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コラム:ワインを「完璧な状態」で飲めますか?

うぇるかむ!
本日は簡単な・・・部類としてましては「ワイン初心者向けコラム」です。
時々、今後何回かやってみようかな~と考えています。
(まぁ、私自身が相当初心者なんですが^^;)

今回のテーマはタイトルの通り、そして結論から言うと

ワインを完璧な状態で飲む事は緋蜂を倒すぐらい難しい

というお話です。
(緋蜂というのは怒首領蜂シリーズというシューティングゲームの隠しボス。知らない方は是非ご検索し絶望してみてください)

さて、まず完璧な状態のワインというのを定義すると

・完璧な飲み頃で
・完璧な保存状況で
・完璧な飲み方をする

という事になるでしょう。
では、ここでそれぞれの所謂ワイン本やQ&Aサイトに乗っている程度の見解を書いてみましょう

■完璧な飲み頃
・ヴィンテージと価格を考慮し、適切な飲み頃を図る
・ボルドーの特にカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは5年以上の熟成が必要。最高級品は15年程度は待たないと「胎児殺しである」とルロワ女史に怒られる
・↑は高級カベルネの話だが、ワイナリーの作り方や品種によって厳密には異なる。
・安いワインの場合は買ってすぐ飲んでも良いが、ものによっては少し熟成した方がいい場合もある
・泡は賛否両論で泡の関係上早く飲め派と泡モノもワインなんだから少し寝かせるべし派がいる。
・デザートワインの場合は20年どころか100年持つという意見もあるほどで寝かせた時間で味の傾向から異なる

■完璧な保存状況
・まず輸出入時にダメージがないこと
・買ってすぐは基本的に揺れ揺れでダメージがでかい。安いワインで1~3日間、高級品であれば3週間ほど飲む場所(レストランのセラーからお客様テーブルぐらいまでの距離)でしばらく置いておく。
・温度にして12~15度で温度変化がなるべく無いところで保管する
・20度を超える環境で保存したらアウトと思え
・光を当ててはならない(日光でも蛍光灯でも)
・湿度は70%~75%で保管
・振動や異臭物が無い状況で保管
・ラベルを上にしてボトルを寝かして保管する(天然コルクの場合)
・なお、ブショネと呼ばれる状態劣化は出荷数の5%程は混入されてしまいこれはいかなる保存状況など関係なしに発生する。
・飲み残したワインは比較的冷えた場所でしっかりと栓をして管理。出来ればボンベなどの仕様による管理をする(バキュバンやポンプと呼ばれる方法は意味がないどころか劣化を招く事もある)

■完璧な飲み方
・ワインは適温で飲む。基本は
泡:8~10度 白ワイン10~14度 濃い黄色の白ワイン:14~16度 赤ワイン:14~18度 デザートワイン6度~9度
・上記例として、赤ワインでも味わいごとに14度にしたり18度にしたりと調整をすることが大事である(同じワインでも14度と18度では感じ方が異なる)
・グラスは適切な大きさと形をしたグラスを用意すること。それは同じ赤ワインでも数タイプある
・ワインによってはデキャンタが必要で、澱が多い場合はゆっくりと注ぎ開かせる場合は空気に触れさせる用途のためにドプドプと行う

……だいたいこんな感じで書かれています。
これがワインが流行らない理由の一つ
上記が初心者向けのQ&Aで書かれている基本です。
そして、多くの場合はコレって全部完璧にこなしている人は殆どいないハズ。

例えば適切な温度ですが、これってセラーから出した後の温度変化なども考える必要があって想像以上に管理が難しい。
というより、赤ワインの適温である18度ってかなり涼しいです。
夏場のクーラーの温度や冬場の暖房を18度に設定する方っていますか?
保存の温度変化や湿度などはワインセラーを買わないとほぼ不可能です。
セラーがなければ野菜室に新聞をまいて保存、という方法がかなりベターとして扱われていますが人によっては「冷蔵庫は振動がめっちゃあるからアカン」という方も。
ついでにセラーは最も安い冷やすだけのものでも1万円はします。
そんな事まで言っていると、いよいよ「ワインショップの保存状況」まで見なくてはならないのです!

TAMARI.jpg


以前使ったこの絵ですが、今回の話の原則に沿うと「この店舗はアウト」です。
スーパーどころか百貨店の蛍光灯がしっかり入ってかつ人間に最適な温度に調節している売り場はすべからずワインが死んでいる事になりセラー管理されていてもライトアップしている店はアウト。
しかもここのお店の場合は結構上段にまで(私が見上げてますよね)置かれているので更にアウト。
気を配って暗室にしているお店もありますが、そうして保存しているワインは1万円を超えたモノです。
となると、ワインに適応したワインバー以外でワインをちゃんと飲むということは不可能といえましょう?

ぶっちゃけ面倒くさい!

たかがお酒を飲むのにこれだけ配慮する、というのをまず考えようとする文化って多分ワインぐらいでしょう。
ウィスキーやビールや日本酒にだって美味しく飲むルールが存在するのですが、何故かワインだけはこの部分を特に明確に主張するように浸透しており面倒臭がられています。
ビールは缶のまま飲むのに、ワインはこうした云々があって飲まないというのが現状ではないかと。
ビールだって歴史上は宗教関係もあるし、製造方法醸造方法も異なるしサーヴの仕方やグラスのあり方まで存在しているのに、ですよ。

勿論、これらの項目は守られた方がいいし守っているワイン飲み(なるべく守ろうとする)の方が多いです。
私もサーブ時の温度に関してはある程度は近しい状況で飲むようにしていますし、当然光の当たる場所での管理はしません。
が、まず「ワイン初心者です」という方は
とにかく自分で買って飲む事
に行き着いてみてください。
ワインを完璧な状態で飲もう、と思わないことが大切です。
そのうち興味がめきめき出てきたら考えるっていう程度でいいのです。

という所で長くなりましたが今回はオシマイ。
まずは
welcom.jpg
すること。
気軽に初めてほしいな、と思いつつ今日もティスティンググラスでブルピノを飲むのでありました。



なお、当ブログの教本的基本的事項に関しては↑とかだったり。
最新版が80ステップに増えてて驚いた。
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