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速報:2014ボージョレ・ヌーボー自然派4種比べてきました――トラン、ラピエール、パカレ、ラフォレを見る

うぇるかむ!
速報!!なんて書くと大それてるっぽいですが、ようするにボージョレ・ヌーボーを飲んでまいりました!!!
当ブログ、ボージョレ・ヌーボーに対してはあんまりいい印象がないんですが地元で解禁直後に呑むイベントがあった以上、参加しないわけにいかなかった!!!!
しかも、このイベント、19日・・・つまり昨日やることが急遽発表されちゃったもんだから急いで行ってきましたー。

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デデドン!
今しがた・・・ボージョレ・ヌーボー解禁と同時に飲んできたのは以下の4ワイナリ。

☆トラン・ラ・バイユ
☆マルセル・ラピエール
☆フィリップ・パカレ
☆ジャン・マルク・ラフォレ

ちゃんと解禁同刻に飲みましたよ、やったネ!レッツパーリィ!!
いずれも自然派系のワイナリです。画像が多くなっていますし、どちらにしてもヌーボーのコスパ評価は低い(どう作っても高い!)ものでありますから、点数はつけずにやってまいります。
簡易にサササーツと。

・トラン
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カラフルでボージョレ・ヌーボーっぽいラベルの一本。
何気にノンフィルターであります。ヌーボーも無濾過の時代?
デュヴッフたんと並んでボージョレの代表的銘柄のひとつで、フランス市場では良く売れているとか。
そのノンフィルター版ですね。因みに通常版との価格差は200円程度。差ひっく!
定番のボージョレの一種といえるでしょうか。

色は意外と赤紫。にごってはいません。
香りにイチゴキャンディが濃密にあり、流石に大手が作るボージョレって印象でした。
味わいはそこそこに渋みと果実のバランスがとれつつ、案外とコクもある。
バニラ要素自体は控えめでフルーティーさのほうが前面に出たスタイル。
軽いっちゃー軽いんですが、ボジョレー・ヌーボーって雰囲気をちょうど良く捉えた品でしょう。
まんまボジョレーヌーボのイメージ。可不可なく安定した味。
定番の作りという他ない、お祭りワインであります。
今回試してないものの、ノンフィルター版と通常版という比べをするのは面白そうですね。

・マルセルラピエール
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ラベルはとにかくコミカルでファニー!
ラベルだけで気分が盛り上がるんじゃないでしょうか。こういうの最高だよネ。
で、自然派にとっては常識ともいえる始祖的なワイナリー。
裏面に書いてのとおり、2010にマルセル氏はなくなられており、そのファミリーの醸造です。

色は赤みが強いタッチ。ピノっぽいっちゃーピノっぽいカラーリングかも。
香りにビオニュアンスの土っぽさと草の印象があり、中にイチゴキャンディっぽさが。
基本的にビオ感のほうが高めですが、まぁフルーティーな部類だとも思います。
味わいは・・・なんかテンプラリーニョっぽい!
ビオよりであり、果実の渋みがちゃんと出ています。
最初はそうした要素のほうが高くあるので隠れガチですが、酸味もアセロラ感があって程々良好。
言われなければボージョレ・ヌーボーだと思わないスタイルで、プラムなどの強めの果実感にほのかなイチゴキャンディが混じってる?ぐらいの混在としたバランスです。
総じてボージョレっぽいベースを確認できるものの覆っている仮面がテンプラリーニョっぽい酸やタニックさなのが特徴。
近年流行り初めている自然派スペインの流れ・・・なーんて言われたら信じる人のほうが多いハズです。
ボージョレ感とそうした自然派づくりの中間を行くスタイルは、万人受けはしないかもですがワインが好き!という人には結構衝撃的かも。

・フィリップパカレ
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自然派の巨匠その2。
DRCがらみでよくよく書かれるラピエールの甥な自然派の代表格。
「ロマネ・コンティの醸造長になる依頼を蹴った」なる日本人好みのエピソードを持つ事が有名ですネ。
で、今回のはグリーンラベルと呼ばれるもので、ここでは赤いラベルと別個のタンクで作られついでに東日本大震災のチャリティーボトルであります。
それだけ日本のボージョレ需要がある・・・と邪推もしちゃいますが、ブルゴーニュの生産者が日本に目を向けている事自体はありがたい話ですし「もっとワイン飲もうぜ?フランス人のがヨッポド日本に目を向けてるぜ??」なーんて感慨深くなっちゃいますネ。

色は非常に紫感が強く、この段階でボージョレ・ヌーボーとは何なのか?と更に哲学したくなっちゃいます。
香りにスパイスが濃密。スワリングをかけまくると要約イチゴキャンディ成分が出てきますが特に開けたては渋みとスパイスが中心となり、プルーンなどの果実味がメインです。
・・・・・・ここまで読んでお分かりの人は鋭い。そう、これ、シラーめいてるんです。
香りの段階で「ガメイっすね。ボージョレ・ヌーボーです」と答えられたら神の雫の12使徒云々に参戦出来ます。
味わいも完璧に自然派の多少うす味で良く言えばエレガントなスタイルのテーブルシラー!
山椒や各種胡椒などのスパイスの感覚が良く出ていながら濃い目のフルーティーさでドリンカピリティに溢れたシラーです・・・・・・って書きたくなるぐらいシラーめいています。
相当スワリングしないと黒果実の甘味や酸のが目立ってるぐらいで、しばらくたってからようやくガメイの青臭さやストロベリーっぽさに気がつくぐらいであります。
ボージョレ的でない濃さとスパイスの質感がとてもよく、ヌーボーとは名乗らずに
「ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール」
とする意義が感じられますなー。
自然派のワインとして秀逸なんです。よくよく出てくる「ボージョレ・ヌーボーの域じゃない」なんて宣伝文句が現実になっています。
っていうか、ヌーボ作ろうって気がここに微塵も感じない。俺のワインを作ってるんじゃー!みたいな、主張を感じる。
良くも悪くも「ボジョレーヌーボー」っぽくありません。が、ワインとしてのクオリティはかなりいい塩梅です。
ブラーボ!

・ジャンマルクラフォレ
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ラベルはとかくシンプルですね。華やかさがないのが逆にびっくりなぐらい!
リュット・レゾネで作るレニエ村の自然派ワイナリ。このインポーターさんの主力ワイナリであり、同インポーターのファンからは圧倒的な人気を誇るワイナリとなっています。
他の3つに比べると、田舎っぽいっちゃー田舎っぽい、知る人ぞ知るタイプです。

色はこのボジョレーヌーボーが一番濃かったです。っていうかあんまり濃かったので一応写真にとっておきました。
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完璧に紫やん!
ただ、香りは今回の中ではもっともフルーティーで甘さが強くイチゴキャンディを正確無比に感じることが出来ます。
香っただけでこれはヌーボーなんじゃないの?と直感出来るくらい。
味わいも王道のぬーぼー!って思わず頷いてしまうぐらいにイメージどおりの仕上がり。
いや、むしろ、イメージを強調したような甘さといちごきゃんでぃの果実とミルキィーさでした。
とにかく甘味が強く、そのほかの要素が非亀に感じられデザート的な出来です。
チープにはなりすぎず、酸やバニラの要素は如実だし、自然派っぽい土っけは軽くは感じさせてくれます。
ヌーボ、としては正しい出来といえるでしょう。同じ自然派なのにパカレやラピエールとは大きく違って、トランに近い(そしてトランのボリュームアップ版って感じに濃い)。
料理との合わせがあんまり想像つかない、それこそワインスターターやボージョレ・ヌーボーを楽しむんじゃあああって人には大きくオススメで、ボージョレ・ヌーボーってこんなんだよねーと安心して鑑みられるワインです。
ただ、「ワインとしての出来」で言えばバランス感覚が悪いのではないかと思います。
甘味の強さのため、自然派の割にドリンカピリティも良くありません。食事前の乾杯に使いづらいボージョレ。
毎年飲んでいるという今回のイベントの主催をして「こんなに甘いヌーボーじゃ普段はないのだけれど・・・」とびっくりしてました。

◆◆◆ヌーボーめいたアトモスフィア◆◆◆
というわけで、ボージョレ・ヌーボー4種類、参考になりましたでしょうか?
個人的にこの4つでは、パカレ>ラピエール>トラン=ラルジョル
と言った具合にオススメです。なにせシラーのスパイス大好きだからネ!パカレは「ワインとして」私は相当スキダゾ!!
ラピエールも自然派のワインとして存分に楽しめます。
この辺りの人達は、もはや「ボージョレ・ヌーボーっぽいもの」を作るきがサラサラなくて、自分のおいしいと思うものを作ってついでに稼ごうぐらいの感覚でヌーボーもやっているように感じました。
でないと、この出来にならんでしょう?特にパカレはボージョレ・ヌーボー名乗ってませんし。
逆にヌーボーというくくりではラルジョルがトップかもと思います。トランも同様に、ふつーにヌーボー。

また、今回パカレを飲んで改めて「ローヌ品種(シラーとグルナッシュ)とブルゴーニュ品種(ピノノワールとガメイ)は近い味にある」と考えタノデス!
エレガントなシラーはピノに似るし、濃厚なピノはグルナッシュと近くなる・・・・・・という持論は結構いい線いってるんじゃないのーなんてスノッブなりのアイディアを。
やっぱローヌはもう一度見直されるべきだと思います。自然に作ったガメイの新酒がシラーやラングドックを示すならば。

因みに、この試飲会においてファンの方は「やっぱりラフォレ最高イエー!」って言ってましたし、その主催は毎年のラピエールが好きなんだそうでやっぱラピエールが感慨深く良いと話していたり。
私は今回で、フィリップ・パカレのファンになりそうです。やっぱ女性的飲み物っていうならセクシーじゃなきゃね。

毎年の出来は測っていないのですが、2014年ヴィンテージ総じてそんなに悪くないんじゃないの?とは思っています(2013のほうが臭みがあるのが多かった気がします)。
安定と知名度があるワイナリや定番のヌーボーメーカーの実力を図るにはやはりイイ機会ですね解禁日も。

あのミーハー的に群がる客層だけは勘弁だけどネ!


という訳で、今回ご紹介のヌーボー一覧。ラフォレだけはなんと楽天では2014そのものが販売してなかったっぽい。



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