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そして伝統へ・・・リオハのWA96点&スタンダードモデルそれぞれの魅力 ラ・リオハ・アルタ ・グラン・レゼルバ904&ヴィーニャ・アルベルディ

うぇるかむ!
連日やってましたスペイン特集も本日で一区切り。で、今回色々更新しましたが本命はコレかも。

D9USf.jpg
ラ・リオハ・アルタというワイナリーより
左がヴィーニャ・アルベルディ
右がグラン・レゼルヴァ904

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(WA的には+♥?)
ラベルは両方共伝統的っぽいのですがそれなりに魅力的だと個人的に思います。
や、帯っぽいので主張するデザイン好きってのがあるんですが・・・・・・パルメ様とか最高やん?
Ga7Hv.jpg
裏はまぁ普通ね。

作り手は、ラ・リオハ・アルタという老舗。
1890年に5つぐらいの生産者が集まって出来たワイナリーです。
鋭くかつ良く知っているユーザーは「リオハ・アルタって地区でしょ?」と思われるでしょう。
つまり、地区名を持ったワイナリ=地区でも超老舗という訳でして、特別に有名な作り手がいるでもなしに伝統を保って100年以上経った今も初期5つのファミリーの子孫によってやってきていると。
従って、作り自体はまさにクラシカル。オーク の大樽でガッツリ寝かせるスタイル。
この二本の違いはそうした樽寝かせの期間、つまり法的なレゼルヴァとグラン・レゼルバの差のようです。
また、今回のグラン・レゼルヴァの2001年の方は突然アドヴォケイトで96点を獲得。割りと評価がまばらで、昔は90点以上、最近は89と90を行き来するぐらいの感じで評価されていたっぽいのですが急に96点。
なお、クネ・インペリアルに年間NO1を与えたスペクテイターも91点となかなかに高評価。
そんなワインの実力、如何程かというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ヴィーニャ・アルベルディ2008:♥♥♥♥♥♥♥♥
グラン・レゼルバ904:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
唸ってしまいました
うーん、美味い。この「うーん」の最中口の端が釣り上がっちゃう感じ。
特にグラン・レゼルヴァが素晴らしくいいですね、なるほどクラシカルな飲みごたえでそこには熟成ボルドーの慎みすら感じます。では、見て行きましょ。

ヴィーニャ・アルベルデイ
6YBRM.jpg
ラベルの何ともスペインな鮮やかさ、私割りと好きだなぁ。
伝統派っぽい文字列に対して、ある程度フレッシュなんですよっていう主張を感じます。
色は多少エッジにオレンジが出始めたかな?とは思いますがほぼクリムゾンレッド。
香りにバニラ感はあるものの全体に控えめであり、赤果実の渋めな香りがします。
あんまり重たすぎるジャミーさなどは感じさせず、ストレートな香りの作りをしています。
味わいもエレガントよりの伝統派っぽいリオハスタイルで、タンニン感が最初から割りと強めです。
赤果実多めに紅茶系のタンニン、だんだんと味わっていくとブルーベリーっぽさなども見えるかな。
果実が濃厚ではなくサラッとはしているものの、後からバニラ感も出てくる事によって全体を荒くしません。
酸味や甘味は控えめでタニックさの方が多く見られますが、バランスは正統派の感覚。
ゴツさがないのが兎角グッド!ピノ系の果実感とメルロ辺りの感覚をブレンドしたような雰囲気っていう方が解る人もいるかしらん?
熟成感のあるダシ感がアフターに出ている事、それが控えめなことも逆に良い塩梅として働いていると思います。
全体のバランスが秀逸な小美人といった感じ。清楚な大学生のおねえちゃんって感じの絶妙な加減。
なんだろう、特別なんもしてないのに、何か美人オーラとちょっとした色気がある気がしてドキドキなのです。

グラン・レゼルバ904
y1bOK.jpg
アルベルティと同じ風景っぽいのですが、こちらは伝統感満彩の白黒。
そこに緑帯で更に伝統感満載にしたデザインです。このデザイン、結構いい感じだと思う。
あ、ちなみにコセーチャって書いてあるの恐らく地区かシングルヴィンヤードかですわ。

色は既に薄めの紅茶色。エッジはもうオレンジ感満載で透け感も高いです。
香りからしてトリュフ、少々の椎茸、オレンジ感といったキノコを主体とした要素があり。
あ^~古酒のキノコっぽさたまらんのじゃ^~とキノコ要素ラヴァーな私はこれだけで大満足!やったぜ。
味わいもそうした滋養感が充満します。
舌触りはなめらかにキノコエキスが口のなかにじゅんじゅわ~ナノデス。
キノコと紅茶の凝縮し、かつ柔らかい甘み。果実要素などはわずかに甘味を感じさせる程度。
概ねキノコスープです。全く知らない人に白いボウルに入れて「冷製キノコスープです」って出したらバレないでしょう。いや、ワイン好きでもバレずに胡椒を入れたりするかもしれない?
なので、アフターもそうした猛禽類的な感覚とダシ香がふんだんに長めのフィニッシュ。
古酒に欲しいタッチを大体はやってくれてる気がしました。キつすぎない、ヘンに苦さや抜けすぎない珠玉の仕上がりです。
ゲームとかの妖艶なお姉さんキャラ、それも割りと植物系のキャラね。
いや、むしろ、キノコのイメージが強くて・・・・・・マタンゴ!マタンゴ娘!!マタンゴォッ!!!(オーケン感

コストパフォーマンス(最大5pt)
アルベルティ:♥♥♥♥
グラン・レゼルバ:♥♥♥♥♥
リオハの、そしてスペインの今を感じるなら必見
最近のスペインの評価が転換してきていて、モダンなパーカー好みワインバンザイな状況から古典回帰をしているのがスペインの「今」。
従って、むしろこのクラシカルなワインが「なう」で「流行」なのだろうと思います。
ここ数年のスペインブーム感とPPワインに辟易している人こそ、是非呑んでみていただきたいですね特にグラン・レゼルバ。
両方共年数がそれなりに経っているので抜栓前も後も良く管理する必要はありそう。
なので、プレゼントに使うならばある程度ワイン慣れしている人の方がいいでしょう。ワイン好きなら喜んでくれる事間違いなし。
古酒経験が少ない方のスタートアイテムとしてもグラン・レゼルヴァは上々だと思います。
アルベルティはもうちょっとだけ安いと……それこそ3000円前半ぐらいだと……満点やったぜ!な気分に個人的にはありますが、これもこれでミドル級ワインとしては非常に興味深い作り。
そんなに市場の出回りしているワインでもなさそうなので、見かけたら試してみるというのも悪くないかと。

というわけで、ラ・リオハ・アルタより二本やりましたー。
実は、来店してたインポーター八田の方曰く
「うちもそんなにスペインに力入れてる訳でもないから、スペイン撤退しようかって話があったりする」
なんて話を小耳にはさみましたが・・・・・・少なくとも、このラ・リオハ・アルタを打ち切るのは失策でありましょう。
伝統のワイナリーが伝統リオハらしい作りをしている、というこのド正統っぷり。
むしろ、もっと派手に売りこんでもいいワイン。いや、今の世界情勢だからこそ倍プッシュだ!
スペクテイターどころか、アドヴォケイトもと2大メリケン雑誌ですら伝統スペインへの回帰を推すのはイタリア地品種回帰と同様に、今後見つめるべき情勢ではなかろうかと思うのでした。

私が呑んだ2タイプ、恐らく現行VTなんですがネットではなぜかトスカニーさんぐらいしか売ってないっぽい?もったいない!っていうか伝統派でPP96点だから数すくないのかな?


こういうワインの時、新田美波思い浮かべる率高い・・・・・・ボキャ貧ですネOTL

「キノコ 姫」で検索してみたら懸念を表する残念なヒットをした
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| スペイン | 08:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

スペイン特集で最近は飲まれてたんですね!
ブルゴーニュ&イタリアが主な守備範囲の私ですが、
スペインも試飲会に行くと当たりが多いので好きです。
特に、白はあまり感動を受けるようなものに出会えてなかったのですが、
先日参加した試飲会でこれは!というスペイン白に出会えたので
教本の知識だけじゃなく本気で勉強しようと思ってます。
中世前半までイスラム勢力だったり無敵艦隊()だったり
フランコ政権で突っ走ったり、目まぐるしく政治に揉まれて
ワインに気をかけてる余裕がなかったのが逆に
今の多様性や急速な発展につながっているのかなと思うと
やはりこれからがもっと面白いのかなと思います。
個人的には中華バブルの浸食を受けているフランスより
東欧のブルガリアや中東諸国なども最近注目しているのですが、
クラシカルな魅力を保ちつつ近代にも適応しているスペインは
非常に魅力的な産地ですよね。

デレマスで言うと美波ですかw
外交的になろうとしつつも本質的には繊細、だが豊満なポテンシャル…
という印象では確かにその通りかもしれませんね。
アニメ終盤では大活躍でよかったです。


| 斉田夏樹 | 2015/04/23 02:30 | URL |

>斉田夏樹様
うぇるかむ!

>スペイン特集で最近は飲まれてたんですね!

たまたまテーブル価格帯とそれ以上を呑む機会と、考えさせられる部分がありましてダダダーッとやっちゃいました。

>スペインも試飲会に行くと当たりが多いので好きです。

スペインの場合、試飲会の方がむしろ映えるケースが多い(だから評論家の評価が高い)のだろうなぁと思いますネ。
こうした伝統系もなんだかんだ他のヨーロッパに比べたらずっと濃いかなって。

>先日参加した試飲会でこれは!というスペイン白に出会えたので教本の知識だけじゃなく本気で勉強しようと思ってます

日本の教本は大体の場合、フランス大好きか日本大好きのどっちかですからネ!稀にイタリアカリフォルニア(しれっと追加。
私も勉強というほど知識も経験もないのですが、とりあえず今スペインもルネッサンスしてるんだなぁっていうのは感じています。
確かにスペインの白って難しいんですよね。特に名前が!
いいのに巡り会えたとは羨ましッ!!

>無敵艦隊()だったり~
スペインは他国と比べても時代時代によって、文化の差が激しい印象がありますよね。ワインを歴史的観点から洞察出来るのはイイですな~
急速な発展へのつながりは、実はパーカーだとかの評論家勢のプッシュも結構大きくて、カリフォルニアが80年台~今に至るまででやった事をスゴイハヤイスピードで駆け抜けた感じがします。
だから、ものスゴイ濃いワインを作ってる国のイメージの呑み手が多い中、枯れた感覚のあるワインを作ってるイメージの呑み手もいたという。
で、今はその複合が起こっていて面白いことになってるんです。

>個人的には中華バブルの浸食を受けているフランスより

ねー。ボルドーとブルゴーニュはアカンですヨ・・・・・・美味しいけど高くてなかなかついていけません。

>東欧のブルガリアや中東諸国なども最近注目しているのですが

してして!ブルガリア!!(迫真

>クラシカルな魅力を保ちつつ近代にも適応しているスペインは 非常に魅力的な産地ですよね。

今回特集してみて、改めて見直す部分が多かったのはまさに仰るとおり「魅力を保ちつつ近代にも適応している」点ですね。
カベルネ混ぜたりするものも多いんですけれども、基本的には「樹齢の高い葡萄!だからウンマイ!」が売りの国だから結果的に「近代的醸造や早呑みを意識したとしても、伝統的要素が生まれている」しまた「伝統派は熟成方法で出すのでクラシカルさがにじみ出る」という。
ブルガリア、オージー、セントラルコースト、南ア辺りを優先して買っちゃう私ですが、今後リオハも優先購入しちゃいたい節があります。

>デレマスで言うと美波ですかw

実を言うと今回のワイン、もうちょっと明るい・・・デレマス本家でいえばパッションのお姉さんキャラ・・・な印象でもあるんですけれどネ。

>外交的になろうとしつつも本質的には繊細、だが豊満なポテンシャル… という印象では確かにその通りかもしれませんね。

本家ソシャゲ版では「歩くエロース」として何か妙に前々から人気な新田美波でしたが、アニメ版ではお姉さん的ポジションに経つ人として作中における大人寄りのキャラ=なんでか色気があるというキャラの部分も上手いこと表現されていた・・・
アニメ版デレマスは本当に心底キャラの描き方が上手で感動してます。
で、伝統リオハにそういうお姉さんって感じのポジの印象を深く受けたのでした。

>アニメ終盤では大活躍でよかったです。
新田ファンの中では、あの終盤は「解せぬ」的な人もいたそうなんですが、とにかく表情ガッツガツ描かれてて、おぉなんかすごいなって感じでしたネ!そんなに作画枚数あるわけでも安定してる訳でもないのに、新田さんは大安定作画だった気がする。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/04/23 21:15 | URL |















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