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☆アキバ系ワインブログ☆

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限りなくPGCCAに近いPGCCB?知名度の割に不遇なサン・テミリオン最高峰の最新の実力。 シャトー・フィジャック2012

うぇるかむ!
サン・テミリオン、実は結構好きな土地ではあるんですがそんなに呑める機会がなかったりしまして。
そんななか、ちょっと前にこんなのをいただいていました。

0rWx5.jpg
シャトー・フィジャック2012
ど有名どころですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
言わずもしれた、の部類でしょう。PGCCB(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)の代表格のひとつ。
i3zH7.jpg
結構好きなラベルデザインの部類だったりします。

周囲のサン・テミリオンの土地と大きく違いがある2つのシャトーと言われてるのが、このフィジャックとシュヴァル・ブラン。
ついでに言うとシュヴァル・ブランの土地の一部は元フィジャックで当時の所有者婦人が財政難で売っぱらってるんですネ。
更には地所を分けたりした結果、そこら中に「なんとかフィジャック」が溢れるようになる始末。
所有者も比較的多く変わっているし、結果的にシュヴァル・ブランがPGCCAと上の格付けになっているし、「値段が安い」を理由にPGCCA入りを却下されたこともあるという噂まであって、なんとも「不遇の」ワイナリーであります。
スター選手的な醸造家も思いつきませんし。
それでも、高く評価されサン・テミリオンのワインの中でも知名度のあるワインになっているのは、それでも評価されうる土地柄などによるもの。
評価は書くまでもなく高めですしネ(微妙にパーカーたんは言うほど良くつけてなかったりしますが)
これまたシュヴァル・ブランと比べられるという同じようにフランの量が多くカベソー・メルロ・フランの割合がかなり近いものであるのも特徴。
果たして本当に不遇なのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
見事なまでに紳士的!
あー、フランの大人味だなぁってアフターが実にキリッとしてまして、早のみボルドーとしてはかなり流麗な出来栄え。
右岸クラレットとしては味わいが重たいのですが、総じて良いので全て良し!

色は強く赤紫。クリムゾンレッド、よりは少し濃いかな。
香りにしっかりとしたカシス、バニラの要点が多くあって香り段階ではハーヴがあまり目立ちません。
それなりに開けた印象の香りになっていて、整いの良さを感じます。
味わいはアタックがまろやかな辺り、実に右岸なんですよネ。
口当たりの良さからスタートして、酸とタンニンはしっかりと全体をしめつつ、ほどほどの果実甘味と樽っぽさ。
香りに比べるとアフターにハーヴの要素が強く残って潔いまとまりになっています。
土気もそこそこあり、端整だけど重厚な様相も。
カベルネ・フラン効果っぽいそうした大人で野生的とも言えようハーヴ感覚が特色があっていいんですよね。
まさに紳士、執事紳士であります。それもベテラン感たっぷり。
品よく、しかし男気がどこか感じられる、カッコイイバランスにメロメロであります!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(ボルドーオンリーで言えば+♥)
ボルドー有名ドコロとしてはこれまた安い
なんかつい先日も似たような事書いた気がしますが、このフィジャックも安くていい感じなのでは?
どっちかというと、超タスカン(イタリア)に似た感覚があって、しかも上等さにあふれています。
隣畑のシュヴァル君は倍値で買えなかったりしますしね。ちゃんと高級ワインしてると思う。
プレゼントにはこのクラスであればまぁ使える分ですが、前述の通り「知名度と格の割に意外なほど不遇なエピソードが散見される」ところがあるので、全くのワインを知らない人には向かないかも。
買える人は勿論寝かせる分ですけれども、多少気軽に呑めるバランスにもなっていますので、一本ぐらい若ボルドー開けちゃうって時の選択肢にOKではないかと。

というわけで、フィジャックの2012でした。
この整いの良さは流石というところでしょうか・・・・・・ある種、隣畑系のワイナリでもあるんですが、その意味は大きく違うかな。
まぁ、これも高騰しているっちゃーしてる分ですけれども、今の上ではこのぐらいの価格で呑めないとネなーんて。
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この紋章メダルが最高峰金メダルになる日はくるのでしょうか?
すこしその予感はさせてくれます。

量は多いので買えるところで好きなタイミングで買ってくださいまし。

バトル系執事
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| フランス | 21:38 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

フィジャックは昨年06を飲んだ時、良い熟成感で美味しかったので、若いものの評価を見れてよかったです。

しかしやはりシュヴァル・ブランと比較してしまうとまったく及ばない印象がありますね。シュヴァル・ブランの品格は、五大シャトーでも届かないようにも思えます。

価格帯を考えるとボルドーはなかなか難しいですね。安く品質の高いボルドーを探す必要性を感じました。

| Domaine K | 2015/09/23 07:36 | URL | ≫ EDIT

>Domaine K 様

うぇるかむ!

>フィジャックは昨年06を飲んだ時、良い熟成感で美味しかったので、若いものの評価を見れてよかったです。

多分06のがオイシイだろうなぁ、とは思いますが若くても案外と飲めちゃうフラン度高めのワインというのが私の所感です。
きっちりとハーブ系といいますか土草感があるから、熟した方が確かに映えるんですが、若いキャンティとかの類似と見ると若くてもイケると私思う。

>しかしやはりシュヴァル・ブランと比較してしまうとまったく及ばない印象がありますね。シュヴァル・ブランの品格は、五大シャトーでも届かないようにも思えます。

シュヴァルはかなり別格度ありますからネ。私もあまり経験があるわけではない(無いわけではないけど、そういえばこのブログやってから呑んだっけ?ぐらいの)ので及ばないと言い切るのは難しいんですが・・・・・・
これは醸造とお金のかかりかたの方が問題な気はちょっとしてて、フィジャックに何かしら大きなテコ入れが入ると劇的に変わる気がしてならないんですネ。
調べるほど、古典な作りと云いますか既存的であるワイナリらしいので、変化さえあればって感じちゃう。

>価格帯を考えるとボルドーはなかなか難しいですね。安く品質の高いボルドーを探す必要性を感じました。

この「安く」が難しすぎて匙投げちゃうと云いますか、「安旨だよー」と言いつつあんまり旨くない確率が圧倒的に高くて、私も攻めきれずにいます。
ボルドー大好きマンとか世の中にいるのに、そのクセそういう人は格付けシャトーしか見てなかったりで「安旨ボルドーのすごい人」って見たことがない・・・・・・!
私はお手上げといいますか、同じコストなら南アフリカかセントラルコーストのワイン買うわーというのが結論なので、ボルドー探索隊が出来て情報をくれたらいいなーと思ったり。
Kさん、なってみる価値あります、ゼ・・・・・・

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/09/24 00:52 | URL | ≫ EDIT

バリューボルドー探検、面白そうですが、あれだけ雑誌やらで特集組まれててもそこまで大きな話題にならないのがちょっと恐いですね……。

良さそうなのがあれはちょっと探してみます。ローヌやカリフォルニアや南アフリカ、オセアニアなんかもシンクさんのオススメを飲めば外れないので、私はその辺りは無理に冒険せず追従していきます(気になってたノヴィ・ロゼラズも思わずポチり。ヴィッラ・マウントと迷っていましたが……そちらは別の機会にいたします)。

そしてマヴルッド……謎過ぎて手出し出来ていませんが、今後飲みたい品種です。また参考にさせていただきます!

| Domaine K | 2015/09/25 19:56 | URL | ≫ EDIT

>Domaine K様

>バリューボルドー探検、面白そうですが、あれだけ雑誌やらで特集組まれててもそこまで大きな話題にならないのがちょっと恐いですね……。

最大の成果がモンペラ(デスパーニュ家)ですからネ。
ご存知の通り、金賞云々は尽く価値がないですし、とにかく難しい。

>良さそうなのがあれはちょっと探してみます。

頑張って!カラダニキヲツケネ!!

>ローヌやカリフォルニアや南アフリカ、オセアニアなんかもシンクさんのオススメを飲めば外れないので、私はその辺りは無理に冒険せず追従していきます

ご贔屓にありがとうございます!!!!!
しかしまぁ、たまには外れるでしょうからそんな時に「この地域はやっぱ合わないのか」というよりは「シンクめ!そーじゃねーだろ!!」てな感じでよろしく。

>気になってたノヴィ・ロゼラズも思わずポチり。ヴィッラ・マウントと迷っていましたが……そちらは別の機会にいたします

ノヴィうまいんスよ。税抜き3000円アンダー白で(食べ合わせとかは別で)完全勝利出来るワインは存在しないんですが、元値がそりゃ倍近いですから。
ヴィッラ・マウントはビエンナシッドのですネ?
それならば、平行ティスティングとかオススメです。白の場合冷やし目保存しておくと意外と赤よりも日持ちとダメージが少ないですし。
多くの人にとって、カリフォルニアのヴィンヤード違いってそんなに尊重されていませんし、私も言うてる割には正直「生産者の実力の方が大きいのでは」と思うところなので、敢えて体感してみるのは面白いですよ。
どっちも美味しいカリフォルニア白。機会があれば是非是非。

>そしてマヴルッド……謎過ぎて手出し出来ていませんが、今後飲みたい品種です

超びっくりするぐらい、謎のナパカベ要素を含む、今後が楽しみすぎるぶどう品種であります!
ただ、手を出すなら一点注意すべきは「かなり濃いから2日3日かけて飲むつもりで、しかも初日より2日目のが旨いつもりで」という事でしょうか。
ブルガリアワインはテーブルでも濃い暴れ馬ばっかりなので、手綱を操る必要性があるんです。そして操れると格別のコスパを獲得できます。あー、また飲みたくなってきたなぁ・・・・・・

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/09/27 01:10 | URL | ≫ EDIT















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