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☆アキバ系ワインブログ☆

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南アフリカのルビコン!老舗らしいダーティーなキャラクター。 ミヤルスト・ルビコン2009

うぇるかむ!
ワインとルビコン、というとフランシス・コッポラが思い浮かぶのがベター

だろうとは思いますが、今日のは南アフリカです。
mMZKQ.jpg
ミヤルスト・ルビコン2009。
南アフリカのクラレットです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ブラックラベルものデザインの普通な感じなんですけれども、アイコンが様になっててそこそこ強そうではないですか。
パッと見では南アフリカって感じがそんなにしない、古参なデザイン・・・・・・ですし、実際古参。

lP5t9.jpg
裏はまぁ普通かな。

造り手はミヤルスト家。地元の名家様で、1756年からワインを作り始めていたという南アフリカでも古豪です。
ステレンボッシュの中でも比較的海風をあびやすい地域なのかな。そういう海風的な意味がミヤルスト、という名前にあります。
で、ラフィットでの修行経験もある現当主の父親が
「なーんか修行してたボルドーに土とか似てるんだよなぁ」
と、当時の南アフリカでは珍しい純正なクラレットブレンド(つまりカベルネ主体のメルロ、フランという配合)を始めた訳です。
その革新性から「ルビコン」と名づけてリリースしたのが1984年。
これ、実はずっと有名なコッポラの「ルビコン」が1985年リリースなので実はこっちのルビコンの方がリリースは早かったりします(ブドウの作付とヴィンテージだけ見るとコッポラの方が2年ぐらい早いようなのですが)。
そんなこんなで、恐らく現存するワイナリとしては南アフリカステレンボッシュの最古レベルであり、クラレットブレンドの名産地としては先駆けのワインでもある様子。
今回も最新ヴィンテージであって2009年。うん、流石名門、お金がないとこの年号を最新に出来ませんがな(場所確保や金策の観点から、お金のないワイナリほど若いヴィンテージが世の中に出回りやすかったりします)。
さて、古いワイナリですがその実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(好みは分かれそう)
ダーティー系カベルネの決定版みたいな!
酸の立ち方とシガーの印象がとにかく強く、南アフリカ+チリのミックス感。つまり、南米系の要素を余すことなくやってる感じ。
老舗と聞いて納得しちゃう、いぶし銀な出来上がりです。

色はかなり濃くギリギリで透けない程度のクリムゾンレッド。中心はもう黒でしたネ。
香りにハッキリとした土のタッチがあり、またタバコなどの要素も多めに見られますが、ミルキーなバター要素も入っています。
ビタチョコ系。果実感よりもそうしたちょっと熟したタッチのが目立つ印象。
味わいは更に想像以上に酸がたって感じられることでしょう。旨味ダシ感が思いの外早いうちから姿を表し、正当にちょっと熟成したクラレットの美味しさです。
カシス感などもあるものの、基本的にはタニック。全体に渋さと酸の主張が強く出ており甘味は少ないブリテン好みっぽそうなスタイルです。
まさに男の世界!ダーティーさのまま余韻もキッチリとしています。太陽にほえてそう。
全体に通好みタイプでありますが、しかし呑みにくい印象まではうけなかったかな。
苦手な人は苦手だろう大地っぽさなので、そういうのがめっぽうダメな人には渋すぎるワインとうつるかも。
ただ、本筋というか、やっていることのレベルは確かに高いのではないかなコレ。
個人的なイメージは、大衆向けにいうとゴルゴ13であります!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(好み次第で+♥)
この本格さ、なかなか出てこないんですよ
もっと安くても南アフリカなら同じようなスタイルのものも出てきますが、完成度の高さを感じさせるとなるとこのワイン、しっかりしまくっています。
そのうえで、5000円アンダーならなかなか。好きな人はハマりそうなタイプです。
ラベルデザインやルビコンという名前づけをつかったプレゼントは有効でしょう。ブラインドで出すと割とわかりやすいタイプではあります。
ゆっくりと呑む時に使いたいワインかな。最初は多少呑みにくいので早めの抜栓と高め温度のがいいかな。

というわけで、ミヤルスト・ルビコン2009でした。
クセはあるものの全体の出来の良さを感じさせてくれるワインでした。
南アフリカの印象を完璧にこなしてくれているといいますか、まさに南アフリカクラレットって出来(そして上質)。
これを試すと、南アフリカがイケるかノーサンキューかわかりやすいかも?

王道をいってる感じ

聞いたことないけど、少なくともこの表紙はまさにこのワイン感。
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| 南アフリカ | 19:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは。南アフリカのルビコン09、この間飲んだばかりで参考になります。

ブーケンハーツクルーフのフラッグシップをいつか試してみたいのですが、なかなか見つからず……。

南アフリカ、今もかなり注目されていますが今後も目が離せませんね。

| Domaine K | 2015/10/11 22:30 | URL | ≫ EDIT

> Domaine K様

うぇるかむ!

>南アフリカのルビコン09、この間飲んだばかりで参考になります。

個人的にはなかなかおもしろい逸品だと思っています。
結構南アフリカは偏りがちな照らし合わせを私は行ってる気がするけれども参考にはなってるのかしらん?

>ブーケンハーツクルーフのフラッグシップをいつか試してみたいのですが、なかなか見つからず……。

ブーケンはしゅごいんですけど、モノがなさすぎなんですよネ。私も割りとシラーに関しては探し続けてる感じ。

>南アフリカ、今もかなり注目されていますが今後も目が離せませんね。

日本はむしろ南アフリカの注目が相当遅れてるので、今後ブリテンに負けずにガツガツ仕入れていただきたいところです。ティム・アトキンMWのランキングぐらいは制覇して欲しい・・・

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/10/14 13:08 | URL | ≫ EDIT















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