オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

オーストラリアのアートラベル元祖!マーガレット・リヴァーのモンダヴィコラボ一気見!! ルーウィン・エステート シャルドネ&リースリング&SB&シラーズ&カベルネ

うぇるかむ!
昨日はアルザスのアートラベルなワイナリを紹介いたしました。
で、今日はオーストラリア版であります。

2015-04-19 17-27-44-643
ルーウィン・エステート
色々な種類見てまいりました、結構前にッ!(ほんと今更更新状態でありますOTL

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
まぁ、アートラベルというだけで私は割りと高評価つけたりするのですが、これもオーストラリアの元祖としてあまりにも有名ですネ。
2015-04-19 17-29-53-685
あと、何故かこのカエルさん(リースリング)だけは数種類ラベル違いがあります。

作り手はホーガン夫妻。弁護士一家だったそうなのですが、ある日一本の電話が入ります

「Hello!ワイの名前はロバート・モンダヴイ!テンガロンハットをかぶったオッサンだ!!そこの土地めっちゃワインに向いてるから畑作らせてや!!!」

そう、モンダヴィのオッサン、彼らの住む牧草地がオーストラリアで最強の畑になると思い立ってオーストラリア進出しようとしていたのです。
ところが、モンダヴィ側の出資が滞りを見せて計画が進まない。
そんなとき、ホーガン夫妻は土地に現地視察に着てたテンガロンハットの怪しいオッサンと意気投合し

「じゃあ、私達で作っちゃおっかロバート・・・いや、師匠!」「ホンマか!?よっしゃ、ワイも全力で応援するさかい!これは売れるデ^~」

と1974年に木を植え、78年に醸造家ボブ・カーライト氏が就任し活動しはじめます。
その後はカーライト氏も引退、息子娘達が経営を引き継いぎ家族経営状態となっています。

そんなルーウィン・エステートってモンダヴィのおっさん関与銘柄の中でも一番世間評価が高いワイナリだったりします。
なぜなら、ここのシャルドネってPP97点をとっており、またはスペクテイターやデキャンター誌などでも「オーストラリアNO1シャルドネ」としてジャコンダ・ワイナリーと並んで巨塔と化しています。
またはかのスティーヴン・スパリエ兄貴が「いやー、ルーウィンな、ブルゴーニュだとドヤ顔で間違えたことあるッス^^;」
などなど、有名人各位に逸話をもっていたり。
更にカリフォルニアのワイナリがやっているような「エンタメ的ワイナリ」でもあって、毎年変わるアーティストラベル(カエルさんは毎年同じ)を軸に併設レストラン運営、アート・ラベル用に購入した国内画家作品ギャラリー、野外ステージでコンサートなどなど……まさにアメリカンな手腕ですが、オーストラリア政府より、「センテナリー・メダル」なる賞をもらい、その結果フォーブス誌がマーガレット・リヴァー全体を「行きたいワイン産地トップ10」に選ぶほどに。
そんなこんなで西オーストラリア最大のワイナリ、その実力を各種で見て行きたいと思います(以下、めっちゃ画像乗っかります)

香り・味わい(最大10pt)
ソーヴィニヨン・ブラン2012:♥♥♥♥♥♥
リースリング2013:♥♥♥♥♥♥♥
シャルドネ2009:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
シラーズ2011:♥♥♥♥♥♥♥
カベルネ2007:♥♥♥♥♥♥
全体に整いが良くバランスのいいワイン郡でした。
アーティストラベルとかをやっているワイナリにしては、全体に平均的な味わい。意外なほど派手でなくスッキリした飲みくちなのが特徴的でしたネ。

ソーヴィニヨンブラン
2015-04-19 17-27-09-879
2015-04-19 17-27-31-526
実はあんまり知られていないかもですが、裏にラベルの描き手と絵の名前が書いてあります。
色はほぼほぼ透けたカラーをしていて、あんまり色合いは強くありません。
香りに青さが割りと目立ちユーカリっぽさも強め。フルーツ感多め。
フルーツ構成自体はライムを主体としたもので、全体にそれほど強くはないもののモノはもっている印象。
味わいはやはり素直めでミネラリーさとアメリカライクなシロップ感少々が主体。
香りに比べると味わいはグッと強く、そして教科書的なほどSBっぽい味わいであったりします。
青さが勝負って感じの仕上がりなんですネ。すごーくらしい味わいなのですが、同時に際立ったものはないかも?

リースリング
2015-04-19 17-28-18-551
2015-04-19 17-29-06-677
この「フロッグス・イン・リースリング」だけは毎年恒例な辺り、夫妻お気に入りとかなのかしら?
色はこちらも透明度は高くほぼほぼ透けています。
香りに青リンゴがベースになっていて、しかしあんまり甘い香りはせず、リンゴ酸&オイルって感じの構成になっています。
味わいも同様で甘味はとかく低め。それでいて、オイリーさが高めに存在しているのが特徴的です。
カエルのキャラクターだし、甘めのスイート系かとおもいきや全く逆で超ドライ系という痺れる内容です。
ワシントンとかのドライよりドライ。
スパァッ!と切れるアフターのキレ味に魅力を感じるかどうかで評価が大きく異なるだろうワインです。
私は潔くて割りと好き。

シャルドネ
2015-04-19 17-28-41-139
2015-04-19 17-29-16-642
ラベルはなんだかちょい狂気を感じさせるフラッグシップ。
色はかなりゴールデンな色みになっていて前者2つと比べると色合いの濃さもハッキリ違います(ドリンクも1時間以上長いですな)。
香りにバニラ感が強めにあってカリフォルニアっぽさがむしろ強い印象でした。
果実の主体は逆にキレイ目でホワイトグレープフルーツが主役かな。この辺りがブルゴーニュと間違える要素なのかもです。
味わいは後述する赤2つよりもずっと濃くて、感覚としてはムルソーに近いですかね。
パワフルよりですが、後からソルティ・ドックみたいにミネラルと果実がやってきます。
まろやかなマロン感もあるアフター、全体のバランスが「強い中でキレイ目」という仕上がりになっています。
これ、むしろ本場ブルゴーニュより今飲む分にはバランスがいいんじゃないの?という気もしますね。
力強さと爽やかな感覚を同居させている、クールな金髪少女感。

シラーズ
2015-04-19 17-37-26-464
2015-04-19 17-37-54-688
ちょっと壮大すぎやしませんかね?って感じの芸術っぷりのラベル。
色は赤紫なんですが、赤要素の方が多め。
香りに果実の感覚がたっぷりしつつ、プラムやプルーンの強いタッチ。
スパイス感もあるにはありますが、ミネラル要素を感じさせる香りやカレー粉っぽいのが特徴。
これもラベルパワーなのでしょうか、何故かアラビアンな印象をもちます(ラベルの柄が味に影響する)。
味わいはそのくせどちらかというと繊細系シラーズだったり。
濃いオイリーなスタイルでなく、果実はストレートな果汁感があり、スパイス各種を混ぜ込んだソースと化してそのままデクレッシェンド。
喩えるだけならウスターソースみたいな?
カルトなタッチを求めると拍子抜けするであろう仕上がりで、これまた全体にシラーズ要素はにじませつつスッキリしています。
万人にわかりやすく「シラーズって実はジャミーなだけじゃないんだよ」と教えてくれているといえるかも。

カベルネ
2015-04-19 17-42-24-431
2015-04-19 17-42-38-231
こええッ!?
色は比較的黒みのあるクリムゾンレッド。
07年ですが若い印象ままです。熟成まだしてない感じ。
香りにとにかくユーカリ感がぎっちりしていて、味わいもそのままに葉と獣感で構成されています。
他のワインは割りとアフターがすこやかなのに対して、このワインだけは(ちょっとSBもそんな節はありましたが)なんだか原住民だぞウパーッ!って感じのキツいパワーをそのまま押し通してくる。
ハーブ香草感をとにかくごった煮した感じで、むしろ地方産カベルネフランワインに近い印象があるぐらいです。
アタックからアフターまですべからくユーカリをまとった原住民。
料理の合わせがないと映えないかもしれませんね。
個人的に苦手なスタイルなので評価は低め。


……
以上!
カベルネ以外は全体にアフター自体は長くなく、逆にそれが特徴として活かされる事を考えた作りです。
シャルドネは流石に濃厚寄りでしたが、それでもスッキリとした清涼さがウリなのでなるほど相当。寒冷地なのだろうなぁとハッキリ思わせてくれます。
マクラーレンヴェイルとかのオージーが今は世間的メジャーでありますが、西オーストラリアの方がやっぱり本格っぽい作りが多い気は私すこーししてたり。

コストパフォーマンス(最大5pt)
総じて♥♥♥
全体に価格妥当~ちょっと高め?ぐらいの印象でした。
カベルネは高いかな。後は良くも悪くも「まぁ、そのぐらいかー」という気がします。
ちょこっとラベル料金ものっかってる感じがしますね。アーティストラベルってやっぱりプレゼントとかには勝手が良いと思います。
ジャケ買い系のなかでも繊細さをウリにしている出来栄えですから、万人に対応してるのは嬉しいところ。
スパリエ兄貴がミスしたように、ブラインド試飲会で何人がブルゴーニュと答えるかワクワクしながらシャルドネをもっていくのもアリ。
また、全体に涼しげなので夏場~秋初めぐらい方が美味しくのめるかもですネ。

というわけで、ルーウィン・エステートよりダダダッ!と更新してみました。
疲れたンモー
キャラクターが思いの外綺麗に仕上がっているのは面白い特徴でした。評論家好み、とは知っていたのでちょっと濃厚なのを覚悟してもいましたが、そうでもなかったという。
モンダヴィ翁の功績のひとつと言っていいこのワイナリ、今後も栄えてはくれそうです。

これまたダダダッと該当ワインを。量は作ってるので新ヴィンテージでもないのにどれもネットであるっぽい。





サクッと呑めつつ割合きれいな感じ。ワッショイデース
関連記事

| オーストラリア | 21:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

初めまして。ブログ楽しく拝見しております。
失礼かとは思いますが、悩んでいるのでお聞きします。
今度ケーキやその他甘い物を肴にワインを二本飲もうかと思うのですが、合うワインありますでしょうか?
よろしければお教え願います。失礼します。

| ランチョー | 2015/08/19 23:06 | URL | ≫ EDIT

>ランチョー様
うぇるかむ!

>今度ケーキやその他甘い物を肴にワインを二本飲もうかと思うのですが、合うワインありますでしょうか?

うん、とっても難しい質問ですネ。
まずはじめに言いますと、私はケーキと合わせて飲むという経験は正直言ってありません。
チョコレートはあるんですが、正直難しい合わせだと思ったほうであります・・・
次に、「ケーキやその他甘い物」という定義が最高に難しいです。ケーキのタイプ、乗っている果実とそのベース(クッキーなのかシフォンなのか他)などなどで大分違います。
チーズケーキとショートケーキでまず違うのですが、チーズケーキの中でもフルーツを使っているのかいないのかレモン風味なのかそうでないのか・・・・・・と無数にパターンが出てしまいます。
ついでに言ってしまうと、「ケーキに対して」ということは食後って事じゃないんだろうなと。結構特殊な事例です。何か検証とかをしたいという事なのでしょう。
その為、今回は一般論的に話を進めますし実際に試した訳でなくあくまで「傾向として」の話であるので、多少こんな考えもあるんだなぁ程度に。

さて。
ケーキは基本的には砂糖菓子。
甘味が圧倒的に強くなるので普通のワインは酸味がとんがりまくります。

では、甘いワインの方がいいのか?というお話。
これは私はあんまり推奨しようと思いません。
ネット上で検索すると「甘いワインと(デザートワイン)」「甘めのスパークリング(シャンパーニュで)」というのがケーキとワインの合わせの定石になっていますが、単刀直入にいえば
「ケーキにコーラやスプライトで飲むのと変わらない」
ということです。
うん千円かけてケーキと炭酸飲料とほぼ同一の方向性を求めるのは、大きく勿体無いと思います。
良いシャンパーニュであれば、確かにチョコレートのニュアンスがありますから相性が良さそうにも見えますが、それは4000円とかするものの話(超安くても1500円はするでしょう)ですから、ケーキと合わせるより食事に合わせましょうよという。
同様にデザートワインで飲むのも砂糖菓子に砂糖水という訳。
デザートワインはそれ自体がデザートです。デザートワインにまさるデザートはありませんから、デザートと合わせるべきで、ない。

では、どうするのか。
まずケーキに対して味わいは濃いものであること、次にケーキに添えるという事で考えていきましょう。
単純にちゃんと「お酒とお菓子」という区分で立たせるならばアルコール度数は高いものが良いです。
ぶっちゃけるとシェリー酒の方が理想的でワインを探すよりも楽だし良いのですが・・・・・・同様にアルコール度数の高さや味の濃さに定評があるスペインのモダンなタイプは使えそうです。
所謂パーカー好みスタイルなガッツリと重たい赤&白。
成功すれば大成功、失敗すれば大失敗です。が、そのぐらいの賭けをした方が通常的でない飲み方をするのならば、やってやるです!で立ち向かった方が良いだろうという提案。
ピノにも近くなりやすいテンプラ主体より酸味やスパイスの効いたグルナッシュ主体やモナストレルのほうが更にギャンブル度アップであります!
同様にギャンブルをするならばイタリアワインです。
ケーキ次第ですがヴェネト州はいけるような気がします。
スッキリとして洋なしの風味があるソアヴェ(ガルガーネガ)や味わいに独特の濃さとチョコ要素が交じるリパッソ(アマローネ系)はちょっとドキドキするかもしれません。
紅茶っぽいという意味で、フラッパート種なんかも面白いでしょう。ただし、フラッパート使ってるワインの絶対数が少ないので見つかれば、ですが。
すっきりとした味わいでお酒を仕立てたい、という事であればロゼは見るべきものがあるかとは思います。
ただ、カリフォルニア系は割りと甘めにロゼを作るのでプロヴァンス流儀に沿った、ドライなものの方が意義があるだろうと思います。

・・・・・・と、ここまで机上の空論ですが、長々と書いてみました。
ケーキに対して二本、との事ですから私の一種妄想にすぎないこの文章を信じて一本見繕いつつ他の方たちの言う泡だとかと合わせるというのの両方をやってみるのが私からは良さそうに思います。
失敗してもいいぐらいのお値段でご購入くださいましね。

最後に・・・・・・不味くてもゴメンね!
ダメだなぁ~と笑える環境(モノ、人、場所)でお試しアレ、ということです。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/08/21 18:28 | URL | ≫ EDIT

事細かにコメント本当にありがとうございます!参考にさせて頂いて、ロゼとスペインのPF Anada Manchuela Bodegas y Vinedos Ponce 2011という赤を飲んだのですが後者を開けて一時間程寝かせてケーキやチョコと食べるととても美味しかったです!
無知な僕が勧めるのもなんですが、酸化も遅いですし、してからもブドウの香りが強いので美味しく飲めますから機会があったら飲んでみて下さい!3000円前後で美味しかったです!
アドバイス本当にありがとうございました^^助かりました!

| ランチョー | 2015/08/24 03:26 | URL | ≫ EDIT

>ランチョー様

うぇるかむ!

>とても美味しかったです!

ゥィ!
美味しかったなら何よりであります!!

>PF Anada Manchuela Bodegas y Vinedos Ponce 2011
イ・ビニェードスですネ。
私もここのブエナ・ピンタというのを呑んだことがあったのですが、当ブログで紹介してなくてびっくり!(紹介するだけのパワーがあったのに・・・忘れてたーッ!)
今度このPF版も買えたら呑んでみたいと思いますー

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/08/25 23:48 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/746-c98ee7ff

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT