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キスラーの新シリーズ!? オクシデンタル・ワイナリー・オキシデンタル・ステーション・ヴィンヤード・キュベ・キャサリン2011

うぇるかむ!
最近、びみょーに慌ただしいのがキスラー関係。アメリカでは最大に有名な白ワイナリであるキスラーが、赤ワインに関しては別枠で作り始めたという!

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オクシデンタル・オキシデンタルステーションヴィンヤード・キュベ・キャサリン2011
これが新赤キスラーです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ラベル自体はなんの変哲もない具合で、むしろシンプルすぎる気がしますネ。
が、我々は知っている!キュベ・キャサリンの文字の意味を!!
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スティーヴ・キスラーの文字もバッチリ。

というわけで、ソノマで最も有名なワイナリのひとつであるキスラーの最新プロジェクト・・・・・・と言うよりは苦肉の名前変更がコレな訳です。
これまで、このキャサリンというワイン――畑もそのままオクシデンタル・ヴィンヤード――はキスラーの一部として発売されてきた訳ですが、近年になってビル・プライスという大手が株式をほぼ取得しちゃったのです。
つまり、買収されちゃった訳で。え、キスラーぐらいの大手がナンデ?と思われるかもしれませんが、アメリカの有名ドコロはガツガツ買収されてますし、このビル・プライスが持っているのがコスタ・ブラウンだったりブシェラだったりと名が通ったところを抑えていると。
そうなると、スティーヴ・キスラーの娘であり、ワインの名前にもなっているキャサリン&エリザベスに簡単にポンと相続するにはいかなくなってきます。
アメリカのとっても面倒くさい権利の枠組みに、もうそろそろ老後を考えたい歳だろうスティーヴ氏は直面しちゃった訳です。
そこで彼がとった策こそが
「白はもうしゃーないけどな、赤の持ってる畑だけはウチのモンって事にするで!ええな!!」
と、このオクシデンタルワイナリーを「キスラーから独立させて=ビル・プライス社とは切り離して」立ち上げたという訳。
なので白ワインをこのワイナリでは作らず、また従来のキスラー名義でのピノノワールはなくなってしまうということ。

ここで上手なのはこの「オクシデンタルという新ブランド!」として注目させる宣伝力ですヨ。
流石アメリカン。ファーストヴィンテージとして触れ込み回ったコレは、
パーカーたん「ミュジニー村っぽいわぁ!やっぱキスラーは最高やな!!93pp!!!」
ガローニくん「いや、これリアルガチだわ!11年なのに良く頑張った感動した97点!!!(小並感」
と米国各位はなかなかの評価をつけます。
新しく一新されたのか、それとも従来通りなのかその実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
苦味が割りと強いのがミュジニーっぽい?
最近すこぶる低く評価したルーミエの村名にも感じた醸造からきてるっぽい苦さ+ソノマの質感=ソノマ版ルーミエ?
みたいな感想を個人的に持ちましたが、そのルーミエは低く評価したルーミエであってですネ・・・・・・うーん、とてもむずかしいところではあります。
IASPl.jpg
色はかなり強く赤紫が入っていてエッジも濃い。
香りは煮詰めたチェリーのつよーい香りがまず主体となっており、それと同時に土とか草っぽさが多め。
RRV(ルシアン・リヴァー・ヴァレー)よりも更に上の寒い地域との話だったんですが、多分寒さよりも日射と水辺への近さが違うんじゃないかなーと推察出来る感じでRRV産の多くよりも果実自体の傾向は似るのに甘さ部分が凝縮しすぎていない感じかも。
かなり木々のニュアンスも多めで、そうした要素があってかバニラ感とかは薄め。
味わいは明らかなほどカリピノらしいそうしたジャミーなチェリーと同時にタンニンが強く抽出されたダージリン紅茶のダブルパンチといったところ。
シックで苦味も多く含んでいるものの、果実部分は確かにカリピノスタイルでコッテリしているという。
相変わらずパワフルなバランス感覚でもって推移していくワインだろうと思います。
うん、キスラー時代とあんま変化を感じない。
私的には、苦味部分の強さは文字通り「苦手」なのですが果実の迫真っぷりは良く作っているなぁとも思うのでした。
今飲むにはバランスが悪い典型例?いや、数年後どうなるかも未知数ですけどネ。
ちょっとツンツンしすぎな金髪ツインテールな印象かな。ちょっと高圧的なお嬢様といいますか。
それと、なんとなーく「ローゼンメイデン」の「おねえちゃんの紅茶」のエピソードを思い出したり。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(ファーストヴィンテージだからネ)
ファーストヴィンテージとはいえ従来からあんまり値段が変わっていません。
従来から変わらず3万円後半・・・・・・のピノとしてはちょっと高すぎでしょう。
どれぐらい高いかって感覚がオーパス・ワンに近い。悪くないしむしろ味自体はいいけど、高すぎる。
なので、ファーストヴィンテージという事に魅力を感じたりキスラーであることに価値を見いだせる人が買うワインです。
神がかった何かを感じるわけでありませんが、今最も話題のワインではあるので金銭的余力がある人でかつキスラーのピノを呑んだことがない場合にもいいかなー。
または、この果実のボリューム+抽出が強い紅茶感というバランスが「かゆいところに手が届く」と直感した人向け。

というわけで、オクシデンタルのキャサリン2011でした。
価格ほどではない、という結論に至ります。そして、まーた私は「ピノって自分に合ってないんじゃないか・・・」という不のスパイラルにちょっと陥りそうになったワインなのでした。
キスラーというかソノマと相性悪いのかなー。サンタバーバラ付近が好きすぎるのもあるんだろうけど。

この値段、安いとは私は思えない。

全体のアレコレを全然覚えてないんだけど「クズ主人公のおねえちゃんが淹れる紅茶が苦い理由」のエピソードは好きなんですよ

キャラ造形としては出来がいいんだけど、とりあえずキックするのヤメよう!
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