オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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サドヤ!元海軍の研究施設にして日本の最古級ワイナリを色々飲みまくったり4代目に質問したりしてみた。 ~サドヤティスティングイベント&古酒を呑む~

うぇるかむ!
日本ワイナリブーム。
というのを日本の各紙では高らかに大華する昨今(そして私はソレを考えなしに賛美する勢をウンザリだと思っている)。
しかしながら、伝統的なワイナリというやつはじゃあどうなのか?というとブーム上案外話題にされていない気がします。
ココとかネ。

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サドヤでございまーす。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ワイナリそのものの詳細は当ブログ恒例で「日本のワイナリなので、ググってネ」って事でひとつ。
直販とかやってますから、公式HP見てください。
超サクッと歴史書いとくと
元々油屋さんだったのが突然ブドウ屋に転換→戦時中の海軍の研究所になる(ブドウ酒石がソナーになるってアレね)→2代目、3代目(某氏曰くクレイジー)→現在の4代目と引き継がれ、レストランを併設した山梨を代表するワイナリーに・・・・・・

で、その4代目がイベントやってて来てたので、
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質問ぶっこんでみました。
色々聞いてみたいので、書いておきますネ。以下、Qが私の質問。Aが4代目のアンサーです
(注:録音してたわけでなく、私のメモから簡単に起こしなおして書いてます)

~~

Q1:コス・デストゥルネルなどで4代目は修行したりしていたとのことですが、日本とフランスの土地の最大の差はなんでス?

A1:一番感じるのは日本のほうが暑い。フランスよりずっと暑い事は大きく影響があるかと。それから梅雨~秋の雨の長さはかなり影響があります。

Q2:サドヤでは(Q1もふまえて)セミニョンとカベルネのみを植えるという選択肢をとっていますネ。で、日本ではピノがやたら売れるしみんなやってます。サドヤさんでは作らないんですか?

A2:やらないです(苦笑い)。うちの土地じゃロクなピノ出来ません。

Q3:もしピノ作るとしたら?

A3:北海道か長野で良い土地があれば、ですかねぇ・・・・・・

Q4:どこのマスメディアでもやっている日本ワインブームって老舗的にどうッスか?

A4:うーん、ブドウ造りからワイン造りが発展している、っていうことを忘れてはならないかな。バルクと現地呼称に法令上差が出来たり、法律が変わって整備されている事の方が大事で、その観点では良いことだと思います。

Q5:ブームに付随して、日本では古来より「ワインと和食を合わせよう」というのがベターです。私はそれに関しては非常に良くなく憂いてるのですが、和食と合わせる必要があるのでしょうか?また、サドヤのワインなら西洋料理の方が合うのではないでしょうか?

A5:そもそもワインを呑むということが、認知されていなかったということがあります。今でこそワインは普及し始めていますが、ずっと前はひっかかりもなかった。その中で和食を合わせるというプレゼンが生まれてきたのだろうと。
次に、地産地消というか地元のモノと地元のお酒を合わせるという事が食べ合わせの基本。だから日本ワインと日本食を合わせようというのは自然な事でしょう。
ただそれはあくまでもお酒と料理の相性を良く出来るかが前提の話ですよね。
例えばエビ、カニ、更に貝類などの場合意外とスッキリした日本ワインではお互いが引き立たない。その中でウチのブリヤン白なら味わいの強さからもグッと合わせやすいだろうと思っています。
シャルドネなんかより絶対合うと自信があるから、そういう食べ合わせに関しては和洋関係なく提案していきたいモノです。

*因みにこの質門中「マリアージュ」なるワードは一切出てこなかった事を書いておく。

Q6:そういえばサドヤさんってレストランやってますけど、あれ料理の体型は・・・・・・

A6:フレンチです(笑)ワイナリがやってるだけあって相性バツグンの料理でおもてなししてますから是非食べに来てくださいね!

~~

以上!
あ、オマケでこの会話メモするのにスマフォプラスキーボードという何時ものスタイルで臨んだんですが、その際に「ソレで記録してるんですか?スゴイですネ!」ってちょいビックリされたです(って書くと恐らく4代目があの日のあいつかーってなるかもしれんので書いておく)
やっぱり地産地消的観念からの日本ワインと和食推しというのは、なるほどですし結構わかりやすく解説いただいたように思います。
このお話聞いてくる前から「サドヤでは土地との相性・・・テロワールっていうんですかね、そこからセミニョンとカベルネを選択した」と話していらっしゃり、このチョイスに関してはかなり自信があると。

さて。
この段階でもう私タイピングつかれたーんって感じなんですが。
今回は合計6種類のティスティングノートを書かねばなりません。
裏ラベルを貼っていきましょう。

まず変わり種の「カベルネの泡」。これは違うヴィンテージを実は経験してたりしますが、大差なかったので一緒に。
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次にオリウエ甲州。こちらはシャトーモノでなく、買い付けブドウで作っているとのこと。
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次にキュベスペシャル赤2001。ここではワインのキャラを「和」としながら実は和食とのプレゼンをしてないのがむしろ個人的に好感度やっぱり高い。
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続いて1992ヴィンテージクラシックス。TBSでの企画ワインで、世界的チェリストとのコラボ品。寝かせてる時にこのラベルのデザイン元であるCDを聞かせてたとかいう仕様。そんなことより100%シャトーカベルネで92年ってところが大事。
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最後に、ブリヤン白。これはこのティスティング会の時に2013年を。そしてこの間のルロワ会の時に供された1972年。これは2つ分けてノートします。
13年は4代目の仕事ですが、この72年に関しては3代目の頃のお仕事だそうで(上の92年あたりもそうなのかな?)
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という6つでおおくりしまーす・・・が、頑張るぞゾイ。

香り・味わい(最大10pt)
カベルネ泡、オリウエ:♥♥♥♥♥(面白さなら+♥)
キュベスペシャル:♥♥♥♥♥♥♥(古酒マニアなら+♥?)
TBS:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ブリヤン2013:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
ブリヤン1972:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
かなりとんがってます
老舗なんですが、やっている内容がなかなか見応えがあるしヘンテコであり、面白さの方が際立っている。
それは何というか「伝統的」とか「フランスに追いつこう」というよりも「サドヤのブドウで出来る事をしよう」っていう行動性が良く出ている。
それもちゃんと「個性」として成立している。してないケースも多いですからネ日本ワイン。
全体をみた時には、赤系よりもブリヤン白が圧倒的に良いというのが私の一番短い感想になるかな。っていうか私がセミニョン好きなんだな、うん。

カベルネ泡
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ラベルが実は最近変わってます。上が13で下が14。ただ内容的には大差なく感じたかな。下の方が中身のイメージとあっていると思います。

色はかなりピンクさが強くロゼ。この時、ランブルスコ(イタリアの赤い泡)みたいなまんま赤ではなく、ちゃんとロゼ色です。
泡立ちはどちらも弱めに感じられました。
香りに桜餅みたいなタッチがあり、果実感も桃っぽさが多め。
それらは割りとジュースっぽくて、そんなにお酒お酒してもいないのが良いのか悪いのか・・・
味わいも桃っぽさと桜づけっぽい要素があって全体には甘みが残ります。
瓶内二次っぽいのは期待されておらず当然そうした要素もない訳なんですが、カジュアルなアイテムとして見るならばグッド。
あくまでも、カジュアル。むしろこのお花見シーズンに外で呑むのが最良。いい意味でも悪い意味でもネ。

子供っぽいといえば子供っぽいワイン。強くない。本格派ではないんですが、こういうのもたまにはいいよねーではあります。
あ、そうそう、、今回毎回恒例の「アニメ例え」は元海軍施設なのに因んで全部艦これで当てはめます(どーでもいいって?

オリウエ・甲州・シュール・リー
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これが一番感動しなかった節がある。なぜなら超スッキリしすぎだから(そういうコンセプトなんだけどネ)
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色は↑。透明である。ここまで色ついてないのもないよねっていうぐらい。お水かな?いいえオリウエです。
香りは流石にちゃんとある・・・んですが、全体には薄め。
青系果実がある・・・・・・かな?というぐらいに軽くのっていて、味わいもすごくクリア。
……っていうか、ノート見返しても自分「クリア」しか書いていないぐらいクリア。
ようするにあんまりにも味がしなすぎる。甲州典型を更に濾過して純米吟醸したかの如くクリアさ。これ多分提供温度も良くなかったんじゃないのかしらン・・・

どれぐらい印象がクリアかというと、「TVアニメ版の榛名」ぐらいない(あくまでTVアニメ版の)

スペシャル2001
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これとかもそうですが、全体的にサドヤのラベルは割りと「考えてるな」って感じがあって好きです。

色はクリムゾンレッド気味だが、全体に色そのものは濃くなく、少しオレンジな要素も入っています。
香りにかなり酸がある事がわかっているような、梅とすっぱいミカン。結構参加しているようなワインにうまれる太刀筋じゃないでしょうか?
味わいも同様で2001年のカベルネ、にしても随分とタニックさと酸の強さが目立ちます。
枯れたようなタッチといいますか、ダシ感がたかっくあって、アフターまで酸味が支配的です。
カベルネの古酒、というよりはサンジョベーゼ辺りの果て?という印象があって、これ多分イタリアワイン派の人が飲むと感想違うかもしれません。
全体に梅っぽい感覚とダシの印象があって、確かにキャラクターは「和」です。しかしながら、それがいい具合に作用しているかどうかというと好みが大きく別れるかな。
特に古酒系慣れしてないとキビしいんではないかと。

正当な和服キャラであることは確かで、コンセプトにはものすごく的確。成功しているように思いますっていうか感覚的同意しちゃう。

TBS1992
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これだけ何故か裏ラベルを撮ってなかった(なかった?)ので、音楽家二人をパシャり。

色は2001と比べると流石にオレンジ要素が多くなっており、年号を重ねた事がわかるのですが・・・同時に「そのわりには差が少なく」私は感じました。
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相変わらずスマフォ写真じゃ全然伝わらないけどネ!
しかし香りは全く違って、こっちはかなり甘味がしっとりと感じられます(4代目も熟成すると甘味出るとか言うてましたそういえば)
カシス感と樽のバニラ要素がほんのりと香り、そこにアセロラなどの酸味の多い赤い木の実が入ってくるという。
構成としてはやはり梅や熟成からくる削り節のような香りも入ってきていますが、同時に甘いタッチが残っているのがグッド。
味わいも甘さがコロっと残っていて、甘味の構成がすごくいいんですネ。
ちょっとしたカラメルっぽい黒糖風なチェリー菓子。ジャミーではなく、あくまでもサラッと甘味と酸味がしています。
熟成分の独特な古酒的佇まいもあるものの、それらを包むように甘さが入っており、程よく優しい舌触りをもちつつフィニッシュ。
ボルドー古酒の硬派さやキノコ要素などはなく、こちらもイタリアの方が近い印象かも・・・全体の柔らかい感触が一番。
日本ってお饅頭系といいますかたい焼きどら焼きなどなど、あんこを包むようなお菓子が多いわけですがイメージはそこに近い。

ネタ要素の少ないオネショタモードな赤城先輩。純粋に強いだけでないバランスの良さ。

ブリヤン2013
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これもそこそこ古臭く、それが味にもちゃんとなっているデザインだと思います。レトロスペクティヴ。古き良きデザインとして成立している。漢字で習字風に書けばジャパーンってわけじゃないんだゾと言いたいネ。

色は黄緑さが大きくあり、そこそこ新モノらしいカラーそのままだろうと思います。
香りにミルキーな印象が多くあり、そこに青りんごやライム少々などスッキリ要素。
ただ、全体にまるぼったいタッチで柑橘などもありますがあんまりツンツンとはしない。また、ヘンに攻めてこない。
味わいも全体にまったりとしていて、クリアさが基本にあるが、少し日本酒ライクなお米っぽい甘さがあるのは特徴。
それが非常に品が良く心地よいんですネ。
白い果実感などもほのかに出しつつ、全体の要素はミルキーでやんわり。
新酒っぽいといえば確かにそのとおりで、スラッとした味わいと果実のフレッシュさに関してはしっかりとしています。
でも、やっぱりクレープと生クリームで包んだようになっていて、こちらはどちらかといえば西洋菓子的な雰囲気があります。
それに、確かにアフターがコッテリめに感じられる。それは中間域における果実感のボリュームなど以上に後味にミルキーさと果実の甘味がちょこちょこと残るんですね。
セミニョンなどに欲しい品の良さとボリュームのあって肉厚さすら感じさせる基準点はクリアしつつ、少し慎ましやか。

まろやかであり和洋折衷な感じのキャラ感ということで。カカオです(高雄です)。私はオネショタなワイン高評価なのでス・・・・・・

同ブリヤン1972
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こうやって時がたったときにレトロとしていいエチケットデザインですよ。
色は多少濁っていて、黄金色。すっかり熟成しましたネって感じに濃くなっています。
香りにもキノコ要素が+。フレッシュな果実要素はすっかりなくなっており、マッシュルームやしいたけのような感覚が感覚が多くあります。
味わいも同様で猛禽類の旨味がギュッと見事につまっている。
純米大吟醸な日本酒的な感覚とでもいいたくなるようなキレの良さ。
甘味は若いころと比べると驚くほど減ってしまっているわけですが、サラッとした中にダシ感やほのかに柑橘果実が感じられるようになっています。
年号が経過したことにより、元々からあったのだろう品の良さが年数分の貫禄を持ってむかえてくれている。
まさに「和」を呑む感覚で、あったりします・・・・・・
などと、書いてるんですが、実はこの回ではブラインドで供せられ、私は勢い良くっていうかその席で唯一
「オーストラリアのモノでしょうか?」
などと言い(っていうかみんな恥かくつもりで答えようヨ!)見事撃沈したのでそんなこと言ってはいけないのかもなんですがネ!!!hahaha!!!!
あとこの日呑みまくったルロワアレコレより面白さでは↑だったのは内緒だヨ

思いの外艦これしばりにしたところ、和美人といって成立するキャラがいなくてビックリしてるというか焦ってるんですが、佇まいとしてはこんなイメージかな(強さは除く)。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥~♥♥♥
この項目どうしようか最高に悩みました。
何故なら、カベルネ泡とかは2000円ぐらいだし、一方でブリヤンの現行が8000円近く、更に熟成各位になってくると1万円越しちゃうんですよネ。
1973とかになると数万円にまで跳ね上がりますから、そうなるとコスパの世界ではなくなります。
全体に金銭は無視して美味しいワインを、という人向けのアイテムではあるんですけれども、カベルネ泡や甲州シュール・リーなど面白アイテムは低価格だったりもしていて。
また結構使い方で大きく左右される料理が欲しいワインでもあります。例えば、カベルネ泡2013を呑んだときはなんとコレ最後のデザートと一緒に供せられ、それは相性良く作られておりとても楽しい体験だったり。
各それぞれ単体で見ると、それでもまぁ少し高めかなぁ・・・?
でも♥♥っていう程でもないしなぁ・・・・・・ということでこの中途半端さで筆を終えます。
プレゼントアイテムとしては、どれでもなかなか面白いのですが味もちょっと面白いので、理解のいい人向けでしょう。
低価格帯と高価格帯では大きく味わいに差があるので、使う時もしっかりケース毎に合わせたチョイスを(その上では魅力があるワインではあります。

というわけで、サドヤ特集でした。結局二日がかり更新になりましたよつかれたーん・・・・・・
日本ワイナリというと、どうにもカルト的なところに目がむいていますが、ここぐらい老舗にも目を向けてみると発見があるのは、私のレベルの低さを深く痛感する次第です。
ただまぁ日本の弱点である価格は解消出来てない節は間違いなくあり・・・・・・やはり日本ワイン、難しいッス。

ペタペタペターっと貼っておきます。




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