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まさに人魚、深海めいた。  ジスクール2010

うぇるかむ!
2010ボルドー特集も、そろそろ終盤に行きたいと思います。
前日に一級マルゴーのセカンドをやりましたので、今夜は3級という形で比較も兼ねた雰囲気に

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ジスクール2010です。

ラベル・ストーリー(最大3pt)
♥♥♥
人魚印で有名なジスクール。このワンポイントが案外と印象的で、私の中ではラベルは楽しい一品だと思います。
が、評判自体は「近年、良くなってきた」というもうボルドーワインを調べるとウンザリするような名文句が出てくるタイプです。
付随して「オークチップ漬けを速攻やっていた」「まろみづけに牛乳を混入」「産地偽装」などなどのトンデモな情報が出まくり、更に日本では「神の雫ワイン」としてサード・・・というより名前だけで売るスタイルの典型である「ル・オーメドック・ジスクール」の方が知名度が高いという状態かも?
(ようするに、ジスクールはオーメドックのワイナリーとして知られている可能性の方が高いぐらいであるって事です。セカンド以上はマルゴーでラバルド村)
豪勢なシャトーや等級に顔負けしがちで、日本人気は漫画効果というちょっとさみしい感じ。

2010の評価はPPが95近くにあるという事で、同ワイナリーとしては高め。
個人的に、ここは以前比較試飲した際に「セカンドがお得感が一番高いシャトーね!」と思っているのですが、2010はというと……

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は赤みが強くまさに血色。
香りは重たく感じられあまりたたないがカシスと杉などの草木のイメージが強めです。
味わいは口の中にスッと入る感覚や広がりの良さを思わせるも酸味に独特の具合が感じられます。
カシスの酸味の部分だけカプセルで抽出したような・・・・・・口当たりの先にその重ための酸味と青臭さがあり、思わず「これが若さか」と呟いて泣いちゃいそうになりました。
少し沈んだようなタンニン、ミネラル、海藻系の苦味。
ラベルの人魚は正しいと思うのです。どこかの海にぐったり沈んでいくようなワイン。

じすくーる

同じような広がり方を最初はマルゴー村系列と同じようにするのですが、これはまさに「宇宙」とは逆で「海」な感じ。
まぁ、ラベル効果もあると思うんですが(しれっと

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥?(より低いように思う)
そもそも2010というヴィンテージが全体として高いというのもあるんですが、しかし正規輸入という某店が10000円という大台に入っているのはちょっとアカンで工藤!(突然の服部平次
安めのショップでも8000円前後で6000円をきることはありません。
そこそこに面白さはあるものの、それなら別の国のワインや同じボルドーでも飲んでいないものを飲みたくなってしまうというのが正直なところかも。
ゴシップなネタが多い点など、意味合いづけもたっぷりありすぎるのも難点かしら。
味わいの独特な沈んでいく印象に感銘を受けるかどうか。
こういう暗さを求める人にはたまらないワインなので、一見してみる価値はあると思うのでした。
飲んでみないとファンになるかどうかもわからない、というのは書き記しておく必要がありますねー。

という訳でジスクールでした。
嫌いではないけど、大好きって程でもないようなポジションに個人的にはおくワイン。
それでも例年に比べるとボリュームがあったように思います。
2010年全体の「新世界的なバランス」の結果、独特な風味になっているのかも?
ただ、何れにせよル・オーメドック・ジスクールの知名度を払拭するような魅力は欲しいところですね。
熟成に期待する?


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