オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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なにゆえ投石機!?しかし味はシンプルにいいシラーズ。 ウィラ・ウィラ・カタパルト

うぇるかむ!
超コクなワイナリ更新で疲れた節もあった私。今日はラフにサクッと更新したくてですネ・・・・・・

2015-10-26 22-06-27-633
ウィラ・ウィラ・カタパルト2014
シラーズの王道的な感じ・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベル自体はシンプル・・・に見えますが、右の文字はかなりうるさいですし何よりも
2015-10-26 22-06-48-326
めっちゃ投げてる!?
グレッグ&ロジャー・トロットという兄弟が買い取ったワイナリで、現在の状態は1969年から。
実は1894年から南オーストラリアにかまえていて輸出を初めて行った(らしい)とされているのですが、創始者の死後に放置されていたワイナリなんだそうで。
2013年にバイオダイナミック認証。ハリディ兄貴の評価も5つ星のワイナリとなっています。
で、そんなことよりなんでカタパルトなのか。
それは

「よっしゃ!お祭りや!スイカをぶん投げるぜ!!

と、地元のお祭りの為に投石機をこしらえたんですって。
へぇー。
何を言ってるんだ!?
そんな陽気なワイナリ。カジュアルな印象ですがその実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
とってもシンプルにいい感じのシラーズ
カジュアルかつデイリーなシラーズの「らしいなぁ」って印象をとても良くやっているワインです。とにかく普通なんですが、その普通さがむしろ心地よい感じ。

色は赤紫系でそれほど濃くはありません。
香りは比較的スパイスは控えめで果実感が多いタイプ。それでいてジャミーではありません。
プラム、うるさくない程度のブラックベリー、赤い果実も少し。
整いと構成の果実ジュースっぽさの辺りはバイオダイナミックのおかげなのかしら?
そうした訳で味わいもわざとらしくなく、また作り込みもそれほどなく、とってもシンプル。
香りほぼそのままに果実の元気な印象が多くて、アフターに抜ける要素もサックリと。
スパイス感が少なくカタパルトなんてイメージのくせにパワフルでもワイルドでもありません。
・・・・・・いや、このかるーく呑ませてくれちゃう感じをカタパルトに見立ててるのかしら?
ガブガブ呑んでも果実度に満足がいくタイプのキャラクター。
幼なじみの明るい友人ポジションですネ。あんまり複雑じゃない、気軽な印象があります。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
2900円ぐらいするので、その中では特色も意外となく「普通だな」という印象に落ち着いてしまいがちです(個人的にはそれがこのワインの親しみやすい良さだとも思いますが・・・)
そういう訳で、価格帯のベーシックだろうと思いました。バイオダイナミックとか自然派目当てで買うとアカン。
2015-10-26 22-06-38-262
ただ、このワイン、ジェロボームさん輸入だからなのか楽天ではこのワイナリそのものを見つけられず。
店頭で見かけたら、今日の一本にと買ってあげてネ!
ちょっといい感じの親しみやすいこのシラーズは、ユウジョウ!ではなくちゃんと友情を感じられるかも?(なんだソリャ

という訳で、ウィラ・ウィラよりちょっと奇抜なカタパルト・シラーズ2014でした。
ドシンプルなシラーズを呑みたい時の選択肢として、悪くないだろうと思います。
自然派だカルトだと色々呑んでますが、こういうカジュアルラインめもまた良し。肩肘はらない記事に無事なりました。

大手ローヌの中で近いワインって案外コレかも・・・

恋人とか仕事上のパートナーじゃなく、呑み友や幼なじみだったらいいかなって感じがこういうキャラしてる
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| オーストラリア | 22:55 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも楽しく拝見しています。
今回の記事とは関係の無い内容で申し訳ありませんが、ワインの保管について質問です。私は開栓後に飲み残したワインは栓をして冷蔵庫に保管していますが、先程「マリアージュ 神の雫最終章」の第一話を拝見したところ、閉じてしまうからセラーに立てて保管した方が良いと書かれていました。シンク様は開栓後の保管についてはどちらが良いと思われますか。なお赤ワインを再び飲む際は事前に出して温度を上げてから飲みます。

| 山田 | 2015/10/27 11:36 | URL |

>山田様

うぇるかむ!

>今回の記事とは関係の無い内容で申し訳ありません

そりゃ関係あるとより嬉しいですが、当ブログ別にコメントページあったりする訳でもないので、お気兼ねなく。

>ワインの保管について質問です

おぉ・・・これだけでひとつ記事かけちゃうネタきましたネ・・・・・・

>「マリアージュ 神の雫最終章」の第一話を拝見したところ、閉じてしまうからセラーに立てて保管した方が良いと書かれていました。

あの「あまりにも現実的にありえないワインショップ2つの謎バトル回」ですね。あの話のショップは現実にはありえない感じのお店なので、状況としての想定にもあんまり納得いかないのですよねぇ。

>シンク様は開栓後の保管についてはどちらが良いと思われますか。

これはも少し細かく書きます。単純な正解だけいえば「どちらも全てに通用するわけではない」です。

さて。
では、ワインの保管についてザクッと私の主観を書きましょう。
これは神の雫の主観とはまた違いますし、プロアマ問わず色んな論者がおり、また保存の状況というのはそもそも家庭環境が密接にかかわりますから、いくつかのケースを考えるべきことです。なので、山田さんの家の条件や家の中を詳しく知り更に月々の電気代まで考える必要がある・・・・・・と、突き詰めるとなっていくお話だったりします(なので私も道具のコーナーでちょこっと書く程度にしてました)。
では、いくつか書いていきましょう

・最高の例:保管用セラーとすぐ呑む用の温度別セラーを用意し、すぐ呑む用のセラーには立てておいておける用にする。また、栓はアンチオックスタイプを使い、蓋をする前にプライベートリザーヴなどを始めとする二酸化炭素抜きを使う。

これがベストオブベストですが、ワイン通を自称する人達の中でもここまでやれているのは10%いないだろうと思います。
場所、お金、継続的なコスト投資ができるのであればこれがベスト。1周間ぐらい同じ味が持ちそうです。
長持ちさせる、という意味においてはアンチオックス&ガス注入でこだわるのがいいとも思いますがそこまでやるならお店開けますしそんなに持たせる必要があるのかは疑問。
セラーの二台使い、というのは比較的理想的ですが、セラーはお金と場所をとりますから本気のマニアとお金持ちのプレイです。
っていうか山田さんがそういうセラー管理をしているならこの質問しないでしょ。次々。

・現実的な部類1:赤ワイン向けの温度調節簡易セラーを持ち、すぐ呑む赤ワインは常に・・・それは抜栓前も後も・・・そこに立てて入れる。白ワインは内容に応じて冷蔵庫か野菜室に入れる。冬場は温度次第で室内置き。ワインはいずれにしても抜栓後は立てる。

まぁこのぐらいが妥当な線でしょう。赤ワイン向けの15~20度に常にしてくれる(だろうと思われる)簡単なセラーを用意し、保存しましょうという事です。
これが神の雫最終章でのパターンですね。あのお店のあの状況とワインにおいては「セラーに入れとけよ」が正しいという訳。
ですが、あれが白ワインの冷やしめの方が美味しい場合は冷蔵庫や野菜室(8~12度)ぐらいでの保存が良いでしょう。
と、ここまで書いた上で

>なお赤ワインを再び飲む際は事前に出して温度を上げてから飲みます。

は、個人的にオススメしません。というのも、ワインにとって良くない(とされている)のは急激な温度変化。または温度が変わりまくるような状況下におくことです。クール便アンチ派が良く言うやつですネ。冷蔵庫→室内の温度の範囲次第ですが、日数によっては苦味が出たり味が飛びやすくなる可能性があります。味が閉じるというよりは落ちるというニュアンスかしら。
丁度18度ぐらいのこの季節なら、光に当てないようにして立てておけば常温でいいケースもあるぐらいです。
勿論、冷やし目の方が美味しい赤も世の中には存在しますので、そこはケースバイケース。経験と実際に呑んでみたタッチから温度を操るのもまた面白いモノとして考えましょう。

基本的に「ワイン毎に呑み頃の温度が違う。一度抜栓した場合は長期保管用の温度ではなく、呑む時に使いたい温度にしておこう」かな。野球選手でいえば、抜栓前はスタンバイやトレーニングの日であり、一度抜いてからは試合な訳ですから、もうトレーニングしてる場合ではなくアップし打席に入る前にバットを振ったりしていつでも打席に入れるようにしとくべし。

因みに当ブログの家呑みワインでの更新の時はこれに近い状態です。何せ我が家、ロクにエアコンがないので^^;
そのため、赤ワインは16度設定の冬場は温め調整が付いている安い6本入りセラーに常に入れ(蓋も普通の500円ぐらいの簡単に閉じるだけのやつね)、白ワインと泡は呑む当日には冷蔵庫に入れて3日ぐらいで飲んじゃってます。
もっと日持ちさせたいならアンチオックスタイプや二酸化炭素を使うべきでしょうが、私の場合「ズボラな方がリアルに味の変化が出るだろう」とも思うので敢えて管理徹底してません。また、私はアンチバキュバンです。

現実的な例2:常にクーラーで赤ワイン向けの温度に室内を永遠に保ち続け、そこに赤ワインは置いて管理。白ワインや泡用途に応じて冷蔵庫や野菜室で呑み頃になるように置く。

これまた神の雫ネタでいえば、最初期にイタリア長介というオッサンが一部屋に棚を並べ、クーラー管理してたシーンがコレですね(彼はそこまでやるのに何故かバキュバンしてますが)。
これが比較的理想的で湿度管理まで出来れば、セラーなんぞいらないし最適温度で常に取り出せるという。
問題は電気代で、夏場の価格に常になっちゃう訳(なお付けたり消したりするほうがエアコンは電気代かかるらしいですけどネ)。
そこまでワインに合わせた生活が出来るならば、意外と使えるテクニックです。

ひとつ、理念として覚えておくと便利なのは呑むときの「場所の温度」に最終的にワインは合わさるということです。
冷蔵庫から出した白が普通の場所にポンと出てきたらだんだんとぬるくなりますから、味わいの変化が出る訳で、それを一興と捉えるか問題ととらえるか、または料理に合うか合わないかでもで判断するべきかとも思うのです。
そこまで温度湿度管理しているのがプロソムリエなわけですが、まぁそうでないならば一度抜栓したなら「白は7~15」「赤は13~23」ぐらいの大雑把な目安を持ち、取り出す時にすぐその温度で出せるように保管するのが楽でしょう(↑は私の考える最適解がありえそうな温度ですが、普通のワイン書籍はもっと狭くしますし20度を限度にしてますネ)。

*なお、開栓後は立てて・・・というのは要するに酸化ペースを上澄みだけにしときたいなぁという話なので、これもまぁ用途によっては横向きでもいいことがあるかもなのです(めっちゃ閉じてるバローロとかと会合してしまったが割りと早のみしたい時などなど)。

うーん、これでもザックバランに広く対応するケースで書きましたが細かくいえばワインの保管と温度管理は厳密な経験と実測が必要だったり(でなければソムリエの存在意義は数十%減ります)。
私だって、これが100%正しいかと言われるとツッコミが入りそーでもあるんですが、まぁご参考程度に。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/10/28 00:47 | URL | ≫ EDIT

いつも楽しく拝見しています。
返信して頂き有難う御座います。大変丁寧な説明・解答に感銘を受けました。御忙しいのに面倒な質問をしてしまい申し訳有りません。普段は開栓後に冷蔵庫保管をしているので少し勇気が要りますが、セラーでの保管を試してみたいと思います。

ちなみにセラーに関しては過去シンクさんに助言頂いたので、下4段を取り払って縦置きスペースにしました。以前は冷蔵庫の扉スペースにて澱下げをしていましたが、適温で管理しながら澱下げが出来るので使い勝手が良く重宝しています。助言頂き誠に有難う御座いました。

最後に、シンクさんの事が大好きです。今後とも陰ながら応援していきたいと思います。ではでは。

| 山田 | 2015/10/29 08:03 | URL |















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