オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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ロマネ・コンティ社のプルミエ、それはラ・ターシュの片鱗?ただのマルチ畑?いやむしろ・・・・・・ DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)キュヴェ・デュヴォー・ブロシェ 2002

うぇるかむ!
当ブログ、実はこのワイナリ初紹介になります。以前09リシュブールをやろうかと思ってたことがあったんですが・・・なんでかやらず仕舞いだったんですよネ。
2015-10-24 22-13-19-064
DRCヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ・キュヴェ・デュヴォー・ブロシェ
ロマコンですよロマコン(ロボット声で)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
まぁ、このドメーヌってだけでそりゃネ
天下のロマコン様です。D!R!C!D!R!C!
2015-10-24 22-13-36-498
裏は説明文になっています。

えー、しかしながらこれ割りと特殊なワインになってまして、毎年作っている訳ではなく1999年以降たまーに作っているというようなワイン。
宣伝文句に見られるのは「99年と02年のDRCの各畑ブドウがめっちゃ素晴らしかったから作られた超レアワイン!」というような感じ。
実際のところは・・・・・・量が多すぎたり若かったりするのを使っているだけでは?・・・・・・えー、謎です。
っていうか、そもそも「ロマネ・コンティってなんか世界で一番高いワインじゃないの?」という具合の方もおりましょうから、サクッとそこから説明してみましょう。

◆そもそもDRCとかロマネ・コンティって何?という簡単な解説◆

まずドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ=DRCと呼ばれているワイン作ってる会社があります。
アニメ好きは、まぁシャフトだとかジブリだとか型月だとか思っておいてください。
で、そのワイン会社が「ロマネ・コンティ」という特級畑で作っているのが皆さんご存知「世界で一番高いロマネ・コンティという酒」です。
ジブリのトトロが一番人気、とかシャフトならまど☆マギが一番とか型月ならフェイトの本編ってな感じです。
で、勿論ジブリやシャフトや型月はトトロやまどマギやフェイトだけしか作ってない訳ではなく、魔女宅作ってたり化物語作ってたりメルティ・ブラッド作ってたりしますよね(早く月姫リニューアル出せ)。
DRCも同じく。ロマネ・コンティという希少な畑のみを使ったワイン以外にも、ラ・ターシュという畑のブドウのみを使ったアイテムがああります。DRC・ラ・ターシュということですね。
他にも数種類もっており、しかもその全てが特級畑の単一ヴィンヤード・・・・・・ジブリだったら宮崎駿作品以外存在しないような・・・・・・のがDRCというワイナリなのです。
世界で一番高いのは「ロマネ・コンティ畑版」なんですが、恐らく一番安いだろう「エシェゾー畑版」ですら今や10万円とかしたりします。
なので、この記事のタイトルみたいにロマネ・コンティ畑を呑んおらずエシェゾー畑版でも「ロマコン飲んだよ」とあやふやに言うことが出来たりもし、またそういうあれこれを知らないと「ロマネ・コンティ畑を飲んだと思い込んでいる」なんてケースもあったり。
とにかく、名前だけで緊張が走るワイナリなのでス。

◆説明終わり◆

では、このキュヴェ・デュヴォー・ブロシェとはDRCの中でも何なのかというと
「ラ・ターシュを主体とした、DRC社が持つ畑のブレンドワイン」
です。ふっつーに言うとセカンド。マニアックにいうと全部特級畑のマルチヴィンヤードスタイルという希少品。
このなんとも言えない存在!
ブルゴーニュ地域では「畑を混ぜ込んだら、ずっと格下の村名にしてね」っていうような法律なので、特級扱いを受けている畑でもクソザコ扱い・・・・・・になぜかならずにプルミエ!?というワイン通ほど謎が深まるワイン。
ま、カリフォルニアでいえば、ヴィンヤードじゃないマルチなソノマとかナパな訳でそんなレアい事もない訳ですが・・・・・・
でも、中身はDRCの二番人気ラ・ターシュ主体の02年という熟成具合。
はてさて、一体何が待ち受けていたか・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
超絶旨い「新世界のピノ」みたい
昨日やりましたドミニク・ドゥランのシャンボールがとてもブルゴーニュらしかった分、余計にこれには新世界(カリフォルニアやオーストラリアやニュージーランドなどなど)を感じちゃって。
実は以前09リシュブールを飲んだ時も思ったのですが、これにもその感覚はありました。
DRCの出来って流石にまとまりが良いのですが、すごく濃い。

色は強めのクリムゾンレッド。若い、という他ありません。完全に若い。
香りに強めのチェリージャム、クランベリーは渋め、紅茶感はダージリン&ウバ茶。ウバのが強いかな?みたいな強さのある印象。
味わいも若さの方が目立つぐらいで、果実のボリュームはとても高くあり、タルのニュアンスからくるバニラも案外と多く感じられ、酸味も甘さもとてもチェリー系の印象が大きく、熟成感はほのかに。
均一かつバランスの良さが流石で、どの部分もとてもエレガントにはできています。
少し塩ッ気もちゃんとふってあって、チェリータルトを一瞬垣間見せつつ、すぐにクッキー層が現れるかのような仕立ての良さ。
長めのアフター、口当たりから果実とまろやかなバニラの印象が溶ける感覚、トゲトゲしくなく紅茶感の漂い方も苦味に転じずに心地よく。
黒髪ロング系の超絶美少女様です。それもどこか後ろめたさのある、魅力的にダークな・・・・・・

しかしながらこうした全体像がどこか私にはセントラル・コーストやオーストラリアの素晴らしき連中にダブったりします。
特に果実のパワーのあること!果汁の重さ、充足感の具合、またはミネラル要素の具合などなど・・・・・・骨格のチェリッシュさが何となく思い浮かぶという。
DRC本体がこのマルチヴィンヤードで見せたのは、ある意味では「ラ・ターシュの片鱗」よりも「マルチヴィンヤードのブルゴーニュがどうなるか」よりも、「新世界の連中が目指しているピノの具現化」だったのではなかろうかと。
総合的に、新世界のピノの最高峰と似ると私は思います。
この一文を読んで、「新世界スゲー」とみるのか「最高峰でも片手間なDRCに勝てぬのか」とみるかは人それぞれ、かも。

コストパフォーマンス(最大5pt)
(我々が測るのではなく、ワインが測ってくる)

えー、リリース当時は6万円ぐらいで買えたみたいです。

うむ。
でも、今現在楽天で買おうとすると

プレ値がついてます。ウーム。
っていうか、全体にブルゴーニュの値上っているのが問題でもありますしそもそもロマネ・コンティだけじゃなくほとんどのDRCワインが値上がりの祭典みたいなモノ。
まず「くじ引きで安く売るインポーターさんやお店」「お得意様向けに安く売る」というのがあったりして、そこから流れてったりしてガツガツ値上がるというケースがあります。
ネット販売なんてプレミアつけて最高に値上がっている訳。
本当のDRC愛好家セレブ達は

このリシュブールなら10万円アンダーとかで手に入れています。今でも恐らくネ。
DRCのワインとは、呑み手の入手方法や出した価格までもって「呑む人間を選ぶ」ワインなのです。

という訳で、DRCのプルミエなのでした。
ドエライワインであります。実際問題、このプルミエ最高に素晴らしいモノだったと思います。
体験出来たのは本当に貴重でしたネ。
色々と格落ちではあるこのワインをもってしてDRCという造り手の類まれな実力。
「ワインとは造り手なのだなぁ」と深く思う次第です。

これとか最早博物館アイテムだよね

思ったより「このDRCっぽい黒髪ロングの超絶怪しい妖艶美人」なアニメキャラが見つからず、「ほむほむとか千反田えるではないんだよ、こうちがうんだよ」と30分ぐらいウロウロした結果、能登麻美子になってしまうという我がアニメ変換能力の低さヨ・・・OTL
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| フランス | 23:24 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

DRCの1erとは……。素晴らしいワインを飲まれていますね。ラ・ターシュ主体とのことで、コメントを拝見してなるほどと感じたのですが、私もラ・ターシュはカリフォルニアのピノ・ノワールに通ずる力強いチェリーのような甘味を感じました。1erは、百貨店では見かけるのですが、20万を超えていたりとバカ高いので、まったく手出しもできません……。いつか飲んでみたいです。

ちなみに、なぜ1er表記なのかということですが、これについてはおそらく、Vosne-Romanée Grand Cruが1er Cruを包括するAOPだからではないかと推察できます。たとえば、マルコンソールやスショ、クロ・デ・レアなどが1erのクラスに相当するとして、ラ・ターシュが1erのクラスに相当しないということはあり得ませんから、ラ・ターシュを格下げした場合に、1erの範囲にも該当するためVosne-Romanée 1er Cruとなるのが妥当なのでしょう。

Grand Cru同士をブレンドした場合、Vosne-Romanée村において畑に対して格付けされているAOPのGrand Cruは名乗れませんが、Grand Cruの畑は1er Cruの構成条件を満たしているので、それらをブレンドすると1er Cruとなります。単一区画からの1er Cruであれば、ここで「畑名をつけてもよい」となりますが、この権利は当然発生しませんので、Vosne-Romanée 1er Cruとなる、ということになるのでしょうね。

なかなか複雑ですね……。似た例を出すと、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのMusignyの格下げですね。こちらはブレンドしてはいませんが、若木からのものをそのままChambolle-Musigny 1er Cruに格下げしていますので、Grand Cruが1er Cruを包括していることの証明になります。もちろん、Chambolle-Musigny村にはBlancのAOPがMusigny-Blancしかないため、この格下げは1er Cru相当を含んでいたとしても、存在していないAOPを名乗ることはできず、村名も該当せず、広域のBourgogne-Blancを名乗るということになります。

ただしルロワの04のように、Grand-Cruを村名に格下げするケースもありますが、これは造り手の意思によるものでしょう。ちなみに、違う畑のブドウをブレンドしても、それらがすべて1er Cruならば、1er Cruを名乗ることができます。これは、ルイ・ジャドが生産する、18種もの1級畑から生まれるボーヌ1er Cru オマージュ・オブ・クリマを思えばわかりやすいと思います。

ブルゴーニュはただでさえ面倒なので、これくらいにとどめておきます。しかしうらやましい体験です。

| Domaine K | 2015/10/31 00:44 | URL | ≫ EDIT

 
シンクさんこんばんは(・∀・)/
 
 
(ロボット声で)のくだりで最早ロマコンがロボコンにしかみえねぇ(ノ∀`) 
 
取り敢えずモノクロームちゃんの声に変換しての「ロマコン」が一番わし的にしっくりきました(´艸`) 
 
てか天下のロマコン様… 
ノリがイモータンジョー様のような(。 ̄∀ ̄)………V8!
       x゛
    (。〇д〇)
 
 
そうそうDRCでしたな(。 ̄∀ ̄)
 
「呑む人間を選ぶ」
 
DRCを筆頭にブルの上位はその一言に尽きるんだろうなぁ~(。 ̄∀ ̄)
 
銀座のクラブが殿方のステータスを具現化すると・こ・ろ。(CV:沢城みゆき)みたいな感覚もきっとあるんでしょうな(。-∀-)
 
 
いやーあぶないあぶない(; ̄∀ ̄)
 
 
シンクさんに千反田えるに例えられたら
 
シンクさん!私気になります!
      +゜*。(o゜ω゜)o。*゜+
 
 
何て切り返して無理してしまうとこでしたわ(; ̄∀ ̄)アハハハ
 
 

| ふっちゃん | 2015/10/31 20:54 | URL |

>Domaine K様

うぇるかむ!

>ラ・ターシュ主体とのことで、コメントを拝見してなるほどと感じたのですが、私もラ・ターシュはカリフォルニアのピノ・ノワールに通ずる力強いチェリーのような甘味を感じました。

DRCってこの力強さが特徴といいますか、ファンが多いところなんだろうと感じています。
同時に、新世界の連中が目指す「ブルゴーニュの味」っていうのがもしかすると日本人的に好むブルピノのスタイルよりも、このDRCやポンソなどなどに通ずるタイプなんではなかろうかとも思っちゃうんですよネ。

>1erは、百貨店では見かけるのですが、20万を超えていたりとバカ高いので、まったく手出しもできません……。いつか飲んでみたいです。

見ても買えないし、もしも20万円出すなら他のピノ買った方がいいよなーとは思います。DRCという文字は20万円分魅力もあるし、実際中身はスゴイんですけどネ。少なくとも「もっと安く買えるケースがある」ので20万はツライ・・・・・・

>補足

これそのまま補足として本文に追加したい(真顔)
さておき。そうした事情があるにしても、このワインって「プルミエ」を名乗りまたそれが成立してるっていうのが謎なんですよね。ルロワだって「村名」にする訳なんですが、「グランクリュ複数だからプルミエ」っていうのはそれありなの?とちょい思う訳で。広域なのに村名にならないって辺りが地位の高さを感じさせます。

>ブルゴーニュはただでさえ面倒なので

ほんまネ!

>しかしうらやましい体験です。

えっへへー。色々足を運んだのが実った感あります。
まぁ、その分マネーは毎日枯渇状態!私に必要なのはマネーだ!!(なんか汚い感じで終わる)


>ふっちゃん様

うぇるかむ!

>DRCを筆頭にブルの上位はその一言に尽きる

これはそうですね。ブルゴーニュの人気生産者は結構それぞれに個性があり、また品位があり、そして入手経路があるので人を試してきてる感があるかな。
個人的に某ジョルジュの人よりダヴィットデュヴァンとかグロ家とか、いっそマルセル・ダイスのが好きだったりというのもあって、本当に難しい地域です。

>千反田える

実は氷菓は原作を「アニメ表紙になる前に」読んだっきり、ちょろっと見た程度で、イメージとして使う時には氷菓の原作オンリーでちょい抜けた印象になっちゃうんですよね。
思いの外、黒髪ロングの「清純派」ってドスケベゲーム以外では少ないのだなと感じました。

>モリードゥーカーの話

数や種類は多いワイナリなのですが、基本的には全部似た印象を持つのが、なんともらしいといいますか。
ただただ左利き、というだけでなく何らかスラング的意味合いがあるような気もするのですが、そこまでは調べつかずです。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/11/01 23:54 | URL | ≫ EDIT















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