オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

イタリア版シュヴァル・ブランの異名、その質感とは? テヌータ・ディ・トリノーロ2011

うぇるかむ!
ひとまず、先日まででイエルマン特集を一段落させたところですが、ポツポツとイタリアワインのデータがあるのでやっていこうかーなと。
私が好きな主要品種にカベルネ・フランがあるんですが、逆にガッカリすることも多い品種でもあります。
美味しい時は本気でうまい、しかし外れるとピーマン感たっぷりの不味いカベルネ・ソーヴィニヨンのまがい物になってしまうのがフラン。
で、今日はイタリアのフラン主体の中でも恐らく最も有名なモノの一つを。

2rfcw.jpg

テヌータ・ディ・トリノーロのトリノーロ。
トスカーナのカベルネフラン主体ワインになります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルはイタリア的なポップデザインのシャトーと紋章というセット。
うーん、かわいい!
絶妙にイタリアカルト的なデザインとなっていますね。
作りてのアンドレア・フランケッティ氏がブドウを植えたのが95年、というめちゃくちゃ若いワイナリーとなっています。
つまり、なんですよ!
え、何がって?それはこの時期の新しいワイナリーにおけるモダンワインの典型例が見られるわけです。
低収量、農薬必要最低限、生産本数1万本以下、収穫選別、複数醸造家・・・・・・
などなど、実に「パーカリゼーションワイン」と言った作りになっています。
逆に言うと、そうでもなければ若いブドウでそうそう戦えないという事だとも思うのですが。
ついでに「元々は荒れ果てた土地を苦心の末に開拓!」までセット。
無論のごとくアドヴォゲイトポイントは95点平均で
そして、家系がチュニジアから渡ってきたイタリア版ロートシルト家というト☆ド☆メ
まさにガレージワインナノデス。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
というわけで、味わいもとてもカルトタッチです。
色は少し濁り感があるクリムゾンレッドでエッジも赤赤しい。
香りはウィスキー的なアイリッシュコーヒーめいた感覚がまず強く出ています。
スパイシーさがその分控えめに感じられ、それからスミレ感やカシスなどの紫果実がじんわり広がります。
香りからはナパワイン?というような感覚に陥るのですが味わいも同じく新世界ッ気がたっぷり!
カシス&ココア。
甘さが強く目立つ、アルコール度数が如何にも高いスタイル(16%程度!)で、ありとあらゆる要素の前にまずはカプチーノの甘さが際立つわけですね。
まろやかなヌガーチョコを噛みしめるような感じ?
繊細さはそこにはないかなぁと。
ハッキリと濃いスタイルはもはや「これカベソー?」というのが第一印象でしょうか。
アフターの長いハーブ感も果実の印象からカベルネソーヴィニヨンかなぁなんて思ってしまうわけです。
ただ、多少舌にのせている間のニュアンスが青モノっぽい点がありそこで辛うじてフランっぽさがあるかなーという感じです。
うーん、醸造力。
正直なところ、フランっぽさがあんまり無い事が残念なワインでした。
冒頭でかいた「ハズレのフラン」ではないんですがこれは「上手いカベルネ種」なんですね。
少なくともシュヴァル・ブランとは遠く、再三書きますがカリフォルニアカルトの方が近いです。
うまいには、変わりない、ですけどぉ^~

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
概ね2万円前後。この手の作りのカルトっぽいワインの(現行では)定番の価格でしょうか。
呑んだ時に思い出したのは「ああ、クイルシーダ・クリークもこんなだったなぁ」という所。
極まった醸造と収穫によるワイン、というスタイルであり、現行なら妥当な価格だとも思います。
ラベルや本数から行くと、そうそうバコバコ飲めるワインではないのでここぞという時の必殺ワインにしてみてくださいませ。
恐らく、このタイプの作りであるならば、ボトリングからの経過年数で差は出るでしょうけれども安定した味わいではあると思いますから「ハズせない時」のダイナミックな主役ワインとしては助かる存在感。
ラベルのデザイン感あるタッチ(どうやらアンドレア・フランケッティ氏が描いてるっぽい)などもあわせて、お祝いにぴったりなワインです。
ラベルからして明るいって、こういう時大事。

というわけで、テヌータ・ディ・トリノーロのフラッグシップトリノーロでした。
フラン感がもっと欲しかったので個人的にはちょっと残念なワインだったりします。
まさに人の手によるワイン、というスタイルであり近年のトークテーマになる味わいですから、この手のタイプに手を出したことの無い方にはお試しいただきたくはあるかな~。
なんというか、アキバ的に例えれば「艦これでいえば戦艦ならどれでも高火力」「アイドルキャラの金髪ポジション」的な標準的ワインと思いますデス。

大体このぐらいの価格。小さくても雰囲気があるラベルなのは流石と言えましょう

おもいっきりセカンド仕立てのがこっち。試してないのですが、もしかするとこれでも充分オイシイ?
関連記事

| イタリア | 22:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/250-2cc1ae68

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT