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ソノマ版コスパカベルネ?複雑な売買の果てに・・・ ガイザーピーク・カベルネ2012

うぇるかむ!
お昼ごろにスペイン版クラレット風安ワインを紹介いたしました。
やっぱスペインはつよい(迫真)と思いつつも、そういえば最近この国のテーブル価格に触れてない事も思い出したのデス。

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ガイザーピーク・カベルネ2012
カリフォルニアはソノマが拠点のワイナリです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(+♥?)
ラベル自体は至ってふっつーのラベル。ふっつーすぎます。どっちかというとチリっぽい普通さ。
iL8Ly.jpg
エンジョイ!

作り手というかワイナリーは少々複雑です。
名前自体は1880年創業、29番目の北米ワイン認可というド古いワイナリー・・・ナノデスが、ワイナリの売買の歴史や土地的関係が二転三転どころか七転び八起き。とてつもなくかわります。
何度も資本元がかわっており、一瞬にはジン・ビーム社(ウィスキーブームかつ日本が買収したことでも有名ですね)なども参与していたりします。
そんなこんなで、大手がざっくばらんに適当こいて作っている最中、ペンフォールド社が買い取ってコスパワイナリとしての道を進みます。
グランジの元醸造家連中をわざわざアメリカの田舎にぶっこみ、醸造にも力を入れ始めて成功しはじめるというのが大まかなストーリー。
ただ、続きがありまして、その後更に所有者がフランシス・コッポラ率いるコッポラ傘下になってて、クラインやリッジで修行した女性醸造家オンディーヌ・チャタン女史になっています。
名前の由来がカリフォルニアワインファンならピン!とキターな

ガイザーヴィルの一番トップ付近に所有・・・・・・してたハズが何故か現在はその近隣であるアレキサンダーヴァレーが本拠地になってて名前関係なくね?ってなっています。

とにかくもうコロコロと色んなモノが変わってしまっているワイナリーですが、評価は90年代以降はまぁまぁだったり。
特にワイン・エンシューアジストが9回受賞させてたりして贔屓してるんですネ。
他にもワイン&スピリッツ誌のトップカベルネ25やUSAガイドカリフォルニアワインで満点などなど日本でそれほど有名じゃないワイン雑誌で高得点めなのです。そのうち一つが田辺由美評価なのがイマイチ信用度を落としてますけど
という訳で、久々のカリフォルニアテーブルクラス、どんなモノかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
お、カリカベのなんちゃっていいムード!
すごーく低価格のカリカベらしい印象を含ませつつ、それより一歩↑な大人感を演出してくれているんですね。
意外と残念な感じがしないカベルネ主体になっています。

色はクリムゾンレッドでそれほど紫要素は見られません。
香り自体は甘さが中心でカシスシロップ、アメリカンチェリーの感覚を中心としつつ、ほんのりとハーブ(ユーカリ系?)のタッチがあります。
複雑なスパイシーさなどはみせませんが、果実っぽさは充分。
味わいも同様なのですが、思ったよりも酸やタニックさがあるのが印象的。
また、香りから「あまあまなのかなー・・・」と思わせる甘味要素も案外と控えめです。
甘さそのものはちょっとチープなシロップ系なんですが、そこでバランスがとれている。
甘味、酸味、タンニンなどなどがまんべんなく加えられており、それらが平行してフィニッシュ。
グランジ関与というデータのせいか、ユーカリっぽいアフターをイメージしがちに私はなってますが、アフターもカベルネらしいレタッチなんですね。
温度は低めの方が甘すぎずにいいと思います。
カリフォルニアの低価格カベルネってどーしても、チープな甘さが目立って飲み馴れるほどダサく見えがちなのですが、これはその傾向を持つつも大人っぽさも持ちあわせてずっと良い雰囲気を見せてくれるんです。
それがハイコスパ!につながっているんだと思います。
ありていなボケキャラでなく、複雑な家庭環境をもちつつも明るく振舞っている、そんな哀愁漂うムードメーカーキャラです。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
1500円アンダーならグレート!
現地より安いんだそうで。同価格のカベルネであればカリフォルニアだけでなく世界レベルで見てもエクセレンッ!
見た目どおりのテーブルワインでありますが、渋めのワインは苦手かつそれでも高級感を求めるならアリな選択肢です。
大体思いつく大手の安カベルネの中では、このヴィンテージの今は最も良くバランスがとれたワインになっていると思います。
カリカベを買うなら、今はコレをお試しあれ。

という訳で、ガイザーピークからカリフォルニアカベルネでした。
あまーいタッチを目的とするなら、カリフォルニアに勝るものは無いんですが、それでいてしっかりと美味しいのは難しかったりします。
大いに振り回され、もはや名前だけになっているようなワイナリーが、結果的に醸造に恵まれるとは・・・・・・これもまたワインの魔なのです。
オモシロッ!

これなら安いっしょ!って価格帯でほっこり。
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