オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

オーストラリア全体の国力を感じさせる スリーブリッジズ・シラーズ

うぇるかむ!
今回もオーストラリア特集になります。
というか、結構ワインダイヤモンズ(ネッド・グッドウィン系列)が続きそうなので、そうでないいわゆるふつーな品を紹介しておく必要+ちょっと調べてたらワイン業界の悪面をみちゃってちょっと頭にきちゃったのでこちらで。

S3q0R.jpg

ウェストエンド・ワイナリー・スリーブリッジス・シラーズ2011

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
ラベルは特筆せずふつーの感じがします。比較的テーブル的な感じの紋章とコンクール受賞歴、それと説明というスタイルです。
作り手はウェストエンド・ワイナリーというメーカーで、スリーブリッジスという名前でいくつかのワインを作っています。
割りと貴腐での受賞歴が多い、とされていたり。
オーストラリアのグリフィス地区のワイナリー・・・という事なんですが、割りとマイナー地域の部類でしょう。
数年前の2010年がWA87点となっています。最高88点?
で、このワイン、某ヴィノスやまざき仕入れな訳で、先立って書いておくとワインとしては
「そこそこ悪くない感じで、値段としては普通~ちょい高め。シラーズ全体のレベルの高さを感じさせるなぁ。定番シラーズの更新少ないから一筆するかぁ」
という感じ。
何時もどおり、この項目を調べるためにネット検索かけたらしかしながら驚きのコメントが出てきました。
DRC斉藤こと斉藤研一氏は商魂の凝縮爆弾ですね!
びっくりしました。彼のこのワインに対するコメントをそのまま掲載しましょう。

「驚くような濃さ。グラスに注いだ瞬間インクのような濃さにびっくりしました。オーストラリアの高級シラーズに数万円払うならこのワインのケース買いをオススメしますよ笑」

本気で、マジで、正気で、このコメントしてるの!?
と、疑う他ないんです(書かされてる?うーん・・・・・・
味わい香りなどの部分のコメントすらなく、オーストラリアシラーズというオーストラリアが国家レベルで「ウチはこういうワインなんですよ。こういうワイン以外は認めてないんですヨ」なんてしてるような部類のウン万円ワインと対比してるんですね。
アニメでいえば
「鷹の爪団のギャグ面白いです、日本の人気アニメ(まど☆マギとかフェイト0とかタンダムとか宮崎アニメとかエヴァとかラヴライブクラス)を見るよりこれをずっと見るほうがいいです」
ってコメントをDRC斉藤氏は平然としてるわけなんですが・・・流石日本の弊害であるワインスクールビジネス立ち上げ人!
私も表現として誇張的な事言ったり(ケース買いとかネ)はしますけど、コメントの実内容が不足しすぎてて誇張が膨張してるんです。
そこまで言わせる出来というと……

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
味わい自体は上述したとおり普通の部類でしょう。
色はギリギリ透けない程度の濃いバイオレット。
香りから結構甘さが目立っており、プルーンとブルーベリーの果実味が強く感じられます。
味わいはそれら果実のベースが強く、そこに樽などのパワーが加わるタッチです。
果実の印象は結構強く、香り同様のプルーンなどの素直な味わい。
ミルキーさはそこそこに、シラーズらしさの典型を行く味わいです。
シラーズの特徴として、果実のあったか系の強さがあげられるのですが、その中では割りと酸や苦味が感じられるタイプ。
そこまでシロップ的ではないのですが、基本は果実の甘さでグイグイ飲ませてくれるタイプでしょう。
反面、アフターは少し果実がダレる印象があってザクザク飲むのがオススメ。オーストラリアシラーズ、という意味ではとてもらしいタイプだと思います。
スパイス要素などはあまり無いので、そういったクセがなく果実がたっぷりしている方がよければ選択肢になるかと。
甘さが単調でない点はいいところで、案外と使い勝手を選ぶと良く働いてくれるタイプかなと。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
これで2500円前後ならば、普通~ちょっと高め?ぐらいの感覚でしょうか。
オーストラリアシラーズはまだまだ安いところに未開拓ゾーンがありような気がしますので、特別コスパも感じないレギュラーな味わいだと思います。
シラーズ、というのの典型をとりあえず感じるには丁度良いタイプ。
プレゼントにはストーリーの角度やラベルでもまるで使えません。あくまでも参考用に自身の経験値としてシラーズを呑んでいないならばという感じでしょうか。

と、言う訳で3ブリッジス・シラーズでした。
ワイン自体としてはそこそこのワインだと思います。過去に紹介しましたブラック・オパールの新ヴィンテージよりは値段分良い印象。
オーストラリアシラーズの「外さない感じ」をひしひしと感じるワインです。
ただ、DRC斉藤氏の発言は完璧に販売用の誇張表現であり、本人が本気でそう思っているかも怪しい発言であることは留意せねばなりません。
私の感性においては少なくとも同程度の価格ならばアッシュブルックたんの足元の爪の垢にも及びませんし、シラーズとしてみてもまずはトルブレック辺りのド定番が先にくるほうがいいかと思います。

ワインに対して謎コンペやら誇大広告をうって初心者を騙すようなプレイを名の通ってる人が日本でしているのを私は業界人でない購入者の立場から凄く毛嫌いしています。
以前からの繰り返しになりますが、DRC斉藤氏だけでなくこの私「シンク・プリテュール・ノブレス」も所詮は一個人なので「絶対の指標」ではありません。
ワイン初心者の方ほど、私を含めたこうしたコメントに踊らされずに自身の五感からワインを味わって素直に感想し思いにふけっていただきたく思うのでした。
ちょっと、ワインジャーナリズムに対してゲンナリしちゃったワインになってしまいましたが、ワインのレベル自体はそこそこデスヨー。

まぁ、ここ専売なんですが、その中ではシラーズとしては妥当性があります。

で、ちょろっと文章中でふれた私の大好きすぎるワイナリーのシラーズですがすでに売り切れ!
思い入れの強いワインはどうしても誇張してしまう、という事であればDRC斉藤氏の言い分もわかる……んですが……
関連記事

| オーストラリア | 22:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/314-85fb6eb4

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT