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幻とまで言われるカルトGCC?失われた芸術的メルロ シャトー・キュレ・ボン1994&1999

うぇるかむ!
昨日はうっかり更新わすれてましたー。ま、そんな日もあるよネ。
というわけで、今日は真っ昼間からこんなアイテムのご紹介。

j1UYZ.jpg
シャトー・キュレ・ボンより1994と1999。
サン・テミリオンの超レアアイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
シャトー、と言っているワイナリにしてはシンプルなアイコンひとつとなっていますが、逆にそれがカリフォルニア系に似た格好良さになってます。っていうか三日月風モチーフで幻のワインってこう雰囲気がソソります・・・・・・
なお、裏ラベルは剥がしてあったか蔵から直接譲ってもらっている(平行っちゃー並行)のかのどちらかでありませんでした。
また、94の方はマグナムボトルです。

このワイナリ、古くは1955年には存在しサンテミリオンGCCであったようなのですが、主だったメイン醸造家というのがいるわけでもなく、また00年にはあっさりとシャトー・カノンに吸収されてしまい消滅してしまうのでした。

そう、シャネルに経営が変わったではなく、シャトー・カノンに吸収された結果畑の大部分が「シャトー・カノン」になってたり。
オーゾンヌとも隣接してて、結果シャネルが買い取り、その後カノンの評価が良くなっていまして真の意味で「優秀な隣畑ワイナリ」だったのでしょう(どこぞの隣畑を恥ずかしげもなく自慢するインポーターと違って)。
ただ、元々から小さなワイナリだったのでパーカーたんをしても
「流通ルートにそもそも乗らんで、ワイもあんま呑んでないんや^^;」
と、自らの事をこのワイナリに関しては経験不足だとしています(呑んだ範囲では熟成がめっちゃ見込めるっぽいやで!とのこと)
あの、ポムロール発見隊であり右岸の現在の地位に貢献し、シュヴァル・ブランの犬に噛まれたとも言われるパーカーたんをして、です。
カルトワイナリ・・・・・・以上?にレアなので本当に幻のワイン状態。なのですが、幻過ぎて流通してた時は5000円ぐらいで買えた模様。
畑の良さだけは筋金入りだったようなのですが、醸造設備はオンボロで、畑の片隅の小屋に澄んでた使用人夫妻が毎日畑仕事をしていたという、The農家って雰囲気。
さて。このワイナリ、本当に幻というべきワイナリなのでしょうか?それとも、何となく消えていったマイナーなワイナリというだけだったのか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(両方共。好みを言えば1999年が更に良し)
メルロの真髄、ここにあり
私が呑んだメルロ主体のワイン、その中で珠玉と言ってイイ価値のあるワインが持つモノを確実どころか洗練としてもっています。
素晴らしくメルロ。去年、ヴィラフォンテ・シリーズmという南アのメルロを大変褒めましたが、味だけならこれは匹敵かそれ以上。
(誤解しないで欲しいのは、南ア贔屓の私が、去年南アで最も味は良かったとしているヴィラフォンテと並べるという事は、そんじょそこらのPGCCと並べる以上の出来事であるということです)
さて、ひとつずつ書いていきましょう

1999
今回単独で写真とるの忘れてましたテヘペロ。なので長い文章が続くのは許し給え。
色は濃く強めの赤紫。結構しっかりガーネットしていまして、若い印象がかなり低いのです。
香りには案外とカベルネっぽい部分も多く、ハーヴのタッチはアクセントとしていきています。
カシス要素も多めであり、しかしながら余分な香りはないといった感覚(この辺りでブラインドでメルロと察せる人はあまりいないのでは?)
あんまりケモノっぽさとかもありません。あくまでもスラッとしたカシス主体の果実とハーヴ感という構成。
味わいはしかし、まろやかな口当たりとミルキーな乗っかかりで「うぉ!こりゃバツグンのメルロだ!!」とテノヒラクルーしちゃうんですネ。
極めてタッチがまろやか。この具合、ミッシェル・ロランプロデュースのソレ以上。
ミルキーなさわり口で丸い質感にあとからカシス要素、ハーヴ要素がたっぷりと出てきます。
キノコなどの熟成要素も控えめながら感じさせ多重性を産んでいます。
機微が繊細なんですね。香りの印象がむしろ強気だったのだなぁと思わせるほど、味覚へのうったえかけが細やかで滑らか。
私自身、とにかく「タッチ」とよくわかりづらい単語を連続してノートするほど、クオリティの高いメルロの真髄。
メルロにはいわゆる母性的な甘えたくなる個性があると個人的には思ってるわけですが、もうほんとソレ。

ここ最近だとナルメアお姉ちゃんネ(→のキャラ)。お世話されたい感。骨抜きにしてくるお姉さん。

1994
年号としては↑と5年の差ですね。
ですが、色合いはそれほど大きな差を感じませんでした。ちゃんと明るい場所でみたら流石に感じたのかしら?
香りに99と比べるとケモノ要素や熟成による雰囲気があがっていて、より右岸的なポイントは増えているように思います。
この毛皮とかっぽさってメルロにチャメシ・インシデントですし、これもまた本質。
ただ、99と比べると明らかにこの要点はマシマシになっていまして、当のワイン会主催も「明確に94と99は造りが違うから、どちらが好きかでワインに対する価値観がわかる」との話(私は99のが好き)
そんなわけで、味わいもまろやかさが減った分、99よりも熟成によるのだろうダシ感や香りからも着ている毛皮要素などがすごく増えています。
それは飲み進める程違いが明瞭になっていまして、99がまろやかで包み込む旨さだとすると、94はより味覚的旨味をグイグイと提案してくる印象。
そのものの味わいのペーストは似ているのですが、多分ブラインドだったら「同じワイナリの年号違い」との認識には至りづらいのではないかな。
全体に赤い果実感など酸も足されてるんですが、それも熟成によるものって気があんまりしないといいますか。
この違いどーしても伝えたいので超雑に言うと、同じ人が作ったカリフォルニアワインとフランスワインって具合なんですヨ。
ただこっちのほうが、まろやかさはなく、もっとグイグイ行く感じ。
ちょうど上のリンクで言えば←のアニラちゃんって具合。お姉さんキャラなんだけど、もっとガツガツした所があるといいますか・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(コスパで図るものではないが)
まず見つけられるかが疑問ですけどネ!
もしも、貴方がこのワインを見ることが出来たなら、また予算と保持環境が整っているならば、必ず手に入れてほうがいいでしょう。
もちろん、熟成にどうあがいてもなるので壊れワインの可能性も存分にありますから私同様感動出来るかは別です。
が、オーゾンヌとかシャトー・カノンを買う予算を持っているならば、「見る事が出来たら即レジに持っていくべき」ワイン。
あまりに幻のワインすぎて、持っている事がステータスになりえるロストワールド。

というわけで、キュベ・ボンでした。
メルロってこういう次元になり得るよなぁって久々に思わされたワインでした。私の去年最高のワインはクインタレッリと決めたんですけど、多分こっちのが好きだって人いたでしょうネ(っていうか、そういう人のほうが多かったんじゃ・・・?)
まさに幻想の存在。

年号違いをネット上では見かけはしました。私は予算と管理スペースがないから買えないotl

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探せばまだ信濃屋に1998が4000円くらいで置いてあると思いますよ。

| 通りすがり | 2016/01/23 15:00 | URL | ≫ EDIT















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