オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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楽園?それとも幻影?美味いのかダサいのかすら最早わからない、ゆめにっきファン必見の不思議な世界観 ユーフロリア2013

うぇるかむ!
評価に困るワイン、というのはこうしたブログをやっていると案外と多いものです。
そのために当ブログでは「美味いけど高いワイン」「そこそこだけど値段は安いワイン」というのをわかりやすくする為に項目の選定をしましたが・・・・・・
これは過去、最もどう評価していいか困った「テーブルワイン」です。

CrhiM.jpg
ユーフロリア・アロマティックブレンド・ワシントン2013
ラベルからしてあからさまに怪しい・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥♥)
あからさまにドラッグ吸ってそうなのだ!
ゆめにっき、とか好きな人が好きそうなラベル感です。ハッキリ言いましょう、私はこのラベルでジャケ買いしました。
ラベルのオドロオドロしく、ファニーで、幻想的な絵柄にワインネームのファンタジカルさ、アロマティック・ブレンドなる独自の言い回し・・・・・・見事にキャラクターを作ってると思います。
ユーフロリア、という単語で検索すると海外のインディーズな花のストラテジーゲームぐらいしか出てきません!
従って造語だと思うんですが、おそらくユーフォリア(幸福感)+フラワー(花)なんじゃないかなぁって。
(もしも英語辞書にのっているような意味のある単語なら教えてネ)
フローラ・バウリーという方がデザインしたらしいんですけど、見事なアーティストラベルの一つではないでしょうか。
IXR0T.jpg
裏ラベルも怪しい!
そして、このドライ~スイートのリストを見て「あ、あのワイナリの派生かぁ」と気づいた方はアメリカワインマニアです。もうすでに呑んでたら超マニアです。

作り手のワイナリはパシフィック・リム。
以前当ブログではその普通版リースリングを紹介しましたっけ
このワイナリ、もともとはボニー・ドゥーンの新しいシリーズだった訳ですけれども、実は現在はイタリアのバンフィ社の配下になっています。
バンフィ公式にいくとラインナップとしてラベルの綺麗なバージョンがあったり。わぉ、やっぱスゴイヤバイデザイン・・・
ボニーのランドム・グラハムは相当ワイナリ削ってますね・・・大丈夫じゃなさそうな感じ。
で、これまでパシフィック・リムは基本的に「単一のワシントンリースリングがメイン」だったんですが、これは上述の通りブレンドワイン。
リースリング+ミュスカ+ゲヴェルツトラミネール+ピノグリ・・・・・・というブレンドで、主体はリースリングなんですが色々スタイルです。
で、このワイン実はファーストヴィンテージで今後泡とかも作られるっぽいのですが、極めて試作品的だと言えるでしょう。
その為まだ雑誌評価とかも全然載っていません。ワインエンシュージストがオススメしてるくらい?
さて、外面的クレイジーさは多々なんですが、そのお味というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥~♥♥♥♥♥♥♥♥♥(?)
美味いのか微妙なのかがまず良くわからない!
最高ではないのは確かです。シャーヴ様とかのがずっと美味い。しかし、これが安ワインなりのダサいものなのか、それとも革新的なリースリングなのかは大きくわかれる気がしてなりません。
私もたった4日間の付き合いでしたが、その評価は「同じ味わい」なのに・・・・・・いや、同じ味わいをベースとしすぎるだけに、大きく揺れ動く訳です。

色は黄緑系で意外な程色づいています。
香りに青系果実各種と黄色系果実各種と・・・・・・と、異様に果実感があります。
桃、梨、メロン、スイカ、雲州みかん、グレープフルーツなどなどがぼんやりと存在していて、掴みどころがありません。
リースリング主体らしくそこにオイリーさがあったり、ゲヴェルツあたりからなのか白い花っぽさもみられたり。
要素は多いです。ただ、それを複雑で高級かといわれるとそうでもないかな?
味わいもそれらフルーツのミックスポンチといった具合。
まず最初にフルーツの要素がドッとやってきて、軽めの口当たりなのに果実の甘味はかなり多め。
この時に果実感がまた曲者な訳です。なんか異様に多いんですけれども結果的にハッキリしません。
まさにアロマティックブレンドと言っているんだろう所以で、色んなアロマがします。
色々すぎて、良くわからないうちにオイリーさや多少の薬品感、アルコールなども稀に感じられ、余韻は突然ピシャッ!っと終わります。
デクレッシェンドしません。指揮者の人が指揮棒をぶん回してジャッンッ!!って終わるんです。
それがキレがいいと見るべきか、それとも余韻が短いと断じるべきか・・・・・・でも迷う。
ね、妙にふにゃんふにゃんしちゃうんです評価が。
理由はおそらく使っているブドウのブレンド具合と、独創的ラベルから来る狂ったイメージ感。
口に入れたり香りをかいだりしたときに、「お、いいじゃーん」と思う時(リースリングらしさを感じる時が個人的にイイ感じの時)と「何か安ワインらしさ全快だな」と感じさせる時がバイオグラフィーのようにウニョウニョやってくる。
不思議なワインです。
リースリングを主体としたブレンド、というの自体が案外とレア度あったりしますが、それにしてもここまで不確定なワインが出来上がるとは・・・・・・
気分としては、そうですね・・・・・・初期のウルトラマンとかのOPみたいな気分。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥~♥♥♥♥♥
とりあえず一本呑んでみて!
リースリングの2000円ぐらいと見れば普通な気もしますし、これだけ不思議な世界観があるなら安いとも思います。
なのでグダグダですが、ここも確定させません。なんの為の評価軸やねん!という声も聞こえそうなんですが、こればっかりは試していただく他ない。
個人的には最高に気に入ったラベルですが、プレゼントの相手は選びましょう。

azAaL.jpg
裏から見ると余計になんかサイケデリックですし!

基本的には家呑みデイリーで、もう野菜室なり冷蔵庫なり入れてみて色々試してみてください。
そうそう、味の変化がこのワインあんまりなくて日持ちはします・・・・・・そこまで含めて「いいワインなのか単なる安酒なのかわからない」んですよ。
実験的ケース買いはそれなりに面白いかも?

というわけで、ユーフロリア2013でした。
大きめな会社から出た、新しいスタイルのエントリーだ!
実に面白い要素がたっぷりあるこのワイン、貴方の評価は如何に?

新しくまた大手気味な割に楽天では一個しか見当たりませんでした。

絶対ゆめにっきファン好きだよねこのラベル
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| アメリカ | 22:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも楽しく拝見させて頂いてます。
神の滴の続編である「マリアージュ~神の滴 最終章~」が連載するとヤフーニュースに出ていたので、それに関連させてマリアージュ(食べあわせ?)についての質問です。
他の方のブログでよく「寿司とワインが最高に合う!美味しい!」との旨の記事を拝見するのですが、私自身はそう感じた事は無く、むしろ生臭さが強く感じられて大嫌いです。ワインの白・赤問わず、また甲州等の日本のワインでもダメでした。
シンクさんはどう思われますか?

| 山田 | 2015/05/21 23:03 | URL |

>山田様
うぇるかむ!

>神の滴の続編である「マリアージュ~神の滴 最終章~」が連載する
げぇぇ!?なんてダサい名前!?
前回?のルバンもハッキリ言ってワインギャグとしてもよろしくなかった(唯一面白かったのが「ルーミエのミュジニを中国人実業家が買い占める」というフレーズぐらい)のですが、今回はもうキメにきてますネ・・・・・・

>マリアージュ(食べあわせ?)
食べ合わせでいいと思います。
理由は単純に「マリアージュなんてフランス人でも恥ずかしくてなかなか言わないらしいから」であり、一般的な食事の席で「ワインと料理のマリアージュ」なんてフレーズはめった出ないのです。
言うとすれば例えば「このボンゴレ・ビアンコとソアヴェめっちゃおいし~^^」です。これでいいのだ。

>食べ合わせについての質問です。
まず、私はこの「料理とワインの食べ合わせ」という概念について見識は2つです。
「ワインを細かくオタッキーに呑みたいのであって、その意味では料理は邪魔である」
「ワインと料理の相性や美味しい食べ飲みはあるのだろうが、極限までいくと個人の自由。それよりは食べる場所の雰囲気や周囲の人間、ヘタするとお皿の方がよっぽど大事」
です。多少このブログ設立当初よりはゆるく考えてますが、基本的にはそんなに追求してなくてむしろソムリエ試験とかの食べ合わせ問題とか辟易としてます。
たまに「お肉と合わせて」という提案もしておりますが、あくまでもっと美味しく食べれそ~だという提案や実際に食べた内容との話、または味のイメージとして伝わりやすいので使っていますが絶対推奨でもありません。
そういうタイプの飲み手だとご留意くださいましネ。

>他の方のブログでよく「寿司とワインが最高に合う!美味しい!」との旨の記事を拝見するのですが、私自身はそう感じた事は無く、むしろ生臭さが強く感じられて大嫌いです。

うん、私もスシワインはあんまりオススメしないかな~・・・・・・
いや、大胆に言ってしまうと「日本におけるワインが流行らない理由のうちの一つ」だと思います。
何故か日本ではバブル期の頃から「日本料理(特にスシ)とワインを食べ飲みするのがイけてる」みたいな風潮があったようです。
最初にこの組み合わせを提案した人は「こういう組み合わせも面白いよ」程度のラフさだったハズだろうに。
ドイツ特集を組むと時々書くのですが
「ドイツワインとスシを合わせるのが最高!という販売戦略を止めなければドイツワインは復権出来ない」
とすら私は思います。
っていうか、私、もともとそんなにスシ好きでもないし^^;
特に生臭い赤身マグロとかゲンナリします。
更に「醤油とワインは合わない」という説もあったりするぐらいです(コレについては私は否定的なのですが)。

同じ生魚で合わせるならサラダ(アクアパッツァなどですね)の方がイイのではないかと大体感じます。
かの漫画「もやしもんブルゴーニュ編」でも寿司とゲランドの塩とシャブリがどうこうで相当バカにしてましたっけ(私はあそこまで強固でもないですが)
ただ、まぁ上述の「肉に合わせて」の例でいえば「生魚と合わせて」よりは「スシ!サイコウ!イエス!」の方がわかりやすい例ではあるんですよネ。
なので、記述として寿司とか出てきたら概ね「サラダと食べる前菜向けワインなのだな」と繋げられると納得しやすくなるかなぁって。

>ワインの白・赤問わず、また甲州等の日本のワインでもダメでした。

私が最高に嫌ってるサクラアワードではロゼワインを推奨し、またそれがショップのウリ文句になり訴求効果が見込めるとか堂々と主催のあの人が書いてるフリーペーパー見ましたので、どーしても試したければお試しあれ。
多分、日本酒のが美味しいと思う(しれっと)

>シンクさんはどう思われますか?
という訳で、スシとの食べ合わせについてザックリ書いてみました。
山田さんが合わないと思うならば、それはハッキリと合わないでOKッスよと。無理に挑戦しなくてもいいとも思います。
ただ、あんまり大きな声で一般社会の席などで「ワインとスシは合わない」とは言わないほうがベターで大人でワイン通です。
今回のように質問されたらスマートに答えるぐらいがいいのです。
私のようなアンチスシワインと同じようにスシワイン最高派がいたときに、トラブルが発生しますからネ……

などと〆ようと思ってふと「そういえば私、このワインと寿司が合うって書いたことあったけ?」
と自分のページ検索をしたらグレイス・甲州に対してすらも「肉と合わせた方がいい」とか言ってました。
うん、そう思います。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/05/22 01:41 | URL |















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