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自然派旗手によるボージョレ・ヌーボー・・・ただし去年の! フレデリック・コサール・ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール2014

うぇるかむ!
先日のガメイ試飲会関係第二弾。ちょこっとニコラ・テスタールの時に書いた彼の師匠のウチのひとりがこちら

mW29z.jpg
フレデリック・コサール・ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール2014
一見普通?いえいえ、これちょっと謎のワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
お気づきの人も多いでしょう。そうこれ、「去年のボージョレ・ヌーボー」です。

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右下の通り、1年前の解禁ネ。

造り手はフレデリック・コサールおよびケヴィン・デコンブの作。
なにげにフレデリック・コサール初登場の当ブログ、サクッと言ってしまえば
「ブルゴーニュ自然派の旗手」
ジャンヌ・ダルクみたいな存在です(ただしオッサン)。
彼は元々農家・・・ワイン全く関係ない・・・の息子で乳業系の勉強とか会社とかにも務めるのですが、全く歯が合わずドロップアウトしてワインを作りたいんじゃー!とワイン農家へ転身します(一応醸造大学は出てるとか)
で、彼は1996年から自分の畑を持ち、バイオダイナミクス(超自然派の黒魔術的なアレ)を実践。
そのまま自然派な人たちが彼の元に集まり、修行しては人気自然派ワイナリになっていくという、人気生産者産出ワイナリでもあります。
そんな訳で、自然派の中でも・・・・・・いや、リアルワインガイドなどでもかなり神格化されているワイナリの1つです。
また、昨日更新したニコラ・テスタールに対してパターンからみておそらく「最も彼に影響を与え、また共同作業をした」ワイナリだろうとも。
そもそも、このボージョレ・ヌーボー2014って実は彼名義では初でそれまでのヌーボーは全て「ニコラ・テスタールとのコラボ」ワインでどっちかというとニコラ寄りでやってたぐらいなのです。
また、ケヴィン・デコンブという新しい共同の作り手は若手で自然派系の造り手の子息として注目な人。
老舗自然派と若手によるコラボワインの処女作!
・・・・・・なんですが、ボージョレ・ヌーボーです。しかも去年な訳です。
ふっつーな人ないしエキスパートぐらいをお勉強してる人から見れば「はwwwwそんなのまずいに決まってるだろwwwwwwwwwww」というワインだと思います。
さて。その評価が果たして正しいのかそれとも?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
カリピノの印象すらある
間違いなく、私はこのように、その場で表記していたのでした。
カリピノのような去年のボージョレ・ヌーボー。それはつまり「あまりにも劣化していない」ワインな訳です。ボージョレはすぐ飲め、そういう作りなのだから・・・が鉄則ですが、ルロワしかりこの手の自然派しかりその限りではなくなっているというのが昨今の新のボージョレ・ヌーボー事情だと思います。
飲める生産者は結構飲めるんです(それが果たしてボージョレ・ヌーボーとして正しいかは別として)

色は結構クリアなレッド。
香りにミルキーさが多く、それでいてチェリッシュな印象。
アセロラ少々に、赤い果実各種のタッチ。それらは確かにシンプルめなんですが、同時に土っけやミルキーさがのっかってそこそこにカリピノっぽい気がする訳ですこの段階で。
地域で言えばソノマとモントレーの中間な、いや・・・オレゴンっぽい独特のティストを保持しています。
そして味わいも全体にチャーミングさが多く出ており、キュートめのチェリーが普通に出ています。
超フレッシュな感じじゃないです、またソース系やジャム系といった凝縮感や作った感じもないです。ある意味ではちょっとお家で終えて賞味期限ギリギリに食べる果物みたいな状態。
文章にすると全く美味そうでないんだけれど、なんとなく摘んでみたら結構美味しい。そういうニュアンスです。
この微妙な果実加減がポイントで、そこにガメイ独特(?)な土っけと青さなども多少入り、香り通りのミルキーさでまとめてある訳です。
最後の方になると、そうした苦味要素が突出するので酸化には弱そうなんですけど、すぐ呑む分には樽ぎきがちょっと強めのオレゴンピノのような訳です。
繰り返し言いますが「2014年のボージョレ・ヌーボー」ですからネこれ。
このワインに関しては要するに「果実が生き残りすぎている」ぐらいの味な訳。驚きです。
オレゴン系のバランスの良い、優等生系な黒髪少女的なタッチのキャラクター。
最近悪い方向に話題になっている、のうりんのキャラよりは自然な胸元です。

コストパフォーマンス(最大5pt)

今回の特集は全部?にしないといけない気もしてきました・・・
何故ならば「ボージョレ・ヌーボーを数年とっておく環境がマニアックだから」です。
これ、去年だったらもっとミルキーさと果実感が強かったのだろうとエデュケイテッド・ゲス出来るんですけれども、まぁ呑んでみなかればわからないですし。
なので、コスパという意味では設定しかねてしまう。
割りと自然派としては長くやっているワイナリにもかかわらずこの2014が処女作なんですけれども、そういう意味でコレクター的価値はあるかも。
ともかく、ボージョレ・ヌーボーというよりちゃんとガメイのワインといった佇まいがあり、もしもこのワインが今から買えればお買い得の部類かもしれません。

というわけで、フレデリック・コサールのヌーボー2014でした。
この段階でマニアックな飲み方なわけですが・・・これ、序の口なんです。この後さらなるカオスを当ブログは体感スル!

と、思ってたら、なんとこの「熟成ボージョレ・ヌーボー」をやってるお店とかあるみたいで、このワインがネットショップで買えます(ただしプレミア価格)。この値段だとコスパ♥なんですけど、興味があれば

現行ヴィンテージはこのぐらい

皮肉にも、個人的にパッと思い浮かぶキャラが「XPたん」なのであった
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