オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アンリジャイエ級?プイィ・フュメのスゴさと異端 ディディエ・ダグノー・シレックス2003

うぇるかむ!
前回のラブライブ記事で書きました通り、今回はディディエ・ダグノーです。

0IVjz.jpg

ダグノー・シレックス・その2003年になります。
これ、まぁ、その、びっくりするほど美味しくてですね・・・
無差別級なら白最強ワインです私史上

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
フランスも結構地域によって面白いラベルが出てきますが、まさにそのうちの一つでしょう。
「シレックス土壌」というレア土壌まんまかつその火打ち石をでかでかと掲げたインパクトラベル。
そこにまた見事にカルト的な文字が踊って、流石に気分が高揚します(CV:加賀さん)
作り手のディディエ・ダグノーは「プイィ・フュメ最強の風雲児」の異名を持つカルト系な作り手でした。
ワインの作り手の中で所謂カルトをやるようなロックな生き方をしている人の典型例で、相当ヒッピーめいた格好だったそうで。
元モトクロスレーサーやら犬ぞりチャンピオン(謎すぎる!)で、ジャイエ神やらアラン・グイヨやらからワインを教わりつつ独学で突き詰めた結果、ロワール最強のビオなソーヴィニヨン・ブランを作ってきたワイナリーです。
ロワール自然派の中でも圧倒的にズ抜けて有名な作り手で、正直説明するのがアレなほどです。
上の文章、ガンダム系ブログで富野監督が禿である!って書いてるぐらいのモノですからネ。
そして、当然書かれる2008年飛行機事故での死亡。
その後は息子さんに継がれているそうですが、そういうわけで07年までが特に神がかっており、その争奪ぶりはアンリ・ジャイエ(ワイン界の言ってみれば手塚治虫)の白ワイン版という勢いになりそーとか。
ソーヴィニヨン・ブランというと結構色んな地域で今ではやられていますが、その頂点として今でも知れ渡っているのはディディエ・ダグノーだとか。

と、持ち上げまくって言われているので、私としては「どーせ自然派的なワインなんだろう。年号も03まで言っちゃうと私は苦手だし。しょっぱめだろうし。火山土壌がアクセントって白では不利だし~」と実はティスティングで出てても飲む気はそこまでなかったんですね。
好きなジャンルでないという感じで。SF好きが本格推理小説読みませんよね?っていう。
ところが、ワインカウンターに一報がかかってきます。
daguno-.jpg

それは、なんとダグノーがまだ残っているかどうかの電話!
有料テイスティングで事前にリストが出ているとはいえ、電話をわざわざいれて確認を取る客がいるほどかよ!!
と、古酒白あんまり好きでない私もついつい頼んでしまったのでした。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
危うく電話した人の分まで飲むところであった・・・・・・
おそるべき、ベラボウに旨い白。なんだこれはというレベルで美味しかったです。
今日のこの記事は自慢に近いです。なにせ売ってる確立は極めて低いから。

色は完全に黄色でゴールデンめいて結構若々しさも感じられるぐらい。
香りにかなりつよく蜜とピーチ、それと柑橘がふんだんにフレッシュに感じられます。
このワイン、驚くべきポイントその1は蜜やコーンっぽい質感など熟成白の要点は出ているのに異様なまでに果実が凝縮されて若い感じを持つ事!ぴっちぴちですよ!!
あとはそのまますぎますが、マスカットの印象。自然派だから、にしても如実にマスカットの印象が出ている。
味わいはトロッとした舌触りにはじまり、まろやかで長く続く蜜と白桃の甘味、アオリンゴやペアードなどの風味がアクセントになってただ甘いだけになっていません。
少しの潮、それもピンク岩塩を思わせる良質なミネラリーさが少しだけ、わずかに効いています。
ソーヴィニヨン・ブランであることが信じられないほどの官能的な甘み、キツすぎずそして優雅な・・・・・・
驚くほどクリーンで官能で、まぶしすぎてくらくらする白ワイン。
比喩的表現的な言葉が増えまくってますが、なんというかそういうタイプです。私では測りきれませんでした。

これ、あんまりにも良すぎて、他のワインを殺してしまいます。
私、同時にピーターレーマンのシラーズというド濃い赤ワインも同時に頼んでたんですが、樽のド強いピーターレーマンがこれを呑んだ後だと如実に酸を感じてしまうのです。
テキストどおりの白→赤で飲んだ場合、
すべての赤ワインをただの酸の塊に変えてしまう存在です
香りの気品、甘みはグラスに淹れてもらってから3時間かけて呑みましたが一向に失われない、恐ろしいワインになっています。
正直、これより甘旨系で複雑で強いワインは私の少ない経験範囲ではイケム様(貴腐!)より存在しません。

コストパフォーマンス(最大5pt)
「コストで図るものではない」
今回の場合は事実上♥♥♥♥♥の最大評価な訳ですが・・・この03ヴィンテージにほぼ親しい味わいがおおむねディディエ・ダグノー・シレックスだとするならば、
財力があるならば何がなんでも買ってください
財力があるならば買うこと。これ以上のアドバイスが無いと思います。

というわけで、ディディエ・ダグノー・シレックス2003でした。
私はワイン回の途中でつい頼んでしまって後悔してしまったワインです。
あまりにも、他を強烈に引き離していて・・・
当ブログ、けっこうゆるゆるで♥が10ってそこそこあるんですが、実はその中でも別格だなぁと思っているモノは存在します。
今回、新たにその一つに入っちゃうなーって。ああ、また飲みたい・・・・・・

もちろん、ネットショップではすでに03は売ってません!そしてこの価格で買った人は大勝利ですよ

引き継ぎ前ラストヴィンテージとかならギリギリある様子・・・って本当にあるのかなぁ?実はなかったですだとは思いますがペタリ
シレックス[2007](ディディエ・ダグノー)

シレックス[2007](ディディエ・ダグノー)
価格:20,520円(税込、送料別)


そんなダグノーの最上級がこれなんですが、10万円超えるロワール白ってどういうことなんだキバヤシッ!
関連記事

| フランス | 23:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/332-3637d305

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT