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いいぜ、フランスが何でも思い通りに出来るってなら、まずはそのふざけた幻想をぶち壊す! デーヴ・フィニー×ジョエル・ゴット・オールドヴァイン・グルナッシュ・シャッター2012

うぇるかむ!
南アフリカ特集も終え、一段落ついた私はこんなワインを呑んでいたのでした・・・

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デーヴ・フィニー×ジョエル・ゴット・オールドヴァイン・グルナッシュ・シャッター2012
あ、これ、ワインのラベル(エチケット)ですから。マジマジ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
カルト系ラベルって最高だよネ!
以上。で、すませたいぐらいにいいですね。ガラスが打ち砕かれたという表現が横長に続いているラベルで、すごーく印象的。
9Jstc.jpg
そして!この!色々とおかしい状態!
この文字列を見た時に「へぇ、ジョエル・ゴットがフランスで作ってるの?」と疑問を持てればカリフォルニアマニアです。既に飲んでたら超マニアです。
今回の立役者はデーヴ・フィニーというカルト生産者(ジョエルの下に書いてありますね)。
彼はオリン・スウィフトというカルト系ワイナリを1998年に立ち上げた人です。

ド派手なラベル系のシン・クア・ノン様やレッド・カーに類似するおもにジンファンデルを得意としてる造り手。パーカーたん評価はそれなり(ただ、96点ぐらいで最高峰とはいえないかも?)ですが、ナパとかチリにも手広く作りをもっています。
もろに彼はアメリカン・カルト・ワイナリの人です。
そんなデーヴ・フィニー君、2008年に小旅行がてらフランスのルーションのモーリー(スペインにほぼ近い所ネ)に行くわけです。
そこで彼はオールドヴァイン―おそらくアンティーク級―のグルナッシュが植わっているのを見て
「ジーザス・・・30エーカー購入ですわ」
と、サクッとその辺りに植わってる未開拓地を購入。即醸造所を立ち上げ。なんという決断力と行動力かッ!
で、親友のジョエル・ゴット君を呼ぶ訳デス。

当ブログでもフラッグシップワインを二年前に紹介していますが、レストラン経営系の超敏腕経営者。
ジョエル・ゴット氏とはデビュー当時から親友関係のデーヴ氏は、グルナッシュ主体のワインを作っていたジョエル・ゴット氏に
「まずうちさぁ、ルーションあるんだけど……作っていかない?」
「あ~いいっすね~」
と、二人は幸せなルーションワインを作る訳です。
作りの特徴としてはモーリー地区のオールドヴァイン・グルナッシュを75%ものフレンチオーク新樽で仕上げたことがあげられるでしょうか。
で、つけた名前が「シャッター」。打ち砕く!という意味でガラスが粉々に打ち砕かれているのがラベルという訳。
かなーり常識外のワインであるといえましょう。アメリカ人タッグでフランスに殴りこみにかかっているワインなのですから。
評価としてはこのヴィンテージにアドヴォケイトのジェフ君が92点をつけ、
「この辺がちょっと、セクシー・・・ エロイッ 」(意訳)
なかなかの賞賛具合。
「そげぶ」な成り立ちのワインですが、、実際問題実力はどうかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ンァッー!
テロワールという言葉は、人が先に立つという決定的証拠といえるでしょう。これ、アメリカンな醸造でありつつオールドヴァインのタッチも備えていて、アルコール度数の高さも相成ってフランスの幻想的概念をまさにぶち壊しています。

色はクリムゾンレッド。透けないレベルでもなく、アルコール度数の割にはむしろ薄いカラーリングに見えるかも?
香りはしかしド濃い系で、チャイみたいなスパイスと茶葉とミルクの香味がブワッと!
べーコンっぽさやオレンジの印象もあり、インパクトがあります。
味わいも同様で、チャイティーと柑橘といちぢくが混ざったエネルギー感あふるるものになっています。
アールグレイや中国茶、そこにバニラが同時に出ている辺りがチャイティーっぽさで、柑橘やいちぢくの酸味とシナモンの甘味。
かなり柑橘要素があとあとにまで残り、スパイシーさが強いフィニッシュです。ラスト辺りの感触にコブミカンの葉があるような?
どこかVVっぽさがあるのは特徴。スパイス感や果実の印象がそんな感じー。
全体の構成がかなり強く出ていて、一番近いのは「ホルフェ・オルドネスなどの作るド濃い系スパニッシュ」だと言えるでしょう。
どこかインドっぽいなあともタイカレーっぽいなぁとも思えます。あ、スパゲッティじゃなくタイカレーと食べ合わせてみればよかったな失敗。
全体にフニャッとしがちなグルナッシュにおいて、カルトな仕上がりにラベル通りなっており、この辺りに造り手力を感じさせますネ。
気分としては、褐色系元気キャラ。陽気で気さくでダイナマイトなボディ!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
カルトワインがこの値段だと思えば大アリ
ルーションのワインで4600円ぐらい、というと高い気もしますが、スペインのカルト系(エル・ニドとかね)と思えばむしろ安すぎるような気がするという、モノは言い様の価格と内容かなぁと。
ラングドックの最高峰ってこのぐらいのワインありますし・・・・・・
私が好きな方向性なのでちょっと甘い点付けですが、コスパいいと思う。
(ちなみに、ジョエル・ゴットのワインだったら安いモノも多いんですが、オリン・スイフトのワインだと赤最安値という位地。これまた微妙な・・・)
出回り自体は少ないのですが、まさにインパクトのあるプレゼントになりますしワイン会なのでも度肝を抜けるダークホースとして上条さんバリに活躍してくれるでしょう。
気合あふるるワインなので、是非お肉とどうぞ。

というわけで、シャッター2012でした。
バリバリのカルト感、何よりもそれがフランス産という常識外の作りに恐ろしさを感じまス。
(因みに、かのシン・クア・ノンのマンフレッド・クランクル兄貴もヌフパブで「キメラ」というコラボワインを作ってたりします。日本には未入荷っていうか世界的にも激レアワインで多分ホンモノが国内にやってきたらオークションで20万円ぐらいはすると思う)
めちゃくちゃなネタモノワインなのですが、だからこその出来栄えに納得もある貫禄の一本です。

そもそも取り扱い店舗が少ない。手に入れられるウチに。

世界のそげぶ

他に該当キャラもいそうな感じだけど、個人のイメージとしてはバナナボート乗ったりこっち魅了しにかかってきた(千夜一夜版)ナタ。
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