オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

新世代のカルト!働き蟻ラベルのLGワイン。 アントヒル・ファームズ・アビー・ハリス・ヴィンヤード2012

うぇるかむ!
ワインには入手困難度=レアリティの高さというのがあります。それはカードゲームの価値以上に入手困難です。
多くの人が思い浮かべるロマネ・コンティは「抽選会が催されて何十万円かで買われる」というLG(レジェンド)ワイン。
*日本国産カードゲームでは一部にLG(レジェンド)>UR(ウルトラレア)>HR(ハイレア)>R(レア)といった具合いに希少度があったりします。ゲームによって違いますが・・・
で、今回のはもうひとつのLGパターン。つまり「国内入荷が1000本いかない少なさで値段以上に希少」というのがあります。

jDmwv.jpg
アントヒルファームズ・アビー・ハリス・ヴィンヤード2012
超入手困難なカリピノです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
なんか妙に気味が悪い感じ・・・・・・

KdZ1O.jpg
アメリカで意外と多い昆虫柄のひとつですね。
ワイナリー経営の連中がアリのようにせわしなく働いているイメージなんだとか。

作り手はアンソニー・フィリベルティ、デヴィッド・ロウ、ウェブウター・マルケスという三人で彼らは
「ウィリアム・セリエムで修行中の若造トリオ」
であり、セリエムから抜けだしていきなり2004年にワイナリーを始めたわけです。
なんという若気の至り!
彼らはまぁ、無謀の極みみたいな感じで畑を探して買って始めたわけですが、まずワイン&スピリッツ誌が目をつけて超高評価をつけます。
その高評価の内容というのが「全米ピノ年間NO1」な訳です。で、それから続々とワイン評論家や雑誌が高評価をつけだします。
アドヴォケイトはガッローニが平均93P。タンザーたんは「見守るべきワイナリー」と頷き、フレンチ・ランドリーがバシバシ入荷して、アラン・メドーなるブルゴーニュ評論家が「メーリングリストに絶対おまいら登録しろよ!」というアメリカワイン業界における最大の賛辞をおくっています(ところでアラン・メドーって誰?)
日本における知名度は低いです。というのも、日本には2010ヴィンテージの頃は全部で24本ぐらいしか入ってこなかったとされているそうだから。
流石に2015年現在はそんな事はない・・・と思うんですけれども、ネットショップや実売されているところを見たことがありません。
今回、ニューワールドのピノをいっぱい呑む会で出ていてティスティング出来たんですが、事前告知されていたリストの中で私としても最もびっくりしたワインでした。
だって、売ってないんだもん!味を試す機会すらないと思っていたワインでしたが、果たしてそのベールというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
見事な統率を持ったピノだ・・・
まとまりが尋常ではありません。昨日、クリストムを「お嬢様に見えて実は田舎っ子」と評しましたが、これは逆です。
箱入り娘。アリさんのイメージからは遠く、洗練されたバランス感覚に成り立ちます。

色はかなり強めのクリムゾンlレッド。
香りにチェリーや大粒の高級イチゴめいたタッチがあり、果実感がかなりしっかりと出ています。
バニラ要素は少なく(樽率低いっぽい)果実感からくる酸が多めかな。
とにかくチープでない本気の果実ニュアンス・・・したがって、l味わいもストレートでスマートなスタイルとなっています。
チェリー感覚は程々に、甘味酸味をハッキリと伝えつつ最後までピシッと終えていきます。
ダレることなく、変なクセッ気もなく、宣伝の割にビオっぽい人懐っこさや苦味などもなく、ストイックなまでに果実の総合スタイル。
甘味なども低めでドライでギッチリなどは決してしないという。トータルバランスが「架空上イメージのブルゴーニュ」です。
メンドシーノ辺りとは思えぬほど果実感が冷たいタッチで、そのくせ凝縮的でありません。
すごーく品がいい、キリッとした感覚。
逆にいえば、あんまりクセがないワインであり、完璧な円形を目指しちゃってる感はあります。
その辺りがガッローニが93点にしてる感じかな?アメリカ人がすこぶる好きなパワフルタイプではないんですね。
どこまでも磨かれた刀のようなピノ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(手に入れにくさを踏まえると多少マイナス)
5000~6000円ぐらいで買えた場合は手に入ります。その範囲であれば大いにお買い得!
1万円以上の味は間違いなくしているのですが、楽天ショップ内ではそうした出店がないわけで・・・・・・
この一本から判断するならば、見かけたらどのワインでも面白い結果を持っていそうです。何故ならば「すっごく考えて知恵をそれこそ働き蟻の如く絞ってそうだから」。
もちろん、これは買えたらの話であり、非常に入手困難なのは事実。
それゆえにLG。日本入荷量が増えることをただただ望むばかりです。

というわけで、アントヒル・ファームズよりピノのシングルを。
ワイルド系かなーと思ってたらガッチリとしたインテリ系でちょっと驚いたワインでもありました。
ブルゴーニュというよりももっと構成がしっかりしている、まさに人の手のワイン。
今後のスタンダードを予見させるワインになっていますネ。

買うことそのものが難しいんですよねぇ・・・

正直、こんなの耳にされてても困る^^;

ピトー、かわいいよねー
関連記事

| アメリカ | 22:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/544-265a9df1

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT