オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

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「マリアージュ~神の雫最終章~」第一話がメチャクチャでしかもワインのハードルを上げに上げてるので解説してみた

うぇるかむ!
今週号のモーニング誌で神の雫の最終章第一話が掲載されました。



ルヴァンの時も1話だけは日記として書いてましたので、今回も書かねばならぬと思いましてネ・・・
ハッキリ言ってしまうと、
ツッコミどころが素人目にも多い

前提:神の雫という漫画は「ワイン初心者向け漫画」ではなく「キバヤシ氏のワインブログみたいなもの」である
ここが今回の私の記事の最重要かもしれません。
神の雫はまずそもそもが「ワイン初心者向けの漫画」ではなく「キバヤシ氏のワイン雑誌ないしワインブログ」に近いのです。
それは日本におけるワイナート、ワイン王国、リアルワインガイドなどの雑誌がそれそれ編集者の見解を強くしめしている・・・それはアドヴォケイトなどもしかり・・・事と同じで、あくまでもワイン初心者をターゲットにしていません。
ここでもし、「え、神の雫ってワイン初心者向けのバイブルな漫画なのでは?」
と思われた方はあまりワインを呑んでいないか、この漫画を読んではいない方だろうと思います。
最たる例は第一巻のワイン初心者向けコラムの第一回と二回が「ワインはヴィンテージで買おう」「デキャンタをすること」というスタートをきっていることからも明白です。
世界でおそらく唯一、ワイン初心者に対してヴィンテージでワインを買おうと提案したこの漫画を、果たして初心者向けワイン漫画と読んでいいのか?私はあくまでもこれはキバヤシ兄弟(原作)のブログに近いモノだと判断します。
それがワイン界に大いなる影響を与えた、というのは良い事でもあり悪いことでもあります。

長い前提になりましたが、今回の本編!!

・~あらすじ~を書いてみると作劇から酷い
とある街角で、ワイン富豪の息子にして世界ソムリエよりスゴイ級のティスティング能力(しかし知識はあんまりない)を持つ神崎雫は、置き引きにあってスッカラカンになり「大衆洋食屋ママミーヤ」というお店で一宿一飯の恩義を得る。
お店の向かい側には「ロマネ屋」というチェーンの食堂が出来てしまい、ママミーヤは人気店だったのに閑古鳥になっていた。
そこで雫はワインのラインナップと料理の提案(メニューリストの改善、ワインの温度やデキャンタージュの作法、塩辛と赤ワインという食べ合わせ)をし、ママミーヤの再起を図る。

……
というような内容です。
これの最大の問題点は「とある街角ってどこよ?」「っていうか富豪家の雫はなんでそんな浮浪者めいた事してるの?」
という2点。
次号以降で明確に雫が「置き引きが起こるような謎のとある街角に来ていた目的」が明らかにならないと、成立しなさすぎます。
おそらく、日本のワイナリをツアーしてるとかだと思うのですが、最初の背景がどーにも都心。ナゾい。彼は一体どこでなんでこんな異常事態になっているん?
とりあえず北海道ではありません(ママミーヤの一家が田舎北海道から塩辛やじゃがいもが送られてきていると語っている)
こいつ、全国に知り合いや関係者がいるような家の息子なんですよ?

・今回最大の問題:ブルーチーズは当然ワインと合いません
この第一話、最大の問題は「塩辛と赤ワイン」でも「デキャンタを使うこと」でもありません。
最大の問題点は「この塩辛はブルーチーズみたいな味になっている。そして、当然ブルーチーズと赤ワインは良く合う」
というドヤ顔の一コマです。
ブルーチーズと赤ワインは当然、相性が抜群ではありません
これは普通のワインスノッブ(私程度の)でも常識であり、散々喧伝してまわったようなことです。
そもそも、チーズとワインが合うというのが「人によって大きく違う食べ合わせの代表例」なのですから・・・・・・
私は
シンク「チーズは匂いや味わいが強すぎて、ワインと合うというよりはワインを取り敢えずごまかしてしまうモノ。本質的には相性が良い訳ではなく、またワインによっては合わせるべきではない。イタリアやフランスがチーズと合わせてるのはカジュアルな日本円で500円ぐらいのワインやフォルマッジョに至る前の段階から飲んでいる為である」
とします。
え?シンクさんなんてザコブロガーよりも、シュヴァリエ勲章のキバヤシを信じるですって?
では、私の持っている資料の限りでチーズに関する項目を拾ってみましょう(この為に昨日更新出来ませんでしたヨ)
*出展は省略。また抜粋ではなく意訳。敬称略

田崎真也「チーズと赤ワインが合うという先入観があるでしょうが、山羊のチーズとワインのように香りの強いものはワインとあわせにくいのです。おいしくなる相性を探していくと白ワイン×チーズの方が完成度が高いことが多い気がします。香りの強いチーズはむしろ、日本酒の方が合わせやすいのではないでしょうか」

マイケル・ブロードベント「買うときはリンゴを食べて、売るときはチーズを食べさせて・・・という故事は多くの真実を含んでいる。チーズはワインの味をよりまろやかに、より甘く感じさせる。よく熟成して香りがある赤ワインは未熟な赤ワインにより効果がある。しかし、デリケートなワインには強すぎる。したがって、チェダーチーズのような香味のおとなしいチーズを小さく切ったものが試飲会では無難で申し分がない」

ジャンシス・ロビンソン「チーズとワインは切れないオシドリだけど、カマンベールやブリーと一緒にワインを一緒に食べてみてください。クニャクニャする香味がワインの香味とひどく相性が悪く苦い感じにしてしまいます。食通によって鍛えられているイギリスにはワインに完璧に合うチェダーチーズがあります。これならば殆どの場合はワインと合います。ブルーチーズは一見奇妙ですがソーテルヌがメロンと生ハムの組み合わせと同じように、ぴったり合うでしょう」

パーカーたん「ところで、ワインと料理の組み合わせで根も葉もない神話のひとつに赤ワインとチーズが良く合うというものがある。だが、真実は赤ワインがチーズと良くあうケースはめったにないということだ。特にブリーやクリームチーズは脂肪を非常に多く含んでいるので、赤ワインに合わせるとワインの味が酷く損なわれてしまう。もし、読者が客にこれはひどいと思わせながらもあえてチーズと共にワインを楽しみたいのであれば、赤ワインではなくてむしろサンセールやプイィ・フュメのようなソーヴィニヨン・ブラン種から出来た白ワインにすることを薦める。」

四天王が如く4人の過去の出版記事からです。どれも実は90年台頃の専門家コメントであります。
もう20年ぐらい前から「チーズとワインが(特に赤が)相性が良いとは限らない」と言われつくされているのに、雫君は

神埼雫「当然、赤ワインとブルーチーズは相性がいい(ドヤ顔)」

な訳です。
ブリテン系の評論家はチェダーチーズは万能、田崎真也氏とパーカーたんは白ワインに合わせたほうがチーズはいっそ美味しい、パーカーたんに至ってはチーズとワインを飲むなとまで断言。
これは雫君が無知な事の演出というよりは、原作が我として突っ走っている証拠だと思います。


・ママミーヤという洋食屋にリアリティがなさすぎる
今回雫君が世話になり、そして料理漫画恒例の劇的ビフォーアフターするお店であるママミーヤ。
特徴は
「北海道が田舎で、田舎のばあちゃんが作る塩辛や新じゃがなども使った、添加物が非常に少なく素朴な料理の家族経営のお店」
です。また、向かいにチェーンの食堂が出来るまでは毎日満席の繁盛店でした。
ここまでは設定上ありえるのですが、ここから先のワインチョイスや知識レベルがリアリティに欠けています。
箇条書きしましょう。

・使っているハウスワインがシャブリやタルボのセカンド……なのだけれど、温度管理を食材と同じ冷蔵庫で行うなど最低レベル。
・いわゆる家庭的自然派なお店であるにもかかわらず、扱うワインは一切自然派(またはその味わい)ではない。
・実家の自家製塩辛をメニューに入れているのだが、おばあちゃんお手製の無添加塩控えめでブルーチーズのような逸品であり、メニューに入れれる程の量があると思えない
・総じてどこからワインや食材を仕入れているのかが謎。なのに雫君絶賛。

話の主軸になるレストランの描写としては、相当に適当といいますか展開の為だけのご都合感が極めて高いです。
人気のワイン食堂が、温度管理を怠っているという事実が真っ先に前時代的。
更に、一週間かけて雫君が改善したメニューというのがこのお店の謎さ加減に拍車をかけます。

dqYq4.jpg
まんま一コマからもってきたこのメニュー。違和感ありまくりですよね?
それは、「料理と食べ合わせ」のことではありません。これら提案そのものは美味しい可能性十分にあります。
または「アメリカ・サルディーニャ・ヴェルメンティーノ」でもありません。完全にミスで、話の冒頭で雫君がじゃがバタをお店で作っていることを当てるシーンがあるのに最悪のミスでありますがそこもスルー出来得ます。
価格も安すぎるというよりは赤字なんでは?という感じですが、それも百歩譲ってみます。

何が問題かって、このワインのラインナップの「統一感とインポーターの不在加減」です。

各国の安めのワインを並べた、というにしてもバラバラすぎます。スイスのシャスラーまであります。
これらを一週間で雫君が揃えたとは思えず、つまりお店で用意されていたないし提携されていたモノだと思うべきでしょう。
雫君は知識がないキャラであり、実際にお客の食べ残しを食べて判断する乞食体質のある犬めいた人物。
なので、雫君が一週間以内に食べくいして「このシャブリにはルイ・ジャドやで(ドヤ顔」みたいなことをやりまくったのだろうと思います。
なので、配達だとかを考えると、どのワインも元々お店にあったものの確立が極めて高い。
それなのに、国がほぼ完全にバラけています。
ついでに、グラスワインにこのお店が使っていたタルボのセカンドやシャブリはラインナップに加えていません。
一体、どこからこのお店はワインを仕入れているのでしょう?
漫画側からすればこのお店を「美味しんぼに出てくるような理想のワイン食堂」として描いているのですが、あまりに現実的でありません。
ついでにいうと、チェーンの居酒屋にお客をかっさらわれているのは価格だとかの問題よりもお店側の不勉強だろうと思います。消費者なめんてのか。
ワインにこだわりのお店でもないけど、ワインの価格や品揃えは自慢・・・・・・これ、いい店?

・相変わらずデキャンタ主義
これも文献をめぐれば、ブロードベント先生「殆どのワインはデキャンタをする必要はないのだ(迫真」とかジャンシス「デキャンタをする必要性があるのは限られた例」としているように、デキャンタを使う事そのものがパフォーマンスであり味に比重をおいたものでなかったりします。
神の雫の最も良くないところのひとつであろう、この雫君の神業デキャンタージュ。
今回もそのプレイがバッチリ描写されています。
デキャンタージュは軽い運動、ではなく駅伝ぐらい過酷なハードワークです。
ただ、今回彼が行っているのは「急遽ワインの温度を暖めなければならない場合」という事で、今までより現実的です。
そもそもそうした状況に陥っているのが世界ソムリエコンクール的ですらありますが、デキャンタを使って温度調整をするというのはある程度正しいと思います。
パフォーマンスという見栄え、という意味ではそれも一理あります。家庭でやるのに向いてはいませんが。
まぁ、温度というかなり大事な部分を補う為に、無理やり酸化させるということをして味わいを貶してる感じがしなくもありませんがネ。
ここは正確にはボトル内温度が重要なのであって、デキャンタをする事が重要でないのは良く知られるべき事です。

・相変わらず空気抜き派
これも例えば同じワイン漫画のソムリエールで「空気抜きすぎるとワインが死ぬゾ」と言われてたように、賛否両論でどっちかというと今では否定派が多い「空気抜きを使おう」を未だに提唱しているのでした。
とりあえず雫君はバキュバンを控えよう。

・何故難しい食べ合わせを推奨するのか
今回の話のメインは
「塩辛と赤ワイン」
でしょう。これが最大の驚きポイントであり、この漫画のリスタート1話の提案です。
ただ、これに条件が多すぎるしマイナスまで提示しているのは多くの読者を混乱させるのでは?
今回雫君がやったのは
「添加物や塩の少ないブルーチーズにも似た味わいの塩辛と、海沿いトスカーナのテーブル価格帯メルロ」
というもの。100%だ!とドヤ顔です。

このワインがしばらくは神の雫の塩辛ワインとして人気になるのか!?
さておき、今回の話のキーとして、雫は塩辛×赤ワインを提案するのですが、それを向かいのチェーン店が真似て大失敗するという事案が発生。
このチェーン店のチェックもしないで競合店をパクるのも全くもってリアリティに欠ける、作劇都合全快のシーンで辟易としますが、チェーン店が失敗した理由は
「スーパーの添加物がいっぱいの塩辛では、この組み合わせは成立しない」
というものです。
つまり、お手製や高級な塩辛でないとこの組み合わせは成立しないということです。

↑これが合うのか謎ですが、つまり品質のいい塩辛と温度管理がバッチリなマッキオーレでなくてはならない・・・・・・
敷居が高すぎませんかね?
わざわざスーパーの品ではダメ、という指定をした上での食べ合わせ提案です。
条件が多すぎ!
ついでに言っておくと、イタリアのブルーチーズというとロンバルディア州がメインだったりすることが多くて、トスカーナ州寄りでもありません。
ソムリエ試験教科書的には、トスカーナの海っぽさとロンバルディアのブルーチーズは正解にならないでしょう。多分、バローロやバルバレスコが推奨されるハズ。

・表現主義の第一人者にも関わらず、表現が謎
表現、とこの漫画が言っているワインの味わいたとえ。
例えば和泉屋編での

「太陽にたくさん例えてね♪テクニカルな果実とかの話は一切いらないから、呑んだワインをありとあらゆる太陽がある景色のシチュエーションしろ!」
「ええと、これは落ちていく夕日でこれは登っていく太陽でこれは真夏の日照りでこれは皆既日食で・・・・・・」

というアレ。当ブログもある程度表現主義であり、ナパワインに対して「メイドさんワイン」とか言ってたりするソレです。
これに関しては他方からは「ワインの言葉ではない」と批判される反面、ワインの言葉がわからない向きにおいては有効な訴求効果を持つのではないか?と私は思っています(でなければ、このブログは存在しません!)
さて。
そんな表現主義の最右翼たる神の雫、それもリスタート第一話の表現が超微妙です。
塩辛とマッキオーレに対して

海あわせでトスカーナの強いメルロ→わかり哲也
臭みをタンニンが包む→わかり哲也
それは渦をあくような→これからわかり哲也?
不思議の国のアリスだ→わからない哲也

なんで海のものと海ワインで食べ合わせて、そこを強調し渦潮みたいな事まで言っているのに、超内陸のブリテン童話で大雑把に表現してるんだ雫は!?

こいつ表現主義のトップキャラなのに・・・・・・つながりや味わいの想定が全然出来ません。
これは私個人の話ですが、不思議の国のアリスを表現として使う時は「品があってお茶会やセピアな童話としての世界観がある場合」に用います。紅茶要素などが見られた場合に私は使っているワードなので、余計に今回の不思議の国のアリスを雑に使ったのはそれこそ不思議。
2年程度表現主義的にワインブログを続けてきた身からしても、プロがまじめにやっているとは、思えない。

・マリアージュという単語をいう為に見開き1ページ
見開きに使うって事はキメのコマであり、かつ最重要な発言って事なんですが
「フランス人は食べ合わせをマリアージュっていうよ」
という、微妙に怪しいかつどーでもいい知識にページをさきまくります。
手抜き!
マリアージュなんて言ってるの、雫君達ぐらいだからネ?
そのワード、ついでにいうと妙に堅苦しくしかも大袈裟で、ワインあんま詳しくない人の嫌煙理由のひとつに今なってますからね?


・・・・・・他にもツッコみどころはありそうなものですが、雑に書いてもこんな感じです。
ワインギャグとしてもちょっと寒い要素が多いこのリスタート。不安しかありません。
仮にも世間一般的には「ワイン初心者向け漫画」と評されている(私は上述の通り違うと思うが)のですから、もう少ししっかりとした内容でやってほしいなぁというのが本音です。
今回声を大にしておきたいのは、薀蓄めいて長々と書きましたが
ワインはもっとラフでいいんだヨ!

もういっそ、遠峰一青が突然生死をさまよい閻魔様にあってブラインドティスティングをして地獄の土を食って
「これは年数の高い火山岩土壌。シチリアのエトナに近いな。あ、三途の川はメルロを植えるのがいいだろう」
とか言い始めるのを期待します。

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COMMENT

へー神の雫って結構適当なんですね!
まぁ私はワインの知識等はヒカルの碁でいうところの囲碁的なもの(理解しなくてもいい部分)としてワインを捉えていたので、ウンチクが正しいのかどうかは結構どうでもいいし、読み流してるのですが、多少はへぇ~とトリビア的に楽しんでいました。これからは真に受けないようにします!
主人公すげーと思わせるためのアイテムとして見ときます。

| あき | 2015/07/28 08:03 | URL |

>あき様
うぇるかむ!

>へー神の雫って結構適当なんですね!

適当です(断言)
というよりは、割りと「今更かい」とか「ちょっとそれは無理がないかい?」という文脈が多いと私は考えています。
この一話のチーズ云々の件のあと、今週号だか先週号だかで突然
「チーズとワインはマリアージュという意味ではもっとも難しい」
などとブルーチーズが出てきて一話の流れを覆してたりするのでほんと適当です。

>まぁ私はワインの知識等はヒカルの碁でいうところの囲碁的なもの(理解しなくてもいい部分)としてワインを捉えていたので、ウンチクが正しいのかどうかは結構どうでもいいし、読み流してる

あ、それでイイと思います!すっごい正解!!
ヒカ碁の囲碁パートは監修者に女流プロがついてたんですが、現在の神の雫は(明言されている範囲では)そうした監修もついておらず。
なので、遠峰先生の頭のおかしい行動とかを楽しむのが一番だと思っています。
昔はお寺に水飲みに行ったり、砂漠行ってガイドと死に物狂いで逃げながらヤってワインの確信を得たり、駄菓子屋の菓子買い占めたり遊園地で危ないオジサン扱いされたり、アルプス山脈で超高級ワイン開けたりなどなどが面白かったのに・・・・・・ただ突っ立てる遠峰先生ほんと最近つまらないので今の「ブルーチーズとワインの食べ合わせ」も一時間の間で突然ダンス踊りだして「これでマリアージュがわかります(ドヤァッ」みたいな展開を私もまっております。

>これからは真に受けないようにします!

全部が全部正しくない、ではなくて「内容に疑問点や大袈裟さ、古さがある」でありますからそこは注意深く実践なさるのが良いかと。
何度も喩えで出しますが、「チーズはマリアージュ上もっとも難しい」は正解ではあります。
が、そんなことは90年台頭ないし80年台後半にすでに専門家各位が書に認めているんです。
それを「誰しもがチーズとワインは合うと幻想を持っている」なんてこの2015年に強敵キャラが断言する作劇に疑問ということ。
あくまでもワインの食べ合わせは人によりけりです。というか、アレもダメこれもダメなものの方が多かったりしますから雫君達に左右されすぎず、かつ雫君たちに挑戦するつもりで彼らがやっているプランやワインを買ったりするのは面白いかもですヨ。

>主人公すげーと思わせるためのアイテム

とあるブログさんでは「登場人物まで含めて全てが原作者すげーと思わせるためのアイテム」という意見をみかけました。
そんな気がとてもします。うん。



>匿名キーでの情報提供の方!

ありがとなす!ちょっくら見てまいります!!
いやぁ、それにしても、良く入るようになったといいますか日本への割り当て増えてるんでしょうかネ?

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/07/28 12:44 | URL | ≫ EDIT

たまたまこのブログにたどり着きました
あなたが引用してくるような程度のものは
当然亜樹氏もご存知でしょう
なぜこの漫画が支持されてきたか
実際の多くの消費者とこの漫画の立ち位置
全然ご理解されてないようですね

| | 2016/01/28 10:20 | URL |

>匿名の方

うぇるかむ!なんですが、できれば名前はつけてネ~。
っていうか、「神の雫」で検索するとこの記事が結構上位にヒットするんですネちょっとびっくり。

>あなたが引用してくるような程度のものは
当然亜樹氏もご存知でしょう

なぜ「当然ご存知」なのかわかりませんが、キバヤシ軍が勿論お詳しいのは事実です。その点は例えば和泉屋さんなんかも勉強熱心だと話してらっしゃったり、宣伝大賞として勲章もらってますし。

>なぜこの漫画が支持されてきたか実際の多くの消費者とこの漫画の立ち位置
全然ご理解されてないようですね

あ、ご理解する気ないです0です(断言)
っていうか、「神の雫の立ち位置や消費者への影響」を理解したらなんだというのかしら。

私は支持しないし、この一話の内容はその「多くの消費者に支持されている漫画のリスタート」として良くないという話がこの記事ネ。
この漫画の立ち位置(日本有数のワインジャーナル)として、やって欲しくない内容だったという事です。
ご高尚な方のご著名でご影響力のあるご作品様が、私如き下民にツッコミされててはイカンよ!という事です。

ところで、当ブログは神の雫というかキバヤシワイン関連作品に対して辛辣目ですが、実はキバヤシ関連漫画の総本山である金田一少年はかなり読んでるんですよね
(そして、今週明智様が突然ワインエキスパートになってて腹かかえて笑いましたが)。
なので、正直なところ消費者への影響力という意味では
「作品内でワインオジサンを片っ端からクズに描写し、ついでに犯罪者にするかSEIBAIをのやめて欲しい」
っていうのもあるんですが、その辺り神の雫ファンは如何に思っているのだろうか・・・・・・

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/01/28 21:03 | URL | ≫ EDIT

お、おお… なかなか…

前作からの続きからだと放浪の設定は自然だなあと思っていたのですが、そうでもないんですかね…?

確かにワインの知識は100%正解ではないかもしれません。正しい知識も併せて勉強してみます!

総じて世界観や設定が逸脱した所もないとは限りませんが、ワインというものの魅力を初心者にも素晴らしく教えてくれる漫画だと感じました!楽しんで読みたいと思います(^_^)

| ナナ | 2016/05/20 03:03 | URL |

Re: タイトルなし

>ナナ様 

うぇるかむ!

> お、おお… なかなか…

なかなか書きまくった結果、異様にコメが伸びてますこの記事^^;

> 前作からの続きからだと放浪の設定は自然だなあと思っていたのですが、そうでもないんですかね…?

放浪の結果、日本の東京に帰ってきてて、そこで何故かひったくりにあって良くわからん謎の「ビストロのような何か」にお世話になるという流れが自然さないと思いますネ。
彼、曲がりなりにも御曹司の坊っちゃんなわけですし、なんで帰ってきたのに太陽ビール各位に会いに行かない(会うための行動を電話ひとつしない)のか・・・・・・とか疑問続出なのです。
最初の段階では例えば日本のワイナリのある県とかなのかな?とも思えたのですが東京だったので完璧に不自然。

> 確かにワインの知識は100%正解ではないかもしれません。正しい知識も併せて勉強してみます!

神の雫も100%間違いではないです。でも「ヘンな事を異様にスゴイと作中内で褒めまくるのは日本1のワインジャーナルとしてどうなの?」とは苦言したかった当時・・・・・・
今の寿司編も「こんな長々と何やってんだ?」ですし。

> 総じて世界観や設定が逸脱した所もないとは限りませんが、ワインというものの魅力を初心者にも素晴らしく教えてくれる漫画だと感じました!楽しんで読みたいと思います(^_^)

個人的にもギャグ漫画としては毎度遠峰先生の顔芸とか寡黙キャラとして出てきたオジサンがその説明された回の中で一番怒鳴って寡黙さ0だったりとか、そういうツッコミどころでは楽しんでおります。
ただ正当に漫画側の意図してるところではうーん、と私は思っちゃう。寿司編の野球オジサン達のアゲっぷりとか最後まで謎だったし、動画が伸びまくるのも全盛期の料理の鉄人じゃないんだから・・・という。

とはいえ、ナナさんが楽しいと思うならそれも事実だし、彼らの呑んでるスタイルを真似てワインに入るという事は大いにアリ!
それは事実であり、その点では神の雫はなるほど窓口にはなっているんですネ。
是非、色々見ながら神の雫も楽しんでみてくださいませ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/05/23 14:25 | URL |

あのマンガ、ブログみたいな内容だなと思っていたので同じことを言っている記事があってうれしいw 逆に言うと、下手に分析的にならずほぼ主観で書きまくってるから人気でたのかもしれませんが、僕の肌色には合いませんでしたね。

でもぶっちゃけこのマンガ、本国フランスで大好評ですよ。さすがに最近は落ち着きましたが、2010年前後はグルマン世界料理本大賞とったりワイン系の雑誌で絶賛されたりと、結構な評価だったはずです。

まぁ、おっしゃるような内容の不備について指摘する声も聞きましたが、大まかには肯定できる内容だったのでは?さすがに的外れな内容に賞をやるほどフランスのグルメ系は甘くないと思いますしね。

もちろん、日本などでマンガを読んだ人が発注して売り上げが上がったなど経済的な要因も含めての評価だと思いますけど。

| 邦人 | 2016/08/22 06:53 | URL |

どうなんスかね-実際は
広めるという意味でボルドーの大学で教授が配ったりしとりますしそこそこ貢献してる気もしますが。。。マンガってこんぐらい適当でええとも言える気も

キバヤシ氏は普通に雑誌やもしくわネット生番組などで聞いてる感じだとそこまで間違った知識無い気もするんですが (番組ではなんでもワインじゃなく日本酒との合わせ薦めてたりデキャンタあんまり薦めてなかったりまあワイン番組じゃないですが)

| | 2016/10/17 22:54 | URL |

Re: タイトルなし

>名無しさん

うぇるかむ!

> どうなんスかね-実際は

いや、ほんと、どうなんスかね・・・・・・?

> 広めるという意味でボルドーの大学で教授が配ったりしとりますしそこそこ貢献してる気もしますが。。。マンガってこんぐらい適当でええとも言える気も

広めるという点では「過去の功績」なんですよネ。実は初期の頃や当初のコンセプトそのものは良かったハズなんですヨ。
問題はこの一文で矛盾しちゃっての通り「大学教授が配ってたりしてたのに適当である点」や・・・・・・一番深刻なのは「漫画として面白くない」のが最近特にヤばいのです。

> キバヤシ氏は普通に雑誌やもしくわネット生番組などで聞いてる感じだとそこまで間違った知識無い気もするんですが (番組ではなんでもワインじゃなく日本酒との合わせ薦めてたりデキャンタあんまり薦めてなかったりまあワイン番組じゃないですが)

間違った知識じゃない知識や経験があっても、それが主たる作品に反映されていないし、漫画として発表する内容として昇華されてない事が問題かなーと。
少なくともこの記事以降の話ですが「伝統料理が最高で、ポーション数ばっかり多い最近の似非フレンチはクソ」みたいなのを「料理との合わせでワインを語る漫画」に載せるのは「感覚が間違ってる」んじゃないかと私は思っちゃうナ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/12/12 22:16 | URL |















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