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権威者がワイナリになったパターンのワシントン版、その的確な「らしさ」とは。 グラマシー・セラーズ・ローアー・イースト・カベルネ2012

うぇるかむ!
ワシントンで更新した手前、続けてワシントンで更新したいなぁと思いましてネ。

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グラマシー・セラーズ・ローアー・イースト・カベルネ2012
ワシントンの割りと最近ながら注目されているらしいワイナリ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはなかなかアーティスト系っぽい雰囲気になっています。実際、インパクトあるよネ。
201705062154200fe.jpg
裏はその分、シンプルになっています。

造り手であるグレッグ・ハリントンは25歳でとあるソムリエ協会のマスター・ソムリエの資格を取っちゃった超勉強家にして全米でコーチングをしている向こうのレストラン業界でひっぱりだこな人。
主要なワイン産地のみならずラスベガスやらシカゴやらでもグレッグ監修のレストランがあるそうで、正直そっちで飯を食っていけるだろう人。
しかし、そうした仕事を離れ「あ^~ワシントンでワイン作りたいんじゃ^~」とワインマニアに良くあるパターンである自分でワイン作っちゃうぞ脳になってしまった訳です。
で、レストラン監修業から離れて2005年にワイン造り、すなわちグラマシー・セラーズを始めます。
グラマシーは日本語で訳すと驚きだとか感謝って意味で、ニューヨークのグラマシーパーク(むしろこっちのが有名なのでは・・・)の柵を現代アーティストであるドロール・ベンシェトリット氏がデザイン!
なんでワシントンのワインなのにニューヨークの公園なんだややこしーなー
今回のローワーイーストは彼のアイテム、つまり本家に対するセカンドの立ち位置。
セパージュは典型的左岸クラレットで、ほぼカベルネにメルロとフランという標準的スタイル。
米代表的な雑誌掲載歴までは調べなかったのですが、現在も客員講師やら自分が取ったソムリエ協会の理事になったりとむしろスクールビジネスで稼いでたりしており、まさにワシントンの「権威」によるどっちかというと低価格帯?なのです(と呼ぶには少し値がしますが)
そんな権威のアイテム、どのくらいかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
確かに典型的ではある、かな・・・?
すごくワシントンカベルネしてると思います。
ちょっと暗くて、ちょっと重たい。レオネッティとかと同様の渋いハードボイルドな作り。ワシントンって個人的に「カリフォルニアの甘さとは無縁だけど、ちょっと大人クールしすぎてて近づきにくい」感じなのですが典型的です。

2017050621544279c.jpg
色はかなり強くギリギリ透けるかな?程度のクリムゾンレッド。
香りにタニックさが出ているといいますか、全体に渋い構成。
それでも若干甘味を思わせるジャミーさがあるのですが、全体に暗みの方が大きい静のワインであることを香りから思わます。
・・・・・・あ、たまーにこういうワインのことを記事にしてる訳ですけれども、このタイプが「悪い」のではないのは覚えておいてね。
これが個性、良さなのです。
味わいも同様に全体に大人しくクールな印象。
メガネっ子であります、カベルネ主体らしい青さもほのかにカシスの渋みを強く打ち出しつつ酸味甘味も捉えてあるタイプ。
クイルシーダよりはレオネッティに似ます。え、わかりづらい?要するにあんまりバニラの印象がなく、むしろ果実の印象が高い。
日数が多少経ってもあまり状態が変わらないぐらい、閉じているといえば閉じたアイテムです。
ときおり美味しい瞬間があり、まるで微笑まれたかな?みたいな甘味と酸味がふっと出る瞬間があるんですが次にグラスに注ぐともう渋めな印象になっていたりで気難しい子です。
完璧にメガネクール綾波系。ワシントンらっしー!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
定価で5000円ぐらいしてしまい、それでも赤では最安値(ヴィオニエが一番安い?)
このワイナリそのものが全般的に高めだったりします。
ワシントンらしさを体感するスタートアイテムとしては適切かなーとも思います。高級ワインに片足突っ込んでる堅さ。
同時に、わざわざこれでもなくてもとかもっと安いのないの?と思ってしまうのも人情か。
ワシントンの権威が、実に正確にワシントンらしさを表現しているという、権威が作るワインらしいタイプ。
(権威が新規参入で作ると大抵、従来からの言われに沿ったワインになるか自然派風の実験的でおかしな事をやらかすかの二択かなと思うでス)
ワシントンのテキストとしては存分に優秀。ただ、あんまりワシントンでそういう機会をやろうという人がいないのはネック?
または、プレゼントには「驚き」という名前やアーティストラベルなのを考えてプレゼントへの利用は可かも。

というわけで、グラマシーセラーズよりローワーイースト版のカベルネでした。
偏見だとも思いますが、忠実にワシントンカベルネだなぁと思わせてくれるアイテムですネ。
ちょっとお高い気もしますが、らしさを体感するには持ってこい。どっちかというと勉強家向けのワインかもしれませんネ。

現行は2013に。


青髪+メガネ+ショート+クールの典型的な古典フォーマット。

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