オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

低価格帯でも点字ラベルなのは優しみ。 シャプティエ・コート・デュ・ローヌ・ルージュ2012

うぇるかむ!
ローヌの生産者で実はこれまで紹介してなかったように思います、シャプティエ先生を。

F2uB7.jpg

シャプティエ・コートデュローヌ・ルージュ2012
シャプティエの中でも最も安いローヌ版になります(全体の最安値はペイドック)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
いくらシャプティエ様といえども最安ローヌに満点はつかぬ・・・・・・つかぬのですが、この価格帯でもちゃんと点字がついているのは流石。
点字ラベルの工夫エピソードは何ともいい感じで好ましく思います。
BO6RI.jpg
シャプティエが今日の地位を獲得しているのは、ここがある種世界最大のパーカーワインのひとつであるからでしょう。
ミッシェル・シャプテイエが1989年にワイナリーをついでから(それまではマックス・シャプティエ氏でかなり内容が違うというか凡庸だったそうな)醸造方法に小樽が使われたり現在ではバイオダイナミクスに転換していたりと大幅に変化します。
それが「無濾過サイコー、ローヌサイコー、マジLOVEローヌ」を合言葉にまだ神通力が絶対神クラスにあったパーカーたんにぴったり合致した訳です。
結果、2014年8月までのアドヴォケイトでPP&WAで100点を24回と最多でとっているワイナリーとなっています。
私のもってる世界のワイン5版では実に8ページほどシャプティエが手がけるワインについて書かれており好きすぎる具合がよくわかります。
ミッシェル・シャプティエがとかく天才的、という事で知られていますがその運営手腕や土地の広さなどもさることながら
「濾過はコンドームをつけて性行為をするようなもんだ」
などのパンクロックすぎる発言もあって話題性には事欠かないわけで。

そんなシャプティエの中でも最も価格帯が低く、どうにもネット上でも同じラベルが見つからないのが本日の一品。
どうにも最近になってラベルチェンジがあった?
また、ブレンドワインでもありシャプティエ本来の100%単一品種主義とも外れるワインではあります。
では実際の所どうかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
うーん、まぁ、流石に普通・・・・・・
と、言いますか思ったより薄くてびっくりしましたが、よくよく考えてみればバイオダイナミクスをやっているという性質上安めの作りだと割りと素朴になってしまっているという事でしょうか。
色はそこそこに赤みがあるカラーリングですが、やはり薄め。
香りも同様に薄口ながら果実の感覚があり、いちぢくやプラムなどの小さめの果実が特に感じやすいかと。
あんまりストロベリー的な甘いスタイルではありません。
味わいも最初呑んだ時「お、うっすい!」と思わせる感じ。ミディアムボディの中でもライトよりの品ですね。
故にドリンカピリティは結構高くて、スラスラと飲めてしまう内容です。
どちらかというとグルナッシュの方が強く出ており、補う程度にボディをシラーが支えている感じです。
この辺りのバランス感覚が結構流石。
支え方は割りと上手で「左手を添えるだけ・・・」って感じ。
この価格帯のスペインやラングドック、ないしギガルの低価格帯とも違ったナチュラルで素朴な仕上がりになっています。
故に引っ掛かりは少ないかも?
いや、それよりはこれだけ薄味でありながら、ヘンに作った感じがしないのを「如実に感じる」事におどろくべきなのかもしれません。これだけの大企業なのに、やっていることややりたいことは自然派なのだという事がわかるワインではあります。
とっても純粋な子供ワインです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
単純な美味しさだけでいえば、それほど優れているとは感じないものの1500円程度のワインとしては特異点かも?と若干思わせます。
安めのビオにありがちな臭さや苦さがなく、大手生産の片手間ワインの部類でありながら、そうしたヘンなよどみは感じさせません。
コクだとかもなければ強烈さもないですが、しかしどこか魅力的な要素はあるのです。
なので、一度試してみて「うっす!」と思ったらもう買わなくてOK。
ただ、好きな人はよくよく買うテーブルになるかもですね。

というわけで、シャプティエのローヌルージュでした。
ギガルの最下層ローヌとくらべてもちょっと安かったりするのですが、スタイルの印象だけは感じ取る事が出来る品であります。
料理と相性は良いというよりは邪魔しないタイプのワインなので、実にテーブルとして良心的ではないでしょうか。
ヘタに金賞ワインとか評論家得点とか名の通ってない同価格帯を買うよりは、遥かに良い経験をさせてくれるでしょう。

今はコッチに移行してるっぽい?

これを見た時、安いなぁとか思ってしまった辺り私はもうダメです。

関連記事

| フランス | 16:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/424-afcfaf07

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT