オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

エシェゾーの価値ありまくりな逸品!まさに傑出した特級ヴォーヌの高貴さ。 ジャック・カシュー・エシェゾー2013

うぇるかむ!
また打って変わってみたいと思います。昨日は特級クロ・ヴージョの1959年と古いアイテムで見てみましたが、今度はヴォーヌ・ロマネ村特級エシェゾーの最新ヴィンテージ。

vobmn.jpg
ジャック・カシュー・エシェゾー2013
ヴォーヌ・ロマネの注目アイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ちょっと甘目の点数ですが、最大でいいのではないかと。
ロマネ・コンティかよ!みたいな十字架の絵(これは彼らが最も大切にしてる畑、ラ・クロワ・ラモーのものでロマネ・コンティより古い十字架)と、それっぽいブルゴーニュらしい書き文字。エシェゾーの文字が光りますが、何気に右下のジャックカシューというロゴもなんか最近っぽくて好き。

造り手は現在はジャックの息子、パトリス・カシュー。ついでに今は更にその息子が受け継ぐ為に修行中とのこと。
80年半ば頃から、一種のパーカー好みな無濾過無清澄で作ってるヴォーヌ・ロマネ村のワイナリです。
パーカーたんが「メオカミュゼみたいなスタイルでいいゾ~」とオススメをつけている事が各所で見られますネ。
あとはリアルワインガイド誌が推してるワイナリでもあって、「彼は職人である」と評し、この2013年エシェゾーも「前ヴィンテージと変わらぬ良心価格の安定高品質ワイン」として94点ついてます。
新樽比率がプルミエ・クリュ(一休畑)以上で100%という、ちょっと前まで流行ってたスタイルを今も続けているとのこと。
全体的には派手な経歴でもないワイナリではあります。ただ、ブルゴーニュマニアにはウケが良いと。
実際問題、いかがなものかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(熟成さらに出来そう)
まさにヴォーヌ・ロマネの貴族っぷり・・・
これこそヴァンパイア味。ブルゴーニュの、それもヴォーヌ・ロマネらしい鉄分感と見事に醸造された実力が合わさり、今呑んでもかなりイケてる新世界派から見ても珠玉の内容でした。

色はクラにレッドで相当に若い。
香りにローズ、チェリーの質感がなめらかで意外な事に樽っぽさはそれほど多く感じません。
むしろ、果実と花の香りの強さが際立っているので埋もれていたかなーと。
味わいもなかなかタニックで、綺麗に果実の酸と甘味があり、そこに渋目のダージリン紅茶というお茶会系の構成。
余韻の長さがイイ!そこに鉄分感(血のような)妖艶さがまじり良い方向で作用している。
また、このアフターがとっても「ヴォーヌ・ロマネ村っぽいなぁ」と個人的に思いがちな部分ですネ。この要素感じると自分大体ロマネ!ロマネ!ってきゃっきゃする。
チェリーとブラックベリーの果実感がしっとりとしかも強く存在しており、新樽のハズなのにまろやかさやミルキーさよりも高潔なその果実の強さだけで完璧に推しきれている。
なるほど若いです。呑み頃ではなかったと思います。
子供ヴァンパイアだと思います。威厳は0%。
しかし、そこかしこに見える気高さはなかなか震えるモノがありますヨ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
当たり前で申し訳ないけど、お買い得生産者でしょうコレ!
カシュー家はエシェゾーがグランクリュ唯一で、自分のモノポール的なプルミエ各位を除けばフラッグシップといっていいこのワインで13000円前後。
ブルゴーニュ大高騰の昨今でいえば超グッドコスパ。世界全体でみても「まぁ、ワイナリのフラッグシップワイン価格よね」と納得の出来栄えだと思います。
まぁ、ちょっと寝かして呑み頃を待ってあげた方が良いだろう事から、使いやすいワインではないんですけど皆ブルゴーニュにそういう利便性求めてませんし。
来年以降の試飲会とかで使えば、好評を得られうるワインです。果実の強さからいって、意外と強い味付けの料理でも対応するからレストランの最強キメ球たり得ます。
プレゼントよりは、買った本人を含めて一人なり会食なりで使いたいタイプ。

というわけで、ジャック・カシューのエシェゾーでした。
若い年号のヴァンパイアタッチなワイン、としてとかくオススメ度が高いかな。超豪華にハロウィンパーティーするなら十字架も手伝って雰囲気出ますでしょ?
いや、むしろハロウィンを終えて子どもたちが寝た後に大人たちでゆったり楽しんでいただきたい・・・・・・そんな風に情景を浮かばせうる優秀さのエシェゾーです。

当ブログのブルゴーニュ紹介の中でも高い評価な気がする。
エシェゾー[2013]ジャック・カシュー

エシェゾー[2013]ジャック・カシュー
価格:12,960円(税込、送料別)


オイラはヴァンピィ!(cv:釘宮理恵
関連記事

| フランス | 22:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ジャック・カシューはシャンボールミュジニーのレ・プランテを
飲んだことがありますが、女性的と言われるCMの特徴がよく表れた
とても良いワインだったと記憶しています。
特級エシェゾーともなると、記事の通り若くても
かなりのポテンシャルを感じ取れるんでしょうね。
飲んでみたいです。

一時期、試飲会の有料試飲やエノテカなどのバーカウンターなど、
高価なブルが飲める場所で片っ端から飲んでたんですが、
飲めるのはせいぜい2,3年物がほとんどで、
スケール感や熟成した時の実力はイメージできるものの飲みごろには程遠く…
「子供ヴァンパイア」という表現がよく当てはまるような気がしますw

オタク的表現が出たのでそれ繋がりの余談ですが、
最新号の「ワイン王国」で、とあるソムリエが
チェレットのバローロを表現するのに
「締まったタンニンが舌を乾かすが、すぐに見事なストラクチャーで笑顔になる。
『ツンデレ』のイメージ」と表現してました。
ワインの表現に堂々と「ツンデレ」が使える時代になったんですねw。

| 斉田夏樹 | 2015/10/05 00:07 | URL |

いつも楽しく拝見しています。
久しぶりにコメントさせて頂きます。私は丁度昨日にジャックカシューのエシェゾーを購入したので、シンクさんの記事で同日に紹介されるという偶然に驚きました!家飲みでグランクリュは初めてなので、飲む時がとても楽しみです。ちなみに、思い切ってラクロワラモーも購入してしまいました。自慢させて下さい。(笑)
ところで以前紹介されていたホドルスクリークのウィッカムスロード・ピノノワールを最近飲みましたが、とても美味しかったです。教えて頂きありがとうございました。

| 山田 | 2015/10/05 10:36 | URL |

ジャック・カシューのエシェゾー、つい先日2012を飲んだばかりでした。奇遇ですね。

エシェゾーは色々な造り手のものを試しましたが、いちおしはクリスティアン・クレルジェという生産者です。機会があればぜひ。

| Domaine K | 2015/10/06 07:57 | URL | ≫ EDIT

みんな、ジャック・カシューめっちゃ呑んでるじゃん!じゃん!!

>>斉田夏樹様

うぇるかむ!

>ジャック・カシューはシャンボールミュジニーのレ・プランテを
飲んだことがありますが、女性的と言われるCMの特徴がよく表れた
とても良いワインだったと記憶しています。

カシューの醸造って新樽比率が上位は100%と言われてて言ってしまえば「ワンテンポ古い」造り手であろうはずが・・・割りとその場所のイメージらしいワイン作ってるっぽいんですよね。ついでに好評。不思議な話。

>記事の通り若くても かなりのポテンシャルを感じ取れる

このぐらいの価格で良品と単一ヴィンヤードがあるのであれば、ブルゴーニュはもう一度見直す必要があるなぁと感じた次第です。むしろ昔から評判の花型の高価格なルージュや村名より、このぐらいで納めてる生産者の良品の方がちゃんと作ってる感じしてずっとイイという事に至りました。

>高価なブルが飲める場所で片っ端から飲んでたんですが、
飲めるのはせいぜい2,3年物がほとんどで、
スケール感や熟成した時の実力はイメージできるものの飲みごろには程遠く…

私はピノに関してすらも「新モノと熟成はジャンルが別」だと考えており、熟成に出会う機会が少ないので、結果的に早くて美味しいニューワールドに軍配をあげたがったりしてる感じです。
ブルゴーニュはその点では、難しい産地だと思います・・・高いお金出してなんか酸っぱいで終わったりした時のあの微妙さは最悪です^^;

>「子供ヴァンパイア」という表現がよく当てはまるような気がします

特にヴォーヌ・ロマネは私個人のイメージとして「ファンタジーの貴族系吸血鬼」なんですよネ。古くはトーマの瞳だとかの。熟成するとまさに真ん中分けの紳士吸血鬼になる訳です。

>オタク的表現が出たのでそれ繋がりの余談ですが、
最新号の「ワイン王国」で、とあるソムリエが
チェレットのバローロを表現するのに
「締まったタンニンが舌を乾かすが、すぐに見事なストラクチャーで笑顔になる。
『ツンデレ』のイメージ」と表現してました。

あ、それ読んでないな私。ワイン王国は日本3誌の中でもパラパラしちゃう筆頭なんですよネ。
雑誌でいえば今年一番面白かったのはブルータスの「パオロ・バッソに日本ワイン呑ませよう」だったかな(そして、パオロの評価に納得&やっぱ日本まだまだだな感)

>ワインの表現に堂々と「ツンデレ」が使える時代になったんですね

ツンデレというワードがむしろ一般定着したのか?という気がしなくもないですが、やっぱりワインはオタク表現で結構わかりやすいしオタクのお酒なんですヨ!
という訳で、こうした表現の老舗パイオニアな通常運転で今後も当ブログやっていきます(キリッ

>>山田様

うぇるかむ!

>ワインの表現に堂々と「ツンデレ」が使える時代になったんですね

あ、コメントぜひぜひどうぞー。そんなに返信頻度高くなく速度も早くないですがなるべく(その内容が充実し、返信に楽しいものならば)お答えするのでお気軽に。

>私は丁度昨日にジャックカシューのエシェゾーを購入したので、シンクさんの記事で同日に紹介されるという偶然に驚きました!

みんなジャック・カシュー大好きナ!ここまで評価されているとは知りませんでした。

>家飲みでグランクリュは初めてなので、飲む時がとても楽しみです。ちなみに、思い切ってラクロワラモーも購入してしまいました。自慢させて下さい。(笑)

うあ、いいなー。プルミエだけどむしろ力が入ってる畑だとは目にしてるので、その比べのみは実に羨ましい。
それぞれ、しっかりキャラクターが出ていそうで、ホントいいなぁ。

>ところで以前紹介されていたホドルスクリークのウィッカムスロード・ピノノワールを最近飲みましたが、とても美味しかったです。教えて頂きありがとうございました。

いえいえー。
ホドルス、あれ2000円としては抜群に美味しいでしょー。価格にしては異様な程いい果実とアーシーな配合なんですよネ。ブルゴーニュはあの価格帯だとないので(この記事のワインぐらいになれば別ですが)日常用にはほんと良いと思う。

>>Domaine K様

うぇるかむ!

>ジャック・カシューのエシェゾー、つい先日2012を飲んだばかりでした。奇遇ですね。

デイリー平均200という小規模コミューンの当ブログにおいてこれだけ呑んでる人がいるブルゴーニュもそうそうないのではないか・・・

>エシェゾーは色々な造り手のものを試しましたが、いちおしはクリスティアン・クレルジェという生産者です。機会があればぜひ。

私はまだ、エシェゾーの感覚理解には全く至れてないのですが、その生産者覚えておいてみますー。
エシェゾーも生産者多くて(値段もするし)なかなか踏み込めてないので、情報をもっと集めねば・・・

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/10/06 11:45 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/788-b1f3adf0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT