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商業的イタリアの象徴 ルーチェ2006

うぇるかむ!
今回は特集第二弾にしてフラッグシップワインでの戦いです。

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ルーチェ。その2006になります。
2006は一応、イタリアのグレートヴィンテージでもありますよー。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルは金ピカの太陽という大胆な作りで彫り込んだようなラベリングといい、徹底したデザイン。
ワイナリーの正式な名称は「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」ですね。
言わずと知れたモンダヴィ&フレスコバルディであり、日本ではスーパートスカーナとして二番目の知名度を誇ります(一番目はサッシカイア。ルーチェの次にオルネライアとソライアが続きイタリアワインないしスーパートスカーナとしてライア系以外で唯一無二の存在感)
モンダヴィというアメリカの商業トップとフレスコバルディというイタリアの手広い貴族ワイナリーのジョイントベンチャーワインとして立ち上げています。
93年モノが初リリースというまさにイタリア国際品種ブームに完全にノッた形で、故に商業的イタリアワインの象徴なのです。
大量生産品を国内でラッパ飲みする為に作っていた時代から、大きく変わって輸出を踏まえたスタイル。
完全なモダンよりの作りとなっています。

基本としては、オーパス・ワンのブレイクから続いてのコラボワインであり、日本では異様な人気を見せていますね。
ただ、実のところスーパートスカーナというには大きく他と違いがあるというか条件をあまり満たしていないワインであったりも。

・サンジョベーゼ&メルロというかなりイタリア寄りのブレンド
・そもそもブルネッロ周辺地区のワインで、スーパートスカーナのある海沿いのボルゲリ地区とは大きく離れ山沿い
・マルケージフレスコバルディ=貴族畑つかいである点はサッシカイアと似ているが、サッシカイア&オルネライアの系列の貴族とは別(ただしオルネライアの協力元はルーチェと同じレオナルド・フレスコバルディ)

という点が、まず他のスーパートスカーナ名義とは別であったり。
一番の違いは「サンジョベーゼ主体」である点ですね・・・故にイタリア的みたいなコメントを見ると呑んでないのがバレバレなのですが。
フレスコバルディって、トスカーナ主体の大手なのですが現行で持っているラインナップはボルゲリがなくて
「エミリアペニーニ山脈」「キャンテルフィナ」「ブルネッロ」「マレンマ」
と、割りと内陸の山系が多く、実のところ海系ワインの展開はないんですね。
そういう意味では海系に挑戦していただきたくも思いますねー。

また、時々このルーチェの事を「オーパス・ツー」などとオーパス・ワンにかけて書くサイトや紹介記事がありますが・・・
断言しますが大きくデタラメ適当売れればいいや的発言です
アニメで例えるなら「たまこマーケット」の事を「第二のけいおん!」というぐらいにどーでもいいと思っている発言です。
オーパス・ワンというの命名は「モンダヴィ」でなく「ロスチャイルド」とされています。
なのでロスチャイルドが関わっていないこのワインを「オーパス・ツー」などと言うのはまっっっったくわかっていない感というかダサいので注意しましょうー。

当ブログで、実は既に何度かフレスコバルディ製は紹介していますが、実質のフラッグシップといいますか最もお高いのは間違いなくルーチェシリーズ。
その実力というと・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
私は08と06をティスティングしています。
色は透けてクリムゾン。エッジは06でも赤赤しさがハッキリしています。香りはかなりカフェオレ系。
キャラメルめいたアマやかな香りが強く果実感もメルロの比率を感じさせず赤みのある木の実各種といった具合。基本的には「この年号でも」バニラ&ココアの味わい。
アフターはなかなか長くありハーブ系などの印象はサンジョベーゼでありそこは綺麗。サンジョベーゼの利率が高いんですが質感は「贅沢系」で完全にバランスはアメリカよりの印象を受けます。
使い方としてサンジョベーゼの草木の感覚を、カベルネのように用いているというか。 多分アメリカのクラレットスタイルですよーって言われたら結構難しいのではないかと。
正直なところ、前述のルチェンテのバージョンアップと言いますか、より洗練とされた凝縮感はあるものの2010のルチェンテと比べた際にあまり違いを感じませんでした。
ヴィンテージ特有の果実の強さと見るべきか、ルチェンテ2010がかなり良いというべきか、または……とは思います。
06という年号でありながらまったく枯れた印象のない、あっついワインです。
さすが、太陽がシンボルな感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
2万円近い値でティスティングしたところでは売っていたのですが、インターネット見ると1万円2千円前後ぐらいみたいですね。
その値段に釣り合うかというと・・・うーん、2万ではオーパス・ワン以上に釣り合っていないですし1万円前後でも若干怪しいかも。
カフェオレ系のワインって、案外1万円アンダーで見つかりうるモノで、もっと率直にいえば
「これを買うならカステロ・ディ・ジョコンドのがいいんじゃない?
とも。
もちろん、熟成した時はわかりませんが・・・メルロがどう生きてくるかが問題ですね。
知名度の高さなどから、贈り物にはぴったりなのですが自分で買って飲むという分には一度試されればケース買いすることはないというのが私の考えです。
イタリアは最高に面白い「すべてがある地」なので、わざわざこればっかり飲む必要性を私は感じません。
アニメで言えば、虚淵玄作品をまどか☆マギカだけ見るというのはもったいない・・・って感じかな~?

という訳でルーチェでした。
若干酷評気味ですが、何というかオーパス以上に評価以上に値段が高いワインという印象ですね。
確かにカフェオレ系として美味しい、その点はいいものの「1万を超えるイタリアワイン」ってもっと代替品がない無二の良さがあるように思います。
色々探せてしまう、と言いますかフランスと違い選択肢がもっと広いんですね。
大きく好み不好み分かれそうな味ですし、是非ご購入前に何らかのイベントなどで口にされる方がオススメです。


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