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まさかの西友PB・・・ワイン業界のマルちゃん正麺? アズダ・エクストラ・スペシャル・オールドヴァイングルナッシュ&バルベーラ・ダスティ

うぇるかむ!
安旨ワイン、というワードがあり多くの人が「良いデイリーワインを探している」ということの表れ・・・・・・では既になく、近年ではもう「ガシガシとワインが値上がりしてるから、もうとにかくコスパが良ければ」という感じで概ね3000円アンダーが安旨です。
普段ワイン買わない人は2000円だって高級なのですがネ!
私はしょっちゅうワイン売り場を通りすがりながら「2000円もするお酒なんて高いよねハハハ」「ハハハ」という声を同じお客の立場ながら聞いてきましたし(お店の人はもっと聞いてきたことでしょう)、正直なところ「ビール並に気軽になるのは不可能」だとすら考えています。
ですが、もしも「可能性という名の獣」がワイン業界にあるとするならば・・・・・・

WIUhe.jpg
↑びっくりして震えてる図

アズダ・エクストラスペシャル・オールドヴァイングルナッシュ2013
などというワインなのかもしれません。

ラベル・ストーリー(最大5PT)

え?っと思うぐらい低いポイントですが、これがどこでどう売っているのかって話です。
西友です
西友のPBシリーズです。公式がこちらネ!
ウォールマートグループ関連企業になった西友が、同じくウォールマートの英国版企業アズダで販売している格安シリーズを売っているという訳。
セレクションはフィリッパ・カールという女性のマスター・オブ・ワイン。何気に超権威が選抜しているんですね。
今回の2つは恐らく、農協系の大量生産から安く仕上げてあるのではないかと。
しかしながら・・・・・・
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一撃で不安な裏ラベルだ!
どの辺りが不安かって「スペイン産グルナッシュ」「イタリア産バルベーラ・ダスティ」「安定剤(アラビアガム)」辺りですね。
バルベーラはdocgタグも実はちゃんと付いているにもかかわらず「イタリア産」と敢えて明記してあったり、スペイン産を「ガルナッチャ」としない辺りにワイン通マンには安っぽく見え過ぎます。
アラビアガムも安いワインの粘り増強によくよく使われる、コーラとかの添加物。うーむむむ。

とはいえ、日本国内の各ブログでは驚くほど評価が高いのも事実で、まぁ最近財布が寒いしなぁと購入したのでした。
また、今回は購入層や普段使いを鑑みて「買ったその日に呑む」「最高気温25度ぐらいの部屋に栓し縦置きして、3日間で呑む」という事をやっています。

香り・味わい(最大10PT)

バルベーラ・ダスティ
♥♥♥♥♥
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あ、ちゃんとバルベーラ・ダスティ
って感じの一本。スタンダードな仕上がりかもしれません。
色はちょっとチープで単一の赤紫。この段階では色合いも薄めで期待値がありません。
が、香りはスミレっぽさや赤系紫系の両ベリーの印象がハッキリと見えています。
比較的酸は感じさせません。シロップぽさも割りとあるにはあるのはまぁねっていう。
味わいはしっかりとイタリアンに使えそうな、スミレと甘味の良く出ているタイプ。
元々バルベーラ・ダスティは気軽にバローロ辺りがもつ雰囲気を堪能出来るのがいいポイントのアイテムなので、それに相応しい仕立てといえるでしょう。
アフターはそれほど長くはないものの、ぶつ切りだったり苦味が残りすぎたりといった事はないのもまずまず。
あんまり明るいキャラクターはしていません。なのでバジル系よりは裏ラベル通りトマト辺りがいいでしょう。

オールドヴァインガルナッチャ
♥♥♥♥♥♥
WIUhe.jpg
これは衝撃的!
まさかの、ちゃんと旨いガルナッチャです。これからは航空戦艦の時代なのか!?(cv:大坪由佳)
色は写真からうっすり見えるとおり、これまた単一な赤紫で紫要素は強め。
グルナッシュ+カリニャン(ガルナッチャ+カリニェナ)であり、オールドと言いつつそんなに年数経ってないんじゃ?なんて思いながら半信半疑香りを嗅ぐと驚きます。
ペッパーの強いスパイス、ブラックベリーやブルーベリーを主体としつつ、ちょっとしたいちぢく要素、甘さの大きさなどなどがまさしくスパニッシュ!
スペイン系の中でもむしろバランスの良さすら感じてしまう配合値で、おいおいなんだなんだ?となるわけです。
味わいはその分、ちょっと残念めでシロップ要素はそこそこ高めなのですが香りままの味わいのポテンシャル。
かつ、アフターは結構甘みを残しつつ消えていくのでしっかりと楽しめてしまいます。
結構人工的な印象もありますが、しかしバッチリだ・・・・・・

両方共、買ったその日にすぐ呑んで最大ポテンシャルです。買う層を良く捉えていると言っていいでしょう。
熟成は全くしなさそう。また、翌日には酸味が高まり三日目は結構強まっちゃってるのでボディ自体はやっぱり弱いかなぁと。
ただ、飲めないような域には3日では達しません。
私程度のワインおたく的に、標準値な味わいを示してくれました。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
で、これの何がすごいかって、やっぱり西友で1000円以下で買える事なんです。
これ、ワインとして本格なんですよ。
本格ワインがかなり広く共通の場所で安く買える。

これに尽きます。すごいです。
大手ワインインポーター各位でも1000円オーバーでヘタするとこれより不味いようなモノもたくさん見られます。
旨安ワインなども人気が出てすぐなくなってしまったり、販売場所が少なかったりする事の方が多いのです。
そこのきてこのアズダシリーズ、各所にあるスーパーマーケットで安い肉や魚を買いつつワインを選べるという訳です。
庶民的価格で!
長らくワイン業界が抱えてきた問題である「価格が高い」「気軽さがない」「買いたい時に買えない」「範囲が狭く共通認識を得られ難い」という問題を完全に解消しているんですよ。
確かにグレートな仕上がりではありませんし、自然派大好きな方は避けたほうがいい要素が含まれています。
ですが、これこそ真のテーブルワインって感じはひしひしとしますネ。
税込み1000円アンダーのワインは買うべきでない、という暗黙の了解が打ち破られた気すらします。
ワイン大好き国家の英国でも、これをテキトーに買ってテキトーなフィッシュアンドチップスを食べ飲みする平日・・・・・・なんて想像が容易ではありませんか!

というわけで、西友のPBシリーズより二本。
この2タイプって全体の相場がそもそも安いブドウではありますから、ある意味当然とも言えますがしかし驚きました。
ちょっと今後、他のシリーズも検証してみたいと考えています。

こんな感じのどうでも良さげな商品売ってるとばっかり思ってました・・・

もしかしてこの辺りとだったら戦えてしまうのか!?
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