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エレガント・スペインの原点はカルトワインだった!?セカンドからも感じられる作りのしなやかさ。 フロール・ド・ピングス2012

うぇるかむ!
スペインネタもよーやく一段落つけそうです。いやぁ、大分増やしましたスペインで。なんとなく並んでると呑んでしまうといいますか、ちょっとした脱線のつもりで頼んじゃう感じといいますか・・・・・・
さておき。その一段落させるのに、ぴったりだろうとずーっと前からキメてたのがコチラです。

SzEXI.jpg
フロール・ド・ピングス2012
セカンド格のワインでありますが、まあピングスですよ奥さん。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(ギリギリで+♥?)
シンプルな、とにかくシンプルなラベルとなっています。むしろボルドー寄りではないかというような感じですネ。
7frSu.jpg
超ブレッブレの写真OTL

作り手のピーター・シセックおよびピングスはスペインに興味がないワイン通にも知名度は激高であろう代表選手みたいなワイナリ。
ヴァランドローで修行したピーター・シセック・・・・・・因みにピングスってワイナリ名はスラングで「ピーター」なんですよね・・・・・・は
祖父母がいたスペインのブドウに可能性を見出し、1995年のファーストヴィンテージでパーカー98点獲得!ワォ!というカルトワイナリです。
年生産7000本程度のフラッグシップは7万円とか平気で叩き出しますし、パーカーポイント90点前半になるケースも稀というパーカーワインとして知られています。
ついでにシセック本人がなんかハリウッドで見たことあるような気がするイケメンインテリオジサンです。


傑作名高いけど値段が更に結構なお手前で・・・・・・

で、今回のはセカンドでこっちは一気に7万本とか作られており、ついでに値段も7000円。0の数が移動してるって感じなんですよネ。
それでも90点前半は毎年獲得しているワインで、その辺りは流石に有名作り手といった感じでしょうか。
このワイン、ファーストヴィンテージの1995年から評価され続けており、00年にはビオ実践していたりしますので所謂
「ボブの好きそうなジャミーで足がグンバツでボン・キュッ・ボン・ワォ!なワインなんでしょ?」
と思っている方も多いし私もそうでした。
ただ、ワインレポートさんなんかの記事を見ると「それは誤解だよなぁ」とピーター・シセックも山本さんも感じている。
でもまぁ、そこまででもないのでは?と思いつつ呑む機会があったのでチャレンジ。その結果は・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
本当に綺麗な作りのテンプラリーニョだわ・・・
びっくりするぐらい、非濃縮系なテンプラリーニョです。かなりキレイ目の、それこそボルドーないしはブルゴーニュと間違える中間を行くようなタイプです。
これ本当にボブが高評価のワインなの?

色はよく出てクリムゾンレッド。
ガーネット寄りでもありますが、案外とクリアです。
香りにバニラ要素とブラックベリー&小粒なチェリー。スパイス感はそれほどなく、香りから見える果実感は確かにテンプラリーニョなんだろうなぁと頷かせてくれます。
結構バニラ感も出ており、繊細ではないかな。
味わいにはしっかりこってり・・・・・・と見せかけて案外とスッキリとした感覚。
果実のジュース感覚がビオロジック系にあるようなストレートさなんですよね。ジャミーどころかソースっぽいトロトロさすらなく、スラーッとした当たりの良さ。
樹齢35年程度らしいのですが、漢方要素の滋養強壮感もありパワーでおしてきません。
香り同様の果実感ですが、その部分は黒いベリー系果実のタッチがあるのでどこかメルロと間違えそうな雰囲気です。
豪勢さや贅沢さではなく、綺麗で透明度のあるような口当たりとしっくりとした酸があるアフターを楽しむ優雅で爽やかなスタイルです。
がぶ飲み系に寄りつつも、あくまでも綺麗なのでゆっくりと注いでしまう感じ。
スパニッシュ建築とかではなく、もっとガラス張りのビルディングみたいなね。
かといって果実感が貧弱だったりはしない訳で、総じていいバランスしてます。
キャラクターが旧式といいますか、あんまり媚ていない90年台のメインヒロインの風味。さり気なく、ちゃんとカワイイ訳。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
8000円前後のワイン、という区切りで見ると悪くなく良くもなくな気が私はしました。
この辺りの価格帯はまさに作り手のレベルと力量による「職人の世界」だと思うので、この作りに共鳴出来るかどうかは大事であり私はもう少し物足りなかったかなぁと。
エレガントなスタイルのテンプラリーニョ、というものを図る上では驚異的な出来なので10倍の価格を持つ本家本元がどのぐらいすごいのかは気になるところです。これの限りでパワーが付加されたら確かに最強な気はします・・・・・・
プレゼントやワイン会には広く使いやすいアイテムであろうとは思います。いわゆる日本人好み系な味でもある万人に対応した部分のあるバランス型のワインですからネ。
料理に対しても万能さが考えられます。パエリアもいいでしょうしオリーブで煮るなら貝でもお肉でもOKな、拙者も助太刀いたすって感じのスタイル。むしろ料理を立てるワイン。このワインをメインにせずに料理を楽しんでいただくのに使う、さりげない――そして使い手(ソムリエ側)の力量を試されそうなワインかも。

というわけで、フロール・ド・ピングス2012でした。
非常に良く出来た、エレガントテンプラリーニョでした。
昔もこのスタイルである、という前提で話した場合ロバート・M・パーカーは既に現在の「エレガント系スペイン」に対応済みだったということで。
そう考えちゃうとあの野獣、本当に恐ろしいテイスターであり世界的権威になっちゃったのも納得かもしれませんネ。
パーカーは濃いワインだけ、というのは(私も思ってたましたから一緒に)反省すべき。

レア度はフロールに関してはそこまで高くはありませんから、お好みのお店とヴィンテージを探してドウゾ

しばふ絵って媚びない感じが良かったのに、近年では外的要因で媚びが付加されててガックリきますよネ
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