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ピション・ラランドを売って南アフリカにかけた女将のケモノめいたワイン!? グラン・ヴァン・ド・グレネリー・レッドブレンド2008

うぇるかむ!
先日の通り、今日からアメリカで更新するつもりでしたが・・・・・・ありゃ嘘だ(しれっと)
という事で、最近呑んだ南アフリカがすこぶる良かったので更新したいんです。

E5XsH.jpg
グラン・ヴァン・ド・グレネリー・2008
ステレンボッシュのフランス技術介入ワインです。
ここから先が長いなぁと今から思ってる人は、とりあえずコレだけは書いておきますが、ケモナーなら呑むように!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
このサイと女の子ってどんな組み合わせッスか・・・・・・
日本でもいろんな女の子と動物が描かれて来たと思うんですけど、サイってレア度高くないでしょうか?
インポーター説明とかもないので情報求む(迫真
全体の雰囲気としては、フランスかイタリアのテーブルワインっぽさが溢れてる気がします。
Q4Fod.jpg
しかし、作り手が侮れません。
オーナーをやっているランクサン婦人、この人はピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(ピション・ラランド)の元オーナーです。
一応説明しておくと、ピション~とはボルドーの「スーパーセカンド」と呼ばれる知名度激高かつ人気の高いワイナリ、ダブルピションの女性的な方とか言われてるモノです。

今回のワインと同じ08年のラランドはこんなぐらいの値段。店によっては2万超えてきます。
ランクサン婦人がこのワイナリのオーナーになってから品質向上が噂され、実は彼女の時代にパーカーポイント100点だったヴィンテージも存在しています。
が、2006年にそんな「フランスの名誉」でもあろうピション・ラランドをルイ・ロデーレル社に売ってしまいます。
更に2007年にはその他フランスでやってたワイナリーも全部売ってしまうのです。
何故か?
それは2003年ヴィンテージから投資をはじめた、このグレネリー・ワイナリに専念する為という驚きの話!
超冒険です。
例えるなら・・・・・・今現在ドタバタしてた大塚家具の女社長が突然「南アフリカの資材がいいから、今の大塚家具の権利全部ニトリに売っぱらって自分南アフリカで家具作りまーす!」と行っちゃうようなモノです。
地位も何もかもぶっとばしてる、それも日本よりももっと権威主義的なフランスでですよ?
醸造家はフューザルやアンジェリスやその他色々で修行してたルーク氏。スカイウォーカーかな?
他、この08年の後から現地のコンサルタントを呼んだりしているものの、醸造に関してはコレといってスター的要因を感じない部類ではないかと。
では、そこまでして手に入れた南アフリカの実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
藍しゃまッ!ら、藍しゃまーッ!!
あたしは、橙!とでも言いながらゴロゴロ甘えたいッ!!
と、東方project知らないと全く意味不明だろう発狂を魅せつける私です。

藍しゃま!
いやー、これはすごいですね。なんとセクシーさを持ったエルミタゼスタイルか・・・・・・

色はかなり強めに赤紫で比較的透けません。澱も底の方にはそれなりに発生する程度。
08年という年号を考えると、澱の感覚などはも少し出そうな気もしましたが、これはボトルで差が出るかな。
香りがまず結構毛皮などの獣香を感じさせます。
この動物系の香り、実は私は苦手なモノのひとつでシラー好きであるにも関わらず、野獣めいた臭さは苦手!
しかし、このワインそれにくわえてしっかりとカシスやブルーベリーなどのジャム感、スパイス各種のブレンド、ナッツなどの木の実、バニラ感、ダシ香などが漂っていてただただ野獣にあらず。
全体に濃い香りでありますが、基本のベースは葡萄より。チョコっぽさが出るときもありますが、あくまでもベースはジャミーな印象と動物系のクセのある香り立ち。
味わいもまずアタックは強め。ムワッと香りに感じた要素が迫ってきますしエキス感があって口当たりに多少重たさがあります。
なれるとかなーりスムーズかつなめらかになるので、ちょっと呑むタイミングを選びます。
苦味もなかなか強くて、とっつきにくいといえばにくい。
しかしながらそうしたクラシカルで強く、芯のある感じがまた心地良く頼りがいがあります。
獣要素と平行してアルコール感、強いジャミーさ、スパイスの魅力などが上手いこと出てるんですね。
ハーブ感はあまりありません、アフターも爽やかには終わらず、ビターチョコ系の味わいのまま終わっていきます。
更に熟成感もなかなかありまして、キノコシチューやカルダモンを使ったカレーなどもじんわりと。
こうした強い個性がありつつ、中頃になっても口当たり自体はなめらかで高級感(フィネス)があると。
シラーとカベルネをほとんどにメルロとプティを混ぜたという中身ですが、感覚としては「ハーブ感が低めの熟成呑み頃一回目のボルドーブレンド」の方に寄っているのが驚き。
お見事な構成要素の多さとバランス!酸味よりも苦味が多く、その苦さが少し後を引きすぎてなければ満点でありました。
この獣要素を多分に含みながら、しかし理知や大人セクシーさを感じさせるのが、東方projectの二次創作に見られる大人な藍しゃま感があってたまりませんなー。
ひたすら甘えたい!な狐耳お姉さん。こういうの更に進むとバブみとかいう人もいるんですってネ?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ワォ!こりゃ婦人も南アフリカに専念する訳だわ、だって安いモン!!
これだけの構成要素を持ち、クセがありつつ、そのクセが苦手な人をも虜にしたこのワインで3000円アンダーだって?
多少ケース買いするにはギリギリ難しいかもしれませんが、同じ域の熟度を感じるピション・ラランドを買おうとしたら更に数年と8倍程度の値段がかかります。
品種当てが難しいタイプではあり、構成の上手さも感じさせるこのワイン。まさに今年のボルドーハンターはコレでキマり!
プレゼントするにはまぁ南アフリカですし、その価値観がわからない人向けにはないのです。
なので、自分で呑むのがまず優先かな。低価格のワイン会で持っていくのも悪くないでしょう。
料理はまさにジビエないしスモーキーなお肉があいそう。
そういう域をこの価格で、というのがとにかくスゴイ(小並感

というわけで、グレネリーよりグラン・バン2008でした。
恐ろしく個性をしっかり持って良く考えられている事がわかる見事すぎるワインでかなーり興奮させられました。
エキサイティングな夜になります。是非お試しアレ!

南アフリカを良く探してるショップはもちろん投入してました。ですよね、だって旨いモン

婦人が売ったフランスはこの価格ですからネ


藍しゃま^~
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