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安いWA94ポイント・・・が、意外と伝統的? カスターニョ・ソラネラ2012

うぇるかむ!
ワイン通にとっては「スペインのパーカーポイント90点以上!」を見ると、どーせ濃いだけなんだろハイハイ・・・・・・となると思います。
っていうか、私もそうでしたー!という訳で、案外とそうでもないのかも?と私が考えるに至ったワインです。

v2Rgu.jpg
ソラネラ2012
スペインのパーカーポイントワインの代表格のひとつです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(WA的には+♥?)
ラベル自体はスペインらしいカジュアルな見た目。なのですが、とりあえずタグからして
BDjba.jpg
パーカーさまさまって感じだネ!

という作り手はボデガス・カスターニョ。
イエクラ産モナストレル種の評価をそれなりに引き上げたワイナリとされ、とにかくパーカーから寵愛されます。
2001年のこれよりワンランク↓の廉価版であるヘクラというワインに
「これ、今年呑んだ中で一番のバリューワインだからみんな呑んどけヨ~」
とドヤ顔で91点がつきます。今でこそアドヴォケイトはスペイン贔屓というほどポイントが無駄に高い地域ですが、14年前で1000円台にコレは異状です。
で、そのボデガス・カスターニョの恐らく通常のフラッグシップがコレだったりします。
この2012ヴィンテージは過去最高点がついてて94点。大台です。
万円級がゴロゴロするポイントとして各店舗で「ヴィンテージも品種も評価者も違うのに」高額ワインが引き合いに出されて宣伝されていたりします。
以前から怪しいほどにスペインの評価が高いアドヴォケイト誌なんですけれども、ボデガス・ブレカ同様にここのモナストレルはどーにも評価が高い。
樹齢の高さと樽熟成期間程度しか情報もなく、如何にもな伝統のファミリーワイナリだという事以外は、いやソレ以上にポイントが先走ってるワインです。
今回のコレはモナストレル70% カベルネ・ソーヴィニョン15% ガルナッチャ 15%と少しイジっています。
その内容、果たしてどうかというと・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(たまたま劣化してた?)
意外な程伝統派より!?
びっくりしました。濃いワインだろうと思い、豚バラ肉を濃い目に炙って一緒に食べようと思ってたら思いの外ミディアムといえちゃいそうなバランス。
超濃いワインではないんです。これがびっくり!PP94なんて絶対濃いだけワインだって思いますでしょ?

色からして、若干オレンジ感がほのかに感じられるようなカラーリングであんまり濃くありません。
この段階でもしかして劣化なんじゃ・・・と疑いを持ちます。味にヘンさがなかったので、今回掲載してますけれど、もしかするとダメかもしれない(怯え)
香りに強めのチェリーなどの赤果実と紫のブルーベリー感を少々感じます・・・・・・これ、おかしいと思いません?モナストレル主体なのに、紫要素よりも赤果実が強いのです。
グルナッシュ主体と間違えたのでは?という感じで、そこに整え程度にカベルネのミルキーさやスパイスが少々出てくるんですね。
枯れてるのか?みたいな印象を数日経つと受けるようになります。樹齢40年以上のモナストレルの近年のヴィンテージにしては妙にオールド感があります。
味わいも同じく、意外なほどタニックさと旨味感があり、同時にアルコール感もガッツリ感じます。
やっぱり赤系果実が強く、上記の強い印象を与えつつ、そのままアセロラっぽい酸味を備えつつ急ピッチでフェードアウト。
スパイシーな胡椒ぽさなどもそれなりには見られるものの基本的にはセクシーではなく、オールドヴィンテージめいた滋養感のがベースです。
・・・・・・自分で書いてても、違和感しかないのです。WA94点でモナストレル主体の2012年がともすればミディアムよりのオールド感が出たセピア系の印象であることに。
よって、点数のところに「たまたま枯れてた?」と書くにいたります。
もしこれが今のこのワインの基本性能であるとすれば、案外と料理と合わせた時に強さを発揮するオールドめのスペイン伝統スタイルに近いです。
強めで軟弱さのない、大柄でありながら懐の深いオールド感・・・・・・それが、ある種典型例めいて感じさせるという内容。
ジャミーで超濃厚って書いてあるサイトは(私の今回のが異状でなければ)インポーター丸写しの嘘だと思うので注意な!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(上記注意に基づけた)
このオールド感が2000円台ならば確かにコスパが高い
意外なほど頑張って評論家向けオールド風ヴァインを作っている感があります。
で、割りとネットショップなどでは買いやすくて2000円いきません。
多少人工的ともいえますが、スペインの伝統派の筋書きをここには模写したような作りになっている為そういうオールドスペインを感じるスタートにもなりえます。
プレゼントにするには多少ポップすぎるラベルやそうしたオールド要素を使えないと尖った部分もあるワインなので向きません。
ある程度ワインを知っている方が驚きのあるワインだと思います。
このワインが評論家ウケしてる最大の理由は、価格の割に大人びたテクニシャンぶりと生産量少なくはなくて手に入れやすい事それとブラインドした時に価格がわかりづらい個性に仕立ててある為。
なるほど、確かにブラインドだったら私も「お、5000円ぐらいかな?」とか思っちゃうでしょう。
ラベルや値段を見ないほうが楽しめる、という意味では悔しいですが確かに面白いのです。

というわけで、カスターニョ・ソラネラ2012でした。
濃いワインのつもりでパーカーポイントで選んでびっくりしたワインでした。
ここの低価格のヘクラも合わせて買ったので試しつつ、ちょっとスペインワインのPP高得点ワインを見なおしてみたいとも思っています。

正直、ちょっと前に呑んでて「もしかして偶然壊れててそれが逆に良かったのでは?」などと思うようなワインだったんですけど、麦ちゃん氏のレビューに「ミディアム~フル」というワードが入ってたのを見て掲載することにしました。この人は確実に呑んでると思う。

ワインを高評価に見せるために比較されるワインの代表格がこの辺りかな
エル・ニド[2008](赤ワイン)[S]

エル・ニド[2008](赤ワイン)[S]
価格:20,304円(税込、送料別)



ある意味むりくりキャラづけしてるのはこんな感じ?おいおい!
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