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コラム:ブラインドティスティングというクソゲー~世界ソムリエ選手権も鑑みて

うぇるかむ!

実は3月末にここ日本で世界ソムリエ選手権の決勝戦が行われていました。
平日の金曜日に4000人近くの観客の中、ソムリエ技能の世界一を極める大会です。
ソムリエ日本代表みたいな状態のおなじみ田崎真也氏が優勝した大会でもあります。
私も行きたかったんですが・・・気づいた時には予約埋まってましたOTL

で、ここではブラインドティスティングが行われるのですが、その内容が凄まじかった。
以下読売ニュースを抜粋↓

・インドのスーラ・ヴィンヤードのシュナン・ブラン2011
・スペイン・フミーリャDOCでモナストレル100%から造られるファン・ヒル2010
・イスラエル・ヤルデンのピノ・ノワール2008
・ブルゴーニュのドメーヌ・アルベール・モローのボーヌ・プルミエクリュ・エグロ。

インドとイスラエルて

確かに注目の土地とされていますが、インドとイスラエルて。
大御所のフランスワインはわずかに一本。生産3位のスペインもモナストレルです。
モナストレル好きな私としてはいいセンスだと思うのですが……

で、世界レベルのソムリエはこういうの当てるのか?
いいえ、全外しです
ラベルは勿論、今回の世界チャンプの回答は
「(インドのシュナン・ブランを飲んで)日本の甲州だ」
と言ったとか。
開催国も踏まえた回答などの巧みな心理戦も大会の魅力ですが、チャンプも全外し。
他の参加者もシュナン・ブランまでわかる人がいたものの、とりあえず「インド」は無理。
しかし、これはワインを知っていればいるほど当たり前だったりします。
むしろチャンプがシュナン・ブランと味わいが近い甲州まで絞ったことが凄いという世界なのです!

ブラインドティスティングはハッキリ言いまして
クソゲーです
どれぐらい難しいかと言いますと、オタクならご存知
「たけしの挑戦状」「コンボイの謎」
をノーヒント初見で1日中にクリアするぐらいに無理です。

かの「神の雫」とか「ソムリエ」などで主人公やら遠峰一青やらが
「お・・・おお・・・これはまさにサグラダ・ファミリアのようだ!これが今回の使徒、シン・クア・ノン05!」
などと、井戸の水飲んだりお爺さんのポエムから正解を導き出したりしてますが、あれはエスパーです。
ソムリエ試験だと品種当てなどがありますが、非常にわかりやすいものが出るとのこと。
ソムリエバッチ持ちでも、当然バシバシと外します。好きな産地ですらなかなか当たりません。
また、有名な「パリ・ティスティング」とはまさに、ブラインドでフランスの著名人がアメリカのワインを旨いと言った!という話。
それがワインの歴史として試験に出るぐらいの事件となっています。

ブラインドティスティングで考えるべきは
tasteing.jpg
みたいな判断なのですが……
殆ど経験からの推測、になります。そして経験故に足元をとられることもしばしば。
そもそも!
ワインなんて無数にあってヴィンテージで変わってきたり同じワインですらボトルの管理状況で味が変わりますなんていうオカルトなものを、当てようというのがおこがましとは思わんかね?(ブラックジャック感)

ブラインドティスティングにもある程度種類があります。
・グラスの黒いものまで使った超ブラインド(白と赤を間違えさせる)
・完全にほぼノーヒントから行う
・葡萄品種ぐらいまでわかっている
・国はわかっている
・ボトルが何が出るかわかっている
ボトルまで行くとわかる確率は非常にあがりますが、国や品種などの「重要そうに思えるヒント」でもノーヒントと大きな違いがありません。

zinfan.jpg

もう完全ブライドになると、国どころか葡萄品種も良く間違えます。
自信満々に間違えます。
ブラインド必勝法に「出題者の傾向から山を張る」なんてワインライターの葉山氏は何度も本に書いて印税をもらっているぐらいです。
ワインに詳しい=ブラインドが出来るというのは漫画家に圧倒的デッサン力や似顔絵力を求めるのに近いのです。

なので、当サイト読みでかつ、ワインを飲んでいない人には
「ワインを臆せずに飲んでほしい」
と思うわけですよ~
ご高説たれたりこういうサイトを作っちゃってる人でも、味の本質などわかっていないものなのです。
ワイワイ飲むのがまことに正しいワインの飲み方です。

ブラインドティスティングはクソゲーです。
故に、オタクである貴方なら、クソゲーを楽しむすべを知っているはず。
大乱闘スマッシュブラザーズをやるノリで、持ち寄りティスティング大会!
絶対正解者は出ないけど、面白いですよ?



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