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ヌフの伝説がヴィンテージ概念を殺す! アンリ・ボノー・レ・ルーリエNV

うぇるかむ!
ローヌ特集3本目、日付ギリギリ更新になりますが今日も抜群の生産者・・・・・・のNVです。
ローヌのNVです

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アンリ・ボノー・レ・ルーリエNV
まさかのノン・ヴィンテージ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは斜めばりにオシャレ文字というモダンな印象のスタイルで、如何にもテーブル意識がありますネ。
アンリ・ボノーはヌフ・デュ・パプにおいては伝説級の人気ワイナリー。
ローヌの専門家になるべきであったろう、パーカーをして

「アンリと一緒に試飲するのはなんてスリリングな事だろう。彼は人柄がすばらしいだけでなく、生産者としても並外れている。レイノーがなくなってからは伝統あるヌフのこころと魂を守り続ける第一人者としてアンリが君臨するという説には説得力がある」

と、確実に内心「結婚しよ」と思ってるであろうホメ殺しをしています。
もうそうした感じで、文献上も多くの伝説がありまた入手難易度も高い生産者です。
で、そんなアンリ・ボノーが恐らく買い付けの葡萄で作っているのが今回のレ・ルーリエです。
アンリ・ボノーの中では圧倒的な価格の安さ!
完全にヴァン・ド・ターブル、ノンヴィンテージで古樽がメイン。グルナッシュ80%サンソー20%という少し古臭そうなスタイルになっています。
一応、08年ごろ収穫の葡萄が現在流通しているモノには多いとのこと。
多くのワイン通ならば「おいおい、いくらアンリ・ボノーだからって格安のそれもNVで適当な作りだろスルースルー」として然るべきでしょう。
京アニ制作だからといって名の知らないスタッフ&声優の5分アニメとか見ませんよって感じです。
かのパーカーもこれにはポイントをつけておらず。
では、その実力はというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
ア、アイエエエーーーー!!!
NVが出て殺す!!!!!!!!
これの前にはヴィンテージなんて概念はネギトロめいた物体にすぎない!!!!!!

今回のモノは抜栓から3日おいた状態のもの(ソムリエがわざとそうして提供していました)
色は結構綺麗に赤さが出ており、エッジ部分などには変化は感じられません。
この辺りはNVだからなのか、割りと安っぽい印象もあるカラーリングといえるでしょう。あんまり変化がないんですね。
香りはしっかりとしたいちぢく、綺麗に茶葉、カフェ感少々の豊かな香り。
グルナッシュの中でもエレガントめな実力を感じさせる仕立てに香りからなっていて、味わいもちょっとだけピノ系。
バランス良く出来ており果実の印象、少々のスターアニス、いちぢく、軽い烏龍茶、漢方タッチなどそこそこに雰囲気をはじめから感じさせてくれます。
タンニンの印象などは状態もあってかなり抜けておりクリアになっていました。
あとからしっとりと果実の砂糖漬けとすっぱいタッチが出てきていてキュートさも。
私が割りと表現にかく「ぽっかぽかな、あったかい味わい」の典型例で、それもすごく綺麗に可愛くやっています。
ヌフの中でもゴッテリしすぎていないタイプ。スペインやラングドックにないローヌ・グルナッシュの旨味。

これ、シャンパーニュ同様に平均値がとられているとしたら、むしろスゴイことではないかと。
安ワインに規格上なってしまいますが、しかし「安定してこの味が飲める」のだとしたらそれは飲み手側にとってはありがたいことですらあると思うのでした。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
結構流通価格にバラツキがあって、3500~4500とかなりまばら。
グルナッシュワインとしてはそこそこのお値段がしています。
そのうえで、コスパが良い悪いの判断というと感性による部分が強いでしょう。
「アンリ・ボノーがこの値段で安心して買える!」とみるべきか「NVの謎葡萄の寄せ集めにこの値段はラベルだけのボッタクリだ」とみるべきか。
私は呑んだ上では(然るべきソムリエの手によるマジックだったとも思えますが)、前者だと感じました。
エレガント・グルナッシュ、というピノと得て非なる独特の味わいはなかなか高額だったりヴィンテージモノだったりすることが多いのです。
それをこの価格で、という事であればアリ。エレガント・グルナッシュを呑んだことがない方がグルナッシュに対する考えを一変させるだけのパワーは充分!
ということで、あんまり肉々しい料理とあわせなくてもOK。ソースも様々に対応してくれるので料理合わせ向けです。
案外とNVであることから市場にも残っており、ワイン通も少し怪しんでいたりするスタイルなので、敢えてプレゼントに使うのは面白い選択肢だろうとも。

というわけで、アンリ・ボノー・レ・ルーリエNVでした。
ほんと、ヴィンテージ概念とはなんだったのかと思わせる一本になっています。
これからの特集の中では味わいならばより優れたモノがガツガツと出てきますが、それらの中にこれは混じっていて遜色がありません。
つまり、「これもまた個性」として同じ卓に並んでいても違和感がないわけです。
伝統と醸造力が旨いことミックスチャーした一本、是非お試しあれ。

売れ残っている店では値上がりしている(他店より高かった)模様。しかしグルナッシュ経験浅ならば飲む価値ベラボウにあり。
アンリ・ボノー レ・ルーリエ NV 750ml

アンリ・ボノー レ・ルーリエ NV 750ml
価格:4,504円(税込、送料別)



説得力のある本懐。の、呑んでみたい・・・

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