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自然派ブルゴーニュの卓越したバックヴィンテージ厳選! ドミニク・ドゥラン特集!!

うぇるかむ!
というわけで、一昨日のボンヌ・ターブルさんでの試飲会のメイン比較。
2015-10-24 19-53-45-424
ドミニク・ドゥランより厳選していきたいと思います。
銘柄は
メルキュレイ・ラ・プラント・シャセ2002
サン・トーバン・ラ・バン2000
ジュヴレ・シャンベルタン・アン・ヴォーヌ2002
この3つをチョイスする事にしましたー。
(今回はその他にも白2つに赤1つ呑んでおり、それらも良かったのですが時間と容量的と比較がわかりやすいように割愛)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものはごくふつー。蝋キャップなのは特徴の一つですね。
造り手はそのままドミニク・ドゥラン氏。1987年にサン・トーバン地区の100年級VVのブドウがある畑を購入してからスタートしており、ブルゴーニュとしてはどっちかというと若手なワイナリです(っていうか、今から参入しようとするのは相当資産ないとダメですからネ)
逆にビオディナミ栽培をブルゴーニュでやっているという意味では先駆の方で、フィリップ・パカレなどの生産者とパリではタメを張って人気なんだとか。
日本では今現在、どっちかというと関西方面のインポーターさんが持っている影響から東京ではあんまり見かけないとのこと。
自然派ワイン、のそれもピノの割に10年以上もののヴィンテージがそれなりに見かけるのも特徴かな。
概ね自然派らしいコメントが書いてある紹介文のワイナリの、3つのワイン。これがかなーり違う味わいと質感な訳です。

香り・味わい(最大10pt)
メルキュレイ:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
サン・トーバン:♥♥♥♥♥♥♥
ジュヴレ・シャンベルタン:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
面白くキャラクターがわかりそれでいて、果実の良さをしっかり実感!
ラベルみて比較しなかったら同じ生産者の近いシーズンとは思いませんネ。
全体に果実が薄らボケてたりはせずに、ハッキリと感じさせ、更にキャラクターが違うという。
詳しく見ていきましょう。

メルキュレイ
2015-10-24 20-30-41-204
ドゥラン氏の祖父がもっていた樹齢80年ぐらいのブドウも入っている(らしい)。
色はクリアなレッドとなっており、中心はレッドが多めなものの、フチはかなりオレンジめ。
香りにチェリッシュさが多め。それも缶詰系でもなく、かなり生っぽいチェリー。
それって結構驚くべき事で、この年号のピノでありながら果実要素がとても大きく出ていると。
味わいもかなりチャーミングで軽やか。この日飲んだワインの中で最も明るいキャラクターを持っていて、私はそこに好感。
キュートめなチェリーやクランベリー、酸にレモンとライムのミックス、そうした果実の甘さもちょいと含みつつダシ感などの熟成ものピノらしい要素も香らせます。
アフターは短め。サッと流れていく印象で全体の動きが明るいく綺麗めに仕上がっています。
主催の方が「ルーシー・マルゴーのピノみたいだ」と言ってらしたんですが、私も同意。
自然派ピノの中でも軽やかさとキュートよりな仕上がりがウリのルーシーに類似します。質のいいラノベ感。

サン・トーバン
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本拠地のアイテムですね。
色はちょっと濁っていて全体に上記メルキュレイのアッパーバージョン的な色合い。
香りはそれほど立っておらず、重た目のチェリー、酸、ダシ、抑圧的。
味わいも暗く重たい、堅物な印象をうけるものとなっており、メルキュレイとはうってかわってます。
全体に酸が多くもなっており、VVっぽい渋みが結構多めに出ているのも特徴。
アフターも全体に重たいなぁという感覚。長くはないんですが、あと引きがずっしりとしているといいますか。
滋養感あり、かなりいぶし銀なキャラしてます。なんだろう、太宰治だとかそっち寄りに一気になってる印象で、本格さはあがっているものの、ワインとして嬉しいのはメルキュレイだと私思いました。
なお、そのほかの赤としてポマールもあったんですが、これと類似してたかなぁと。

ジュヴレ・シャンベルタン
IMG_0209.jpg
皆さんの中には各々に「ブルゴーニュっぽさ」を感じる時があるのだろうと思いますが、この日のワインでぶっちぎりにそういう「っぽさ」を受けたのがこのワインでした。こりゃブルゴーニュだわーと如実に感じた。
色は全体にクリアめでおとなしめなレッド。かなり熟成感はありました。
香りにしなやかなオレンジ、ダシ、茶葉、小さめのさくらんぼなどなど。
そうしたなんとも自然派系な香りで「そうそう、ブルゴーニュのこのタイプってこのアールグレイっぽさだよネ!」とこっそりガッツポ。
味わいもアールグレイを主体としたお茶会系。タニックさと酸が茶葉やマンダリンオレンジの風味で彩られ、甘味にチェリー入りのドーナツ、熟成からくる風味よりそれらエレガントな印象の方が高くあり、秋らしい味わいの彩りです。
〆まで綺麗に(そして強すぎずに)オレンジの酸がゆったりと少し長めに。
軽やか、重た目、と来てここは「華やか」

親しみやすいクラスメイト、いぶし銀な玄人職人、オシャレでモダンなイングリッシュパーティー・・・・・・と三者三様の良さで私は↑のような評価を出しますが好みがわかれる可能性は高いんじゃないかな。
ジュヴレ・シャンベルタンの良さも去ることながら、メルキュレイってなんとなく親しみやすくて好きだなぁ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
(コスパで測るものではない)
熟成物ですし、どこでも売っているタイプではないワイン達なので、コスパで云々いうべきでないかと。
また、味わいが大きく差があるワインで・・・ハッキリとキャラが違いましたので人にガッツリ推奨するのが難しくも。
テロワールの表現が~~とも言えるしボトル個体差でもあるだろうしで、この辺りは私の研鑽の少なさですOTL
売っていた場合はじゃあどのぐらいの値段なのか?というと最近のヴィンテージで最大8000円ぐらいみたい。ものによっては6000円・・・メルキュレイは4000円あれば買えそう。
それならば、どれでもお買い得であります。自然派ピノを知る意味で、見かけたら購入するのは大吉。

というわけで、ドミニク・ドゥランより3つのピノでした。
実は白とかも良かったんですが、しぼってご紹介したのは「3つの特徴が同じ生産者でも大きく生まれるので、ひとつピンとこなくても他を当る余地は大いにある」と再認識するのもあって。
楽に言っちゃうと、テロワールとか作りの差っていうのが想像以上に大きく出る(でも根っこの部分の作り方は恐らく同じだろうとエデュケイテッド・ゲス出来る)って感じかなぁ。
それにしても、この年号のピノで果実の残り方がハッキリしているので、良質に収量を絞って作った自然な作りのピノってすごくない?
ヘタすると、シラーよりも果実のボリュームが大きくなるように思います。うーん、ワインって面白!!

楽天では最近のヴィンテージでこんな具合・・・なんですが、自然派なので毎年ブレますし噂によると最近のこのワイナリ迷走してるって話も・・・・・・


ゲームキャラで「同じキャラだけどなんか違う」って言うのを絵柄で表すならこんな具合?(この例、本当は造り手の差になんですけどネ)


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| フランス | 23:09 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ドミニク ドゥラン、最近見ないですね。
迷走しているっていう話があるのですか?
8年前に飲んだきりなんですが、美味しかったのは覚えています。
この時→ http://blogs.yahoo.co.jp/tsuredsure_wine/52553596.html

| 徒然わいん | 2015/10/30 18:57 | URL | ≫ EDIT

徒然さんが書き込まれているので、私もしゃしゃり出てきていしまいました。
私は2010年に白を飲みましたが、なかなか興味深い作り手だと当時思いました。この作り手の特集とは面白いワイン会でしたね。

http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201002130000/

p.s.いつも楽しく拝見しています。アキバネタも注目しています

| shuz | 2015/10/30 21:42 | URL | ≫ EDIT

>徒然わいん様

うぇるかむ!

>ドミニク ドゥラン、最近見ないですね

一節によると関西系のインポーターさんが関西では配布してるんだけど、その為に他の地域ではめっきり見ないワインとなっているそうで。
なので、関西のショップにフラッと行くと見つかるのかも。

>迷走しているっていう話があるのですか?

これだけドミニク・ドゥランを持っている方&ボンヌ・ターブルのスー・シェフの話では、自然派意識しすぎなワインになってきているらしいとのこと。

>8年前に飲んだきりなんですが、美味しかったのは覚えています。

今回の感想だけでいえば「いい自然派の造り手」だろうと私も感じましたネ。
この手のって常に供給されてるって訳でないのが難しいところで・・・・・・

>shuz様

うぇるかむ!

>徒然さんが書き込まれているので、私もしゃしゃり出てきていしまいました。

ありがとナス!
コメント返信は遅かったりしなかったりしますが、基本的にはうぇるかむ精神でやってますので、どぅんどぅんどうぞー。

>私は2010年に白を飲みましたが、なかなか興味深い作り手だと当時思いました。この作り手の特集とは面白いワイン会でしたね。

白もこの会の時二種類呑んでて、それも実は良かったんですよ。今回は記事作成用に省きましたが、オレンジタッチだったりすこやかな甘味があってナチュラル。
いい造り手です。


>p.s.いつも楽しく拝見しています。アキバネタも注目しています

わぉ!今後もアキバネタ挟みつつ頑張ってまいりますよろしくオナシャッス!!

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/11/01 23:35 | URL | ≫ EDIT















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