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シュヴァルブランのリュルトンさんのデイリー2種類。そこから見える古酒と新酒のジャンル違いっぷり。 ピエール・リュルトン・ルージュ2015&シャトー・マルジョス2006

うぇるかむ!
機能の予告通り、ボルドーワインをボチボチやります!というのも、まぁ2014ヴィンテージが割りと良さ気なのとあんまりボルドーやらなすぎたもののちょこちょこ呑んでたのを消化しないとなぁという。

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ピエール・リュルトン・ルージュ2015&シャトー・マルジョス2006
と思ったら早速2014ヴィンテージではなかったっていう。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(シュヴァルブラン&イケムファンなら+♥?)
割りとモダンめなシンボル風なのがピエール・リュルトン、古典的な方がマルジョス。
味の紹介順はリュルトン→マルジョスにしますが、説明的にはマルジョス→リュルトンがわかりやすいので変則的に紹介しますネ。

シャトー・マルジョス2006
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クラシカルな方。
みんなご存知シュヴァル・ブラン&シャトー・イケムの所有者であるピエール・リュルトンの所有しているワイナリで、ちゃっかり右端っこにサインプリントが入ってますネ。
彼が1990年に買っていたのがこのワイナリで、シュヴァルブランの総支配人になったのが1991年。
それからも所有しつづけているプライヴェートワイナリ、ということになっているのがこのマルジョス。
そのわりにはあんまり値段もあがってません。
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プライヴェートというわりには堂々と名前かかげとるやんけ!
というヤクザみたいな絡みもしつつ、シャトーものの2006年ヴィンテージが今現在史上に残っています(最近2012年ものが出てる?)


ピエール・リュルトン・ルージュ2015
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更に堂々と名前をかかげてもうドヤ顔感すらあるのがこっちのピエール・リュルトン。
なんでこっちを後に説明書いてるかというと、「実質マルジョスのセカンド」だからです。
公式?にはピエール・リュルトンの最新作にして渾身の自分の名前をつけたワインでそのワイナリの門のノブがコレで云々とされていますが、作りはどうやら
「マルジョス周辺の畑からの買い葡萄も含んだ、ネゴス寄りのもので仕込みはマルジョスで行っている」
って事みたい。
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裏がモロに英語で、思いっきりフランス国内狙ってない感じがします(海外用に張り替えてる?にしてもどちらにせよアジアを特に狙ってる気がしてならない)
何故わざわざマルジョスの名前をこっちは隠し気味にしているのかというと大人の事情です。
ほら、インポーターが違いますでしょ?(2つは同じお店で買いました)

そんな二本のデイリーボルドー、シュヴァルブランおよびイケムの総支配人の実力拝見!

香り・味わい(最大10pt)
ピエール・リュルトン:♥♥♥♥♥
シャトー・マルジョス:♥♥♥♥♥♥
古酒と新酒のジャンル違いが凄くわかりやすい
味が良い云々というよりは、2015年というモロに直近のワインと、2006年という10年以上前の古酒との違いが良くわかります。
(10年では古酒と言わないという方もいるでしょうが、当ブログでは10年以上はギリギリで古酒としてます)
たまーに古酒の方が絶対的に良いみたいな言い方する人がいますが、これは「別ジャンル」なんですヨってことが良くわかる。

ピエール・リュルトン
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水いれてから飲んだりしたら水滴が・・・
色はクリアなレッド。あんまり深くないカラー。
香りもそれほど立たず、ストレートに紫の果実のミックス感。それもフレッシュ系。
アルコール度数が裏ラベルとインポーターシールで違ったりしてるんですけど、私は13%って方を信じるネ。
味わいもかなりライト。典型的な安いボルドー感が高いかなぁと。
しかしながら、ちゃんとベリー系の果実感とかはありガブガブ呑むランチワインと考えればまぁまぁでもあったり。
もはや水、という程ではなくそういうタイプの安ボルドーをしっかりと昇華はさせている気がします。
なので、悪いって程じゃないという。支配人名義云々まで考えちゃうとガッカリさはあるので、あんまり大仰に自分の名前を冠さない方が良かったのでは?とちょっと思う。

シャトー・マルジョス2006
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色はレッドながら多少褐色感が出ていたり。
香りには古酒っぽい酸のたちかたとキノコっぽさ少々、こっちもそこまで広がりはなし。
味わいもこれまた典型的な感じのする古酒のムーブです。
カシスも控えめに感じますが、梅とか節粉が僅かにあったりしなくもない。
多少酸がたってはいますが、比較的刺とか雑味なく、フィニッシュもあっさりめですが古酒らしい仕上がり。
感動的でもないにせよ、古酒っぽいムーブは感じさせてくれる品であり、値段を考えると悪くないって感じでしょうか。

どちらも正直、シュヴァルブランとかのビックネームを意識してしまうと「こんなものかいな?」となってしまうスモールスケールな品でしたが、どっちもあんまり雑味がなく飲みにくい要素が少ないのはポイントかな。
気軽な食事用のワインとしてなら充分。
まぁ、モブよりでは、あるか・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
ピエール・リュルトン:♥♥
マルジョス2006:♥♥♥(2006なら+♥?)
で、どちらもお店によってかなーり値段がまちまちなのです!
リュルトンのが安いように見えて実は平均すると高かったり、マルジョスに至ってはヴィンテージもバラバラでそこそこ出回っているのでさぁ大変。
で、2006年というヴィンテージのものにしては2000円前後で買えるのでマルジョスは割りとお買い得と言えなくもないかなと。
一方で同じぐらいの値段だすなら素直にピエール・リュルトンよりマルジョス買うべきです。
なので、リュルトンの方はどちらかというとレストランのグラスワイン向けかな。
もしくは今回のように新モノと古酒の違いを感じたければ今回の記事と全く同じモノをすれば恐らく世界最安値レベルで「古酒と新酒のワインの違い」が実感出来ます。

というわけで、ピエール・リュルトンのお品2点でした。
劇的な作品では全くないんですけど、使い勝手はあるなぁという典型例でした。ボルドーの凡例よりちょい良いぐらいの。
割りとボルドーはこういう「大物が作ってるけど内容が小物」なタイプが多い(それでも馬の骨金賞よりはずっと良い)のでこれまで注目あまりしてなかったのが私の考えでした。
その上で、明日以降もちょいちょいボルドーをいつもより織り交ぜてまいりますので、どうぞよしなに。

お店で買うときは年号は必ず確認してネ。




当ブログ掲載品が3つ載っているという、京橋にしては多少まともっぽい馬の骨ボルドーチョイス。

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