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☆アキバ系ワインブログ☆

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2014年の感覚~一年間振り返って~

うぇるかむ!
本当はこの記事、明日2014年最後の更新にと思っていたのですが
酔っぱらいすぎてしまったので、ぐだぐだとするために今書きます。


これを偶然にも手に入れることが出来て、今日から1月2日ぐらいで飲みきろうと思ってたら旨すぎてついついボトル半分以上呑んでしまうなどと。おかげでロクにノート更新出来ないんですよ!
今年、この後継機に2014年ベストNO2(1位はシンクアノン様)をつけたばかりですが、訂正したい・・・2013でも美味しい自然派無添加ワインぞよと・・・・・・

さて。個人的にベロベロになっている言い訳はしつつ今年一年なんとなーく振り返ってみます

・とにかく今、ブルゴーニュとボルドーがピンチ
これを感じた人は多いのではないでしょうか?
この2つの地域、いわゆる「人気トップ2であり、これら以外をクソワインとする原理主義者が存在する産地」であった訳ですが、相次ぐ値上げ。
00年ショックからずっと値上げが続いているボルドー、そして今年の収穫不良を理由に価値があがっているブルゴーニュ。
特にボルドーの値上がりっぷりは悲惨であり、2011年なんて平凡気味のヴィンテージも「収穫量が少なかったから」と下げ幅が大きくはない。
ブルゴーニュもぐんぐんと値上って、いよいよリアルワインガイド誌が
「値上がりに備えたルージュと他国特集」
を組むにいたりました。
ブルゴーニュの生産者の比較試飲をし、現地取材をし、実験を徹底して行い、ボルドーを割高ということでコーナーから除外したリアルワインガイド誌がこういった特集を組む段階で「ブルゴーニュは終わってる」と判断するのはそれこそリアルなのではないでしょうか?

それでも、フランスは売れます。ブルゴーニュもボルドーも売れます。
某キバヤシ氏がニコ生でやっているワイン放送で某元NTTドコモ超重役が「ドイツにロクなワインはない」と言い切るのが日本の高級ワイン購入者です。
今、我々はそれでいいのか?を本当は改めて考えるべきだと「ブルガリアワインにバリュー一位をとらせるブログ」としてはうったえたいところです。

・テロワールなんて言葉は捨てるべきか?
ワインほどミクロクリマ(畑の細かな違い)が語れるジャンルもないとは思いますが、私としてもやっぱり何よりも重要なのは生産者ではないかなーと思うんですネ。
持っている畑を活かす=テロワールの表現=当然のこと
という図式をこれまたリアルワインワインガイドが打ち立てていましたが割りと同意しやすいイメージです。
私はマンフレッド・クランクルが2010ヴィンテージで「テロワールなんて安直な言葉は撃ちぬく!」と書いた事に強く共鳴します。
・・・・・・とはいえ、安いワインには明確に「国の傾向」が見えたりするのもワイン業界。
この辺りの旅はもう少し続けていきたいですね。

・結局自然派ブームなの?
今年、そこそこに聞かれたキーワードは
「スペインリオハ」「イタリア地ブドウ」「ニューワールドやスペインの自然派」「ロゼの消費増加」「オレンジワイン」「ドリンカピリティ」「樽を使わない醸造方法」
などなど、自然派よりの印象が強い気がしました。
ただ、これらはワインのトップ筋が出してきているキーワードで初心者向けではないかなとも思います。
同様に「南アフリカ」などの新たなニューワールド感覚(当ブログのブルガリアとか)に入れ込む人が増えている点もあります。
こっちの方がボルドーブルゴーニュ盲信よりは個人的には好ましかったりするんですけれども・・・・・・
さておき。
とにかく「ナチュラル回帰」「アンチ・パーカーのじじい」的な風潮は前々からあったものの、特別に今年はその波を受けた気がします。
ある意味では日本ワイナリーブームからの発展というか、近い感覚のモノをあげられているようなケースも多い気がします。
しまいにはワイナート田中氏は「壺で作ったワインすげぇ」みたいなのを月間田中ことワイノット?でやっているぐらいですからネ。
このナチュラルへの回帰は日本では一度「赤の自然派ブーム」で短い間行われていました。
その時は完璧に正しくない情報が飛び交いまくった訳ですが、そうしたヘンなブームを抜きにした自然派ブームがちゃんと結実するのかは注目です。

・スペインブームが続きつつ、ドイツにもチャンスが
国ごとでいえば、多くのワインジャーナルはまだスペインを向いている気がしてなりません。
個人的にはそんな事なくないデス?
って気分なんですけれど、去年からスペインバルブームがあって、そのまま継がれている気がします。
少しリースリング復権めいた記事も見ましたが・・・・・・うーん、どうかな?
来年以降もスペインが続くのか、他がとってかわるのかは疑問。
超個人的には「ドイツが白と赤両方で評価されてアイテムが増える」「オーストラリアのピノの再評価」「ブルガリアブーム」辺りを激しく推したいんですが・・・・・・ブルガリアは難しいかなー。ドイツはワンチャンスがかなりあると思っています。

・ワイン評論の今後
とりあえず、パーカーたんの威厳はすごく落ちている。目に見えて今年わかりました。
それは何故か、というとパーカーワインがそれほどは売上が好調に見えないという短期的な目算もさることながら「アンチ・パーカー的な発想が各所に目立ったように思える」からです。
それは日本ワイナリーブームしかり、上述したブームしかり、そもそもパーカーがだいぶ歳とりすぎている説やら、スペクテーターも充分影響が見られるという情勢しかり・・・・・・
凝縮したアメリカンスタイルからの逸脱、というのはだいぶん前から話されつつもいよいよ本格的にそうしたワインの率が今は減っているように思います。
同時に、基準としてどこかの誰かしらに頼らなくなっている(そうした時代にこのブログやってる私もちょい悲しいですが)。
とはいえ、一般消費者は店員さんに聞いたのをただただ脳みそ0で鵜呑みに買っていたりする事が、ヴィノスXまざきの売り方でも明らかなのは変わらずです(ヴィノスやXざきはメルシャンに買われて良くなってくれたら嬉しいなぁ)

・日本でのワイン消費が増えている!?
そんなデータがあがっているそうなのですが、個人的にはこれは
「縁まで注いだカバなどの貧相さが目立つもの」
による効果もあったのかなー?なんて思ってしまったり。
ただただ酔っ払う為に呑むなら、ビールでもワインでも一緒で、そうした酔っぱらい消費がワインにも増えていると。
嬉しいと見るべきか、悲しいと見るべきかは個人の裁量ですが、ごく個人的な話をすれば「そんな安カバをたくさんつがれたからって嬉しくないでしょ?満足しないでしょ?」
というところではあります。
消費が増えているからとにかくOKというのは業者側からすれば当たり前なのですが、少ーし違う気もします。

・来年、ワインはどうなるか?
とりあえず、オーストラリアの関税撤廃はよ(キレ気味
さておき、2015年と2010年台も中盤にさしかかる今後・・・・・・
ま、どうなるのかなんて誰にもわからないのですヨ、神ですら・・・・・・(意味深
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| コラム | 23:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

フランス権威主義やパーカーからの脱却、という風潮は感じますね。
自分もブルやボルドーのお気に入りはありますが、
それより10分の1くらいの値段で素晴らしいワインはあるわけですし。
ただなんというか、一昔前の「巨人ファンに対するアンチ巨人」
みたいな短絡的な反発もどうかと思います。
自分も正直PPをエチケットにまで入れちゃうようなのは「えー…」って思いますが、
それでも美味しければまあいいわけで。
結局自分の好きなワインのスタイルを確立していくのが一番なんでしょうね。
自分はブル・イタリア派ですが、ブルガリアも去年から飲み始めました。
マヴルッドを軸にメゼック等何本か飲んでみたのですが、
東欧ワインの素晴らしさに目覚めましたw。
ともあれ、美味しくて安価なワインがちゃんと周知されることを祈ります。

| 斉田夏樹 | 2015/01/02 00:34 | URL |

>斉田夏樹様
あけましておめでとうございますなのです!

>権威主義とパーカー脱却
今の傾向が「スペインバルから来るブーム感」だったり、何だか怪しい「日本ワインブーム?」というのがメディアないしソムリエ協会などの見解である、というのもフランス原理やパーカー脱却に拍車がかった雰囲気はありますネ。
それでも、本当にフランス最高みたいな人は多いですし(とある所でフランスワインが一番でテロワールが最高で他国よりぶっちぎりなんだぜ!などと醸造技術でパーカーが推して売れたワイナリーのことを褒めてる人とか見て愕然としました)、パーカーポイントがスペインやチリにはついてまわりすぎています。
それでも、割りとパーカーポイントの高いスペインは「入手困難でない」というのは2014年はとても感じました。2013年ごろから風靡したボデガス・ブレカとか今年は難なく買えますしネ。

>ブルやボルドーのお気に入りはありますが、10分の1くらいの値段で素晴らしいワインはある。
全くそのとおり!!!!!!!!!!!
私とて、アンチフランスっぽい傾向ではありますが、ポンテちゃんとかパルメ様とかデュクリュ系とかオーブリ系とかシュヴァル・ブランとかそりゃ好きですし2014ベストワインも最後までロベール・シヴュノンとかグロ家とかリジェ・ベレールとかは入れるか迷ってたぐらいで・・・・・・すが、やっぱり高すぎる。正直、5000円どころか2000円超えるお酒なんてパンピーから見れば高すぎるのです。
本当に素晴らしいんだけどネー。

>巨人に対するアンチ巨人みたいな短絡的反発
これ、当ブログでいつか書いた気がしますが、「パーカーってオッサンをとりあえず批判しとけ」的な人もそれなりいて(私も一時そうなりかけたことありますが)、実は大変アカン!
PP表記物は「誰がその点つけてるのか」まで推察出来るようになるとちゃんと傾向がある。傾向がある分、信用がある。
むしろそもそもスペクテーターを「集合の意見になっている点がダメ」と批判してたにもかかわらずアドヴォケイトが分担制になっている点こそが最も良くないように思っています(それを知らずにアドヴォケイト批判するのはもっとダメ)。
好み不好みも含めて、こうしたワインジャーナリスト単独の評価がエチケットまで出ちゃうのは「売れる」以上とても残念な事なんですけれども、そうした世情や関係者周囲の人間模様までもがワインは楽しいハズ。
ウィスキー作ってるイケメンとデラベッピンがぐだぐだするマッサンというドラマ同様に、そういう人らやそれを取り巻く人々(評論家含め)にエチケットなどまでがワインの味だと私は常々思います。

>結局自分の好きなワインスタイルを確立していくのが一番
ここに至らないでのパーカーアンチとフランス原理主義はホントなんとかしてくりゃれ!(本音)
本当、コレなんです。シラーでも作り手で味のタイプが違うように、そうした発見を毎日のように繰り返すのがワインは一番。

>ブルガリアの素晴らしさ
マヴルッドやばいですよね。ステンレスでもナチュラルで飲みやすいバニラティストがついてくるのが恐ろしい品種だと思います(今から実はマヴルッド使ってるワインは全部オークチップたっぷりでしたって言われても驚かないぐらい)。
熱帯産地っぽい、あっつーい感じの甘味や全体の質感で陽気かつパワフルなワインが多くてカリフォルニア・オージー派の私にはたまらない国!
ルビンなんて目からウロコな掛けあわせ地品種で、今に世界的に植わるんじゃないかとすら思ってます私。いや、むしろイタリア辺りは「混植してたせいで、実はネッビオーロだと思ってたら事実上ルビンのが近かった」みたいなワイナリも既にありそうではないです?

>ともあれ、美味しくて安価なワインがちゃんと周知されること
ここはインポーターさんも尽力しているハズなので、業界側は後はセールスの仕方。飲み手側は自分が呑んだ経験を活かして誠実に周囲に伝播させること。
この2点がちゃんと噛み合えばとは思います。
同時に、評論家以上にサクラアワードなどのようなクソコンペ様が売りになっているダメ金ワインが安直に仕入れられないように願う私。

2015年になりましたが、当ブログとしてはこうしてしっかりとした長いレスポンスをいただく以上、
「アキバ系にワインを浸透させて、このマニアックなお酒をマニアックに楽しもう!」
を継続的にかつより広く伝えられればな~と思ってます。
どうぞよしなに!

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/01/02 04:36 | URL |















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