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科学的に倍値のワインと同じ味?ファルネーゼの作るシチリアシラーの定番的実力。  ザブ・シラー2013

うぇるかむ!
9月最初は急に寒くなったこの時期に飲みたい感じもするシラーであります!

fmST5.jpg
ザブ・シラー2013
実は有名ドコロがやってるシチリアシラーです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(ラベル的に+♥)
なんか突き抜けてるのがカワイイラベルになってます。シルクスクリーンでない点は残念なんですが、このびよ~~~んとしたのがちょっと目を引く感じは十分に存在感があるのではないかと。
NaKXc.jpg
裏面はまぁ普通。一応IGTなのね。

造り手はヴィニエティ・ザブというワイナリなのですが、実のところファルネーゼ社のシチリア出張版みたいなモノです。
コレとかコレとかで有名なワイナリでありイタリアのモンペラなんて言われちゃったけどデスパーニュ家なんぞより遥かに優れた地位と生産力を持つ連中がシチリアでやってる感じなんですネ。
アデュア・ヴィッラというもともとワイン販売業をやっていた人が立ち上げたワイナリだったのですが、友人が当のフィリッポ・バッカラーロというファルネーゼの醸造家で彼に見せたら
「お、ええやん!ウチに任せとき!!」
と、醸造担当に。その後、(恐らくなんやかんや色々とあった末に)ファルネーゼ社がオーナーになり、事実上シチリア版拠点となっている訳です。
ヴィッラ氏が畑を買った当時に植えたのか、このワインは樹齢20年とシチリアないしイタリアンシラーとしては短めというか普通の樹齢らしいです(もう30年ぐらいにはなってそう?ついでに地元協同組合のブドウも使用)
また、結構海に近い立地というなんだかチリっぽい感じもする筋書きになっています。
で、このワイン、日本のインポーター売り込みが
あのカサーレ・ヴェッキオと99%一緒の味と科学的に証明!
という謎すぎるワードだったりします。
どういうことか、というと何でも味覚の探知機とやらにかけて比較すると99%味わいの内容が一致したんですって。
正直、値段が倍のカサーレと比べられても「ほぼ同価格ってしょぼいな・・・・・・」と思っちゃう私。
いや、何せピノとかだったら10倍の値段のブルゴーニュやボルドーの有名生産者より旨いニューワールドピノないしクラレットなんてそこら中にありますからネ。
しかも使ってる品種が違いますし・・・・・・
科学的にたった二倍というのはしょぼいですし、そもそも同じ醸造家プロデュース品なんでそりゃ傾向は似やすいよねぇと思え全く得策と思えない宣伝がなされているこのワイン。
機械は果たして正しいのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
そこそこ似てるけどちゃんと違うイタリアンシラーです
造り手が同じ為、確かに感覚としては似てます。
しかしながら、香りの部分ではかなり違いがあってこちらシンプルにシラーやってくれています。
機械より人間の方がまだ上だろうですネ。

色は強めのパープル系で、しっかりめ。
香りにシラー系にあるスパイスがまず最初に見られ、それから濃い目のブルーベリー要素などが飛び込んできます。
果実構成は確かにブルーベリーが多くて似てるんですが、それよりもちゃんとシラーのセクシーさを感じられ、強いタッチながら差別化されていると思います。
で、味わいもやっぱりシラーのあったかい産地系になっており、酸よりも甘味と凝縮感がベース。
ジャミーなタッチと、そこそこのスパイス感、ゆるくはなりすぎない多少の塩っっぽさが個人的にグッド。
甘味と胡椒の合わせ技がきっちりとしています。かなり熱めの地域っぽいジャムを飲むような感覚がありつつ、くどさやチープさがない点も評価したいところ。
パワフル系のおねーちゃん、それも南国生まれっぽさがあり。明確にキャラクターまで提示はしてないのですが、方向性はトロピカルなキャラ。
99%似ている、とされているカサーレ・ヴェッキオとはそうした作りの方針や感覚部分で近いですけれどもちゃんと品種と地域が出ていて違いがあるハズ。
・・・・・・ブラインドだったら?うーむ、どうだろ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
1500円アンダーのシラーとしては秀逸。
強めの凝縮スタイルで、雰囲気のあるシラーがこの値段であればなかなか買いだろうというのが私の見解です。
ド高級な感じではありませんが、同じぐらいのシラーを探すのは案外同値段であれば骨が折れるだろうと思います。
強い濃縮さのシラーとしては、いい具合に価格がとれています。
飲み比べるなら是非カサーレ・ヴェッキオ君と実際に対決してみてください。ちゃんと違いが感じられるハズ。
プレゼントには流石にちょっと安すぎる感。テーブルワインとしてこれからの季節良さそうです。

というわけで、ザブ・シラー2013でした。
インポーターの「インパクトがあるようで実は安く扱いすぎ」な印象を受けたワインです。
確かに同じ造り手ですが、看板ワインとわざわざ比べなくても・・・・・・というのが正直なところかな。
そういうのを抜きにして、ちゃんと立派さがあるシラーだとシラー好きから見て思いますから。

スペインみたいな価格設計。

こっちと飲み比べるって言うのはアリ。

静かではないし子供っぽさがあるので、この辺りの感じ・・・?
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| イタリア | 23:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

「カサーレヴォッキオと99%同じ」というキャッチフレーズは面白いですねw。
カサーレ…は私も初めて飲んだ時は「チョコレートフォンデュのように濃厚でガッツリ来るワインだな」、という印象だったんですが、
飲んだのも5年以上前だと思うので正確かどうか。
でも、このクラスの味わい、値段のものが増えるのはいいことかなとも思います。
特に自分、ここのところちょっと故あってワイン摂取量が多くなりがちで、
逆に最近お酒を控えていたので、こういった話題に強く惹かれてしまいますw。

| 斉田夏樹 | 2015/09/03 00:42 | URL |

>斉田夏樹様
うぇるかむ!

>「カサーレヴォッキオと99%同じ」というキャッチフレーズは面白いですねw

稲葉さん、最近精力的に高級スーパーに卸してるように見えるんですがキャッチや店頭での売り方もポップに仕上げてあってブランド売りが良く出来ている大手だと思います。
仕入れているのも味がわかりやすいファルネーゼを筆頭に、スペインのコッテリタイプが多かったりと。
今回の99%発言も、結果的には私買っちゃいましたし、成功している宣伝文句ではありますなー。

>カサーレ…は私も初めて飲んだ時は「チョコレートフォンデュのように濃厚でガッツリ来るワインだな」、という印象だったんですが、
飲んだのも5年以上前だと思うので正確かどうか。

私もワイン始めた最初期に呑んでから、当ブログで久々に検証やってみよう!とか思うまで呑んでなかったりします。
一度は試してるけど、意外とリピってない気がするカサーレ・ヴェッキオ。
案外品質ちゃんとしてるんですけどね、ファルネーゼ。

>でも、このクラスの味わい、値段のものが増えるのはいいことかなとも思います

というか、このクラスでないお酒であることがワインは本質的には異常(たかが酒、という目線だと)でありサワーばっかりなお酒呑みにはこのワインでも超高級品な訳ですから、もっと全体に安くならないとあわわわわっとは毎度思ってます。
値段の部分では何とか「実は数日呑めるからホントは一日あたりの値段安くなるんだよ」という推奨を当ブログしてますが、それもあまり浸透しませんなぁ・・・・・・

>ここのところちょっと故あってワイン摂取量が多くなりがちで、
逆に最近お酒を控えていたので、こういった話題に強く惹かれてしまいます

あぁ、私もいつかやりそうな胃の病気かしら・・・・・・?
さておき、ワインブログ的には「高くて有名なフランスワイン」が一番惹かれる人が多い(アクセスカウンター的に)のではあります。
が、当ブログそれだけ一辺倒とかは全くノーサンキューなので、こうした手頃なのからカルト(それはフランスにかぎらず)まで幅広くやりたいものであります。
できれば、コスパの良いものを、ですネ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/09/03 22:24 | URL | ≫ EDIT















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