オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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世界のデイリーワイン ~定番からマニアックまでまとめ~

うぇるかむ!(15年7月3日更新。各種コーナーにちょこちょこ追加。そしてついにフランス追加)
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という訳で、ここではコスパの良好なワイナリを紹介していこうかと。
更に、国別で分けて紹介!
国順は上から初心者向けの国で下に行くほどテーブル価格の上級者向けになってきます。
ワイン入門書に多くて宣伝感満載でお金払ったのに古い情報でガッカリする「各国のワインコーナー」を無料で見れるんだぜ!(cv:スピードワゴン)
デイリーワインの場合こそ特に「国ごとで分別したほうが特色がわかりやすい」「ヴィンテージの影響が出がち」とネット向けだと思うので、自分が知り得た範囲ではバシバシ切り替えていきます。
高価格になると、作り手の熱意とワザマエがびんびんに出てくるので国で分別する意味がなくなりますからネ。

*主に5000円以下のワインで様々に見ていきます。
*あくまでも当ブログの評価です。味の絶対保証は誰にも出来ないことを肝に命じて!
*また、ヴィンテージや状況の違いでワインの味は変わります。特にデイリーほど色濃く出ますヴィンテージが出ます。
*筆者がオススメのワイナリは♥、定番ワイナリは☆で紹介。オススメワイナリの方がレアリティは高く入手しづらい事が多いでしょう。
*当ブログで紹介あれば過去紹介記事リンク付き表題→楽天での価格参考&絵面用リンク→簡単な一言・・・によるハイテックなシステムです。
更に各國ごとに、主要品種・コルクかスクリューか・畑に関するあれこれ・ラベルデザイン……という傾向と「アニメで例えるなら」という二次元的表現も一応。
*記事の上の国の方がより初心者向けだと私は考えています。

・ニュージーランド
特徴:ピノ&SB中心・スクリューキャップ先進国・醸造家主体で日本人も多し・ラベルがシンプル

筆者的に最も初心者向けの国であると思います。
日本人好みのピノ・ノワールを低価格から高価格までやっており、更にスクリューキャップばかりなのでストレスフリー&ブショネ(不良品)などのデメリットにほぼ遭遇しません。
ソーヴィニヨン・ブランの方は好みがわかれる品種ですが、ハまればこれも得意ワザなのでブレ球がなく買えます。
産地も色々と書かれていますが、基本的には同じ品種の冷涼地であり、それほど重要視しなくてもまずはオッケーな辺りも初心者向けです。
冷涼で甘味が良くでており、ヘタをうたないハズさなさは嬉しい。
一方で、定番アイテムとそのほかの赤品種で大成しているのは少なく、あくまでもピノ狙いの国といえるでしょうか。
ここ2年ぐらいのリリース(2011、2012など)がバッドヴィンテージであり、その影響をモロにテーブル価格ワインが受けていましたが、そろそろ複調の兆しアリ。
また、この国の傾向として「規制や土地の厳しくないドイツ」なところがあります。ニュージーの方がより初心者向けですが、ここからステップアップするならドイツがオススメ。

アニメ的に言うと:ロリ系のイラストやポップで多彩なpixiv絵系。同人的(企業でない)なのに絵が上手いという。画風そのものは近い事が多く、意外な程その年の特徴に合わせがち。

☆シレーニ

もっともどこでも買える定番ワイナリがNZではココ。
その昔、私がワインを殆ど飲まないオタクメンバーと色んなワインが飲めるイベントに行った時に満場一致でここのピノが一番ウケたというのが思い出です(ムートン08やティニャネロ10を差し置いて!)
実力はとにかく平均的で甘さは割りと高め。良くも悪くもニュージーランドの低価格基礎を学べます。

☆クラウディ・ベイ
クラウディ・ベイ[2012]ピノ・ノワール(...

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価格:3,304円(税込、送料別)


シレーニについで割りと手に入れやすいワイン。賞をとった云々で人気をはせますが当初のワインメーカー達はとっくに他所で独立していたりします。多少高めのデイリーとしては妥当性がある作りを例年しており安定感自体はあるかも。
面白みはあんまりないかなーなんて思いますけれど。

♥セント・クレア

もうちょっとお金が出せるならば、というパターン。
柄が所謂「汚しっぽくしてかっちょよく魅せる」というプラモデルみたいな作りをしているワイナリ。
見た目だけでなく、ニュージーランドらしさを良く体現したワインを作っており、更にかなり畑の範囲が狭まっているので「ニュージーの単一畑の風格」をどことなく体現出来るでしょう。

♥フェルトン・ロード(リースリング)

多少デイリーと言いがたいところになりますが、初心者オススメという意味ではこちらのリースリングとかはかなりグッド!
何故ならば「甘め、低アルコール、スクリューキャップ、持続性のいい味わい、品種特性が感じられる、超有名どころのネームバリュー」といいコトづくめ。

・オーストラリア
特徴:ヴァラエタルなワイン造りとクレイジーなブレンド・スクリューキャップ多め・醸造家主体・クレイジーなラベル

わかりやすさとわかりにくさの混在している所。
代表的なのは赤の場合シラーズがあり、それは安定しているのですがブレンド感の違いやアホアホしいのが面白かったりします。旨けりゃいいんだろ的なおおらかさがある。
ついでにスクリューキャップも多く、考える要素は割り切ればニュージーより少ないです。最もジャケ買いして安心の国。
ここも産地について考察が行われている真っ最中ですが、それよりも醸造家が見える感。
パワフル系の入門には今現在、かなり向いていると私は推しの国です。作り手が好きに作ってる感がたまりません。
欠点は上述の通り「波長が合わない時はとにかくガッカリする」「予定と違う味が出てくる事が多め」な所です。
あ、そうそう、実は「ピノ・ノワールにハズレが少ない」のもチェック。めちゃくちゃでしょ?本当に直感で買って吉。

アニメで例えると:ラノベ原作のアニメや電波枠。当たり外れがクッキリで、それが外見からも解るという。パロディも濃厚。タイトルも濃厚。マニア度たかし。

☆トルブレック

元々の創設者が最近追い出されて今後どうなるか気になるワイナリ。
追い出された理由が「女癖が悪くて破産寸前だけどワイン造りは上手だから任せてたのにコカインパーティーとかまでやっておったから」とかいう闇社会感が溢れます。
作りはオーストラリアを代表しちゃってるだけあって、定番の出来です。オーストラリア入門にはなんだかんだいってココは通過することになるでしょう。

♥アッシュ・ブルック

私の贔屓です。ここがある限り、概ねフランス産のクラレット(ボルドー)を買う必要はないでしょう。
オーストラリア西の特徴的な部分を踏まえつつこの価格で最上質のちょっとした熟成感があるクラレットが飲めます。
国柄反映というよりも、ワイナリの実力。

♥コールドストリームヒルズ
コールドストリーム・ヒルズ[2013]ピノ...

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価格:3,240円(税込、送料別)


ちょっとお金が出せる人ならば。有名評論家ジェームズ・ハリデーがたずさわっていた(というよりここの創業者からワイン評論家に転身した)。
高価格のリザーヴが有名ですが、実は低価格のコレは何ともフランスめいた味がするスゴイヤバイなピノ。

♥ルーシー・マルゴー
[2012] Domaine Lucci Red - Lucy Margauxドメー...

[2012] Domaine Lucci Red - Lucy Margauxドメー...
価格:3,564円(税込、送料別)


ミクダヨー。
オタク系少女ルーシーちゃんのラベルを温かい目で見守るべきカルト自然派。このコーナーに入れるべきか迷いましたが当ブログは激推しなのでねじ込みます。
今、最もホットな自然派ワインがオーストラリアである事の証明。
初心者が他のワインを通過しつつコレ辺りを飲むと世界が音をたてて崩れるでしょう。飲めればね!(このワイナリー自体が超レアアイテム)

☆ファーストドロップ

オーストラリアの頭のおかしさを体感するにはぴったり。
毎年違う品種や畑を使った実験的でありつつオッサン臭いコミックラベルというキワモノアイテムです。
毎年の違いを楽しむなら、ボージョレ・ヌーボーじゃなくてコレね。毎年美味しいとか体に合うって事はありえないというのを端的に味あわせてくれます・・・・・・

・スペイン
特徴:テンプラリーニョ、ガルナッチャ、ムールヴェルドルなどが多め・コルク主体・古樹重視、濃厚と薄ウマの差が激しい・中二病的なラベル&パーカーポイント高得点シール

味わいの傾向は二分していて、評論家ウケが良いポイント制度の盲点をついた濃いスタイルとうっすらとピノノワールを思わせるような薄ウマ系にわかれています。
現在、もっとも安いワインが美味しいと噂される国であり、二分割している事を除けば安定した赤ワインが手にはいります。
一時期に比べて、評論家好評ワインも濃いスタイルと薄いスタイル両方が出てくるようになり結構わかりづらくなっています。
それは、急成長を急かされているゆえなのですが・・・・・・この点に関しては店員さんに味の方向性を聞くのがいいかも。
もっともデイリー価格帯ではお世話になる人が多くなりそうな出色の濃い産地であり、割りとコロコロと品揃えが変わったりしやすいので案外場慣れが必要。
欠点は「比較的飽きやすい」「バニラっぽさの効きすぎるものに当たりやすい」ところでしょうか。
他国のファンの人がサブに呑んでたりするイメージもあるかな。
2013年ごろからスペインバルブームとして日本で急に躍進したイメージでしが、それと無関係に世界的にまだまだスペイン開拓が広がっており、今もっとも「成長を急がされている」国でもあります。
ついでに、有名なカバ。製法はシャンパーニュとほぼ同じなのですが、使っている品種が結構違うので「これの延長線にシャンパーニュがある」訳ではないので注意が必要かな。

アニメで例えると:出来のいいOVAや映画作品。人気作品の番外編だとかの印象。クオリティが高いものの「まずは原作から」と後回しにされがちなのが不幸か。

☆ホルフェ・オルドネス銘柄

はいでましたパーカーたんワインです。2014年現在、パーカーワイン(評論家ロバート・マクドゥエル・パーカージュニアの高評価テーブルワイン)というとこの「ホルフェ・オルドネス氏が関与したワイン」の事を指します。
逆に言うと、コレ系を一本ぐらいは呑んでないとパーカー批難もしづらいと思う。
濃く、力強く、凝縮感があり、なんだか熟成しそうな気がする・・・・・・パワータイプの代表例ですね。
パッと見では判別がつきませんが、結構派手なラベルの事が多いですね。ジャケ買いスペイン。

☆ファン・ヒル
ファン・ヒル シルバー・ラベル201...

ファン・ヒル シルバー・ラベル201...
価格:2,808円(税込、送料別)


古樹っぽいラベルの多いスペインのイメージどおりなワイナリ。これより安いバージョンも結構あります。
広義にはオルドネス系とも言えますが、エル・ニドという超お高いワインを作ってるところの分社的ポジション。
モナストレル種が主体になっているワインの中では割りと手に入れやすく、らしさがわかります。濃厚。

☆クネ

日本で突如として知名度をあげた2014年のスターテーブルワインのひとつ。
こちらは「薄ウマテンプラリーニョ」の代表的アイテムといえるでしょう。今後スタンダードになるのかな?
これがスペインの基板になるかどうかは、意外と歴史的な転換になりえるので通ならずとも是非体感を。

☆アバニコ・セレクション

ホルフェ・オルドネスと似た、ヴァーチャル系です。いろんなところで色々とワインを作っているスタイルでお安め。
こっちの方がオルドネスに比べるとテーブル寄りのバランスをしてあります。ラベルデザインが地味目ですがいい感じなのも多いかな。

♥アレマイン・イ・コッリオ

カバ用品種で作る変わり種な白ワイン。で、コレが意外な程いいんですヨ!
これからの地品種主義的な世界の中ではもっと目立ってくるハズです。

☆テルモ・ロドリゲス

漫画ソムリエールでシャーヴ様と間違えるエピソードがあるのがコレ。
それほどの実力があるのかどうか、是非お試しあれ。個人的には間違えそうにないのですが・・・・・・しかし、メンシアという品種のちからを確実に感じるハズ。

・チリ
特徴:国際品種が主体、コルクとスクリューが半々程度?、大手企業出資の安定性、山の絵か古代文明めいた柄が多い

安いワインはチリ!と数十年前のブームがあって、今その世代が高額ワインを買う世代になっているが故に「安さだけの国」という謎レッテルがある国です。
最大特徴は生産者がとにかく大企業によるワインであること。元々の文化圏でなく、ガツガツと他国からの参入だったり大企業が安い土地&人件費で広大に作るのです。そのために、安い。
そういうとイイ印象が起きないかもしれませんが、土地の潜在性や気候の良さ、古樹の多さ、そして大企業の技術的介入によって質と安定感が抜群です。
後述しますが「コノスル様がいる」という事実がチリの安定感の象徴です(2014年現在)。
作っているぶどう品種は「国際品種」と言われるカベルネ系、メルロ、フラン、シラー、ピノノワール・・・・・・・ふっつーだネ!
初心者のウチは無視していい部分ではありますが、ヴィンヤードワイン(収穫土地を絞り込んだ)でも安い。
欠点としては「全体にあるチリっぽい苦味」「カルメネール事件に代表される謎の不安感」「伝統的神秘性のなさ」など。
割りと風評被害的?な気がします。純然たるオーガニックワインもパッと思い浮かばないのは欠点かな。
チリが苦手な人は、ワイナリーというよりまとめて苦手な事も多い様子・・・・・・なのですが、苦味の出やすいクラレット葡萄で判断してる気がしますので、シラーやピノもお試しアレ。

アニメに例えると:大手企業のアニメという感じ。バンナムとか、サンライズとか、角川とか。覇権をとらない事の方が多いものの、人気商材(アイマス的な)はあったりする。カウボーイビバップっぽいものの方がマニア受けはいい。

☆コノスル

はい出ました。コノスル様でらっしゃいます。辟易とした人はワイン飲み過ぎであります。
コンチャ・イ・トロ社の新シリーズ・・・・・・だったハズが今ではその本元コンチャ・イ・トロという名前より日本では有名に。
買いやすく、知名度が高く、安い。テーブルワインを呑むときに「コノスルを超えているかどうか」「コノスルより楽しいのか」は絶対の必須条件となっている程。
ワインライターが「とりあえず品種覚えるのにコノスル」とぶん投げるのがここのスタンダード~レゼルヴァクラスで2014年現在一本1000円前後。つよい。
私としては、最近出始めたシングル・ヴィンヤードシリーズが価格と味が絶妙でオススメ。つよい。

♥ビスケルト

じゃあ、とりあえずコノスル様を超えそうなワイナリという事で私が注目してるのがこちら。
チリの海岸周辺の大手さん。近年、妙に出来がイイ海ワインを作っていて、非常に私好みな事が多い感じ。
コノスル様に比べるとずっとシックで大人のアニメという印象。フランス対抗馬系の鑑。

♥ヴェラモンテ・リテュアル

有名醸造家が安いワインを作っている事も多いチリ。
代表例として、コンチャ・イ・トロ系とポール・ホッブスというエライ人が組んでいるピノ。とにかくしょっぱい!というがんこラーメンみたいな職人芸が毎年のウリです。
これは大分、好みを左右するタイプなのですが、故に体験するとチリのバラエタル差に驚くハズです。

☆カリテラ
チリならばこの価格でも「自社畑」だったりします。
だって、広大だもん!しかも日本のド大手が仕入れているというド定番タイプ。
レストランにこれがおいてあると、ビールを何入れてるかわかっちゃうノデス。

・アルゼンチン
特徴:マルベック種主体、コルク主体、大手産業多めで標高差で語る山ワイン、妙に水墨画や筆絵っぽい事が多い

マルベック大国、というより本家フランスのお株を奪った数十年前からずっと「期待の新境地」の国。チリと良く比較されます。
チリよりはバラエティーを重視しておらず、大体が「マルベック」「マルベックとカベルネやシラーを混ぜたエルミタゼブレンド」であることが多いです(大手はたまにピノを作っている)。
ここは内需が高めで日本に入ってくるのは大手ワイナリであることが多く、取り扱いや輸出関係上割りと平均値段が高かったりも。
大体は山で作っており、標高差で出来上がる葡萄の差が出やすい・・・のですが、初心者は全然無視して買って大丈夫。
基本的にはマルベックと書いてありますし、マルベックの傾向は似やすい為、馴れると買いやすい地域でもあります。
欠点は「そのマルベックが合わないと全滅する事」があげられます。
良くも悪くもマルベック頼み。挑戦者が少ないものの、知っておいた方が私は得をすると思うノデス。
なにせ、思い出せる範囲では世界で唯一「フランスからお株をほぼ完璧に奪った品種がある」国ですからネ。

アニメに例えると:少年チャンピオン。バキ、弱ペダ、浦安、ジャン、イカなどなど人気タイトルがあるのに何故か少年誌の4番手扱いを拭えない。マニアっぽい人が「いや、チャンピオン面白いよ」と言うけれど、何故か手を出しにくいという。

♥カテナ(スタンダード&アラモス)
カテナ  マルベック [2012]Cat...

カテナ  マルベック [2012]Cat...
価格:2,149円(税込、送料別)



アルゼンチンの大企業にしてもっとも手に入れやすく、そしてわかりやすいメーカーです。
スタンダード版のマルベックが、「マルベックとは何か」を語ってくれます。
また、安いラインのアラモスの出来は要チェックやで!

☆トリヴェント

同じく大手であり、色々なバリエーションがあります。
全体的にみると、カテナのライバル的ポジションであり、当たりシーズンとハズレシーズンが結構明確です。
当たり年はケース買いしてもいいかなぁというぐらい良かった。2014年現在、そろそろインポーターが変わるそうで、値上がりが濃厚な模様。イヤネー。

☆チャカナ・エステート

こちらもパーカーワインですね。または神の雫最後のデイリーワイン(これを最後に神の雫で人気の~~みたいな宣伝が出来るワインがなくなりました)。
マルベック系の中でも濃密よりの作りになっているのはやはり現在のパーカーっぽさがあります。
なんか良くわからんモンスターも含めて、らしさがあふれる一本。

☆カリア

割りと最近出来たワイナリで、そこそこの賞をもっているとかいないとか。
今のところ意外なほどスマートなワインをマルベックで作れるのだという立証になってくれているワイナリかな。

・ドイツ
特徴:赤はシュペブル、白はゲヴェルツやリースリングなど・低価格帯に限ればスクリュー多し・土地柄重視・伝統のお城柄が多め

元3大ワイン国。90年台前半ぐらいまでは、「ワインといえばフランス、イタリア、ドイツである」という感じだったみたいなんですけれど、今ではドイツワインのラインナップが少ないケースの方が遥かに多いと思います。
理由は色々考えられまして、私は
「大手メーカーが一時期ドイツをウリにしてたのにフランス中心の販売戦略に切り替え廃れた」
「甘い白ワインオンリーみたいな状況だったので赤ワイン信仰派や甘い酒犬猿派に嫌われた」
「日本料理との相性をウリにしてるけど、じゃあ日本酒のむぜ~というユーザーが大半だった」
「文字が読みづらく独自の規制とか覚えようとすると面倒」
この「売れない四天王」ではないかと。取り扱ってるショップ率も少なく実はお店でドイツワインを買う事自体が結構難しい。
ただ、逆に当時から言われていた初心者にもいい甘いワインが多い事実や世界情勢の転換から、ドイツを再見する方も増えている・・・・・・多分!
頑張ってるインポーターさんが存在しており、それらワインの美味しさは極めて良好。
ドイツの最大の特徴は、前述の通り白には甘めなリースリング種やゲヴェルツ種があり、赤も糖度のある凝縮したシュペート・ブルグンダー種があること。
特に、安ワインとしてはドイツピノ・ノワールことシュペート・ブルグンダーは味の好みに合えば概ねハズレなく驚異的な美味しさを見せてくれます。
リースリングも独特のオイリーさと甘さの世界観にハマると、シャルドネ種なんて呑んでる場合でなくなります。
また、糖度が高い=割りと日持ちするという事もドイツの特徴。白赤ともになが~く飲んで雑になりにくいのです。
葡萄品種毎の傾向はあるものの、方向性はハッキリしているので意外なほど適当に買ってもOKだったり。
特に土地と制度を覚えるのは後回しにして、品種名(シュペブル=ピノとか)だけ頭にいれて飲み始めるととてもほっこりした気分になるハズ。
欠点は前述の通り・・・特に買う場所がなかなかない事。いいドイツの体験はドイツマニアだけの特権にするのはもったいない!

アニメに例えると:ロボット&SFアニメ。専門用語とかが唐突に出てきてわかりづらく、マニアオンリーみたいな空気が漂うものの本質の筋書きやテーマはわかりやすかったり。清純派ヒロインとロボが世界に巻き込まれていくような壮大なものも存在。


☆シュロス・フォルラーツ

某大手が現在提携してるんですが、フランスワインの幅を減らしてドイツをもっと入れるべきという見本。
というか、常に大手と提携してるなかなか日本寄りの伝統的特級ワイナリーです。
カジュアル向けの1573が充分にいい感じの仕上がりであり、上級シリーズも通じてオススメ。スクリューだしネ!

☆ゲオルグ・ブロイヤー

辛口リースリングがいい場合はここ。かなーりミネラリーで硬派なワイン造りをしています。
このワイナリーは実は「低価格帯でも寝かせてもいい」という超レアケースのひとつだったり。
クールなワイン造りの代表例的で、キッチリとした味わいと食事への使いやすさがグッド!

♥ベルンハルト・フーバー

最近お亡くなりになられたと聞き、私的に今最も購入すべきワイナリーのひとつだと思います。
ドイツのシュペブルの頂点。とにかくここのシュペート・ブルグンダーは飲みましょう。一個ランクが上のマルターティンガーがよりオススメなんですがギリギリ5000円超えるんよね・・・・・・

☆ベッカー

割りとマルチに美味しいのがこちらのキツネさん。最近値が上がってるっぽいんですが、それでも低価格ならこれぐらいで。
最上位は万円超えるというカリフォルニアレベルのピノになるんですけど、ベーシックとして是非おさえておいて。

♥シェルター・ワイナリー

小規模もドイツはつよい。ちょっと使い勝手が難しいものの凝縮感タップリの味わいをみせてくれます。
大手よりもブティックだよね~な人はひとつ試しに。紅茶系のオシャレさあふるる味わいはドイツ赤の実力をくっきり感じるでしょう。

南アフリカ
特徴:タージュという地品種もあるが国際品種が今注目・コルク率高めだがスクリューもたまに・技術介入が進行中、ロースト香がチリ似・文字列配置が多め?

現在(2015年)ブームが起きている産地、といえば「日本」・・・・・・ではなく、南アフリカだというのが世界レベル。
そもそも、日本では「kwv」というド大手量産品ぐらいしか入荷されていなかったわけですけれども、小さなインポーターさん達とかがこっそりと入荷し始めてその実力が段々とヤばいものだというのがわかられている・・・というのが現在。
また、ピノ・タージュという品種が知名度が高いのですがこれはどちらかというと「栽培しやすさ優先系(マスカットベリーAとか)」の品種でそんなに優先しなくていい気がしています。
産地もまだまだ開拓中。覚える要素は今は少なくすんでいます。
特徴として、ロースト香が漂うダーティでハードなスタイルのクラレットやシラーが出来上がります。
チリにニュアンスとしては近いのですが、チリよりも本格っぽい雰囲気を晒しています。
同時に、酸やタンニン要素が強くワイン慣れしていない人にとっては「なんか苦い」とうつりやすく、またロースト香が苦手な人にはキツい産地であることは弱点でしょうか。
全体に価格の割になんかイメージとしてパッとしなかったり、そうした初心者お断りな部分があるため、南アフリカのヤばさを知っているソムリエだとか多国籍型のワイン通がこっそり買っていく国です。
なので、いきなり南アフリカをじゃんじゃん呑むのは推奨しませんが、「ワインも色々のんだなぁ」と思い始めた頃に進行すると目からウロコであります!

アニメで例えると:個人的には「さとうけいいち作品」みたいな印象(ビックオーとか、タイバニとか、アフロのバハムートとか、地球静止とか)。萌え要素よりも作画のレベルとか世界観で話される大人なタイプ。ちょっと根暗で、人物の唇がリアル寄り。

☆KWV

昔はココしか南アフリカワインはなかったんですよ。日本語フルで「南アフリカワイン醸造者協同組合連合」
ここを国が運営しており、マンデラ大統領が91年にアパルトヘイト開放し97年にKWVが民営化してからが南アフリカのワインのスタートと言えます。
で、そんなKWVなんですけど実は意外と最近できたこのシリーズなどはそこそこの実力があったりして侮れない!

♥ル・リッシュ・ワインズ
[2012] Le Riche Wines Cabernet Sauvignon - Le Rich...

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カベルネの出来が実にチリ寄りで、かつ高級ドが高いという通が欲しがる要素をこの価格で持ったスゴイ級カベルネ。
シックでじみーな、なんか錨マークとかついてるラベルからは想像出来ないほどクールな一杯です。

☆ネイピア・ワイナリー

某店名物ソムリエが大推奨しまくっているワイナリ。ついでに、2014年リアルワインガイド旨安大賞もとっているし、その某ソムリエがワイン推薦人写真にいた段階で私は
「あ、ネイピアが今年の旨安かぁ」
とページめくるまでもなく解らされたワイナリ。あれ、ミステリならネタバレ写真ですよ。
リアルワインガイドにも書かれていましたが、イタリアっぽい根明さをもったスタイルで、これまたワイン通向けかな。

♥ムーンライト

如何にも安そうなフェアトレードを謳い文句にしちゃうようなワイン・・・・・・なんですが、これが低価格帯らしい美味しさを良く体現しています。
フィネスとかそういう高級感ではなくフレンドリーなキュートさ。こういうのもまた、ワインであり楽しいキャラですヨ。

♥ブーケンハーツ・クルーフ

マーク・ケント様はスゴイ。以上。

♥ポール・クルーバー

白やピノもベラボウにヤばいことを証明してしまっているワイナリがここ。
私個人ではシャルドネしか試していませんが、ケース買い級でありモンラッシェ不要論を提唱したくなる実力。
名前がなんか中二病なのも個人的に好きだったりします、オススメ!

♥フェアヴュー(ゴーツ系)

シラーも問題なくヤばい、という南アフリカのヤばさ・・・・・・
ヤばいのは味だけでなく、これはラベルもフランスのパロディでヤばい(ヤばいばっかりだネ!)
そして、この価格で完璧にフランステーブル味めいていて、文句なしにオススメが出来てしまうのです。

・イタリア
特徴:地品種大国・ほぼコルク・低価格帯も高価格帯も博打度高め・紋章が多く、イラストが効いたラベルは最近の生産者

なんと!イタリアはまとめる事にしました!!
理由は「区分分けすると文章が大変な事になる」のです。カタカナが最高に多くなりますし、私自身が正直プーリア辺りとかサッパリですし・・・
低価格で絞った場合、最も当たり外れが出やすいと言われているのがイタリア。というのも、有名なキャンティやバローロすら当たり外れが大きく、更に低価格の場合地品種の割合が多くなるので必然未知のアイテムだらけという事になります。
大体がして、肝心とされるサンジョベーゼやネッビオーロがそもそも地品種。全てが別の味わいだと改めて思った方がいいです。
白も赤も実はまだ発展途上と言われる程、他国よりのんびりと作ってきた経歴があって、または実験ワインを今作ってたりするような状況です。大国でありながら、ヘタすると新世界より確定的な要素が少ないという。
一方で、イタリアは「専門化する」人が最も多い国であるようにも思います。土地単位でのマニア度はブルゴーニュのが上なのですが、国全体を推進する人がイタリアは多いように思います。
そうした目利きから教わることが最も大きく、迂闊に手を出すと酸味が強いばっかりのダサワインに当たる事もしばしば。最もアドバイスを受けた方がいい国。
わかりにくさとスタートしづらさが最大の欠点で、一度ハマると他が見えなくなるのがイタリアン。
明るい突き抜けて個性の強い感覚が料理にフィットした時の爆発力はすさまじいのです。

アニメで例えると:明るいコメディ作品。ドロドロやラブ要素は薄めで、割りとご当地モノやお仕事モノっぽいタイプ。最近だとSHIROBAKOだとかヤマノススメみたいなのが引けると当たり。ハズレを引くと面白くない可愛くない脚本でイライラさせられる思ってたヒロインが全然出てこないと・・・・・・苦渋を味わいます。

♥スアヴィア

意外なほど方向性的に定まりがあって当たりを引きやすいのがソアヴェという白ワイン。
洋梨感覚のある事が多く近年はまったりとした作りのものが増えています。その中でも最新の作り手がこちら。

☆アンセルミ

そんなソアヴェの代表選手なのに「ソアヴェって名乗ってない」のがアンセルミ。
わかりづらい!これがイタリアというものの難儀なところ。この国の制度を名乗らないという手法は有名どころから三流ワイナリまで使っているのでさぁ大変というのがイタリアナノデス。

☆カザマッタ(b・bグラーツ)

最近系っぽいのの代表格として、スーパーでも良く見かけますね。最近になってNVにわざとしてある様子。
基本的には軽いサンジョベーゼらしさが中心にちょっとだけ垢抜けた感覚。ワイン単体で呑んでも正直パッとしないのでパスタ茹でましょう。

☆マァジ(カンポフィオリンなど)

ヴェネト州ではアマローネという製法があります。その中でも王道を往くメーカーがマァジ社。
低価格帯のカンポフィオリンなどの銘柄がクセが強すぎず、かつリパッソ製法など特徴的な事をしておりブレは少なめで贅沢感の高い仕上がりをみせます。ヘタに安いサンジョベーゼやネッビオーロやスーパートスカーナを名乗ってるモノよりはコレ。

♥ラ・カラブレッタ(ヴィナイオータなど)

かなり好みを分けそうなワインですが・・・私が好きだから紹介!
シチリアの地品種、ネレッロ・マスカレーゼの自然派を最安値で楽しむならこのワイナリ。色々試したのですが、ネレッロならここで十二分に堪能できます。また、イタリア地品種のバリエーションというものを感じ取ることが出来るでしょう。

・ドラキュラ地区(ブルガリア、ルーマニア)
特徴:すべてが発展途上的でカオス

はい、私の造語です。ドラキュラ伝承がある新興国2つ、沢山あるわけではないのでまとめる事にしました。
気候や地形の違いはなるべく無視してるこのコーナーならネ?ダイジョブダイジョブ。
これら2つの地域は、どーにも「変わり種」で「安い」地域という感じでその点は2つの地域も割りとわかっている様子。
全体的にチリ辺りと同様に海外からの資本や技術革新が今、起こりつつある状態でまだ可能性が未知数なのです。
個人的にはブルガリアは地品種のマルヴッド種とルビン種が濃い口ワインとして超オススメなのですが、それも今の傾向なんであって今後現れる(日本入荷される)ワイナリがどーなるか、そもそも世界がどれぐらい技術を改革していくかが不明です。要するに大博打を打つことになりますが、ダメ元で買ったら美味しかった理論は発生しやすいので、ヘタに他の国の同価格でガッカリするよりはいいのでは?とも思います。
あくまでもまだ未知数、故にこれから参入しやすくもあるのです。敢えてのチャレンジがしたい人にはオススメ!

アニメで例えると:全く新しい声優や監督やスタッフチームの作品。
無名なところから一気に脚光をあびるダークホースと化すのかダメなのか・・・・・・最近で言えば、まとめてアイドルマスターシンデレラガールズキャラなのかも?(無名声優が多い意味で)

♥テラ・タングラ

出ました、私のゴリ押しワイナリー。
何故ゴリゴリしているのかというと、圧倒的にパワーが強く日持ちが良かったりもするぐらい濃いから。
赤白問わず3日ぐらいヘーキヘーキ。そういうおおらかかつ力強さがあります。故にちょっとコンディションを選ぶのです注意。当ブログ2014年ベストバリュー伊達ではありませんぞ。

♥エニーラ
[2009] エニーラ(ブルガリア/赤ワイン)

[2009] エニーラ(ブルガリア/赤ワイン)
価格:2,138円(税込、送料別)


ラ・モンドットの伯爵が手がける~という触れ込みで売っていますが、本格的にボルドーを感じさせてくれよう一本。
ブルガリアの地力をひしひしと感じさせる仕上がりであり、またブルガリアがトレンドになれる可能性を垣間見せます。
日持ちもいいんですよね~。

♥カストラ・ルブラ

ブルガリア代表として、ミッシェル・ロラン先生がプロダクトしているワイナリ。
けっこー種類が多く、しかもインポーターがばらけてるっぽいので全容を把握しきれなくて苦労なうデス。
基本的には、飲みやすく濃い口の模様であり、基本的には国際品種をベースにしてる事が多いですね。
そこに聞きなれない品種が入ってたら「あ、カルトワインめいてるんだな」という認識でイけるハズ。

☆イロモノ系(内容不明)

ルーマニアのインポーターがヤっちゃってる感満載のギフトなどは、新興国ならではかもしれません。
味はちょっと試してないので不明^^;(ソーリー
以前、展示会で箱を見たことがあるのですが、贈り物のインパクトとしては面白いので今後見て行きたいところであります。

・アメリカ(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン)
特徴:国際品種+ジンファンデルなどなど多数・たまーにスクリュー・低価格帯は大手生産率激高・シンボルマークが低価格は多め

個人的には、州どころかリージョン区分けしたい地域ではありますが「低価格帯で」見た時には大きくアメリカ産と見た方がわかりやすいように思います。
高額になると畑の個性などが見えてくるのですが、低価格帯の方向性は大体似ていて「甘い」のが特徴。
甘さ重視の国、といえばドイツなのですが次いで甘さが強調されたワインが多いのがカリフォルニアの低価格帯です。
飲みやすく甘みが強く酸味が目立たない、というのが大手ワイナリーの大体のパターンなのです。
それは多分、アメリカが買収&買収&買収!!!でどんどんと大手会社が買っていき、監修が入るせいだとも土地が広めで作り込みをしっかり行うところでもあるからかなーと。
整い自体は外しがなく、ある意味では日本の大手ビールみたく絶対の感覚が備わっているとも。
バニラ&チェリーという、なんかコカ・コーラのフレーバーで出てきそうなワードの味率がちょい高めでジャンキー。
代表的なワイナリーのモノを一つでも飲めば「ワインとは甘いのだ」と一撃でわかるぐらいにどれを買っても甘味が良く出ています。それは品種を超えて。
その傾向が好ましいかどうか、それがアメリカ低価格の攻略の鍵であり、そうした中から「甘いだけでない本格を探す」のがワインを買う側の命題になりがちです。
欠点は「甘さ故に安っぽいことも多い」「意外と不作の影響を受けやすい」辺りはよくよくぶつかるでしょうか。
……ぶっちゃけましょう。アメリカはこのコーナー向けのラインナップよりもワンランク上からが本番!
3000円ぐらいからが本当のスタート、出来れば5000円台以上を。同じワイナリでも低価格とクッキリと価格差があったりします。
または、「アメリカ大手の海外進出版」の方がやりたいことがやれてるケースが多いです。土地とか制限がキツいのです、アメリカも。

アニメに例えると:低価格帯に関しては「人気アニメの低予算版宣伝アニメや5~15分アニメ」な出来のパロディ作品が多く、ときたま大ヒットするが基本はゆるい。カートゥーン・ネットワークな雰囲気も。
高価格帯になると一気にハリウッドやらデズニーめいて世界最高峰を思い知らされるのだけれど・・・・・・

♥Kヴィントナーズ(チャールズ・スミス・ワイナリー)

ワシントンの最もイケドンなワイナリー。
そう、ワシントン版ローヌレンジャー系の派手なラベルだけでも楽しいワイン郡。
それと同時にちゃんと「ワシントンっぽさ」がある。派手さの割に結構飲みやすい。オージーにも通じる良く作ってみた感覚が実に良いのです。

☆ロバート・モンダヴィ

ありとあらゆる意味で、「アメリカを代表しちゃってるワイナリー」だと思います。
まず、「作り手は歴史の教科書に載るクラスの偉人、ロバート・モンダヴィ・・・・・・とは今は全然関係ないグループが運営」
次に「ワインのラインナップがめちゃくちゃ広い。広すぎる。」
そして「低価格の傾向がシロップ的な甘さ」
などなど、まさにアメリカン。
正直、こうしたブログを見に来ている方にはオススメしない所があるのですが、ワインをまるで呑んでいない人に「ワインって意外と甘いんだよ」と教えてあげるには安く使えるかも?

☆ベリンジャー

大手その2。ド大手すぎてスーパーでもたまに見かけるカリフォルニアでしょう(インポーターもド大手ですから)。
個人的に、ド大手系のなかでは比較的苦味や重たさを演出してくる事が多いように思います。
経験だけで言えば、「モンダヴィ、ハーン、ベリンジャー、ケンダル、コッポラなどの大手のテーブルワインならどれを選ぶ?」と大雑把な質問をされた場合、私はベリンジャーかな。

☆レーヴェンズウッド

名言である「弱いワインは作らねぇ!」が有名すぎるジンファンデル系のド大手。
そういう訳で、「ジンファンデル=レーヴェンズ」みたいに思っている人もいるほど。
実はロダイってそれこそ低価格の場所、というカリフォルニア版ラングドックみたいなところがあるのですが、そこで最も名をはせているのは確か。
ジンファンデル入門に飲まれることもおおい?

♥ボーグル(ファントム)

で、ジンファンデルのブレンドまで広げるなら、イチオシはファントム君さんだったりします。
ボーグルという比較的安いワインラインナップのメーカーでありますが、買うべき銘柄はファントムにしぼってどうぞ。
ヴィンテージ毎にかなーり味わいにブレとスタイルの違いがあるものの、アメリカンな美味しさの根本を一番わかりやすく伝えてくれる怪人・・・・・・

☆ジョエル・ゴット

マルチに作っている、元レストラン系の準大手。
ド安い訳ではないですが、ド高い訳でもないという中間を行くテーブルクラスが揃っています。
個人的には白とジンファンデルがオススメかな。アメリカ版のアメリカライクなコノスルみたいな感じ。

☆オー・ボン・クリマ(ABC)

みんなだいすきジム・クレネデン・・・しかも、当ブログこのコーナー何気に5000円以下という設定にしたのでなんとフラッグシップがここにいれられる!やったネ!
アンリ・ジャイエがどうこうと言われていますが、結構樽バニラっぽさや甘さが強いワイナリーだったりします。
何気にイザベルないしノックスといったフラッグ級とそれ以下の差が激しく、なるべくイザベルとかニュイ・ブランシュといった高額帯を買うのがオススメっです。

♥ヴィッラ・マウント・エデン(ビエンナシッドヴィンヤードシリーズ)

テーブル価格、とはイイませんがしかしちょっとした熟成がかけてあるグランクリュがこの価格というのは恐ろしい話。
高級ワインの味わいがたしかに存在してこの価格。アメリカという枠を飛び越えてスーパーバリューです。

☆パシフィック・リム

元ボニー・ドゥーンワイナリ傘下、ワシントンのリースリング系ワイナリ。
面白いラベルが価格以上に派手であり、甘みの多めの味わいも踏まえてなかなか・・・なのですが、今回は亜種のユーフロリア。
ミックス白で、「雑に扱ってもなんか旨い気がする味わい」は飲料をダンボールで適当に放置するアメリカ文化すら垣間見せます。

・フランス(色々)
特徴:ここで作られてるとほぼ国際品種・コルク大国・テロワール過剰主義・絵柄でなんとなく生産地がわかる?

世界初、初心者向け低価格のワインガイドで「フランスワイン」を「フランス」でまとめた記事であろうと思います。
なぜなら、一般的なガイドは「フランス各地をベースにして、各国に飛んで行くのが定石だから」です。
私はそれはアカンと思っている訳。フランスは最終到達地点です。
フランスの特徴は何と言っても
「ほぼワイン法重視で、そこに誇りがある。違法は徹底して隠すしバレると評価にかかわる。変なブドウ樹入れると迫害される」
というぐらいに、地域の法に絶対的だからです。
その為、どの地域がどのぶどう品種の地域なのかを覚える必要があります。フランスは暗記必須です。
「ボルドーにピノ・ノワールのワインは存在せず、またブルゴーニュにカベルネ主体のワインもない」のです(この辺りは詳しく書くとそれだけで一本記事が作れます)
トスカーナやナパだって「え、人気らしいからカベルネ植えるけど何か?法が悪いんじゃ!」「サンジョベーゼとか試しちゃうよ??」って事があるのですがフランスでは皆無。
現地ではあるのかもですが日本にはほぼ輸入されてないと言って良いです。
つまり、地域さえ覚えれば好みの味わいを見つける事が出来る。
逆に言えば覚えないといけません。
ワイン初心者本はほぼ100%、覚えさせようとします。そのくせ他の国は次のステップとしてイタリアぐらいは地域差を提示しますが、他国は「国単位」で見ます。それぐらい、他の地域は「差を覚えると楽しいけど、覚えなくてもいいよ」ということだと思ってください。
では、早速フランスの地域を覚えて見ましょう。
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、アルザス、ロワール、プロヴァンス、ローヌ、ラングドック&ルーション、コルス、ジュラ、サヴォア・・・・・・
更に、地域中には「村や畑の区切りによって階級がしかれている。そういうのに厳密でないとルージュ、ブランと称される」事も覚えることで楽しめるようになります。
日本でいえば「東京都渋谷区渋谷一丁目のワインは100万円、三丁目だと89万円」みたいな感じ。
ボルドーでは左岸だけでサン・テステフ、サンジュリアン、マルゴー、カントナック、ポイヤックなどなどの村(地域)とそれぞれの土壌があり、更にそこにシャトーが格付けや格付け外で評価の高い野良スーパーシャトーが存在したり有名人がお金稼ぎもしつつ作ってる分家があったり、右岸には右岸でサン=テミリオンを中心に衛生地区があってその中には実は元祖ガレージワインを作るポムロールがいて……もろもろ全部覚えるとボルドーは取り敢えずOKわかりやすい地域ですね次はブルゴーニュでこれはニュイとボーヌの区切りがあってクリュ(畑)をベースとした考え方になっており生産者でも畑ごとにモノを作っていてYAー!YAー!YAー!
ええい!うるせー!!めんどくさいはコノヤロー!!!ついでに熟成しないとダメとか言い訳すんなオラーッ!!!!
よって、当ブログでは初心者向け地域では決してないと判断しています。ここの地域名覚える前にオージーニュージー呑んだ方が絶対楽。
更に、この国はコルクの質が良いのでコルク国家です。安くてもほぼコルク。それも拍車をかけて初心者や低価格をガバ呑みする人向けではない。
ただし、マニアックになる人は概ねそうした要素を覚えますし、覚える要素の多さがフランスの楽しさです。テロワール概念に感動し、格付けと伝統性を重んじるならばフランス以外はありえない。
・・・・・・この長さでまだ半分!ここからこの国の安ワイン事情を垣間見ます。
一言で言ってしまうと「フランスワインは高くなってからが本番だし、安いワインは他の国で買うべき」というのが私だけでなくワインファンの通説であったりします。
漫画もやしもんフランス編でもそのことを屈辱的だと書いていますネ。
土地が高く、伝統の為に制限が多く、そのくせ畑は広かったり本腰入れてなかったりする。
そのために大ハズレのワインが非常に多く、良い物を探すのが難しい。「ボルドーの安い金賞ワインなどは世界一つまらないワイン共だ」とはネッド・グッドウィンMWが言ったとか言わないとかいう話ですが、多くのワインショップはその世界一つまらないワインをバリューデイリーとして推奨しているのが実情です。
また、そういうのを買って「ワインって不味いしコルク抜くの面倒くさいよね」という負のループに陥る人も多数。F☆☆K!
よって、どの地域でも厳選したアイテムを探す必要がありますが・・・・・・人にそんなお金の余裕はありません。
それでもフランスの安いワインを呑みたい、というのであれば
「ここ10年の間にテーブル帯なのに500円以上平均的に値上がったワイン」
というのは、皮肉な話ですが探しやすいかもしれません。あとは生産者を覚える・・・・・・と言いたいところですが、この地域は「あの有名シャトースタッフによる格安ワイン!」が全然雰囲気やポリシーを感じられず駄作率がアメリカ以上に高い。
結局は地域を覚えなければ始まりません。ボルドーやブルゴーニュやシャンパーニュにこだわらず、いろんな地域を呑みまくるのが何だかんだ言ってスタートとなります。
比較的攻めやすいのはローヌ、アルザス、ブルゴーニュの3つの地域。なぜならこの辺りは有名生産者が作ってる安いのが比較的妥当だから。ラングドック&ルーションが安旨定番と言われていますが、スペインに近いイレギュラーな存在なので私は疑問。その他地域は案外手に入れるのが難しい事が多く選択肢が広くなかったり。ボルドーはとりあえずスルーがオススメ。
一応、私的に好きなワイナリを今回ピックアップしてみます。これが本当に難しい。

アニメ的に言うと:少年ジャンプアニメないし漫画。テレビですら肯定的に扱うような世界最強漫画雑誌の看板。
ですが、実際面白いの?と思うこともひとしきり。実際は面白いのと面白くないのの差が激しいのです。そもそも、看板漫画が面白くない事も多いのですから・・・・・・

☆カプ・ド・フォジェール(ボルドー右岸)

上の例でいうと「近年500~1000円値上がった、有名シャトーの分家ワイン」です。
あんまり賞をとってるでもない一見地味な印象ですが、メルロ主体の右岸らしさを体感することが出来る存在です。

☆ヴュー・ロバン(ボルドー左岸、熟成系)
1997 シャトー・ヴュー・ロバン

1997 シャトー・ヴュー・ロバン
価格:2,066円(税込、送料別)


「でもやっぱり、フランスの熟成が最強なんでしょ?」という方に最適なお値打ちで10年以上熟成がこんな感じ。
同時に、基本的に年号が古いほど「博打率が高い」ので、紹介しといてなんですが毎回旨いとは思わない事。

☆グロ家(ブルゴーニュ、ニュイ側)

近年値上がりまくって残念な事この上なくブルゴーニュファンが悲鳴をあげておりますが、名門で良心的な価格を求めるのが今のオススメ。
グロ家はその条件をしっかりと満たしている、今のところ。

☆ヴェルジェ(ブルゴーニュボーヌ側)

白ワインの魔術師などなど言われがあるギュファンのシリーズは意外と安かったり。
結構樽感が多いスタイルだろうと思っていますが、超低価格帯は不明。らしい作りは見えますヨ。

☆フェブレイ(ブルゴーニュ大手)

ブルゴーニュの大手で有名なフェブレイ。パーカーの事変とか色々乗り越えつつ、今も王道のブルピノをガツガツ作ってます。
比較的手に入れやすいのも悪くないかなと。

☆ギガル(ローヌ北側)

安いフランスワインといえば、E・ギガル。そんな風潮もありますネ。安い理由は生産量の多さ。地域最大の畑購入力でガシガシ作ってる。故に現地では嫌われてる説もあります。
意外と固いワインだったりする事も多く、日にちの差がわりとあるかな。値段はさすがのやすさ。

♥ジャン・ルイ・シャーヴ(ローヌ北側)

世界最強の作り手のひとつであろうシャーヴ家。その理由は勿論本家の2万もするエルミタージュが最高なのもそうですが、こうした低価格でもかなりイイ感じに仕上げてくれている事。
ローヌで買うならちょっと高くてもシャーヴ様。これ豆な。

☆サンコム(ローヌ南側)

神の雫でとりあげられて以来、割りと売れているワイナリ。確かに実力派結構あります。
ギガルやシャーヴ様とは本拠地が違いますが、低価格だとそれほど差はないです。

☆ジョエル・ロブションシリーズ(ローヌ)

ポール・ジャヴレ・エネというワイナリとの共同開発で、意外なほど良くバランスがとれたモノだったりします。
低価格ローヌは意外と重たいバランスな事が多いのですが、コレはこなれた感じを最初から見せてくれて扱いやすい。

♥ラ・パッション(ラングドック)

地域の組合で作ってる系ワイン。実は私、これは知った頃から毎年買ってます。なぜならラベルがカワイイ!
定番安ワインの中では結構強めでタニックで固い事が多く、上手に扱ってあげないと真価を出せないのも特徴。良いタイミングで呑むと優れたコスパを感じるハズ。



COMING SOON・・・
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COMMENT

いいラインナップですね。
私的にも安ウマお馴染みのワインもありーの、
知らないのもたくさんありーので楽しいです。
特にオーストラリアはほぼ守備範囲外なので勉強になります。
ていうかオーボンイザベルって5000円以下で買えるんですね…これは買わねば。

私も最近ちょっと目的があって、品種別(国際品種)に3000円台までで
ワインを知らない人に勧められるワインをピックアップしているのですが、
チョイスがなかなか難しいです。
特にこの価格帯はニューワールドに偏りがちなのですが、
できればフランス、それも本場北仏のものも是非紹介したいので
難航しています。
こちらの記事も参考に考えてみますね!

| 斉田夏樹 | 2015/01/10 17:21 | URL |

> 斉田夏樹様
うぇるかむ!

>安旨お馴染みのワインもありーの・・・
書いてて意外と「人によって安旨定番って違うのかな」とも思いもしつつ自分の定番&世間的なモノを書いています(この度のモンダヴィとか)。
オーストラリアは結構「ショップによってラインナップ差が激しい」ので新世界に強いショップだとかなり楽しくなんだこりゃーって言いながら買うことが出来るんですが、逆に弱いところだと本当にカンガルーのアイツしかいなかったりしますから^^;

>オーボンのイザベルが5000円以下
ここ数年、なぜだか異様にオーボン・クリマは値段が安くなっています。某お高い設定のエノテカですら7000円いかないハズ。
昔からその値段で維持してるって訳でもないっぽいので本当不思議です。

>品種別に3000円台まででワインを知らない人に薦められるワインをピックアップしている・・・・・・
というか、まさに私がやりたいのはソレであります!!!
こういうコーナー、記事トップにも書いてる通り「ワイン初心者本」では必ず出てくるんだけど、なんかピンとこなかったり古かったりなので自分でピンとくるものをと。
テーブルのオススメ道は本当にむつかしい。

>できればフランス・・・
そして、当ブログがまだフランスに手をつけてないのはソレであります!!!
カリフォルニア、でなくアメリカでくくったまでは良かったんですが、イタリアとフランスは法律設定とかの関係で「まるで国が違うみたい」なんですよね。
フランスのテーブル価格帯は本当に「数だけ多くてトーシロばかり、ただのカカシですな!」みたいなのがゴロゴロしていてロクにピンとこないというのが難点でありますネ。

>北仏
ええと、シャンパーニュとロワールであります?
うーん、シャンパーニュはこう、3000円アンダーのを片っ端から見ていくしかないのだけれど、それならフランチャコルタかカリフォルニア泡飲もうって気もしちゃうという・・・・・・多分、もっともテーブル価格帯探すのが難しい気がしてなりません。

まだまだ記事は未完ですので、地道にやっていきます。どうぞ、参考になれば~

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/01/10 23:33 | URL |

いつも楽しく拝見しています。久し振りにコメントさせて頂きます。
ブログ内でのシュペブルの記事を拝見し、ベッカーやフーバーを飲んでその美味しさに驚きました。普段ピノを飲む時はコノスルや村名ブルゴーニュばかりでしたが、今後はシュペブルをメインに飲もうかと考えています。シュペブルの美味しさを教えて頂き有り難うございました。
話は変わるのですが、私はYJにて連載中のテラフォーマーズや東京喰種が大好きです。今後ブログ内でネタとして使って頂けると嬉しいです。(笑)

| 山田 | 2015/04/02 21:11 | URL |

>山田様
うぇるかむ!

>久し振りにコメントさせて頂きます
当ブログコメント大歓迎でありますので、ぜひぜひまたコメントしてやってくださいまし!

>ブログ内でのシュペブルの記事を拝見し、ベッカーやフーバーを飲んでその美味しさに驚きました。
ブログ冥利につきる!
やっててよかった感とてもしますね。でっしょー、シュペブル美味しいでしょー!
冷涼および激しい斜面地域ならではの凝縮した果実感と甘味が特徴的であり、かつ高品質な事が多くてピノとして高品質な確率がとっても高いんですよね。
フーバーやベッカーの実力の高さを味わっちゃうと、ブルピノ買ってる場合でなくなると思うッス。あの辺り、ハズレなく美味しいから私もついつい買っちゃいます。

>普段ピノを飲む時はコノスルや村名ブルゴーニュばかりでしたが、今後はシュペブルをメインに飲もうかと考えています。
あ、コノスルのピノ結構美味しいですよね。
上でも書いてますがシングルヴィンヤード版の出来とかすごいイイ。
村名ブルゴーニュとシュペブルって作りの傾向がハッキリ違うので、単純な比較がしづらくはありますが・・・・・・うん、個人的には圧倒的にシュペブルのが美味しい事が多いしブルゴーニュは値上がり激しいのでシュペブルメインへ移行するのはオススメ度高め。今や村名5000円はしますからネ・・・・・・それでハズレ多いってやってられません!
極端に言えばブルゴーニュ全般を「繊細でエレガント」と見るか「貧弱で味気ない」と見るか。後者の場合はシュペブルのが確実デス。

>YJにて連載中のテラフォーマーズや東京喰種が大好きです。今後ブログ内でネタとして使って頂けると嬉しいです。(笑)
むむ、テラフォ・・・・・・どこかでも書きましたが、私は進撃の巨人以降にみられる
「モブに名前をつけて即死させるサバイバル系」
が苦手なんですよね^^;
それでもテラフォは途中まで読んでますのでなんとかネタに出来・・・・・・る域までは読み込めてないので(なんかオッサンとメガネの人が可愛かった覚えがある)もちょっとしっかり読んでこようかなーと。
東京グールは更に未見。アニメ化もしてたのにスルー気味だったので、こちらも今度読んでみようかと。
どちらも割りとハードな世界観と能力バトル的な要素を持っていたように記憶していて、パッとしたイメージだけだとスペインモナストレルが浮かびます。濃い画風のイメージとしてですが。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2015/04/03 00:30 | URL |















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