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日本で最も有名なカリピノ。全て試すとどうなるのか? カレラ・ワイン・カンパニー一挙試飲に参加してみた!

うぇるかむ!
昨日一昨日の二回でモンテレーナを一挙にババーンとやりましたが、同じ場所で別日にこっちもババーンとやってました。

2015-12-19 17-17-56-640
カレラ。
みんなだいすきジョシュ・ジェンセン一挙であります!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥(ジョシュ・ジェンセンセレクションは流石にマイナス♥)
当ブログ、基本的にカリフォルニアは推している産地のひとつであり、カリピノもかなりやっていますが、そのわりにはカレラを登場させていることは少ないですネ。
過去3回ほど書いているようなのですが(自分で「ようなのですが」って言っちゃうぐらい覚えも低い)コレコレコレの3回です多分。
で、見直すと「自分の評価思ったより高いなぁ・・・」と思うぐらいであったり。
とはいえ、新しいヴィンテージばっかり呑んでたり古酒や方向性が変わる前を試していないのでなんとも言えない節はあるのですが・・・・・・
さておき、日本で最も有名なカリピノであるカレラ。ズララッと試してきたのです。

香り・味わい(最大10PT)
ジョシュ・ジェンセンセレクション:♥♥♥♥♥♥
ヴィリエ:♥♥♥♥♥♥
ライアン:♥♥♥♥♥♥♥♥
ミルズ:♥♥♥♥♥♥♥
リード:♥♥♥♥♥♥♥
セレック:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ジェンセン:♥♥♥♥♥♥♥♥
ヴィンヤード違いを感じやすかったです(小学生並みの感想)
これがなかなか違いがありまして、ベースはどれもカリピノらしさなのですがそれぞれに確かに個性はあるなぁと。
個人的に評価が高いのはズバリ、ライアンとセレック。ミルズとリードとジェンセンはちょっと中庸。ヴィリエは出来が昔から微妙だなぁという感じが変わらず。セレクションに関しては、まぁ初心者向けカリピノとしてはありだけど、そんなに上手な造りのワインではないとやっぱり思う。
まぁ、今の段階で呑むなよ!とか言われるとそのとおりなんですが、若い段階だとライアンはなかなか良いのではないでしょうか?

*どのワインに関しても共通して色がクリムゾンレッドで明るめ。
ベースに紫の小さな果実を含み、アセロラなどの赤い果実や酸の濃度は低いです。
このプロダクトは一貫していてまさにカリピノらしいと思います。

ジョシュ・ジェンセンセレクション
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2015-12-19 17-44-57-229
買い付けブドウで作ってるけど、ちょっとカレラのブドウも入っているヨ!と太文字で表記してあったりするjaluxオリジナル。
日本人女流書道家紫舟女史版。キュベvとの差は畑の明確さかもしれない。

色は他のシリーズとは違いクリアレッド。
香りからドストレートにフルーティーさが目立つ。果実酒ですよーという気が満々なぐらいに感じられ、しかし全体に香りそのものが弱めな気も。
バニラっぽさなどもありつつ、どこか全体に元気でもない。
味わいは同じくクリアめかつフルーツのタッチが強く、フレッシュな印象。
チェリッシュなワインで、チェリージャムっぽさが全快です。
カジュアルピノのスタイルとしてきっちり成立はしており、NZの安めのピノなどと傾向がとても似ています。
いちごっぽさはそんなになくって、あくまでもチェリージャムな押せ押せ系の果実感と酸の少なさ。
飲みやすくはあるものの、高級感はないというパターンそのままかなぁと。
雑味などはほぼなくって、誰でもそれなりの美味しさを感じうる・・・・・・逆にいうと、ワイン好きには物足りないところが多い品。

あくまでもキュートなキャラクターの「コスプレ」って気はしちゃう。むしろ、カレラの名前がない方が良いような気がするワインとも。
普通の女の子が普通にそのままいるぐらいのニュアンスです。

ヴィリエ
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2015-12-19 17-45-53-910畑の位置があったりするから、カレラは基本裏ラベルもあった方がいい感じなんですよねー。
ヴィリエはカナダ人ジャーナリストであり、

まんまこれの作者。
で、それが気に入られて畑の名前に新規加入したって形です。フラッグシップたるジェンセンの真下に1997年に植えて2007年にリリーススタート。
色はクリムゾンレッド。赤身はそこそこ強め。
香りからしてあまり立たずチェリー感はダークチェリーとさくらんぼのミックス。果物要素はかなり多めだけど、どこか暗い。
味わいもかなり渋さがあるスタイルで、紅茶要素は多いながらも、それがままタニックさ(渋さ)に向かっている形。
比較的紫果実を感じられ、ジャミーさがモナストレルに近いぐらい。
どこかバランスが悪いというのが正直なところで、全体に渋く暗めの印象が多いかな。
複雑さもあまりなく、フィニッシュも長くはない。ただ、相対的にそれがマズイまではいかずに渋めのピノとしては成立。
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地味で目立たなめの超サブキャラ系メガネっ子。悪くはないけど、積極的に好きな人はマイナーなのではないでしょうか?

ライアン
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1998年と2001年に植えてる、畑年号だけ見ると最も新しい(だけどヴィリエより早くリリースされたというちょっとややっこしい)ヴィンヤード。
畑のマネージャーであるジム・ライアンの名前。

香りに果実感が案外と軽く、所謂外交的な印象。
茶葉の要素などもありつつ、あくまでもチェリー缶詰らしさが多いかな。
味わいもライトめなキャラをしていて、果実感がたっぷりしつつもそこにベッタリとした重たさはなくて軽い足取り。
それでいて、茶葉っぽさが感じられるのも品を感じますネ。
多少おれんジよりの果実感もなかなかで、他のカレラヴィンヤードと較べても軽くチェリッシュ。
ヘンな凝縮感もなく、どこか自然さもあり奔放。こうしたムードはむしろカリピノらしく更に言うと上位扱いのこのワイナリの畑各位に親しい印象があります。
反面、なんか熟成で良くなる見込みがあんまり感じないかも・・・(酸が弱いからネ)

ヴィリエとは大きく異なり(ベースは似てるけど)、軽いギャグコメ系のキャラクターになっています。
女性向けギャグなタッチが全体にあるかもしれない。ただ、「沼」という割にはサクッとあがって次に向かいたい気もする(この辺りの機微がわかるとアニメオタクであります!)。

ミルズ
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元々カレラが土地を買う前は、元々採石工場だったんですネ。で、その当時の所有者であるジョン・エヴェレット・ミルズ氏から名前がとられており、接木をしていない1984年の直樹なヴィンヤード。

香りにチェリーとシナモンのようなスパイス感。
ライアンまでと違うのはこの僅かな機微の違い(植えた年数なのかな?)でしょうか。
チェリー感などの単一さでなく、山椒っぽさなども入ってきて複雑な印象に。
ただ、味わいはそれが逆にネックになってて、多少辛味を感じさせそれでいてヴィリエに近い沈む印象があります。
なんだか少し重たげなピノとなっていて、また紅茶要素なども控えめ。
スパイシーさがところどころに感じさせる分、しかしより暗みを持ってしまったよーな。
で、私はこういうタイプ割りと苦手なんですよネ^^;
なんだか、スゴク暗い上に刺すような感覚があった一品。

愛が重い。

リード
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2015-12-19 17-47-12-550
名前の由来はビル・リードという、ワイナリへの出資者(家族以外で最初から唯一資金援助してくれている人)。
畑が一番小さくて、生産量も最も少ないヴィンヤード。で、このリード、セレック、ジェンセンの3つがスタート当時の畑で1975年に植えられている所謂「ロマネ・コンティから持ち込んだ」とか言われているアレ。

香りにきっちりとチェリーの缶タッチに、こちらは青さが結構目立ちます。
ハーヴっぽさが非常に濃く感じられるのが特徴。
その割に味わいにはそのハーヴ要素はあまり反映されておらず、チェリー要素が主体となったピノになっています。
アフターの時間、明るすぎず暗すぎない中間的なキャラクター、スタンダードなカリフォルニアピノっぽさを全体に出しています。
樹が古めな分、しかし紫果実感もほのかにあるのはカレラ全体の特徴かしら。
ただ、全体の構成としては突き抜けるモノがなく、今回の試飲の中で最もパッと目立たない内容だったような気も。
外交的な畑、とインポーターさんが表現されていたのは多少納得する(っていうかヴィリエやリードがめちゃくちゃ根暗)んですけれども、それが+に大きく関わってはいないかなぁと。
ニューワールド味のデフォルトといった具合は良いような悪いような・・・・・・なんだかふんわりしちゃいました。

MUJI無印良品

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シンプルデザイン的な

セレック
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名前の由来はジョージ・セレックというジェンセンの父が友達の歯医者
この歯医者がジョシュ・ジェンセンに「ロマコン超旨いですぞ^~」とオススメした結果、うっかりジョシュはピノでワイン造りを目指すことになったのだそうな。
この歯医者がいなかったら、現在のカリフォルニアはなかった・・・・・・?そんなセレック畑は「ラ・ターシュのポジション」「ジョシュ一番のお気に入りの畑」など、シリーズの中でも一際高評価だったり。

香りはミルズとヴィリエの方向性の方が近い・・・・・・いや、こっちが本家本元のプロダクトなのでしょう。重厚なスタンス。
シナモンシュガー、少し野菜っぽさなどがありつつ、全体に量感の高い赤果実のタッチ。
果物感にハッキリとした部分はないものの、どこか青野菜やキャロットっぽい雰囲気が出ているのは特徴的でした。
味わいもまとまりが良くしっかりものの印象で、チェリージャムとプラムジャムのミックスを焼きたてトーストに塗ったような。
ジャミーさの後に滋養的な多少漢方が入ったようなスパイス、バターっぽいタッチとよく混ざり、ボリュームがこれまでの上述した一連と較べてずっと大きい。
カリピノらしいまとまりの良さと同時に、ほのかな青さやスパイスが成立していて、味わいの深みになっています。
多分、他の畑もこのセレックと同様のプロダクトをしようとしているような気がしまして。そして、それが大成功しているのがセレックだったと。
果実感とミルキーさがリッチなまま、長めのフィニッシュ。実に豊満なお姉さんポジションです。


ああ、たまねぇ(向坂環)のナースコスプレってなんかこれっぽいなと字面からは感じさせるんですが、このフィギュアナースじゃなくてただのマイクロビキニじゃないの頭大丈夫か?とは二次元オタクですら思うからネ。

ジェンセン
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ついに「ふふふ、では我が自ら相手をしてやろうゾ!」みたいな感じで出てくるファミリーネーム。
カリフォルニアのDRCのロマネ・コンティ格と紹介されまくり日本で一番有名なピノになっている大本営。

色が他のヴィンヤードシリーズと比べると赤さが目に見えてちょっと強くなっていました。
香りに赤果実が多めで、かつスパイス要素なども控えめになっています。
全体にこじんまりとしていて、あまり香りも立ち上がってこない。
味わいもなぜか控えめなキャラになっていて、チェリーなどのタッチも他よりもソース感覚(ジャムぽくはない)。
また、オレンジっぽい要素などが多めにはいっているものの、果実のタッチそのものは重たく、ぶっちゃけ明らかに閉じた印象でした。
アフターもかなりバツッとキレる。扉ピッシャーンって雰囲気。
ただ、要素からかいま見えるのはポテンシャルは良いんだろうなぁという感じ。
なるほど、今回の記事内に限ればブルゴーニュっぽい。それもダヴィット・デュヴァンとか辺りの新進気鋭と、畑だとシャンベルタン村とかっぽいようなイメージ。
総じて残念なところがチラホラあって箱入り娘っぷりに将来的期待は持ちやすいかなぁ。


なお、箱入り娘とはこういう意味ではない(一応)

コストパフォーマンス(最大5PT)
ジョシュ・ジェンセンセレクション、リード:♥♥
ヴィリエ、ミルズ:♥♥♥
セレック、ジェンセン:♥♥♥(熟成可能性考えると+♥?)
ライアン:♥♥♥♥

今回個人的にオススメはライアン!

という形になりました。今回のワイン、価格帯として今現在の概ねですと
セレクション:4000円
ヴィリエとライアン:7000円前後
ミルズとリード:一万円前後
セレック:一万円後半
ジェンセン:二万円前後
って感じになっています。
そのうえで、セレクションは明らかに4000円分の価値はあまり見いだせないかなぁと。
ヴィリエも同様にちょっと重たすぎる。可もなく不可もない部類になっているかなと。
ミルズとリードもあんまりパッと良いなぁとは思わなかったのがありまして、その上でリードはちょっと高額な気がしてます。
1975年植え付けの畑の中では明らかにリードはパワーが弱く感じたんですよネ。
味だけならセレックが一番グッドなんですけど、コスパという枠組みならこれまた他でいいかなーという気が。
ジェンセンもね。ただ、ジェンセンはなるほど呑むタイミングで美味しさが俄然変わりそうではありました。
という上では、ライアンの7000円が一番お手頃なのではなかろうかと思う次第。
いずれにしても、プレゼントにはその知名度的に喜ばれるか「みーはーだなぁ」と思われるか・・・・・・相手を多少選ぶ必要があるぐらいには有名ですからネ。
ただ、全体に有名料は大きいかもしれないです。スタンダードになりすぎてて独自の個性という意味では物足りないかも?

というわけで、カレラ一挙試飲、ようやく更新完了ッス!
因みに、いまさらですがアドヴォケイト評価はジェンセンとミルズが同点で96、ヴィリエが95、ライアンが94、リードが91だったかな。
レイティングがそれほど大きく差が出るのか、試してみれた意味でも意義はあったかなぁ。
畑ごとの違い、というのは(醸造も変えてるとは勿論思うけど)しっかりと出ていて、わたしはこうした結果を出しましたが人によってかなーり違いが出るでしょうネ。
いずれにしても、カリピノの避けては通れない大御所、堪能させていただきましたん!

2015-12-19 17-20-56-322


というわけで、後はズラッと並べておくデス。




カレラ・リード[2012]

カレラ・リード[2012]
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