オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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テレ東で筋肉配信してて更新出来ません!

うぇるかむ!
休日なので昼更新しようかと思ってたらテレ東でコマンドーがやってたので更新出来ません!!!!!!!!!

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ワォ!

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デーン!!

ということで、結局夜に更新すると思う。

コマンドー


サンフランシスコのカベルネ、ちゃんとコマンドーにあわせますた


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さらばアッシュブルック2009・・・デイリーなスクリューキャップワインのテキトー管理の結果とは? ~他、なんかポツポツと書いておく

うぇるかむ!
年度末でちょいちょい忙しく何よりソシャゲが大変なので今日は簡易更新です。
エイプリルフールもあるしなぁ(何か出来ればいいけど多分何もしない)

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ローアイン編が頭悪いシナリオ(いい意味で)すぎてブログ更新忘れてたぐらい。キャタピラさん取得頑張ります

このワイン、実に2年前の夏頃に更新してまして。
先日のアルヘイトと同様にめちゃくちゃ贔屓していたワインです。
で、あんまり買いすぎててしばらく家で放置しちゃってた残り1本があったんですネ。
せっかくの機会にとパシュッとスクリューキャップ開けちゃいました。

デイリークラスのワインの、それもスクリューキャップ。さて結果はどうだったかというと

あんまり違いがありませんでした。
多少タニックさがあがっちゃってるな?とか、微妙にダメージ受けてる感が酸味と日持ち具合でちょっとあるような気がするんですが、ベースはほとんど変わっていないと思います。
熟成云々にはこのクラスのスクリューであると、1~2年程度じゃイメージ変わらないですネ。ズボラ管理だとしても。
改めてそれがわかる一本でした。うーむ、やっぱりなかなかいいなぁコレ(ちょっと前は点数つけすぎた気もするけど)。


・最近ワイン界隈でちょこちょこ思うワインブロガー的悩み
年度末なんですし、まぁ慣例にしたがってサクッと。
っていうか、コメントとかもらえるとそこそこ嬉しい事あれこれ。

その1:いつまで神の雫は「寿司とワイン特集」をやってるん?っていうか寿司とワインってそこまでして合わせたいの?
なんかずーっと永遠と取材協力元の提案をひたすらに同じテンポと同じ調子と「それカリフォルニアロールだよネ?」といった手のこんだ寿司とワインの提案に漫画としての面白さが何時にも増してマイナス方向に吹っ切れててなんかドエレー事になってしまっています。
そして毎回毎回思うのですが
「なんかワイン塩だか使って醤油とワサビ使わないとか云々やってて、それガストロノミーというか寿司ではないだよネ?」
なんですけど、世間需要としてはそこまでしてご飯の上に魚を乗っけたモノをワインで呑みたいのだろうか??
以前書きましたとおりサドヤさんが言ったアンサーもあるんですが・・・普通のフランスワインとかを無理くりやるのはどうしてなのだろう。

その2:素晴らしいブドウってなんだろう?
我々、よくよく「良い生産者は良いブドウを使って~」とか「良いテロワールの良いブドウ」って書くんですけど、良いブドウって何?
ちょっと良くわからなく最近私はなってきています。
南アフリカワインがとても好きなので、あの地域は「良いブドウが育ってる」んだと思います。ただ、その中でもステレンボッシュはカベルネの方がシラーより良い事は多い=カベルネ向きの土地(テロワール)なんだと私は判断しているのだけれど、カベルネの良いブドウが出来てシラーの良いブドウが出来ないというのはどうしてなのだろうか・・・?
柴犬とチワワを同じ家で育ててどっちが可愛くなるのか、みたいな突拍子もない話でいいのでしょうか??
どーにもわからなくなってくるので、私はワイン醸造家になるしかないのだろうか・・・・・・

その3:同時に必要なテクニカルデータってなんだろう?
私は「ワインの味そのものにおいて、最も大事なのは生産者」だろうと考えています。
ブドウ×生産者=ワイン
この単純な図式において、ブドウは最低限存在すれば1になりますが生産者はマイナスまでいますからネ。
ということは、生産者のデータというのは大事なのですが、それがどこまで大事なのでしょうか?
例えば「新ダルの比率」はどこまで重要なのか。ステンレス100%と樽100%とアンフォラ100%では生産者の信条からしてけっこー違うので欲しい情報かもしれません。
しかし、果たしてそこまで見て買っている人(見識を深めている人)ってどれぐらいいるのだろうか?そしてどの情報が欲しいのかというのは気になります。
私から言わせれば「マンフレッド・クランクルはバイクと写真趣味。そんなこんなでバイクでこの間ぶっこけた」とか「アントン・ホッパーは自分の娘の絵をワインラベルに貼っててついに美術系の学校に通わせるに至ったが、娘はハゲ散らかしてる親父とオンボロ車が最近嫌になって反抗期」なんて情報の方がよっぽど欲しかったりします。
なんでって?
ワインは人が作るから(これキメ台詞ぅ~!)

その4:表現主義的ワイン感覚って実際面白いの?
これ当ブログの根幹なんですが、テクニカルデータに付随して。
わかりやすく言っちゃうと「ウケるのウケないの?」ぐらいになる訳で。
神の雫が自分の功績のように「表現!表現!表現!表現!表現をお聞かせ願いますッ!」って連呼してまし、その前からワイナート田中克也氏が「真善美論」とか、葉山先生の往年アメリカ女優例えとかある理由ですが、すっごい率直なところ
「ディヴィス校のチャートと、表現はどっちが優秀なの?」
と改めて考えるとちょっと混迷するんですヨ。
ワインマニアな諸君ならディヴィスの規定の方が確実に通じる・・・の?
または「これはグラナダの夕陽だ(その前にポエットがズラズラ」とかウチの「メイドさんみたいなワイン」の方が通じるの?
なるべく両側面から感じたように書くように当ブログしてきましたが、実際どうなのだろう。そこまで考えない??

その5:醤油ラーメンとワインって良くない?
良くない?

そんな感じで悶々と最近することがあります。
数年ワインブログやってても、いっつも疑問にぶちあたりから、ワインってやっぱ面白いんですよねぇ・・・・・・
てな感じで、来年度もやっていきます!

あれ、まだ売ってるのコレ?

| アキバ系記事 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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萌えラベルのすごいヤツ!作りもキュートでゴージャス☆ 三芳菊酒造より徳島新酵母無濾過吟醸直汲み

うぇるかむ!

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ワォ!Cool Japan!!
というわけで、久々に呑みました日本酒ウィズ三芳菊酒造。
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三芳菊酒造より、徳島新酵母無濾過吟醸直汲み。
ずいぶん前に無濾過原酒を呑んだものですが、それぶり?
配色のタッチはファンシーに、青いボトル、デザインのずばり萌えラインを狙った海とヘッドフォンというキレッキレでメルヘンな世界観が実にジャパンイラストレーション。
あ、ついでにこれ500ミリで1500円と相場より少し高めだったり。
何だか萌え方向に完全にかっとんでいたので、店員さんについつい
「これ、完璧にこう、アニメラベルにシフトしちゃってますけど、売れるんですかコレ・・・?」
とお尋ね申し上げたところ

「売上伸びましたね」

とのことでした。ワォ!Cool Japan!!
一応音楽な女の子というスタンスはそのままのようで、別のタイプのお酒はギターもってます(この日は買わなかったけど、まだ売ってたら今度買おう・・・・・・)

で、以前は原酒で思いっきり不思議なパイン味がしたものですが、今回は無濾過ながら吟醸というスタイル。
以前のパインほど濃厚感などはないものの、それでも感じられるのはやはり常夏果実とお米の丸み。
ただ口に含んだ印象はやはり原酒とは違うのか結構キレがあります。
パインを主体に少しレモンなどが入っていて、アフターに結構塩味となんだか青いミントみたいな質感まで感じちゃうという。
(ボトル効果すっごく大きいと思う)
しっかりとイラストと味わいがリンクさせてあってちょっと感心。
原酒系が多い三芳菊酒造の中では格段スッキリしてて、飲みやすく、センチメンタルな感じがします。
あんまりかっとびすぎてはいない。けど、三芳菊酒造の味はもれなくあるという。うん、お酒としても面白いのでオススメ度高しな。

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相変わらずワイルドサイドを歩いてらっしゃり大安心なのでした。
こういうライスワインがあるもんだから、日本では白ワインが流行らないんだよなぁ。ついでに寿司とワインとかやってもウケないんですって

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このラベル、暗くても映えるからホントCool Japan・・・・・・

萌えシリーズは三種類あるそうな。今回の吟醸は個性弱い方で袋しぼりと更に微発泡にごりなんていう「なにそれ自然派ワインかな?」みたいなのもあるでよ。

初見で「叢雲かな?」と思った人は間違いなくアキバ系です。なお私も思ったから安心して欲しい。

| アキバ系記事 | 02:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「マリアージュ~神の雫最終章~」第一話がメチャクチャでしかもワインのハードルを上げに上げてるので解説してみた

うぇるかむ!
今週号のモーニング誌で神の雫の最終章第一話が掲載されました。



ルヴァンの時も1話だけは日記として書いてましたので、今回も書かねばならぬと思いましてネ・・・
ハッキリ言ってしまうと、
ツッコミどころが素人目にも多い

前提:神の雫という漫画は「ワイン初心者向け漫画」ではなく「キバヤシ氏のワインブログみたいなもの」である
ここが今回の私の記事の最重要かもしれません。
神の雫はまずそもそもが「ワイン初心者向けの漫画」ではなく「キバヤシ氏のワイン雑誌ないしワインブログ」に近いのです。
それは日本におけるワイナート、ワイン王国、リアルワインガイドなどの雑誌がそれそれ編集者の見解を強くしめしている・・・それはアドヴォケイトなどもしかり・・・事と同じで、あくまでもワイン初心者をターゲットにしていません。
ここでもし、「え、神の雫ってワイン初心者向けのバイブルな漫画なのでは?」
と思われた方はあまりワインを呑んでいないか、この漫画を読んではいない方だろうと思います。
最たる例は第一巻のワイン初心者向けコラムの第一回と二回が「ワインはヴィンテージで買おう」「デキャンタをすること」というスタートをきっていることからも明白です。
世界でおそらく唯一、ワイン初心者に対してヴィンテージでワインを買おうと提案したこの漫画を、果たして初心者向けワイン漫画と読んでいいのか?私はあくまでもこれはキバヤシ兄弟(原作)のブログに近いモノだと判断します。
それがワイン界に大いなる影響を与えた、というのは良い事でもあり悪いことでもあります。

長い前提になりましたが、今回の本編!!

・~あらすじ~を書いてみると作劇から酷い
とある街角で、ワイン富豪の息子にして世界ソムリエよりスゴイ級のティスティング能力(しかし知識はあんまりない)を持つ神崎雫は、置き引きにあってスッカラカンになり「大衆洋食屋ママミーヤ」というお店で一宿一飯の恩義を得る。
お店の向かい側には「ロマネ屋」というチェーンの食堂が出来てしまい、ママミーヤは人気店だったのに閑古鳥になっていた。
そこで雫はワインのラインナップと料理の提案(メニューリストの改善、ワインの温度やデキャンタージュの作法、塩辛と赤ワインという食べ合わせ)をし、ママミーヤの再起を図る。

……
というような内容です。
これの最大の問題点は「とある街角ってどこよ?」「っていうか富豪家の雫はなんでそんな浮浪者めいた事してるの?」
という2点。
次号以降で明確に雫が「置き引きが起こるような謎のとある街角に来ていた目的」が明らかにならないと、成立しなさすぎます。
おそらく、日本のワイナリをツアーしてるとかだと思うのですが、最初の背景がどーにも都心。ナゾい。彼は一体どこでなんでこんな異常事態になっているん?
とりあえず北海道ではありません(ママミーヤの一家が田舎北海道から塩辛やじゃがいもが送られてきていると語っている)
こいつ、全国に知り合いや関係者がいるような家の息子なんですよ?

・今回最大の問題:ブルーチーズは当然ワインと合いません
この第一話、最大の問題は「塩辛と赤ワイン」でも「デキャンタを使うこと」でもありません。
最大の問題点は「この塩辛はブルーチーズみたいな味になっている。そして、当然ブルーチーズと赤ワインは良く合う」
というドヤ顔の一コマです。
ブルーチーズと赤ワインは当然、相性が抜群ではありません
これは普通のワインスノッブ(私程度の)でも常識であり、散々喧伝してまわったようなことです。
そもそも、チーズとワインが合うというのが「人によって大きく違う食べ合わせの代表例」なのですから・・・・・・
私は
シンク「チーズは匂いや味わいが強すぎて、ワインと合うというよりはワインを取り敢えずごまかしてしまうモノ。本質的には相性が良い訳ではなく、またワインによっては合わせるべきではない。イタリアやフランスがチーズと合わせてるのはカジュアルな日本円で500円ぐらいのワインやフォルマッジョに至る前の段階から飲んでいる為である」
とします。
え?シンクさんなんてザコブロガーよりも、シュヴァリエ勲章のキバヤシを信じるですって?
では、私の持っている資料の限りでチーズに関する項目を拾ってみましょう(この為に昨日更新出来ませんでしたヨ)
*出展は省略。また抜粋ではなく意訳。敬称略

田崎真也「チーズと赤ワインが合うという先入観があるでしょうが、山羊のチーズとワインのように香りの強いものはワインとあわせにくいのです。おいしくなる相性を探していくと白ワイン×チーズの方が完成度が高いことが多い気がします。香りの強いチーズはむしろ、日本酒の方が合わせやすいのではないでしょうか」

マイケル・ブロードベント「買うときはリンゴを食べて、売るときはチーズを食べさせて・・・という故事は多くの真実を含んでいる。チーズはワインの味をよりまろやかに、より甘く感じさせる。よく熟成して香りがある赤ワインは未熟な赤ワインにより効果がある。しかし、デリケートなワインには強すぎる。したがって、チェダーチーズのような香味のおとなしいチーズを小さく切ったものが試飲会では無難で申し分がない」

ジャンシス・ロビンソン「チーズとワインは切れないオシドリだけど、カマンベールやブリーと一緒にワインを一緒に食べてみてください。クニャクニャする香味がワインの香味とひどく相性が悪く苦い感じにしてしまいます。食通によって鍛えられているイギリスにはワインに完璧に合うチェダーチーズがあります。これならば殆どの場合はワインと合います。ブルーチーズは一見奇妙ですがソーテルヌがメロンと生ハムの組み合わせと同じように、ぴったり合うでしょう」

パーカーたん「ところで、ワインと料理の組み合わせで根も葉もない神話のひとつに赤ワインとチーズが良く合うというものがある。だが、真実は赤ワインがチーズと良くあうケースはめったにないということだ。特にブリーやクリームチーズは脂肪を非常に多く含んでいるので、赤ワインに合わせるとワインの味が酷く損なわれてしまう。もし、読者が客にこれはひどいと思わせながらもあえてチーズと共にワインを楽しみたいのであれば、赤ワインではなくてむしろサンセールやプイィ・フュメのようなソーヴィニヨン・ブラン種から出来た白ワインにすることを薦める。」

四天王が如く4人の過去の出版記事からです。どれも実は90年台頃の専門家コメントであります。
もう20年ぐらい前から「チーズとワインが(特に赤が)相性が良いとは限らない」と言われつくされているのに、雫君は

神埼雫「当然、赤ワインとブルーチーズは相性がいい(ドヤ顔)」

な訳です。
ブリテン系の評論家はチェダーチーズは万能、田崎真也氏とパーカーたんは白ワインに合わせたほうがチーズはいっそ美味しい、パーカーたんに至ってはチーズとワインを飲むなとまで断言。
これは雫君が無知な事の演出というよりは、原作が我として突っ走っている証拠だと思います。


・ママミーヤという洋食屋にリアリティがなさすぎる
今回雫君が世話になり、そして料理漫画恒例の劇的ビフォーアフターするお店であるママミーヤ。
特徴は
「北海道が田舎で、田舎のばあちゃんが作る塩辛や新じゃがなども使った、添加物が非常に少なく素朴な料理の家族経営のお店」
です。また、向かいにチェーンの食堂が出来るまでは毎日満席の繁盛店でした。
ここまでは設定上ありえるのですが、ここから先のワインチョイスや知識レベルがリアリティに欠けています。
箇条書きしましょう。

・使っているハウスワインがシャブリやタルボのセカンド……なのだけれど、温度管理を食材と同じ冷蔵庫で行うなど最低レベル。
・いわゆる家庭的自然派なお店であるにもかかわらず、扱うワインは一切自然派(またはその味わい)ではない。
・実家の自家製塩辛をメニューに入れているのだが、おばあちゃんお手製の無添加塩控えめでブルーチーズのような逸品であり、メニューに入れれる程の量があると思えない
・総じてどこからワインや食材を仕入れているのかが謎。なのに雫君絶賛。

話の主軸になるレストランの描写としては、相当に適当といいますか展開の為だけのご都合感が極めて高いです。
人気のワイン食堂が、温度管理を怠っているという事実が真っ先に前時代的。
更に、一週間かけて雫君が改善したメニューというのがこのお店の謎さ加減に拍車をかけます。

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まんま一コマからもってきたこのメニュー。違和感ありまくりですよね?
それは、「料理と食べ合わせ」のことではありません。これら提案そのものは美味しい可能性十分にあります。
または「アメリカ・サルディーニャ・ヴェルメンティーノ」でもありません。完全にミスで、話の冒頭で雫君がじゃがバタをお店で作っていることを当てるシーンがあるのに最悪のミスでありますがそこもスルー出来得ます。
価格も安すぎるというよりは赤字なんでは?という感じですが、それも百歩譲ってみます。

何が問題かって、このワインのラインナップの「統一感とインポーターの不在加減」です。

各国の安めのワインを並べた、というにしてもバラバラすぎます。スイスのシャスラーまであります。
これらを一週間で雫君が揃えたとは思えず、つまりお店で用意されていたないし提携されていたモノだと思うべきでしょう。
雫君は知識がないキャラであり、実際にお客の食べ残しを食べて判断する乞食体質のある犬めいた人物。
なので、雫君が一週間以内に食べくいして「このシャブリにはルイ・ジャドやで(ドヤ顔」みたいなことをやりまくったのだろうと思います。
なので、配達だとかを考えると、どのワインも元々お店にあったものの確立が極めて高い。
それなのに、国がほぼ完全にバラけています。
ついでに、グラスワインにこのお店が使っていたタルボのセカンドやシャブリはラインナップに加えていません。
一体、どこからこのお店はワインを仕入れているのでしょう?
漫画側からすればこのお店を「美味しんぼに出てくるような理想のワイン食堂」として描いているのですが、あまりに現実的でありません。
ついでにいうと、チェーンの居酒屋にお客をかっさらわれているのは価格だとかの問題よりもお店側の不勉強だろうと思います。消費者なめんてのか。
ワインにこだわりのお店でもないけど、ワインの価格や品揃えは自慢・・・・・・これ、いい店?

・相変わらずデキャンタ主義
これも文献をめぐれば、ブロードベント先生「殆どのワインはデキャンタをする必要はないのだ(迫真」とかジャンシス「デキャンタをする必要性があるのは限られた例」としているように、デキャンタを使う事そのものがパフォーマンスであり味に比重をおいたものでなかったりします。
神の雫の最も良くないところのひとつであろう、この雫君の神業デキャンタージュ。
今回もそのプレイがバッチリ描写されています。
デキャンタージュは軽い運動、ではなく駅伝ぐらい過酷なハードワークです。
ただ、今回彼が行っているのは「急遽ワインの温度を暖めなければならない場合」という事で、今までより現実的です。
そもそもそうした状況に陥っているのが世界ソムリエコンクール的ですらありますが、デキャンタを使って温度調整をするというのはある程度正しいと思います。
パフォーマンスという見栄え、という意味ではそれも一理あります。家庭でやるのに向いてはいませんが。
まぁ、温度というかなり大事な部分を補う為に、無理やり酸化させるということをして味わいを貶してる感じがしなくもありませんがネ。
ここは正確にはボトル内温度が重要なのであって、デキャンタをする事が重要でないのは良く知られるべき事です。

・相変わらず空気抜き派
これも例えば同じワイン漫画のソムリエールで「空気抜きすぎるとワインが死ぬゾ」と言われてたように、賛否両論でどっちかというと今では否定派が多い「空気抜きを使おう」を未だに提唱しているのでした。
とりあえず雫君はバキュバンを控えよう。

・何故難しい食べ合わせを推奨するのか
今回の話のメインは
「塩辛と赤ワイン」
でしょう。これが最大の驚きポイントであり、この漫画のリスタート1話の提案です。
ただ、これに条件が多すぎるしマイナスまで提示しているのは多くの読者を混乱させるのでは?
今回雫君がやったのは
「添加物や塩の少ないブルーチーズにも似た味わいの塩辛と、海沿いトスカーナのテーブル価格帯メルロ」
というもの。100%だ!とドヤ顔です。

このワインがしばらくは神の雫の塩辛ワインとして人気になるのか!?
さておき、今回の話のキーとして、雫は塩辛×赤ワインを提案するのですが、それを向かいのチェーン店が真似て大失敗するという事案が発生。
このチェーン店のチェックもしないで競合店をパクるのも全くもってリアリティに欠ける、作劇都合全快のシーンで辟易としますが、チェーン店が失敗した理由は
「スーパーの添加物がいっぱいの塩辛では、この組み合わせは成立しない」
というものです。
つまり、お手製や高級な塩辛でないとこの組み合わせは成立しないということです。

↑これが合うのか謎ですが、つまり品質のいい塩辛と温度管理がバッチリなマッキオーレでなくてはならない・・・・・・
敷居が高すぎませんかね?
わざわざスーパーの品ではダメ、という指定をした上での食べ合わせ提案です。
条件が多すぎ!
ついでに言っておくと、イタリアのブルーチーズというとロンバルディア州がメインだったりすることが多くて、トスカーナ州寄りでもありません。
ソムリエ試験教科書的には、トスカーナの海っぽさとロンバルディアのブルーチーズは正解にならないでしょう。多分、バローロやバルバレスコが推奨されるハズ。

・表現主義の第一人者にも関わらず、表現が謎
表現、とこの漫画が言っているワインの味わいたとえ。
例えば和泉屋編での

「太陽にたくさん例えてね♪テクニカルな果実とかの話は一切いらないから、呑んだワインをありとあらゆる太陽がある景色のシチュエーションしろ!」
「ええと、これは落ちていく夕日でこれは登っていく太陽でこれは真夏の日照りでこれは皆既日食で・・・・・・」

というアレ。当ブログもある程度表現主義であり、ナパワインに対して「メイドさんワイン」とか言ってたりするソレです。
これに関しては他方からは「ワインの言葉ではない」と批判される反面、ワインの言葉がわからない向きにおいては有効な訴求効果を持つのではないか?と私は思っています(でなければ、このブログは存在しません!)
さて。
そんな表現主義の最右翼たる神の雫、それもリスタート第一話の表現が超微妙です。
塩辛とマッキオーレに対して

海あわせでトスカーナの強いメルロ→わかり哲也
臭みをタンニンが包む→わかり哲也
それは渦をあくような→これからわかり哲也?
不思議の国のアリスだ→わからない哲也

なんで海のものと海ワインで食べ合わせて、そこを強調し渦潮みたいな事まで言っているのに、超内陸のブリテン童話で大雑把に表現してるんだ雫は!?

こいつ表現主義のトップキャラなのに・・・・・・つながりや味わいの想定が全然出来ません。
これは私個人の話ですが、不思議の国のアリスを表現として使う時は「品があってお茶会やセピアな童話としての世界観がある場合」に用います。紅茶要素などが見られた場合に私は使っているワードなので、余計に今回の不思議の国のアリスを雑に使ったのはそれこそ不思議。
2年程度表現主義的にワインブログを続けてきた身からしても、プロがまじめにやっているとは、思えない。

・マリアージュという単語をいう為に見開き1ページ
見開きに使うって事はキメのコマであり、かつ最重要な発言って事なんですが
「フランス人は食べ合わせをマリアージュっていうよ」
という、微妙に怪しいかつどーでもいい知識にページをさきまくります。
手抜き!
マリアージュなんて言ってるの、雫君達ぐらいだからネ?
そのワード、ついでにいうと妙に堅苦しくしかも大袈裟で、ワインあんま詳しくない人の嫌煙理由のひとつに今なってますからね?


・・・・・・他にもツッコみどころはありそうなものですが、雑に書いてもこんな感じです。
ワインギャグとしてもちょっと寒い要素が多いこのリスタート。不安しかありません。
仮にも世間一般的には「ワイン初心者向け漫画」と評されている(私は上述の通り違うと思うが)のですから、もう少ししっかりとした内容でやってほしいなぁというのが本音です。
今回声を大にしておきたいのは、薀蓄めいて長々と書きましたが
ワインはもっとラフでいいんだヨ!

もういっそ、遠峰一青が突然生死をさまよい閻魔様にあってブラインドティスティングをして地獄の土を食って
「これは年数の高い火山岩土壌。シチリアのエトナに近いな。あ、三途の川はメルロを植えるのがいいだろう」
とか言い始めるのを期待します。

| アキバ系記事 | 23:57 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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アキバ系にワインは流行るのか?~酔っぱらいの考察~

うぇるかむ!
今日はばっちし酔っぱらいです!いくつかのワインやブラインドティスティングをかましてきてかなーりヘロヘロです。
まともに文章を書ける気がサラサラないので、今日は日記なのです。

・アキバ系にワインは流行るのか
定期的に書いてる「アキバ系にワインは流行るのか」という門限。
私は「知らないだけで、あいつらには流行る」と確信していますし、その為の当ブログでありますが……それを物理的に考える事は出来るのか。
出来る。

アキバ系オタクがHUBでダッサイシリンダーノアルコールをとっているのがトレンドだったのは3年ぐらい前。
最近でもまだまだオタクの溜まり場となってるHUBさんですけれども、昔よりは盛況さがなくなっているように見受けられます。
で、アキバでも最近になってオシャレっぽい雰囲気をウリにする店が増えている。
オタッキー心にも、ちょっとした高級感を求める向きがあるんですね。
更に、神田が今、ワイン祭りを開くなど精力的にワインバーを推し進め、実はアキバから徒歩5分ぐらいで万世橋の下には有料試飲をやっているワインショップがあるではないですか(プラグラスなのが最悪ですが)。
ついでに珈琲ショップも近くにあってイイ感じだ。
そもそも、アキバって神田および東京が近いし上野だって歩いていける範囲なハズなのですよ。
アキバ系オタクがアニメグッズに使ってる分を、こうしたショップに出すようになったら、えらい経済効果だと思いませんか?
アキバに行くオタクの大半が妙に小さな世界の中で生きてたりしますが、案外と近くにオシャレが存在しているのではないか。

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そんな万世橋にはラーメンすらオシャレが漂っているのですから。
銀座の「むぎとオリーヴ」がいつの間にかアキバ出店してました。
オリーブオイルを結構使ってる、モダン・鶏醤油で量は足りないもののオシャレ系定番の低温チャーシューやローストビーフに長芋と焼いたナルトや鶏をかつお節風にした鶏節で卓上トッピングがエシャロットオイルなど超モダンなお店。
これが最寄り駅秋葉原のラーメン屋。ラーメンだってコレなんだから、もっとオシャレで雰囲気のいいお店をアキバで出店する・・・見直す価値はあるハズ。
あ、ただエシャロットオイルに使ってるオリーブオイルはちょっと軟弱なのは直した方がイイと思います。

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逆に、アキバ文化から流行ってる料理とかもあって、コレは池袋のお店の牛カツ。
遥か前からアキバでは牛カツの店が何店舗かあった訳ですけど、一気に普及して色んなところで牛カツのお店が出来、池袋にもここ1年で3件ぐらい新しく「牛カツの店」が確認されるように。
アキバと池袋はお互いにあるお店をまるでパクり合うかのように、ありとあらゆるジャンルの同一ショップ(系列点)が増えたり減ったりしあうのが特徴なんですけれども、その激化でいえばワインだって同じなように感じます。

という訳で、世界唯一のアキバ系ワインティスティングブログとして、今後もワイン評を書いていく訳です。
ワインがオシャレで「いけすかない」ではなくオシャレなアニメの世界を「体現出来るお酒」として広まってくれる可能性は、神田をキーとしてあるように思うのでした。
同時に、秋葉原のジャンルって見直されるべきだと思うんですよネ。弱小風俗みたいなダサさのメイド喫茶とかも「コンセプトカフェ」という意味では昔からしっかりとコンセプトを持っている事が多いのですから(そういうのをハズしてるダサい店はどうやら潰れているみたいですし)(なお、筆者は未だに純度100%のメイド喫茶は行ったことがない)

このアニメとか、ワイン飲みながらだと超最高ですヨ。日本のドラマなんぞよりヨッポドオシャレだと、貴方思いませんか?

これとか売ってるお店が神田にはあるしネ。

万世橋下のワインショップはこの辺りのインポーターと提携してて、ちょと新しいスタイルが知れます(ただし、プラスチックグラスなのが最悪だ!)

| アキバ系記事 | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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