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ヲタク、ルロワを呑む~その1~ ブルゴーニュ・グラン・オルディネール2010と1990

うぇるかむ!
前日書いての通り、ルロワ特集。やります。
この日は「ルロワ会」なのもあって、7種類呑んでおり当ブログでは基本的には「一辺に更新」したいところであったんですけど、ちょっと胃もたれするぐらい画像も多くなるので何回かに分けたいと思います。
今回のテーマは・・・・・・

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ルロワ・グラン・オルディネール。
このヴィンテージ違いです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
あ、や、もう、色々言うことない感じなんでむしろググってくださいネ?(投げやり)
いくらでも伝説があるラルー・ビーズ・ルロワ女史のエピソードの数々はまさに神格化されてます。
ロマネ・コンティ、アンリ・ジャイエ、マダム(ラルー・ビーズ・ルロワ)。
これが「ブルゴーニュ3大ピノ神」であることは誰もが認めるのじゃないの?
(この次にダレをいれるか、では熱いバトルが繰り広げられそうだけど)
そんな人なんですが、意外と評価が良いのはピエール・アントワーヌ・ロバーニ・・・・・・誰かって、アドヴォケイトの評論家。
ブルゴーニュから出禁をくらったパーカーたんの代わりにしばらくの間ブルゴーニュ担当をやってたライターです。
厳正評価2003年版の頃はまだ彼だったと思うんですけど、そのルロワ評はめちゃくちゃ面白い感じ(っていうか私はルロワ読む前からこの分厚い本はかなり参考にしてる)なので是非読んでみてほしい。
ただまぁ・・・・・・その中で「表現することなどほぼ犯罪に近い」とか書いてあって、これから私は犯罪者になってしまう訳なのですが。
ともかく、誰が言うまでもなくルロワ=ゴッド。そんな生産者です。

今回はその中から2つのワインで、

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『果実酒』って適当なシールに偉大な歴史をも感じさせる

20年後しの同じワインです。
ただ、これらはメゾン物でありつまり買い付けブドウなので畑が全く一緒かどうかというと、違うんじゃないかなぁと思います。
当然ピノ・ガメイミックスなので本流じゃないしネ。
しかしながら、ボージョレでも美味しかったりするルロワ。その20年差から何が見えるのか?

香り・味わい(最大10PT)
2010:♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
1990:♥♥♥♥♥♥♥♥
年数でハッキリと旨味のノリが違う
っていうか2010が堅い。グラン・オルディネールなのにそんな印象を感じさせるといいますか。多分90と一緒に飲まなかったらも少し良く見えそうな気もするんですが、同時に2010を寝かせておいたら「90年と同じ味わいになりそう」とも思う辺りがなかなかヤばめ。

2010
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裏ラベル。まっさらっすネ。
グッドリブ名義。
色はクリムゾンレッドで色づきそのものはなかなか濃い目。
香りにそこそこにチェリッシュさと同時に多少葉っぱ系の青臭いタッチが見られます。
ただ、チェリー感覚はなかなかに大きめで、甘味と酸味の両立が香りからも確かに伺えちゃう(この辺りはスゴイ)
味わいは全体に綺麗に仕上がりつつもチェリッシュさが多めで、少し渋みが多め。
全体に暗みのあるタイプの重たいチェリッシュさ。果実に比重はかなり寄っていて、それでいてかなり落ち着きがある。
故にどこかチグハグとした若いヴィンテージなりの酸味とかがあるんですネ。ちょっと不自然さがある・・・・・・んですが、その辺りも果実の印象でフォローができているという。
または割りと感じられる青っぽさがこのワインを安っぽい印象にしないんですね。
ブレンディングとしては、そこまでずば抜けた何かを感じないんですけど、ガメイのタッチがちゃんとピノとの距離感を測れている。
感覚としては果実の強さやちょっとした重たさから「ソノマ辺りのマルチヴィンヤードのピノ」にちょっと近い。

全体には和洋折衷した謎の格好をしたキャラ感ありますネ。それも文系な。
なんかこう、個人的に新聞記者みたいな?イメージが出来ました。

・1990
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こっちは高島屋。ああ、高島屋(高島屋がずっとルロワの輸入をやっているのです。ルロワといえば高島屋)
なお、こちらデキャンタから出てます。

色はクリムゾンレッド。驚くほどに若くて、2010年よりちゃんと見れば黒いんですが、パッと見違いが感じられないかも・・・
それぐらいに、若いクリアな濃さがあります。
香りはしかしながら別物でスパイス、肉肉しい要素などが加わってずっと大人になっています。
果実要素はその分抑えめになりつつ、しかしちゃんとチェリッシュさやブラックベリーは感じられる。
味わいにはそれら果実と肉感が見事にのっかっています。
明らかにこなれているんですネ。
果実はもはやジャミーな印象であって、そこにガメイから来てるんであろう青さがのっかってきます。
熟成によってダシっぽい旨味感もあり、良く熟成したピノらしい個性がちゃんと出ている。
酸味も甘味もしっかりとのっかっていて濃密ですらあるという。
それが1990年のオルディネールから出るという事そのものが驚きというべき味!
コレに関しては、ハッキリと1990年と2010年の系譜を感じさせる。
果実の強さの部分は似ており、そこから熟成で出る個性がちゃんと付与されることによって「あぁ、成長して美しくなったなぁ」なんて思わせてくれる訳。

根底には同じキャラクターがいるんです。しかし、確実に成長してる。
なんかこう、指導とかしてる。そんな豊かで良い成長をした感じがありました。
これは完全に若いころより刺がなくなって妖しさがましたタイプ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
図るものでもないが、♥♥♥♥♥?
3000円以下で手に入れば安い。手に入れば!
価格そのものは実はボージョレ・ヌーボーより安くて税込みで4000円アンダーで買える唯一のルロワだったりします・・・最新版ならネ。
今回のように26年も熟成させようって事がなければそのぐらい。
そのうえでみれば、ハッキリ言って「多くのダサすぎるブルゴーニュピノを同価格で買うなら上」であるのは間違いなくそれどころか「3000円ぐらいのピノ主体ワイン(モチロンピノ含む)であれば2010年でも充分に優れて美味しい」と言えるでしょう。
ルロワ味をしる上でもちょうどよいような気がします。低価格でトップ生産者のブルゴーニュっていう雰囲気は、案外と出ていると思いましたネ。
基本的にはルロワなのでグラン・オルディネールですら「おぉ、ルロワじゃん!」と思われるでしょう。全く一ミリもワイン知らない人ですら、このこってりしっかりした味わいは2010年でも面白くワインの良さを感じさせてくれるハズ。
個人的には「私はブルゴーニュ大好き!っていうかブルゴーニュ以外のピノなんて所詮はそのヘンのブドウ酒でありブルゴーニュを越えられないから(笑)」とか言っているインターネットでも数多いアホゴーニュ達に是非ブラインドで差し出してください。
もれなく間違えて赤っ恥をかいてくれますから。あ、でも絶縁される覚悟でネ。

という訳で、ルロワのグラン・オルディネールでした。
この段階でしっかりと多くのブルゴーニュより濃厚だったりします。
っていうか、これだけ濃密なワインをグラン・オルディネール形式のネゴスで(買い付けブドウで)やりきっている辺りがスゴイ。
この辺りは流石に珠玉とも言わないんですけど、総じてちゃんと個性は感じさせるしマダム・ルロワのワインだと言って2010年も間違いはないんです。
そういう出来栄えにあることがなるほど素晴らしい。値段が安いグラン・オルディネールだけに、余計にこのヴィンテージ差で飲むとその強さが伊達や一枚岩でないことがわかりました。

最近でもこのお値段。買えれば安い。買えればネ(リンク先は当然売り切れです。
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| フランス | 00:09 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ルロワのグラン・オルディネールは2008年からネゴスとドメーヌの2種類に枝分かれしましたがそれまではネゴスの1種類でした。枝分かれする前とドメーヌ名義はピノ・ノワール100%で枝分かれ後のネゴスはガメイ主体です。枝分かれ前のグラン・オルディネールも中身は自社畑のドメーヌ物でドメーヌ名義に切り替わった物と同一と高島屋のバイヤーに確認を取りました。グラン・オルディネールは高島屋限定キュヴェなので間違いないかと。他にも高島屋限定キュヴェはちょこちょこありますよ。
2012年からグラン・オルディネールはコトー・ブルギニオンと表記が変わってしまいましたが。この日の2010年はドメーヌ名義です。

| pralus | 2016/03/10 06:13 | URL |

Re: タイトルなし

>pralus様

うぇるかむ!

> ルロワのグラン・オルディネールは2008年からネゴスとドメーヌの2種類に枝分かれしましたがそれまではネゴスの1種類でした。枝分かれする前とドメーヌ名義はピノ・ノワール100%で枝分かれ後のネゴスはガメイ主体です。枝分かれ前のグラン・オルディネールも中身は自社畑のドメーヌ物でドメーヌ名義に切り替わった物と同一と高島屋のバイヤーに確認を取りました。グラン・オルディネールは高島屋限定キュヴェなので間違いないかと。他にも高島屋限定キュヴェはちょこちょこありますよ。
> 2012年からグラン・オルディネールはコトー・ブルギニオンと表記が変わってしまいましたが。この日の2010年はドメーヌ名義です。

おっと、そうだったのですか・・・
これは私の調べ不足でした、高島屋HP上でもミックスとの記載だったので、100%ピノだったとは・・・・・・
そして、見事にガメイっぽさがある味だなぁと思っていたのですが、そうするとそれは醸造方法(徐行の処理していない全房だから?)によるものだったかもですネ。
後々訂正させていただきますー。
それにしても、なぜオルディネール扱いにしていたのか・・・主義的ななにかだったのでしょうか。ルロワすごいなぁ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/03/10 14:37 | URL |

ルロワはメゾンとしてリリースしていても中身はドメーヌ物なことが多いですね。ドメーヌが創設される前のメゾンでも自社畑は持っていたのでシャンベルタンは買い付けしたことないようです。数は少ないですがメゾンなのに中身がドーヴネってこともありますよ。この日ですとサヴィニーはメゾン名義でしたが中身はドメーヌのサヴィニーだったかと。

| pralus | 2016/03/10 18:20 | URL |















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