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コスデス+アンジェリス+コンスタンシア=3rdでもV3なクラレット! アモドーダ・アンウィルカ2009

うぇるかむ!
昨日はボルドーの定番かつ安めでありましたが、今日は「ボルドー連中が投資し指導した南アフリカクラレット」であります。

YlkPt.jpg
アモドーダ2009
アンウィルカ社の3rdワインです・・・って、え、見ればわかるって?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
思いっきり3ですわネ・・・
アモドーダという名前も「3」の意味だとか。
で、このワインもうひとつ3に対しては意味があったりします。
YjcFz.jpg
3人のスゴイヤバイ級のオッサンが携わっているからナノデス。
それはクライン・コンスタンシアのローウェル・ジュースト、コスデストゥルネルのブルーノプラッツ、シャトー アンジェリュスのユベール ド ボワール・・・・・・ど名門!

まずはじめに、ロウェルジューストという地元の名門コンスタンシアの共同所有者の人が畑を買います。
もともと、甘口ワインのそれもこのコンスタンシアのみが有名だったぐらいの南アフリカ。彼がまず赤ワイン用にと畑を買った訳ですネ。
で、地元の醸造家を呼んでエルミタゼ系なカベ・シラ・メルロで植えて作ったりしていました。
そこにコスデスのブルーノ・プラッツが目をつけます。
プラッツ氏は30年間コス・デストゥルネルを所有&監修し98年頃に引退かつ売却して、それからは各地でコンサルトみたいな事をしているんですネ。
更にそこに「南ア、興味あるんだよネー」などと言っていたアンジェリュスのユベール・ド・ボワールもしれっと参加。
ユベールは後年になってサン・テミリオン格付けの四天王にアンジェリュスを押し上げる訳ですが、彼も結構ちょこちょことプロダクト(まぁ、お金設け出来る感じの安ボルドー)をしていたので、サクッと投資。
南アフリカの超名門コンスタンシア、ボルドー格付け2級かつスーパーセカンドとして中でも高評価のコスデス、サン・テミリオン最強のひとつになったアンジェリス・・・・・・
ってかくと、めちゃすごそうでしょ?
実際、このワイナリのフラッグシップは7000円以上するものになっています。
今回はその中でも最も格下な3rdポジション。デイリー価格にも精通した彼が作ったモノとは??

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
ステレンボッシュって最高やな!
ガッツリと決まった、若くて旨いエルミタゼスタイルであります。
コク、質感の良さ、品位、甘味と酸味の調律、それら全てがキッチリしており、ジューシーで。
以前、ピションラランドの女傑介入のグレネリーを紹介したことがありましたが、それとはタイプがまた別です。
dazT2.jpg
アメリカかよってぐらいにたまる。

色はしっかりとした赤紫。クリムゾンレッド系にギリギリ入るかな?ちょっと判断つきづらいぐらいに濃く出たカラーリング。
香りからしてまずイイのはカリフォルニアの高級ライクなバニラとカシス、それと後からしっくりとスパイスや紫の果実が入ってくるところ!
かなりキッチリ醸造をしているんだろうなというセンスを感じます。
全体に重た目な香りの構成ではありますが、そこにサクッと果実やバニラが乗っかるので沈みきらないのがいいですネ。
味わいも濃い口でありながら、アタックもアフターも品位を保っていて、とてもしなやか。エレガンスという程ではありませんが、総じて優等生。
アタックからカシスソース、ブルーベリーのジャム、ミルク感があって酸味を除けばプチブルーベリーケーキ。
ちゃんと酸味があるのはしかしポイントなんですよね。きっちりとイチゴ感も含んだ酸味になっています。
甘味部分はギリギリでチープなシロップにならないぐらいの感じのソースに仕立て上がっていて、これが親しみやすさにつながっています。
これは地域の、南アフリカのテロワールの賜物ではないかと。果実味たっぷりのいいブドウ感。
アフターもタニックだったりはせずに、ここでメルロがちょっぴり入っていることに納得な雑味ないアフター。
カベルネとシラーを食感でメルロが後ささえしているタイプ。これ、何となくちゃんとプラッツ氏もユベール氏も参加しているんだろうなって感じさせるところがあるんですよね。
彼らはメルロを主戦場にしてきた人(アンジェリュスはもちろん、コス・デストゥルネルもメルロ比率がボルドー左岸ではとても多いワイン)らが作るエルミタゼだけに、ハーブ要素やシラーのスパイスや獣感覚よりも「充実したリッチなクラレット」を意識しての出来栄えのように思えます。
優等生な女性生徒会長をまさに王道でいったようなエルミタゼスタイルでありました。
腕章つけてそうなぐらい、生徒会長してらっしゃるし強いし美人だ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
名門1人1000円って感じの激安さ
3000円アンダーで買えます。ワォ!
同価格のグレネリーと是非飲み比べてみても面白いと思いますねこれは
南アフリカステレンボッシュでも目指す傾向が異なり、またどちらも旨い事が良くわかるでしょう。
これだけのクラレット、ボルドーおよびカリフォルニアで探すにはかなりの価格を強いられます。もはやクラレットは低価格帯に関してはチリや南アフリカが圧倒的優位であると確信出来る事請け合い。
ブラインドでは面白い結果を見せてくれるハズです。かなり高評価が得られうるかと(ただ、普通のテイスティンググラスだと小規模になってしまうかもですが)
プレゼントにするには微妙なラベルデザインかなとも思いますが、「3」に何か意味をつけてあげるならいい具合にハまってくれます。
何はともあれ、まずはご自宅でお飲みください。なお、私は欧風カレーと合わせたりしましたが、バッチリですよ。濃い味付けでも芯が通ります!

というわけで、アモドーダ2009でした。
南アフリカインポーターといえば、マスダさんがすぐに思い浮かびますが、他のインポーターもじわりじわりとイイ感じの南アフリカを仕入れてきている・・・・・・っていうか、南アフリカ全般がよっぽどミスしなければ旨いネ?って感じ。
視聴者の方、特に販売店の方は、一刻も早くフランスの技術介入が入った南アフリカは明らかに本家より安旨があることを、今からでも遅くありません、知らしめることが大切だろうと思いますヨ~

この価格で他国1万円ぐらいの実力すら覚える。

3人のオッサンが作ってる本家の2009年はこんな感じ。コンスタンスはそもそも品がない状態。


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| 南アフリカ | 14:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 
「3」
を強調されるとどうしても
 
 
|:3ミ って落書きしたくなるのだぁ~ヾ(。 ̄∀ ̄)ノ゛
 
 
ぉ(。 ̄∀ ̄)南アフリカクラレットデスナ(。~ω~)
 
うーむ…(。~q~)前日エントリーのジスクールもそうだけれどボルドーの低価格帯(3000前後から下)ってぶっちゃけいらないんじゃないかな?って思ってしまいます。
 
私もボルドー好きだし気になるアイテムはチョコチョコ飲んだりしてますけど同価格帯ごとに比べた時、やはりフランス技術介入系ニューワールドクラレットの方が遥かに旨いと思います。(ビックヴィンテージで旨い!って思ったアイテムはすぐ跳ね上がるしネ!苦笑)
 
 
ヴィンテージ通しての安定感もチリやアフリカの方が良さそうですし……。
 
そんな現状があって有力者達はアフリカやチリに力入れてっちゃってるんだろうなぁ~(。´ω`)
 
>オーストラリアのアートラベル/モンダヴィで思い出したけどバロンフィリップもチリでエスクードロホなんて中々のクラレットこさえているしね(;~∀~)(因にこのアートラベルエントリーで感じた事はテンガロハットなおっちゃんムートンのエチケにインスパイアされたんだろぅなぁ~(´艸`)デス!笑)
 
おっと…ちょっと脱線気味だけど脱線がてら前回エントリー
 
>このワイン(それとモン・ペラ)からの脱却が今こそ大事。
 
 
ですよね(。 ̄ω ̄)
 
今回のエントリー含めボルドーは少し危機感を持った方が良いと私は思います。
 
 
うーん…バカボンのパパからスタートした割りに真面目なコメントになってしまった…ムムム(-公-。)

| ふっちゃん | 2015/08/23 16:49 | URL |

>ふっちゃん様
うぇるかむ!

>うーむ…(。~q~)前日エントリーのジスクールもそうだけれどボルドーの低価格帯(3000前後から下)ってぶっちゃけいらないんじゃないかな?って思ってしまいます

私はそういう方向性の論者ですし推奨してますからネ(しれっと)
3000円アンダーのボルドーは基本的にはしなやかなボディをとにかく押してくるスタイルであることが多く、また果実感などのわかりやすさがあまりない事が多いので、新世界系の味が好きな人には響く部分がとても少ない事が多いと思います。無論、全てのワインがそうだということでもないし、なくなってOKとは(言いたくなるけれども)言いませんが、当ブログは基本的にそうしたクラシカルさをもったクラレットスタイルも他の国の方が良いだろうという考えでいます。
そういうわけで私も結構意見としてはとんがりで傾きなので、他のかたの意見とかも参考にはしてくださいましネ。ボルドーラヴァーにはボルドーラヴァーの理論があるハズ(ただしテロワールとだけしか言えない人は信用する必要なし)

>私もボルドー好きだし気になるアイテムはチョコチョコ飲んだりしてますけど同価格帯ごとに比べた時、やはりフランス技術介入系ニューワールドクラレットの方が遥かに旨いと思います。(ビックヴィンテージで旨い!って思ったアイテムはすぐ跳ね上がるしネ!苦笑)

特にキャラクターを感じにくいのと熟成しそうもないのに熟成してから飲もうみたいな言い訳してくるのがフランスクラレットのよくなさですかね。
フランスの技術介入してる他国ワインってテーブル価格帯は果実感が優先されますし同時に作ってる高めのラインはかなりギッチリと詰まった感じがして確かに寝かしてあげたくなるんですよ。
ネッド・グッドウィンが言うように「世界で一番つまらない」というのが現実味を帯びている気は私もします。

>ヴィンテージ通しての安定感

実はチリやアフリカも山火事とか地震といった天候以外での要素やヴィンヤード絞り込めばやっぱり出来不出来あるんですけれども、まぁこの辺りのクラスはセパージュ近ければ近い内容で出してくれるだろう安心さはありますネ。
アルゼンチンも含めてこの辺りを有力者が気に入ってる理由は何と言っても「ビオって書かなくてもビオいブドウが樹齢そこそこに転がっている」ことや「標高や天候の良さ」といったテロワール系の話もあるものの何よりも「土地や人件費がベラボウに安い」事であります。

>オーストラリアのアートラベル/モンダヴィで思い出したけどバロンフィリップもチリでエスクードロホなんて中々のクラレットこさえているしね

エスクードは個人的にはそんなに良いと思ってはいないものの、あれをあの程度の値段で出しているのは確かな話であり、同時に本家のムートン・カデと比べるとエスクードの方が旨いのも事実・・・・・・うーむ。

>テンガロハットなおっちゃんムートンのエチケにインスパイアされたんだろぅなぁ

あのおっちゃん、「商業的ワインの神」ですからネ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/08/25 23:36 | URL | ≫ EDIT















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