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真のブルネッロ!その真価は熟成にこそあれ・・・・・・ ビオンディ・サンティ・テヌータ・グレッポ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・アンナータ

うぇるかむ!
連日イタリアワイン縛りで更新してきましたが、ひとまずおーしまい!
最後を飾るのは、ずーっとこのワインでの更新を避けてきたワインです。

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ビオンディ・サンティ・ブルネッロ
イタリアの超王道の筆頭ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルそのものは古式なイタリア系だといえるでしょう。
ただ、知ってる人にとっては「おいおい、シンクのやつめ今更かよ・・・」ぐらいのワインだと思います。
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裏も結構可愛かったり。

ブルネッロという規格において「生みの親」とまで言われるワイナリ、それがビオンディ・サンティであります。
1856年のロンドン万博の段階で賞をとりまくってるイタリアワインとして知られており、1888年にサンジョベーゼの亜種であるサンジョベーゼ・グロッソ・・・・・・つまり、ブルネッロに使われている固体・・・・・・を植樹したのがブルネッロ・ディ・モンタルチーノという規格の始まりとされています。
起源も紀元。始まりの初まり。
それまでは甘口ワインの産地だったそうで。驚きません?ブルネッロが出来る前は甘口のワインの産地だったワケですよこの地域。
そんなブルネロの始祖で歴代スゴイヤバイ級の一家が支えてきたわけですが、更に推し進めたのが5代目のフランコ・ビオンディ・サンティその人です。
DOCGとしてブルネッロが一番最初の段階で認められたのは、この人らの功績。
因みに、キャンティが認められたのはブルネッロより後だったりしますからネ。クラシコ指定は更に後。
フランコ氏は畑の拡充やブルネッロに関する広報的存在として確固たる地位をこのワイナリに築きつつ、2013年に亡くなります。
91歳まで現役だった彼の最後のグレートヴィンテージ、それも最も古い畑での仕事とされているのが今回紹介の2007年です。
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この07年では、評論家も絶賛でイタリアワイン誌各紙の最高賞とアントニオ・ガッローニが94点をつけているものです。
なので、妙に高騰してたりも^^;
ブルネッロの王道であり、イタリアワインファンならとりあえずだれでも知ってる定番の最高峰。
その実力・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(現状の2007ならば)
めっちゃくちゃ固い
実は私、何度かこのワインのヴィンテージ違いをティスティングしていて(多分5回は超えてるハズ)その度に頭をかかえるワインなのでした。
なぜって?超美味しいときとすごくガッカリするときに二分されるからです。
去年当ブログの「最高の円卓13本」に選びつつずっとノートを書かなかった理由です。
状態にすこぶる左右されます。熟成ワインと若いワインは別の次元だと割り切っている私ですが、それでもこのワインは
「たっぷり熟成して飲まなければならない」
のです。それはボルドーの比でありません!(ボルドーなんぞは若くてもそれで美味しいしオールドもそれで美味しいんですから)

今回はあくまでも、最近呑んだ2007年に沿ってノートします。

色は中心地もそれなりに透けており、朱色めいたトマトカラーというべ形。
そこそこに熟成してそうに見える・・・・・・のですが、このワインに関しては足りないという他ありません。
香りにドライフラワー、ハッキリとしたチェリッシュさ、強いバラとダシの香り。
味わいはそうした中にtナイックさが残っていて酸味もまだフレッシュなレモンの酸っぱみとして感じられる程度になっています。
紅茶系タンニンも強めに存在していて、熟成感がありつつも、酸が強すぎてバランスはあまりよくありません。
かなーり状態を選ぶワインであることがお分かりいただけるでしょうか?
熟成とフレッシュさの合間、というのも本来それで面白いモノだったりすることがあるのですが(特にイタリアならば)このワインに関してはそうした中途半端な状態にあると、バランスが悪くみえてしまう不思議さ。
厚みもあんまりないような感じで、ポテンシャルは感じるものの、そんなにときめかないでしょう。
それでも、このぐらいの要素は持っています。

では、それが熟成するとどうなるか
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去年、最高のイタリアワインとして堂々たる感覚をもっていたのは同社の95年でした。
上記と同等レベルの香りの強さをもっと強くもっていて、驚くべきことにソムリエが注いだ1メートル先ですら感じられるほどだったわけです。
花の香りが明確に強くなっていて、ローズ、スミレ、ハイビスカスなどなど。
スパイスもまだハッキリしてるし、魅惑的なカカオ要素やオリエンタルスパイス、そして舌に入れたときのクランベリーめいた酸の贅沢さや、サラッとしつつも咲き乱れる花の空間がたっぷり一分継続するっぷり。
思わず笑いが止まらなくなる、私史上最高のイタリアワインの経験だったりします。
当時のノートにはこう書いていました「10万円でも妥当」。ブラーボ。

この体験があったうえで、最近のヴィンテージを呑むと、あまりにも物足りないのです。
もう一回書きますが、これがボルドーのムートンだとかマルゴーの場合、世間で言われているほど私は熟成しなくったってイイと思っています。
熟成ワインと若いワインは世界観が別です。なので並列で語るのは間違っています。
が、しかし、このワインに関してはそんな人をしても「熟成させて呑むべし」と言わざるをえないのです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
熟成させうる環境をもっていれば♥♥♥♥♥
えーっと、難しい話ですが
今すぐ買って呑むにはむきませんが、保存環境があるなら今のうちにストックしてください
ようするに、ワイン投機出来るぐらい資産があるかた向けだとも言えましょう。
イタリア最高峰であると太鼓判を押されて当たり前なのですが、熟成しないとなんか酸っぱさが強めのブルネッロ?って感じで終わりかねません。
最近のモノをティスティングした上で、古いのを呑むと恐ろしく変化が美しい・・・・・・というのが私の経験なのです。
すぐさまブルネッロの真髄を体験したい方はオールドヴィンテージを買ってください。
幸い、人気銘柄かつ熟成させてなんぼという風潮があったためかネットショップでも古いヴィンテージが見当たります。

というわけで、ビオンディ・サンティのフラッグシップクラスのブルネッロ・ディ・モンタルチーノでした。
この掲載に至るまである意味では1年4ヶ月かかってしまいました。
それほど、評価するのに悩ましい魅力のあふれるブルネッロです。
2007年が熟成で今後どう変化するかはとても楽しみなところであります。

今のうちにこれぐらいで手に入れておくのは手でしょう

古くなるとグッと値段があがりますし、ボトル個体差が強くなるんですよね・・・それが、当ブログの「推奨したいけど推奨しにくい」というわだかまりにつながり続けていたのです。

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