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スペインの安旨・・・カベルネ? ボコパ カベルネ・ソーヴィニヨン・マルケス・デ・アリカンテ・バリッカ2010

うぇるかむ!
今回のタイトルを見た時、「うわ、地雷っぽそうなモノを・・・・・・」と思った方はワイン通だと思います(確信)
なぜならば、スペインという国の主要赤品種はテンプラリーニョ・モナストレル・グルナッシュという南仏や地品種の系統であり「カベルネ・ソーヴィニヨン」は補助づかいが多く格好つけて作ってみたり高額モノというようなケース以外ではあまり主体であることがないからです。
で、今回はその上に、同社のテンプラニーリョと同様価格のカベルネという怪しさバツグンの逸品になります(通常葡萄の値段がカベルネ>>>テンプラニーリョなのです)

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ボコパ カベルネ・ソーヴィニヨンマルケス・デ・アリカンテ・バリッカ
ヴィンテージは2010です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
ラベルはかなり地味~な印象のデザインになっています。
ちゃんと見るとそこそこ高級感があるような?とも思いますが、基本的には地味っぷりがすごい。
作り手の「ポコパ」は協同組合で、どちらかというと白ないし泡が人気のメーカー(泡のマリナーシリーズが特に)。
いわば、安カヴァを作れる協同組合でバレンシア州のアリカンテではかなり大きな規模かつ現地での消費も多いとのこと。
と、あまり書くこともない印象でとてつもなく地味な経歴ではあります。
しかも白主体のメーカーの、それもテンプラニーリョ版と同価格のカベルネ・・・と地味&イマイチな印象が目白押し。
価格とスペインカベルネに多少興味を持って今回買ってみましたがその実力はというと……

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
まぁまぁな・・・(CV:大坪由佳)
色は微妙に透けるものの、すこしくすんだレッド。
香りはフルーツフレーバーに少々のハーブ。
味わいは軽いもののフルーツソースっぽさが素直で落ち着いた仕上がりになっています。
後味の印象はカベルネが持つハーブ(悪くいえば青くささ)が果実の邪魔をしない程度に出ていますし、樽っぽいバニラ要素も多少感じられます。
熱帯感などはなくクールな印象で、良い意味でも悪い意味でもフランス感すらある程度。
かなり軽いですし甘味もあまりありませんが、酸やタンニンも調度良く抑えた作りで、その上での香草要素にはキャンティ(サンジョベーゼ)ぽさすら感じられる時もあります。
凝った要素が無い分、このヴィンテージが奇跡的にバランス良く仕上がっている可能性が微粒子レベルで存在する・・・?
絶賛するほどではありませんが、テーブルワインとして最適な味わい。
過不足なく仕上がっている感じ。むしろ、安っぽすぎる印象はない辺りはプラスポイントですね。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
この項目に関しては圧倒的に高くなります。
というのも、多くのこのワイン掲載サイトなどと私も同様の意見で、これが
1000円ならいい感じ
ナノデス!
1000円ワインだと、どこか作り物っぽかったり変なクセがあったりするものですが、このカベルネはとてもストレートに仕上がっています。
それは概ね2000~3500円程度のエレガントタイプのカベルネに方向性は似通っていて、他の1000円台ワインと比べると品位があるんですね。
カリフォルニア最下層の人工的な感じもなく、ボルドー金賞(笑)のような飲みにくさもなく、新世界系のオークチップでのごまかしでもなく、イタリアの果実味が薄すぎるタイプでもありません。
その意味で、貴重な価格と味わいといえるでしょう。
テーブルワインに是非試してみてもいいと思える品です。

というわけで、スペインカベルネでした。
カベルネが主体のスペインって案外探すのも難しいので、こうして飲む機会があるというのはいいことですね。
値段も手頃。
こういうちょっと変わっていて、しかしながら優れた部分があるモノがもっと流行ってほしいなぁとは個人的に思います。

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