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梅雨向けに、強いワインは如何?プティ主体の烏野なバラエタルな作り。 レーヴェンズウッド・ビシージド2013(ソノマカウンティ)

うぇるかむ!
日本中梅雨ですね。沖縄は早くも終わったなどと言われてますが未だにかしこも雨雨雨であります。
で、そんな感じで陰鬱になる季節にこそ、こういうワインも面白いのではないかなぁと。。

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ビシージド2013
レーヴェンズウッドのリミテッドリリースシリーズのヘリテージブレンド・・・なんとプティ・シラー主体です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
リアル版レーヴェンズ
このホラーっぽいラベル、たまらなくないですか?いつものアイコンもサクッとはのっていますが、あの「3匹のカラスアイコン」がリアルになるとこうなる訳です。
バイオハザードかな?それともサイレント・ヒルかな?
格式張らない上では、このワイナリの経歴もあってたまらない雰囲気です。

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このワイン、正体は「レーヴェンズウッドワイナリーがやっている期間限定ワインを珍しく日本で入荷した」というようなモノ。
ジョエル・ピーターソン率いる名門のちょっと変わったワインであります。
レーヴェンズウッド、またはレイヴェンズに関しては割愛します。「アメリカのジンファンデルを作ってるワイナリ」として最も有名でスーパーなどにもヴィントナーズブレンド版が売っているような大衆性のあるワイナリです。
名門すぎて、その息子のワインを紹介したり名言である「(ロゼブームに対して)軟弱なワインなんぞFXXKだ」という発言は引用したりしてたのに紹介してなかったぐらいです。
これ以上書くことがないぐらいのものですが、日本での評価はそうした低価格版に収斂されがちであり、実は1万円ぐらいのジンファンデル単一畑シリーズとかがあったりすることはあまり知られていません。
更に、ヴィントナーズ版(超広域版)→地域版→畑限定版という基本の他に「リミテッド・リリース」という微妙に実験的に作る何かもあったりするのは更に知られていません・・・・・・っていうか私も初めて知りました!

今回のビシージドは日本語でいうと「悩ましい状況」って感じ。
レーヴェンズウッドの初収穫時がえっらい豪雨でしかもカラスが3匹も不幸めいて飛び回っている状況で死に物狂いになってた当時を振り返った感じなんですね。
で、結果的に良いワインが出来た。ヤッター!というわけでワタリガラスのアイコンまで作ったというお話。
内容としては上の裏ラベルからもわかるように「プティ・シラーを主体としたブレンド」です。
アメリカ固有品種めいているプティ・シラー、ジンファンデルに隠れがちですがシラー亜種として現存してるこの品種を主体に古樹の契約畑から買ったブドウを使ったブレンディングとのこと。
平均樹齢までは測れないですが、なるほどレーヴェンズウッドの主用品種ではないものの、古樹ポリシーはしっかりしている。
そんな逸品なのですが、果たしてこれは物珍しさだけなのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(たまに+♥)
バラエタルなだけに、意外と万人向けな強いワイン!
ヘリテージ=バラエタルな作りをしているだけに、安定感が意外とあるんですよ。
同時に、個性的な要素が少なくあってそれは残念なのですが、南ローヌおよびラングドック・ルーションだとか、イタリアの怪しいブレンディングとか、そうしたアイテムが好きな方にはたまらない一品となりそうです。
ギガル辺りとイメージが近いかな。

色は濃い目でほぼ透けない赤紫。クリムゾン寄りかなとも思うこともありますが、その辺りちょっと微妙なところを漂ってる気が。
香りにスパイス感とステーキの感じは出つつ、強い紫果実感。
バニラ感は微量でまたハーブ感などは見せていません。
カベルネ系ブドウが入っていないものの、カリニャンは多めのハズなのですが、そうした薬品っぽさとかどこか抜けた草加減などは無いのは他の強さでしょうか?
味わいもそのタッチが濃密でよりジンファンデル的な茶葉の感覚やパワフルめの果実、タニックさも濃厚で逆に酸味はあるが控えめなのがカリフォルニア。
シラー系のスパイス要素がほんのり効きつつ、スミレ系の花っぽさはバルベーラなどのイタリアっぽさ?
プーアル茶葉もありますネ。
アフターもそうした強めの果実感で終えていて、ダイナミックな品になっています。
流石に強いワインでした。3日経っても全体のパワフルさは健在。
ただ、繊細さや深みやナチュラリーさはないかなと思います。ダイナミックにまとまってはいるが・・・それも逆に面白いが、ビシージド=悩ましいという名前どおり評価が難しいワインですネ。
良くも悪くもパワフル系。全体の雰囲気や統率はあって、果実要素などのバランスはとられているものの、突出した感覚やテクスチャと専門家が書くような繊細さなり立体感?のような凄みまではないかなぁって。
アメリカ流なバラエティさや独特の古樹の魅力は結構あって、途中飽きそうになりつつも最終的には良かったんじゃないかと思っています。
ジャンプのハイキュー!が最近コンビプレー云々でフォローしあってる展開なんですがそれも思い出しました。それも3年生ズ的な。

田中サン!
またはホラー映画の中でも、妙にセクシー路線のお姉さんキャラっていたりしますが、そんな雰囲気。
そういうキャラってなんか濡れ場出しつつサラッと食われたりしますよネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(好みによっては+♥)
ここもスッゴク悩ましい・・・・・・
決定打になるような、得点源が足りない感じなんですヨ。
トータルバランスはなかなか見どころがあって強い出来ですし、総合点は高くてもいいような、いやしかし器用貧乏でまるで北斗の拳ACの下位グループみたいな・・・・・・
しかしながら、ワイン通の方は是非一度お試しいただきたい雰囲気はもっています。
というのも、プティ・シラー主体のワインってのがそもそも日本ではレアだからです。
不吉の象徴であるカラス的にプレゼントにはよっぽど意味を持たせなければ(冒頭に書いたホラーっぽさとかをネ)不向きでしょう。
ワイン会ぐらいなら楽しんではもらえそうですが、是非ご自宅でステーキとガブガブ飲んじゃいましょう。

というわけで、レーヴェンズウッド・リミテッドリリース・ビシージドでした。
ソノマ周辺の古樹ワイン、という側面でも面白かったりするものの、味は結構クラシカルでシックな定番のワイン味。
この悩ましさ、是非梅雨の季節にお試しアレ。

各アメリカワイン主体のお店でも驚きの一品だったようで。


鍵にクマちゃんだかなんだかマスコットつけてる左のお姉さんにレオン君が「SHIT・・・(泣けてくるぜ」って言うシーンが最高!
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