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三ツ星レストラン御用達シャンパーニュメゾンは本当にミツボシ級! R&Lルグラより3種類のスペシャルキュベ一挙!~プレジデンスVV、オマージュ、エクセプショナル・サン・ヴァンサン~

うぇるかむ!
そろそろクリスマスの泡はお決まりかしら?(私は今、家に一本隠し子的に南アを持ってたりしてソレの予定なんですが)
で、今日は実は金銭的余裕があれば最近呑んだ中ではオススメの「シャンパーニュ」だったりします。私がですヨ。

R7ur9.jpg
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R&Lルグラより、プレジンデンス2005とサンヴァンサン1996とオマージュ。
3つのキュベモノであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ちょっとオマケ気味ですが、スタンダードに5とします。や、ラベルもカッコよさげなのとそれぞれの特徴性が良くってですネ。

造り手であるR&Lルグラというメゾンは1950年頃から自家詰めを始めたメゾン。
シュイィ村の代表的選手であり、ブランド・ブラン=シャルドネに特化したNMです。
1971年に三ツ星レストランのトゥール・ダルジャンに売り込みに行った時に
「お、めっちゃいいじゃんよ。君、ウチのハウスワイン作ってヨロシコ!」
と、オリジナルラベルでの依頼を受けます。それが話題になり、レストラン関係者感で贔屓されます。
検索して見つけた範囲で著名なところをコピペしてみると、
「フランス覇王ジョエル・ロブション帝、三ツ星パリのギィ・サボワ、ベルナール・ロワゾー、ランブロワジー、ラシェット・シャンプノワ、ラムロワーズ、アストランス、パヴィヨン・レドヤン、ホテルではマンダリン・オリエンタルやマリーナ・ベイ・サンズやプラザ・アテネ・・・・・・」
コピペするのも面倒!
ただ、米国誌はあんまり評価しておらず、評論家らしい評論家ではジャンシスが太鼓判!ぐらいしか見当たらず。
何故か?それは欧州内でこれまで主だって発売されていたから。15万本という結構な量の生産利率で、昔から三ツ星レストラン採用という宣伝力がありながら日本では正直、ドマイナーです。
今回はそれら三ツ星がグラスシャンパーニュとして用意するNV使用版・・・・・・よりも格上のキュベ版各種であります。
それぞれの内訳というか雰囲気は

プレジデンス2005:樹齢40年以上の最上区画パートレンヌからのブドウのヴィンテージ版。よってVV名義。大統領という大胆な名前をもった近年モノノ主格。

オマージュ:2012年に亡くなった先代に敬意を評して作られたとされる、特殊なワイン。2000年前半の原酒をブレンドし、2013年に現在の当主が澱引きして作ったという「NVなんだけど妙に古さのある」仕立て。
*サイトによって2000~2003だったり03が飛んで04だったり、また比率の書き方も違ったりでちょっとブレンディングに関しては錯綜気味。なので2000年台前半とします。2013にデコルジュマンというのはどうやら確定。
かなりの実験作であり一度きりのハズだったのですが、「今後も似たような事してみよ」とか当の現当主は思ってるとかいないとか・・・・・・

サンヴァンサン1996:50年間で20回作られたというスペシャルキュベシリーズの96年。現当主は最高評価の年としていて、サンヴァンサン名義の次回は2008年らしい。いわゆるフラッグシップ。遅めの澱引きが特徴。
ドンペリニヨンでいえば、エノテーク的存在。

という3点です。この3つ、スゴイんでス!いーんでス!!(cv:ジョン・カビラ

香り・味わい(最大10pt)
プレジデンスVV:♥♥♥♥♥♥♥♥
サンヴァンサン96:♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
オマージュ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
こ れ が シ ャ ン パ ー ニ ュ か !
三者でかなーり個性が違います。プレジデンス05が若いシャンパーニュにして欲しい事をちゃんとやっている点、サンヴァンサン96の熟成感(ちょい暴れ気味だったけど)のありかた、そして何よりもオマージュの肉肉しいスパイシーさと来たらもう!
オマージュは特に優れて卓越した「熟成風シャンパーニュ」であり、今年の味だけなら個人的NO1泡です。

プレジデンスVV
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ここのワイナリ、何故か通常シリーズのRLという文字が妙に「KOFのルガールっぽい」のが特徴(みんな解るよね?)
通常が白柄なのにたいしてこれは黒と赤という、夜のお店でも使えそうなカッキェーなラベルです。

色はそこそこに黄色みが強く、05にしても濃い目かな。それでも青緑かなぁ?とは思います。
香りにナッツやチョコの印象がまず先立っており、そこからピンクグレープフルーツとホワイトグレープフルーツのダブルパンチ。
シャルドネオンリーなのですが、赤身なところが少しあるんですよね(これは私の感じ方の問題ですが)。
味わいそのものはスタンダード。柑橘系果実とチョコが混ざるシャンパーニュオブシャンパーニュ。
ただ、基本的でありながらその作りは上等だと感じさせてくれるモノです。
肉厚さ、泡のまろやかなタッチ、シャッキリとしたアフターで雑味が少ない。
総合的に見ると「普通を普通にやっているシャンパーニュ」です。しかしながら、その基準値が極めて高いことに他の泡を呑むと気付かされたのでした(逆に、この手のたくさん呑める試飲でなければ気付かなかったかも)。
すごーく言葉にはしづらいバランスの良さ。酸や甘味のバランスが他と一味違う次元で良く仕上がっています。
カリフォルニア系やシャンパーニュ一部のパワフル系や、ベル・エポックやクリスタルなどの繊細系とも違い、まさにオールラウンダーなキャラ。
大統領、というよりは何でもこなせる秘書っぽい気もする。

個人的にはワートリの荒船さんとかこんなキャラしてると思います。クールでもあり、ポップでもあり、全ての距離で戦えるオールラウンダー。今週のジャンプで活躍してて改めて萌えた。
または

バランス良く女の子を配置しているという意味で、ニュージェネレーションズ。

サンヴァンサン96
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一転してクラシックな雰囲気に満ちたゴールド感満載の表ラベルになります。カジュアルさと厳格さで差異をつけてるっぽいかな。それでも、切り抜きなダイヤづくりとかはデザインセンスあると思うけど。

色はゴールド系、でました!って気分になるカラーは熟成の証でしょう。
しかし、泡は今回の3つどころか他の若いNVとかと較べても強いです。
香りは杏などのオレンジ色の木の実とチョコ感。それと熟成から生じてるであろう肉っぽさがふんわりとムース的に。
この段階でちょっとしたフレンチめく辺りでスゴク「当たり」な気がさせられちゃう訳です。
熟成感よりも杏っぽさの方が大きく出ているのは特徴で、00年台前半とブラインドなら答えてしまいそうなところもあります。
それぐらい果実の要素は大胆です。
味わいはちょっと刺すようなタッチもあって、唐辛子っぽい辛味も存在しています。
泡が多く、キレが良くできているものの、どこか落ち着きはないような印象ではありました。おそらく、寝かせられる人はもう数年後の方が美味しいんじゃないかしら?
香り同様の杏とチョコのティストや肉感のほんのりのる感じは悪くないです。
ヴィンテージシャンパーニュ、というには少し若すぎるバランス感で、こっちは上記のプレジデンスと比べるとバランスが悪い状態だったかな。
とはいえ、ポテンシャルは感じられるし、何より杏要素が多いというスタイルに驚きです。この日のシャンパーニュで最も果実を感じたのはこの最も古いヴィンテージ扱いの泡だった訳で。

他のイメージが思い浮かばないこともないですが、ワートリつながりで、リリエンタールの紳士とかこんなちょっとアンバランスだけど芯がカッコイイキャラかなぁと。え、賢い犬リリエンタールを知らない?今スグ読むべし!!私の大推奨この上ない短期で打ち切られたジャンプマンガだヨ!

オマージュ
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今年最高の泡候補がコレ
ダイヤの形に私なんぞはポール・ラトーを感じちゃいますが、3つの中でもシックな雰囲気だと思います。
なんとなく、喪にふくしてるようなモノすら感じさせる、シンプルな高級感。

色は黄色よりのゴールドで、この段階ではサン・ヴァンサンの方が古いワインとして認識が出来ます。
が、香りからが本領。
香りに脂身すら見えてくるような明確なスパイシーベーコン、それからチョコのタッチ。
果実が主体でもなく、肉感とチョコのリミックスという非常に熟成度の高いタッチで、当の試飲会で説明兼ソムリエポジとしてやってきていたインポーターさんが「正直、サン・ヴァンサンよりこっちのが熟成のタッチがあって我々も驚いている」と言わしめるほど。
味わいはナッツ要素が多く出ていて、アーモンドやピスタチオやカシューのミックス。
そこにベーコン、トースト感が混ざってくる訳です。
高級な菓子パンの完成です。とてもワインと合いそうなベーコンとナッツを入れたフランスパン・・・というのを勝手にワインだけでやってくれている訳です。
それから柑橘が多少入って、ながーい余韻でデクレッシェンド。存在感が大きく綺麗。
カカオっぽいチョコ要素とスパイシーさも多分に含めた辺りにエキゾチックさすら感じる、官能的な泡。
この日呑んだ泡ならぶっちぎりで美味しかったと思っています(安い部門であればコルマンな)

でた、エキゾチック褐色代表ナターリア。カードバージョンでいえば、最新のメイド+版ですネ。エキゾチックでセクシーな大人子供褐色とか最高ですナ!(なお、ナターリアはアイドルマスターシンデレラガールズで自分が推してる――つまりナターリアPというやつ――なので、彼女に例えられた段階で私の中の評価はMAXだということです)

三者ともにそれぞれに違った出来栄えになっています。まぁ、コンセプトが違うので当たり前といえば当たり前なのですが、どれにも感じられるのは「雑味の少なさ」でしょうか。
まとまりがサン・ヴァンサンですら良い方なのであり、ブラン・ド・ブランならではの凛々しさを持ち合わせている訳です。
あやふやさを持たずに凛として咲く花の如し。

コストパフォーマンス(最大5pt)
どれでも♥♥♥♥♥
で、どれもシャンパーニュとしては安め
それぞれプレジデンスが8000円程度、オマージュが1万円ちょっと、サン・ヴァンサンが1万5千円ぐらいです。
恐るべき安さです。96年モノのブラン・ド・ブランで1万5千というのも驚きですが、それにもましてオマージュが1万円は悪いこと言わないので贅沢シャンパーニュ呑むならこれケースで買うべきだゾと断言します(その意味ではプレジデンスが一番びっくりしなかったりしますが、この水準のシャンパーニュ探すのは同価格では至難な気がしてます)
どれもラベルデザインが凝ってますし、レストラン御用達なエピソードまで含められればプレゼントにも◎。
無理に高くて有名なシャンパーニュを買うなら、ルグラ買った方が良いだろうと思わせるに十分な実力です。
これ、三ツ星が使いたがるのは納得なんですよね。どれも料理を引き立てそうでありつつ、完成度が高い。

というわけで、ルグラより3つのキュベでした。
シャンパーニュはカリフォルニア泡やフランチャコルタと比べると劣る・・・・・・という尖った見方すらしている私にありながら、この3作品は脱帽モノです。
本気で泡好きな人がどういう評定になるのかは、すごーく気になるところ。泡に関しては未熟な身からすると「これより値段と味わいの総合で良いシャンパーニュってどんなの?」と教えていただきたく存じます。

売っているショップは多くはありません。それにしても、オマージュがまだ買えるのは日本のワイン知らずとすら言えるナ・・・・・・


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