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もうすぐ春ですネ!サクラの季節向けに買っておきたいスマートなシラーズ ウィンダウリ・エステート・サクラ・シラーズ2012

うぇるかむ!
寒い2月が続いていますが、ワイン界隈ではこの春の訪れを感じさせるようなワインが入荷されておりました。

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ウインダウリー・エステート・サクラ・シラーズ2012
サクラの柄が印象的なオージーのワインであり、桜をモチーフにしたワインの中でも――日本では意外となかったりする――最も有名な「オーストラリア」のワインです。

ラベル・ストーリー (最大5PT)
♥♥♥♥(日本人的には+♥)
見事な桜柄が知名度をもり立てるこのワインですが、何気に点線で区切ったワイナリー名辺りもちょっとオサレだとは思います。
xhMFp.jpg
この手のクッキリした花がらは並べた時にとても綺麗なのもいいですネ!

作り手のウインダウリエステートはかのシドニーから3時間ぐらいで行けるカウラ地区のワイナリー。
オデア家が経営するファミリーワイナリで、この地区唯一のワイナリーでもあります。
特別な賞とかは持っていないものの、自社畑オンリーでやっているワイナリ。
エピソードとして第二次世界大戦時の日本軍人の大脱走&集団自決、それを痛ましくまた日本への友好関係として桜を2000本植え、哀悼の意を示した・・・・・・というオージーの桜祭りを由来するラベルになっていて、義援金としてこのワインの一部が募金されるんだとか。
その辺りについては、もしくはこのワインの知名度が大きく上がったのは漫画ソムリエールによる所が大きいですし、まぁこちらをお読みくださいませ

こういうワイン紹介出来る辺りが、ソムリエールの実力だよネー。
しかしながら、そうしたエピソード力が極めて高いものの、そういえば味についてはあまり追求されてないような気が個人的にしていました。
エピソード力で完売するタイプのワイン。ではその中身というと・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
中身も日本人好みのエレガントシラーだ!
クリーンではなく、かなり醸造を頑張っている印象もありますが、教科書的な「濃くて強いのがシラーだヨ^^」というダサすぎる記述は完璧に無視したエレガントめのシラーズとなっています。
シラーを最高品種と思っている私としては、こういう個性を出せ料理にも最高にマッチするワインから評論家向けのワインまであらゆる国で作れる「本当の意味での各々の個性」を見せるぶどう品種だと思うシラー。
日本人を意識したワインの結果がこのエレガント寄りのスタイルというのは何とも複雑な心境にさせられるではありませんか。

色からして、クリアでレッドな感覚で紫要素は低め。
濃いピノの方がカラーリングは近いでしょう。ある意味惑わせてくる色をしています。
香りは控えめでチェリッシュさが多く、その後から紫果実感も出はするものの全体に甘かったりコッテリした印象は得られません。
この段階で、ああ恐らくは敢えて濃くないのだろうと察しがつきます。
味わいはバニラ感やセクシー要素も踏まえつつスッキリとした味わい。
特にアフターは「いい意味で」持続せずにハラハラと散るような。
赤果実がやはり強めに感じられ、そうしたピノ顔負けの酸味と甘味を主体にバニラ感が全体をまとめて小さなショートケーキのような感じ。
サイズが小さく、ひとくち食べきれるような・・・・・・アミューズ的なワインといえるかも。
シラーズだと思って買うと拍子抜けかもしれませんネ。果実のボリューム感もそのアフターもシラー品種に求められるモノではないのですから。
アルコール度数14%としては、スラッとしていてクドくない。
スパイス要素はほぼ感じられず、樹齢自体はそれほど高くなさそうな気もします。
しかしながら、とても綺麗にかつ果実感は充実しているし、繰り返しになりますがそうした葡萄自体の弱さをカバーするように程よいバランス感覚で整えられています。
シラーズの代表例、ではないものの料理と合わせにはもってこいなタイプ。
おしとやかで真面目で礼儀正しい・・・・・・なーんていう「日本人が勝手に作っている日本人」のイメージには近いかもですネ。おかっぱ大和撫子なシラーズです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
3000円ちょいなら売れるのも納得!
ちょっと甘めの点数づけなのですが、この価格だとやっぱり濃いタイプのが多いので(このぐらいでエレガント路線をハッキリ示している本場ローヌの人はシャーヴ様ぐらいでは?)エレガントなシラーを飲みたい方にはいい選択肢になるでしょう。

AfupW.jpg
裏面の説明は説明しすぎとみるか、説明いらずと見るかもまぁ一興で。

日本向なラベル力により、プレゼントからテーブルから試飲会までそれなりに映えるのもいい所。
特にシラーズ=濃いばっかりのワインと、錯覚している方こそお試しあれ。
総合的に優れたマーケティングのワインであり、十二分な実力でしょう。

というわけで、ウインダウリ・エステート・サクラシラーズ2012でした。
ラベルだけでなく、味わいまでも日本を意識したようなトータルコンサルトには頭があがりませんナ!
もうじきやってくるであろう花見シーズンに向けた確保もオススメであります。

まさに日本ウケのシラーズ

最近呑んだこんなビールも「スッキリとした具合で桜を表現」しています。桜ってみんな割りとスッキリした印象の花なのかしら?

桜題材のやるドラ
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| オーストラリア | 20:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

先日のコメントにご丁寧にお答えいただきありがとうございました。まさしく余計な口出しだったと反省しています。

そして、今回のワイン……ではなく、その後ろ、ルイジ・リゲッティのカピテルデロアリは大好きなワインなのでついコメントをしてしまいました。

さて、シラーについてですが、私はローヌもオーストラリアも南アフリカも経験が浅いためあまりどうこう言えませんが、Sine Qua Nonを飲んだ時に「ピノ・ノワールと並んで最高の、場合によってはそれよりも上位のブドウなのかもしれない」と思わされました。シンクさんのブログを見ていつかはシャーヴのエルミタージュを飲むと誓っております。しかしお金が……(-_-;)

| Domaine K | 2015/02/23 01:16 | URL |

Re: Domaine K 様

うぇるかむ!

> まさしく余計な口出しだったと~
いえいえ、この手のブログとしてコメントいただける事は基本的にありがたいことなのです!

> ルイジ・リゲッティのカピテルデロアリは大好きなワインなのでついコメントをしてしまいました。
実はこのワインは店の誰かの予約かなにかで置いてあったものでしてネ・・・
なので更新予定とかはないのですが、機会があれば買ってみようかしらと思ったのでした。
アマローネって贅沢な美味しさでいいですよネ~。最近あまりピックアップしてませんがマァジ社が私、お気に入りで。

> さて、シラーについてですが、私はローヌもオーストラリアも南アフリカも経験が浅いためあまりどうこう言えませんが
私も経験深くはないです(断言)。そもそもこの3つの地域仕入れる店少ないんですよ。一応スタンダードなの一本、みたいなパターンがとても多い。だから見かけると買っちゃうのですが、すると何故か「ネッビオーロとシラー混ぜた謎アイテム」とかが家にゴロゴロしちゃって大変なう。

>Sine Qua Nonを飲んだ時に「ピノ・ノワールと並んで最高の、場合によってはそれよりも上位のブドウなのかもしれない」と思わされました。
クランクル夫妻 IS GOD 。シンクアノンは圧倒的な飲みやすさと魅力的な口当たりで中毒魔法にかけられるようなワインで永続的に「あぁのみたいなぁ」と私は一週間は他のワインを感じなくなってた程でした。
何故か日本人=ブルゴーニュ最高イエー=ピノ派という図式が多くピノ=最上位のエレガントと見られやすいものの、私は疑問を持ちます。
シラーの肉体美と品の良さをあわせもって迫ってくる感じが病み付きです。

>シンクさんのブログを見ていつかはシャーヴのエルミタージュを飲むと誓っております。しかしお金が……(-_-;)
高いもんね!ワイン高いもん!!(突然の幼児化
しかしながらシャーヴ様のスゴイところは買い付け葡萄シリーズもエレガント&セクシーなシラースタイルを体現してるところであります。サンジョセフ・オフルどころかモンクールぐらいでも結構イイ線言っている(本家エルミタージュには勿論劣りますが)。
あ、ちなみにシャーヴ様とかになってくると白もベラボウに美味しいのでお試しアレ(ただし赤ワインを先に飲むこと)

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/02/25 13:12 | URL |















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