オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

オタク向けティスティング談話⑥ティスティング・ノート

うぇるかむ!
本日でこのシリーズも最終回です。
まさか連続更新になるとは・・・・・・いかがだったでしょうか?

さて。
前回から更に何をするか、というところで本日のテーマは

4kanjiru.jpg

です。

感じた事は、一般的には「心にとどめておく」のが大事です。
自分からはあまり言を発するのは得策ではなかったりします・・・ウンチクオジサンオバサンになっちゃいますからね~。
ただし、ワイン界隈は比較的「どうでしょう?」と尋ねられたりする機会が多かったりする酒種であったりします。
なので、そうやって聞かれた時には小学生よりはちょっと良く見えるぐらいのほうがいいかなぁと。

そしてもうちょっと発展して、ティスティングをノートする行為のポイントを出していきます。
これだけで、大分ワイン通に見える・・・かも?

■ティスティングは3つのPで出来ている
体が剣で出来ているように、ティスティング――味わうという行為の概ねの場合で――は大体3つのポイントが大事なんではないか、と私は考えています。
なので、これは完全に持論です。覚えてもしょうがないけど参考までに

・プロファイルのP
ぎがる

この場合のプロファイルは略歴です。
ワイン界隈であれば、「どこのワイナリーが作ったか」「誰のプロデュースか」「テロワールはどうだったか」「どこの畑なのか(国なのか、地位なのか)」「どんな名前か。どんなラベルか」「アルコール度数はいくつか」「どのぶどう品種をX%使っているか」「リゼルヴァ?クリアランサ?」「誰が評価したか」といったテクニカルデータですね。
この項目は完全に確定の部分のデータ面です。
ワインの場合「飲まなくてもわかる部分」と言い換えてもいいかもしれません。
アニオタ的には「まどか☆マギカは虚淵玄脚本うめてんてーキャラクター原案」というような部分。
こうした事項は話のベースとして重要であり、ノートする上でも「味わいの理由」として出ている事が多いので実はしっかりと把握しておく方が「好きなワインがわかる」という意味では近道です。
ただ、もっともウンチク感が強い部分なので、ここの部分ばかり覚えていても意味は持ちません。

・ポイントのP
エルヴィ

これは味わった時の「酸が強い」「タンニンがあまりない」「バニラフレーバーの味」「カシスとスミレの香り」と言ったようなまさに要点です。
これは味わった上でないと書けないポイントでとなっています。
本来的にはワイン専門用語としての味や香りの定義がある・・・のですが、それは一先ずは後回しでOKというのは先にも書きましたね。
ポイントの表現力、というのが一番大事でその如何によって文章でありながら味覚の記憶として定着します。
シンプルに最も難しいので、コレは経験が必要なのは否めません。
アニオタ的には「このシーンでのキメセリフに対して感じた要因全部」みたいな?同じセリフでもキャラによって厚みというか深みが違ってその「厚みとか深み」を如何に細かく要点が見いだせるか、ですね。

・ポエットのP
patesie.jpg

詩人のP。つまり「これはサグラダ・ファミリアのようなワインである」だとか「子供の頃の夕日と野っ原のような」みたいなモノです。
これは味わった時でないと書けないポエットで、ワイン界隈では何故か大変人気ジャンルだったりします。
これには後述しますがそういったスタイルの方が大御所にいたりするためなのですが・・・・・・
さておき。
ポエットは基本的には「アマチュア的」であり「意味のないコメント」というのがプロ界隈での一般化です。
何故ならば、それはかなり個人としての専門用語と化していて(例えば人によってサグラダ・ファミリアの印象は大きく異なる)本質的には全くワインとは結びつかないためです。
落とし穴として、ワイン界隈では男性的女性的というような表現があったりし、一歩そこから引きづられるとポエットと化します。というより初心者向け講座の本などで、ポエットするシーンは多いです。
プロ的にいくならば、ポエットは全くいれないべき項目といって良いかもしれません。
しかし、ポエットの最大の効果は「ワインに興味が無い、知らない人間にポイントを幾ら語ってもわからない反面、旨くポエットをすると興味を持ってもらえる可能性がある」というもの。
これに関しては、私は以前必ずアニメキャラなどに例えるという行為を、しばらく別件でやっていたことがありまして・・・・・・結果、ポエットは狭い範囲で興味を持たれやすくする反面、ポエットの言いたいことはまず相手には伝わらないという事がわかりました。


・・・・・・
以上、3つのPにより、特にワインティスティングは成り立ちます。
プロになるほど、ポイントが大きくまた濃く言い表す事が出来、逆にポエットが濃い程アマチュア度数があがります。

というのが基礎論ですが、実践する上では初めは好きなティスターの基本的なスタイルをパクるのがいいと思います(愚地克巳感
絵のジャンルも音楽ジャンルも基本は師をパクる事が最も効果があり、ティスティングに関しても師をパクるのをまずは数本やってみてください。

と言ったところで、サンプルがてらにティスティングコメントを紹介してみましょう。

・田崎真也
敬称略ごめんなさい^^;
言わずと知れたソムリエ世界選手権優勝者であり、ソムリエといえばこの人というか、ソムリエ協会の人だったりとかで、日本の最高権威の一人です。
ティスティングコメントはまさしくお手本的なプロ技。
古い本は比較的一般向けにかいていますがこちらのヴィノーテクからの抜粋されたコメントなどはまさにプロファイルとポイントの必要最低限を抑えたシンプルなコメントです。
今回、アマチュアの私との比較も兼ねてURL貼っておきますね
田崎真也版、チャールズ&チャールズのコメント
シンク版、チャールズ&チャールズのコメント

・ソムリエールの樹カナ他

漫画、ソムリエールはプロファイル度の重視率が非常に高い漫画です。
というより、エピソードの大半が基本的にはプロファイル(醸造家とか、そのワインの名前とか、エチケットとか)からくるものが多く、またかなり玄人ごのみなワイン感がある作品です。
主人公、樹カナが誰ソレに推奨するワインは大半が味わいよりもバックボーンにあるエピソードを優先している節があり、味わい中心の話になると結構小細工だとか温度管理の話が主体になったりします。
細かいティスティングの部分も田崎真也氏ばりにシンプルで明確、適切な印象を与え私的にワイン漫画といえばコレかなぁと。
若干初心者向けじゃないレベルの事をサラッとやってたりするのですが、サラッとやりすぎてて知らない人にとって面白いかどうか疑問が出る話も中には。

・神の雫のイッセーきゅん他

一方、とにかくひたすらにポエットを突っ走るのがこちら。
初期の頃こそ、ある程度のバランスをとってポエットしているんですが(それでも絵画例えなどが多く超ポエット)、最近になってはいよいよ
「これはブルゴーニュのとある生産者が少数だけ作ってる作品で・・・」「そんな事を言ってもワインを知らない彼女には伝わりませんよ」
「このワインには結構プラムとかのタンニンが強く感じられて・・・」「そんな話は聞きたくないから表現しなさい」などなど、ポエット以外を全否定するような傾向も見られる異端です。
作中でポエット正当説を押しに推すというより、そもそもストーリーの軸がポエットじいさんのポエムからワインを当てるという謎すぎる話です。
ワインギャグ漫画、としては秀逸でワインを探す為に奇行を繰り返すBBAハンターイッセーきゅんはワイン界隈屈指の萌えキャラでしょう。お・・・おお・・・・・・(目をつぶりながら

・ワイナート


日本国内で一番有名なワイン雑誌。
王国のカジュアル志向、リアルワインガイドのなんと無いアングラ感に比べてスタンダード。
ワイナート派、王国派、リアルワインガイド派みたいなのもギリギリレベルで存在し熱心な方もいらっしゃり。
最近、ワイノット?なるカジュアル志向・・・という名の胡散臭く喧嘩を売る雑誌も出ています。
立ち読み程度でいいとも思いますが、雑誌社のレベルというのは何となくわかるかも。
代表的なコメンテーターだったのはワイナート田中氏で、日本国内のポエット派の牽引者でした。
「ティスティングとは真善美である。凝縮、調和、品位、構造、余韻である(ドヤァ」
は調べてて一番ワロタでございます。

・ロバートパーカーやヒュー・ジョンソンやアントニオ・ガッローニなど
敬称略^^;
世界を動かしている評論家達のコメントは、抜粋されたものが良くワインの宣伝に使われていますね。
パーカーは言わずもがな、の世界最強にして「ワインの値段を決める男」のコメントです。
日本では部分を使いすぎていてキテレツコメントを残しているように見える向きもありますが、実際のところは田崎真也氏同様一定のシンプルさと程々にポエットがまじります。ヒュー・ジョンソンはよりプロファイルをつめてくる印象。
ただ、彼らは「~~年ごろが飲み頃だろう」という飲み頃コメントをしており、この判定は極めて難しくまた信憑性が一番あやしい部分ではないかなぁと。
英語がちゃんと読める方は参考にされるのがいいかと思います。

・ちなみに私
は、分類としては全部やっていて比較的ポエットが高いタイプです。
意識的にラベル・ストーリー枠がプロファイル、味わいをポイントと〆にポエット、コスパでそれらを金銭的に見ようって感じ~
上記作品たちぐらいにつよくなりたい(ドンッ


という訳で長くなりました、ティスティング特集もおしまいです。
くぅ^~疲れましたぁ^~
かなり長い文章になってしまいましたが、参考や興味をもっていただければなにより。
私自身の改ため復習も兼ねてやってみて逆にこの難しさを感じたぐらいでした。
オタッキーになる、というのも面白いものですよん。

ということで
―おしまい―
関連記事

| コラム | 23:59 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ギリギリで前告知どうりに6月9日中に更新したのでした。本当ギッリギリですねぇ・・・また、ついさっき少し記事内容をボリュームアップしました。

| シンク | 2013/06/10 06:15 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/85-740a6830

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT