆる「ラベルが同じだけど中身はコンセプトが全然違う」というアイテム。ロックな仕上がりを目指してるんだとか。
で、この2014年はガメイが虫害にあってあんまりとれなかったようで、自社ガメイにエミール・レディアというラングドックの知り合いから買ったシラーとカリニャンを混ぜるというキチ仕様です。


ここの人からの買いブドウらしい。
で、買ったブドウは普通に醸造し、ガメイ側はマセカボ。当然so2無添加。ラベルでぶった斬ってるぐらいだしネ。

さて、そんな奇天烈なアイテムなのですがその実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
ロックな仕上がり?
なかなか手ごわい出来栄えです。まさにロケンロールのロックというより岩みたいな硬さのロックかも・・・
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色は紫が強くで後半は結構濁ります。
香りがまず結構硬くてですネ、時間が経つと赤果実要素と紫果実要素の2つがはいり、また紫の花っぽさもある・・・・・・んだけど開けたてはサイコーに香りが立たず。
味わいもシラー側の影響が強いのかラングドック的な渋い立ち上がり方をします。
で、そこから中間に関しては赤果実がほんのりでて果実感があり青さも多めにフィニッシュをスパッと迎えます。
構造そのものは面白くて、自然派的なラングドックともまた一風違った塩っけなども僅かにはみられるのです。
ただ、全要素が総じて固い。っていうかロックというかホラー。
気むずかしい子だなぁと思ってたら飲み終えてしまいまして、もしかすると早すぎたかなぁ?ぐらいの感じがします
(so2無添加なことから即のみかと思われがちですが、これ系は大体の場合初日より2日目以降の方が良くなります。問題は「どこまで持つか」ってとこかな)
明るいノリのホラー映画のつもりが案外怖かったパターン。小梅ちゃん?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(面白さなら+♥)
3000円中間のアイテムとしては面白い部類ではあります。このぐらいの値段なら怖いもの見たさに買っちゃうのもありなんじゃないかと。
問題は自然派ガチ勢が大体買ってっちゃうしそもそも造り手側のお遊びアイテムでもあるので数が無い事ですナ。
見かけたら買ってみてね、見かけたら・・・ね・・・・・・

というわけで、ドメーヌ・ラボエムよりキュヴェ・ブリュタル!!!2014でした。
非常に面白いアイテムであるのは確かなのですが、あくまでもオマケ的立ち位置といいますか・・・・・・
しかし、こういうヘンテコブレンドとかをガシガシやって何か革命を起こさないとワインも面白みがないのは事実。
どしどしやって欲しいところであります。

なお、ヴィンテージ毎にガラッと品種が違うので注意(この前年まではピノ主体だったりする)


小梅ちゃんみたいな細っこさ

| フランス | 05:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Pちゃん!フランとガメイのマセカボなの!?自然派新人の奇天烈なスタイル。 ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013

うぇるかむ!
ガメイ特集用・・・というにはちょっと奇天烈なアイテムを最近飲みまして(っていうか、ガメイを試す為に最近は家で自然派ばっかり呑んでる感じ)今日はそんな感じのアイテム。

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Pちゃん!?
*アイドルマスターシリーズの二次創作では頭がアルファベットのPの形に描かれるPヘッドという伝統があるんだヨ。

じゃなかった。

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ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013
ロワールの新世代な感じです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的にラベルで+♥)
ラベル超ポップでいいと思います。如何にも自然派または新しい造り手の系譜だと思うし、かわいい。
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裏は日本用なのかとてもシンプルです。

造り手はまんまローラン・ルブレさん。
彼は元々30年近く木材の卸や輸出業を経営する社長さんだったのですが、脱サラ・・・というか脱社長?する形でワイン造りに2010年から転向します。
まさに余生を農家やって過ごしたかったんでしょうネ。
サヴィニー・アン・ヴェロン村という一瞬ブルゴーニュと間違えそうな名前のロワールの中途半端な位置に蔵を構え、自然派の友人達から勉強しながらSO2無添加かつセミ・マセラシオン・カルボニックによる醸造をしています。
メインアイテムはカベルネフランでビオロジック・・・をしているんですが、ビオ認証もないので彼が畑を手に入れる前(つまり前に畑を使っていた人)の状態がどうであったのかは不明ではあります。
また、この方なんと「カベルネ系のピーマンっぽさ嫌いなんだよ!オラッ!!ピーマンこのやろうなくなれコラッ!!!オラッ!!!!」という理由からセミマセカボに至っているそうで。
だったらフランの畑なんぞ買わなきゃええのに
そんな造り手の、それも何故かガメイが10%ほど入った奇天烈な品になっています。
色々と「どうしてそうなった」な感じのアイテムでありますが、その実力は・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(自然派っぽさ好きなら+♥)
しっかりとした自然派味だねPちゃん!
ロワールのフランって元々どっかしら薄いスタイル(そして青さが強い)というものが多いように思っているのですが、それはつまり「ガメイともちょっと似てる」所があるんですよ。
それを体現しているようなワインで、ガメイを合わせた結果なのか自然派の流儀を少し強めに教えてくれます。
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色は赤が強めですが少し濁ってもいるカラーリング。
特に写真は最後の方なので濁り強め。
開けたては還元感多めなのでちょっと放置した方がいいかな。とはいえ、比較的少なめだと思います。
香りはトマト系なのですが、その他赤果実の要素もそこそこ強く出ています。
残念ながら青臭さあり。それはフランっぽい青さとはまたちょっと別なんですネ。
味わいもシンプルに野菜と果実のミックスがなされています。
薄旨系と言われるジャンルって野菜っぽさが圧倒的すぎて個人的に良い点がつかないのですが、これはその要素も持ちつつしっかりとした果実味に支えられているので助かってる感じ。
レモンやライム系の酸味をまといつつのサラッとしたフィニッシュは、ドリンカピリティなアイテムの定番ですネ。
カジュアルさがある、コメディタッチな自然派アイテムとしてまぁまぁな出来栄え。ギャグ新人賞的な?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円ぐらいしちゃうアイテムでありまして、特段コスパが良い!最高!!とはならないかなーと。
クセになる人はなってそうなアイテムで、ネット上ではまだ売っているところをみかけます(楽天では一店も取り扱いなし!)
基本的にはジャケ買い系アイテムだと思います。それで気に入ったらって感じかな。
10%のガメイがあからさまに意地悪できるので、ブラインドで出したら世界トップソムリエクラスでもガメイまでは当たらないでしょう。
そういう驚き系一発ギャグな部分もあるかな。

というわけで、ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013でした。
このアイテムで発見だったというかよくよく理解出来たのは「薄く作ったカベルネ系はガメイより薄い。ガメイのがエキス感出てるぐらい」という事。
世間では「カベルネは濃いブドウ」と言われていますが、それは生産者の作り方がそういうパターンが多い・・・いや、多いのかな?ボルドー金賞1000円みたいなのってめっちゃ薄いよなぁ・・・からなのかなーとか。
ロワール自然派にはそこそこの発見があり、味というより面白さで買ってます。

楽天で売ってないので似たような生産者?のでお茶を濁すのであった


自然派Pちゃんが好きそうなやつ

| フランス | 16:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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華やかなラベルと、玄人好みのチャイナ風ラングドック! ペイル・ローズ・シラー・レオン1992

うぇるかむ!
本日は古酒、それも地域としては相当に値の張る著名なあのワイナリでございます。

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ドメーヌ・ペイル・ローズ・クロ・シラー・レオン(クロ・シラー・レオーヌ)1992
ラングドックの至宝ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルがとにかく可愛い・・・っていうかベルエポックっぽいのが特徴です。一見したらかなり似て感じると思います。
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ベル・エポックの関連銘柄だよって言われたら騙されそう。

造り手はマルレーヌ・ソリアという銀髪のマダム。
元アーティスト(建築家?)にして、フランス語しか喋れない、畑の場所はとにかくわかりづらい、熟成用のタンクは何故か全部ピンク色にしてあるというどっちかというとヤばめな感じの人です。
1988年にファーストヴィンテージなのですが、ジャルダン・デ・サンスという地元の星付きレストランで出す分程度しか作っていなかった時代が長かったようで。
1994年ヴィンテージをパーカーたんが呑んで感激し、高い評価を出して以来、農協ワインが中心であるラングドックそのものの価値が大幅にあがったと言われるほど、カルトな人気をもっています。
特徴的なのはそのリリースまでの長さと、収穫以外は全部一人で3万本分こなしきっているという点。
最新でも2006年(2017年2月現在)となっており、本人曰く「熟成って大事ヤン?」とのこと。く、クレイジー・・・・・・
今回のクロ・レオンはシラー 90%とムールヴェドル10%という事になっている、フラッグシップのうちの一つ(クロ・デ・シストというのと双璧ってどこでも書いてありますネ)。
しかも92年というバックヴィンテージなわけですが、その実力とは・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ぶわっとくるチャイナ風味が最高!
香りの太刀筋が古酒なのに圧倒的に妖艶でセクシーだったりします。ブワッ!とくるこの迫力は体験しないと難しいけど、そもそも呑むのが難しい・・・・・・
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それにしても綺麗なデザイン。

色は強いクリムゾンレッドで、流石に熟してるタッチもありますが、むしろまだまだ古酒というには足らぬ強いカラーですら。
香りに赤い花の香りがまずブワッ!とくるのが特徴的。
バラ感とタニックな印象の茶葉のタッチがしっかりと出ています。
または、鉛筆っぽい香りといいましょうか、そういった要素も多くて92年にしてかなりタフな事がわかります。
味わいも鉄分が豊富で、ウーロン茶的な風味すら感じます。
紫よりも赤果実がベースに、烏龍茶の高級品、それから八角などを合わせた五香粉、さとうきびなどが出ています。
紹興酒っぽい部分もありまして、中国四千年の歴史云々かんぬんみたいな雰囲気がどことなくあるんですよネ。
多少固い印象、タニックさが強い部分はあるんですけど、それ以上に圧巻のチャイナ風味が出ているんですネ。
それもクリス・リングランド兄貴ともちょっと違う。もっとフローラルなんだけどお固いのです。
それもジェット・リーでもジャッキー・チェンでもなく、ブルース・リーなんですよ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものでもないが、買えたら♥♥♥♥♥
独自性が存分にでている良質さが常に味わえたらいいのになぁ
しかし、そういうわけにもいかないのでして。
市場価格は最新モノであれば(2000年台であれば)1万ちょいで買えます。
それがラングドックにしては高いとみるべきか、それともこの造り手であれば買いだと思うか・・・・・・まさにカルト領域のアイテムです。
その上で、更に熟成してもその堅牢さが崩れないところをみるに、すごいワインだなーと思っちゃうわけです。
プレゼントにもラベルの柄からして雰囲気ありますしネ。
個人的に、ラングドック最高峰として一度は体験いただきたいワイナリだったりします。

というわけで、ペイルローズのクロ・デ・レオン1992でした。
実は、先月のベストクオリティワインに選ぶ予定のワインだったんですが・・・・・・機会を逃して更新しそこねててここに至るのでした(久々な満点評価ですしネ)
ペイルローズの出来、というのは好みがわかれる部分もありますしラングドックということを考えると嫌煙されかねない価格なのも事実・・・なんですけど、経験した範囲で私好みなアイテムしかなかったので、是非お試しあれ。

ネット上では意外とまだまだ(ヴィンテージを限定しなければ)買えたりします


ジークンドーって意外と渋いんですよネ

| フランス | 22:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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