オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ブルネッロの大関が作るロッソは・・・やっぱり固い!だけど深い! チェルバイオーナ・ディ・トスカーナ2009

うぇるかむ!
イタリアの特徴的なモノに「伝統的地品種に国際品種を混ぜたタイプの高級品がある」という事。
今回はそんなタイプの1パターンであります。

ywAk7 (1)
チェルバイオーナ・ディ・トスカーナ2009
ブルネッロの名門によるブレンドスタイルです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体はすごくシンプルな文字だけモノになっています。
このままだとちょっと映えない気もしますが・・・・・・あんまりラベルで宣伝しなくてもいい感じの作り手なんですよね。
なお、日本に輸入されているものはどうやら裏ラベルもない様子。ほんとシンプル。

作り手はディエゴ・モリナーリという元パイロットの方。
1977年設立し1981年にブルネッロを販売開始、という歴史的でもなく新人でもないぐらいのポジションにいます。
どちらかと言えば自然派な作り手かつ、そういう人にありがちな所謂職人肌のワイナリで、
「出来が悪かったらネゴシアンに売却やーッ!」
と、徹底した品質主義を謳い文句にし、世界最強ブルネッロといわれるカーゼ・バッセたんやそれを追う知名度のポッジョ・ディ・ソットたんに続くポジションとして言われています。
モンタルチーノのリシュブールなる謎の通名もあるらしく、ガンベロ・ロッソ誌トリビッキエーリだとかパーカーたんの90点以上常連などなど、雑誌系でもたっぷりと評価されてきています。
後継者がいない点も周囲をヒヤヒヤさせており、ディエゴ・モリナーリが辞めてしまったり何らか不幸があったら生産おしまい!という状態でいつ伝説のワインになってしまうかわからないとまで。

と、いうのはブルネッロの話なんですが、今回はトスカーナ版。
このワイナリ、ブルネッロ>ロッソ・ディ・モンタルチーノ>トスカーナと3種類作っておりその一番下で、これにはカベルネとメルロとシラーがブレンドされています。
他の2つは完璧にブルネッロオンリーなのですが、このトスカーナは何故か国際品種混じり。謎です。どこから葡萄を持ってきてるのでしょう・・・・・・?
このバージョンはあまり評価されているところをみないのですが、ワインレポートの山本氏が1995年を海外で呑んで驚くべきバリューとしてとりあげていました(といっても向こうで25ドルだったらしいんですけどネ)
さて、そんなワインなのですがその実力は如何程かといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(固さ強め)
ぬあぁぁ!濃い!
固さムンムンな感じなんですけれども、なんとも評論家好みの深みもあってなるほど熟成はありえるなぁという感じはしました。
多品種で筋としては温和されているハズなのにコレは、ブルネッロの堅牢さをうかがわせます。

nXW3N (1)
色自体は朱色気味ですこーし熟成したの?ぐらいのカラーになっていたり。
香りがまずとても濃くて、紫の果実のジャム、それとダージリンの渋み、樽感あるバニラ要点などなど。
タイプとしては朝のトーストセット系なんですが、都会的洗練ではなく、もっと片田舎でガッツリ自家製ジャムでのんびりパン食ってるようなイメージ。
香りからして重たさを感じさせますが、味わいも同じようにジャミーで濃厚。
全体に熟した印象で、ジャミー&ココアな感じでありつつ、しかしアフターは意外と綺麗に仕上がっています。
総じて甘味も酸味も渋みも重たいので、結果的にバランスとれてる感じはあるんですよネ。
どっしり系の中でも、アフターのまとめかたは丁寧。貫禄がありつつ、意外と果実味で勝負してる部分もあるように思いました。
評論家好みといえばそんな気もします。一発のインパクトはかなりのモノですからね。
抜栓後の日持ちはちょっとバランス崩れそうな気もしますが、瓶内熟成はほどほどしそうな気がするトスカーナスタイルでした。
魅力的なオッサンキャラといったところでしょうか、そこそこに軽快な。
なるほど職人肌。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
5000円以上、6000円未満ぐらいの価格のイタリアワイン、としては現行の価格感でいえば妥当性あるかな?という感じ。
もうちょっと安いとイイ感じなのですが・・・・・・まぁ、大御所の味わいを感じられるといえば感じられるのでいいのかしら。
ラベルが驚くほど地味なので、その割にプレゼントなどには華やかさに欠けるのは難点。これより上のクラスを使うほうがいいでしょう。
ちょっと価格に対して泊がないといいますか、例えば試飲会などで使うにもブレンディングものですし値段もそれなりなので驚きが足りない気はします。
自分へのご褒美ワインの部類?
あんまりターゲットが絞り込めない感じまで含めて、ディエゴ・モリナーリ氏は結構好き勝手作ってるのかもしれませんネ。

というわけで、チェルバイオーナよりトスカーナ2009でした。
実はこれより上のクラスなども呑んだことが私ありまして、今回どうやら初ブログ掲載なのびっくりしてます。
濃く、熟成の必要性もあるようなブルネッロの逸品であれば、このワイナリは必見ですヨ。

価格としては安くはないのですが、その分のパワーはみられる

3部のジョセフ・・・っていうか、私はジョセフ・ジョースターがJOJOの血統では一番好きなんですヨ
関連記事

| イタリア | 21:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも楽しく拝見させて頂いてます。
先日はマリアージュについて真摯に返答して頂き、大変勉強になりました。
以前ブログ内で「資格の取得を検討している。」という旨の記載が有ったかと思うのですが、今年はワインエキスパート等を受験されますでしょうか?(←記憶違いでしたら申し訳有りません。)
私は今年の受験を考えており現在勉強中です。もしシンクさんも勉強中なら受験仲間がいる気がして心強いです。(笑)

| 山田 | 2015/05/25 18:18 | URL |

>山田様
うぇるかむ!

>先日はマリアージュについて真摯に返答して頂き、大変勉強になりました。
参考になっていれば何よりであります!

>以前ブログ内で「資格の取得を検討している。」という旨の記載が有ったかと思うのですが、今年はワインエキスパート等を受験されますでしょうか?
ギックーッ!
ええと、その、今年も受験しません・・・・・・
勉強不足であります。DOCGが覚える気が結局起きませんでした。毎年そうして言い訳してます。
なので、山田さんが試験合格したら世間的かつ資格的に言えば私よりずっとプロフェッショナルに近いのです。
毎年いうだけ詐欺してますが、ら、来年こそは・・・・・・?

>私は今年の受験を考えており現在勉強中です。もしシンクさんも勉強中なら受験仲間がいる気がして心強いです。(笑)

なるほど、お勉強まっさかりなのですね。
それは是非とも頑張っていただきたい!
と、同時に当ブログはソムリエ試験の傾向である「日本のワイン重視」「フランスとイタリアはやっぱり重点」「問題として後回しにしている新世界は詳しくは出ない」「癒着力の関係で某たべゆみの意向が反映されやすい」あたりとは逆行してますのでご了承あれ。
ソムリエ試験ではどう転んでもしばらくは「ワインダイヤモンズインポーターのようなオーストラリア自然派」とか「ブルガリアワイン」とか「シラーのがピノよりエレガント」とか「南アフリカこそがナウなワイン産地!」なんて出てこないですからネ^^;
私はその辺りのが好きなので、重視しますし積極的にブルガリアワイン買ってますけれども、ソムリエ協会はそうではないようで悲しみ。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/05/26 22:31 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/663-21f7db05

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT