オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

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マルゴーを飲みに来た夫妻の話

うぇるかむ!
前日ギリギリにマルゴー71年について書きましたが、そこであったちょっとしたエピソード。

西武催事場にて、ワインフェアをやっており今回のティスティングカウンターの目玉が
「マルゴー71年5000円。限定10杯」
というものでした。チラシも配られており、ワインフェア自体はそこそこの人の入り。
マルゴ1

まるご2

まるご3

他の客が見事に「ワイン普段から呑んでます」「セレブでーす」感がたっぷりな中、明らかにワインに飲みなれていないのです。
(これはもう挙動や物腰、態度の機微で誰でもわかるんですが)

他の面々はマスターの「71年なんて年代のワインなかなかないですよね」という声掛けに「68年の甘口を呑んだことがある」とか、明らかにワイン良く飲みますオーラが全開です。

まるご4

なので小さい子連れのこの夫妻は逆に目立っていた節があります。
セレブレティのおばさま達とかも「5000円は高い」と苦笑いしながら素通りするクラスのティスティングなので興味だけでは手が出ません。
他のワインはなにせ300円から飲めますし、無料試飲も会場内にはたっぷりあります。
同じ会場内では激旨い90年アマローネが2000円とかもあったので、古酒体験でもそちらに「普通は」いくもの。

ついでにこの夫妻、飲むペースが非常に遅い。
私はゆっくり飲みたかった+スマホでノートをとったり+この後イベントがあるのを知ってたので、まったり「お・・・おぉ・・・」なんて楽しんでたんですが、他の飲んでいた人達はとっくに離席しています。

そこで
まるご5

すると、真相はこうでした

まるご6


!?

まるご7


なんと71年がバースデーヴィンテージだから、というので誰よりも真っ先に並んでゆっくり呑んで、ソムリエにも色々話を聞こうとしていたというオチ。
それ聞いて、私は超ほっこり。
もうあなた方全部飲みなよ!!!

バースデーヴィンテージって、私もムートン・ロートシルトで呑んだことがあるんですが、味を超越して感慨深いのです。
これはワインの魔力といいますか、イメージの力といいますか、
「どんなに優れたワインでも、思い出力や同席した人と楽しみ方、またはバースデーヴィンテージには勝てない」
ものなのです。
思わず「コルク良くごらんになってどうぞ」とか夫妻に記念に持ってけアピールを無駄にしてしまった私。

子供さんも多分幼稚園児だと思うんですが、奥さん曰く「ここの雰囲気のせいか普段より静かでご迷惑かけなくてよかった」との事。
ごめんねちびっこ、ワインオタクはオーラが怖かったかね・・・・・・

という訳で、ティステイングでは誰よりも71年マルゴーを楽しんだのはこの夫妻でしたとさ。
めでたしめでたし。
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| コラム | 03:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いい記事でした。
ワインはギークの為のものだけじゃ無いですからね...
こういう話があると、やっぱりいいものだな、と思います。
長熟のワインならではのエピソードだと思います。

| amo mini | 2013/05/12 11:27 | URL |

>amo mini様
まさにその通りでした。
ギーク的に突き詰める事は勿論可能なのですが、ワインの本質的な良さを改めて感じさせていただいたなぁと。
ワインの年号ってこうした思い出を演出してくれる点は特に素晴らしいですよね!
あの夫妻に幸あらんことを。

| シンク | 2013/05/12 22:30 | URL | ≫ EDIT















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