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元祖女体化&超IGTワイン?サンジョベーゼ100%のイタリアンスタイルの本流。 レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティーネ2006

うぇるかむ!
ここのところ某社がやっている定番イタリアで攻めていますが、まぁそこでたまたまイタリアたっぷり呑んだからでありまして・・・・・・せっかくなのでもうちょい続きます。
ブルネッロ(風)、キャンティセレツィオーネ、フランチャコルタなどなどにつづいて今回はIGTトスカーナ。

3RGOS.jpg
レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティーネ2006
これまたド有名な!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
イタリア版デザイナーワインといえば、このワインを思い浮かべる人が多いだろうシリーズですね。
毎年違う女性のラベルを使った、モンテヴェルティネのフラッグシップワインです。
おそらく、ラベルにまで女性キャラを貼っつけた元祖女体化ワインであります!やったぜイタリア人!!
(ただし画家のアルフレット・マンフレディ氏が死去してからはそれまで出した作品の中から使いまわしています)
yydg5.jpg
裏がこのワイナリの他のワインと似ていて、詳細が書いてあります。これも結構雰囲気あっていいですよね。

作り手のモンテヴェルティーネはマネッティ一家が今もやってるワイナリ。
1977年にセルジオ氏が開業し、キャンティのど真ん中でIGTトスカーナなキャンティを作り続けてるメーカーです。
理由は、
セルジオ「白葡萄混ぜるなんて嫌じゃい!わしゃサンジョベーゼだけを信じる(迫真」
と言われています・・・・・・んー、実際どうなんでしょ?私みたいなひねくれ者的には「白葡萄買い付けたりするの面倒だったんじゃないの?」とか思っちゃったり。
まぁ、とにかく、当時は白葡萄を必ず混ぜることというリカゾーリ伯爵スタイル(ゴベルノ法)がキャンティを名乗る絶対条件だったんですネ。
それを破ってサンジョベーゼ100%のテーブルワイン(igt)として、しかも並み居るキャンティよりも高額で出したのがこのトルテさん。
カーセ・バッセなどもっと高額な逸品も作っているジュリオ・ガンベッリのパワーもあってか、人気ワインとなりスーパータスカン扱いされることもあります
(超タスカンって国際品種使ってるのが定番なので、正確でもない気がしますが)
そういうわけで、「キャンティよりもキャンティなIGT」として地位を確立してる一本。
このヴィンテージでPP96点。なかなかの点数でありますが、ではその実力とは?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
なんか悲しみを感じるワイン
ダメな味で悲しい、という訳ではなく、味わいがどこかセンチメンタルで切ない系ラブストーリーめいた何かを感じさせます。
実は私、当ブログでこれまで何故かこのワインをピックアップしてきませんでしたが試飲としては5回目ぐらいで、その中では最も年数の入った状態で呑んでいたりします。
DERj0.jpg
グラス越しに見た方が美人?

色は透ける明るさのルビー。エッジは多少オレンジ入った感じがあります。
香りは見た目以上に熟成要素が大きくて、梅干し的な梅&おかかな印象。
果実感のチェリー感やストロベリーっぽさは多少あるものの静かな感じです。
味わいも和風なサラダを食べているようで、梅や旨味感がじんわりと。
ドレッシングっぽいなぁとどこか感じるのは「酸味がたしかに強いのに、酸味部分は妙に若さを感じる」からかな。
若いともっと固くてレモネードめいた酸っぱさだったと記憶しているのですが、それが転化されているような印象です。
そうした酸味の強さのまま、少し長めに続く訳ですが最後まで酸味が残り続けるのが深い。
キャンティ・グラン・セレツィオーネよりも更に素朴にサンジョベーゼの、それもクラシカルなワイン。
パワフルとは全くべつで、明るくなく物憂げ。
何か梅雨時を感じさせる、文系なキャラは好みハッキリ別れるんじゃないでしょうか。
ミネラリーさやその難しい味わいも含めて、なるほど土地柄・・・などと妙にテロワールという単語を納得してしまう感じがあります。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(古典派なら+♥)
うーむ、1万円のワインとしてはどうなのでしょう?
このスタイルのクラシカルなサンジョベーゼが好きな人は喜びのあまりガッツポーズを三回ぐらいとりそうな仕上がりでありますが、そういうファン向けなコレクターズアイテムという気がします。
歴史的ワイナリでは全くないのですが、スーパータスカンというワードよりも伝統的歴史的みたいな言葉の方が似合っている。
または、そうした伝統的スタイルなキャンティとして見ると昔と変わらず価格は強気だろうとも思います。
従ってコスパは普通かな?
プレゼントには使い勝手はいいラベルだろうと思いますが、そうしたクラシカルスタイルすぎて案外人を選ぶ点は注意がいるかなぁと。
サンジョベーゼ高級品の特徴は満載なので、ティスティングして要領をつかむのも悪くないとは思います(教科書としては高いですが)。
なんかこのヴィンテージは今呑むとしみじみしちゃうと思うので、デートやパーティーで使うよりも一人でお付き合いしてあげるのがオススメです。

というわけで、レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティネ2006でした。
全体に酸味の強いあたりに女性観をもたせたようなワインかな。
イタリアワイン大好き!という人は好きであろうスタイルであり、定番としてすっかりおなじみになったのは納得です。

06年は楽天などでは完売っぽく。ただ若いと更に酸味が強くて飲みづらい経験が個人的にあったり。

近年のキャラだと、時雨っぽい文化系っぽい(ぽいぽーい!)私の鎮守府最強駆逐艦です
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